JPS5849010B2 - ギヤツプ付き巻鉄心 - Google Patents
ギヤツプ付き巻鉄心Info
- Publication number
- JPS5849010B2 JPS5849010B2 JP10441576A JP10441576A JPS5849010B2 JP S5849010 B2 JPS5849010 B2 JP S5849010B2 JP 10441576 A JP10441576 A JP 10441576A JP 10441576 A JP10441576 A JP 10441576A JP S5849010 B2 JPS5849010 B2 JP S5849010B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- cut
- gap
- wound
- wound core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は電磁誘導機器の巻鉄心に関するもので、特に
ギャップ付き巻鉄心に関するものである。
ギャップ付き巻鉄心に関するものである。
巻鉄心は電磁誘導機器に広く使用されているが、リアク
トルにトいては、そのリアクタンスを調整するために、
寸た、変流器等にあ・いては残留磁束を減じて特性を改
善するために、その他種々の効果を得るために磁路にギ
ャップを設けることを要求されることが多い。
トルにトいては、そのリアクタンスを調整するために、
寸た、変流器等にあ・いては残留磁束を減じて特性を改
善するために、その他種々の効果を得るために磁路にギ
ャップを設けることを要求されることが多い。
この発明はこの種の機器にかいて、非常に容易にギャッ
プを構或し機械的強度の優れた構造を提供するものであ
る。
プを構或し機械的強度の優れた構造を提供するものであ
る。
１ず、．この発明を説明する前に、巻鉄心に対する概要
を説明すると、巻鉄心は方向性珪素鋼帯の圧延方向に優
れた特性を最も効率良く生かすために、１た、コイルと
の組立を非常に容易とするために、発明されたものであ
って、磁性鋼菅を円形オたは角形、その他の形状に巻き
回し、応力除去のための焼鈍をした状態のいわゆるノン
ーカットコア（ｎｏｎ−Ｃｕｔ Ｃｏｒｅ）と称する
ものと、さらに巻き回した銅帯層間にエポキシレジン等
の接着剤を真空含浸して硬化固着し、磁略をコイルに挿
入する部分、すなわちレッグにかいて２個所で切断した
、いわゆるカットコア（ＣｕｔＣｏｒｅ）と称するもの
との２種があり、広く市販されている。
を説明すると、巻鉄心は方向性珪素鋼帯の圧延方向に優
れた特性を最も効率良く生かすために、１た、コイルと
の組立を非常に容易とするために、発明されたものであ
って、磁性鋼菅を円形オたは角形、その他の形状に巻き
回し、応力除去のための焼鈍をした状態のいわゆるノン
ーカットコア（ｎｏｎ−Ｃｕｔ Ｃｏｒｅ）と称する
ものと、さらに巻き回した銅帯層間にエポキシレジン等
の接着剤を真空含浸して硬化固着し、磁略をコイルに挿
入する部分、すなわちレッグにかいて２個所で切断した
、いわゆるカットコア（ＣｕｔＣｏｒｅ）と称するもの
との２種があり、広く市販されている。
巻鉄心の磁路にギャップを設ける従来の方法の一例を第
１ないし３図に示す。
１ないし３図に示す。
巻鉄心はカットコア１、１の切断面に非磁性体の板２を
はさみ込んだ構造であり、一対のカットコア１、１と２
枚の非磁性体の板２の４者を固着するために、各突き合
せ面にエポキシレジン等の接着剤３を用いて接合し、周
囲にバンド４を掛けて構成される。
はさみ込んだ構造であり、一対のカットコア１、１と２
枚の非磁性体の板２の４者を固着するために、各突き合
せ面にエポキシレジン等の接着剤３を用いて接合し、周
囲にバンド４を掛けて構成される。
この構造のものは第２図の矢印で示す様なギャップ部を
中心とする鉄心の側面方向の曲げ耐力が非常に弱い。
中心とする鉄心の側面方向の曲げ耐力が非常に弱い。
そのため、バンドの強度を上げたり、第３図に示すよう
に蓋６を有する非磁性のケース５に入れたりする必要が
あり、あるいはギャップ部に特別な補強を要する。
に蓋６を有する非磁性のケース５に入れたりする必要が
あり、あるいはギャップ部に特別な補強を要する。
１た、補強のための部品点数が多く、組立工数が多くな
る。
る。
さらにカットコアの２個所の切断面が第４ないし６図に
示す様に、センターよりずれたり（第４図）、２面が平
行にならなかったり（第５図、第６図）して、必ず一対
として製作、使用する必要があり、片側の鉄心を他の対
のものと誤１つて組合せると、切断面が完全に合わず、
磁化した場合のウナリ、機器の性能のバラツキ、その他
種々の好１しくない問題を引き起こす。
示す様に、センターよりずれたり（第４図）、２面が平
行にならなかったり（第５図、第６図）して、必ず一対
として製作、使用する必要があり、片側の鉄心を他の対
のものと誤１つて組合せると、切断面が完全に合わず、
磁化した場合のウナリ、機器の性能のバラツキ、その他
種々の好１しくない問題を引き起こす。
この発明は、従来のものの叙上の欠点を除去することを
目的とするものである。
目的とするものである。
第７図にこの発明のものの構造を示す。
第７図の平面図に示すように、巻鉄心７をその磁路を横
切って一個所切断する。
切って一個所切断する。
この切断は、帯鋸盤、砥石切断機、フライス盤等で従来
と同様に行なう。
と同様に行なう。
しかる後にこの切断部をこじ開け、要求されたギャップ
になる様な厚みを有する非磁性体の板２を挿入する。
になる様な厚みを有する非磁性体の板２を挿入する。
非磁性体の板とを挿入して、鉄心の周囲にバンド４を掛
けると第７図のものが得られる。
けると第７図のものが得られる。
巻鉄心７には銅帯を巻回し、焼鈍した状態のものを使用
しても良いが、強度を上げるためにカットコア（Ｃｕ
ｔ Ｃｏ ｒ ｅ）と同様に銅帯層間にエポキシレジン
等の接着剤を真空含浸し、硬化固着したものを用いれば
、エポキシレジンの硬化反応時の硬化収縮による応力が
巻鉄心の切断部において内方向に、すなわち、切断面を
互いに押し合う様に働き、ジャッキ状の治具を鉄心の内
側に入れて切断面を押し開け、絶縁板を挿入すると、絶
縁板は、周囲のバンド締めがなくても抜け落ちることが
ない程の力となるので、この応力を利用することにより
、周囲のバンド締めの強度を節減出来ることがわかった
。
しても良いが、強度を上げるためにカットコア（Ｃｕ
ｔ Ｃｏ ｒ ｅ）と同様に銅帯層間にエポキシレジン
等の接着剤を真空含浸し、硬化固着したものを用いれば
、エポキシレジンの硬化反応時の硬化収縮による応力が
巻鉄心の切断部において内方向に、すなわち、切断面を
互いに押し合う様に働き、ジャッキ状の治具を鉄心の内
側に入れて切断面を押し開け、絶縁板を挿入すると、絶
縁板は、周囲のバンド締めがなくても抜け落ちることが
ない程の力となるので、この応力を利用することにより
、周囲のバンド締めの強度を節減出来ることがわかった
。
１た第２図の矢印で示すものと同様な鉄心の側面方向の
曲げ耐力は従来のものに比して比較にならない程強くな
り、特別な補強をしなくても実用に供し得る。
曲げ耐力は従来のものに比して比較にならない程強くな
り、特別な補強をしなくても実用に供し得る。
１た、切断部が１個所となるために鉄心の製作工数が少
なくてすみ、部品点数も従来の半分となるために組立工
数が少な〈なる。
なくてすみ、部品点数も従来の半分となるために組立工
数が少な〈なる。
さらに、従来のカットコアを使用するものの様に切断線
のセンターよりのずれや、２切断面の平行度の問題等が
なくなり、鉄心を一対として製作して使用しなければな
らないという様なわずらわしさもなくなる等多くの利点
が得られる。
のセンターよりのずれや、２切断面の平行度の問題等が
なくなり、鉄心を一対として製作して使用しなければな
らないという様なわずらわしさもなくなる等多くの利点
が得られる。
第１図は従来のものの構造を示す平面図、第２図は第１
図のものの一部を断面図で示した立面図、第３図は第１
図のものを補強のためのケースに入れた状態を示す一部
断面側面図、第４図ないし６図はカットコアの切断面の
種々の不具合を示す平面図、第７図はこの発明のギャッ
プ付巻鉄心の構造を示す平面図である。 １・・・・・・カットコア、２・・・・・・非磁性体の
板、３・・・・・・接着剤、４・・・・・・バンド、５
・・・・・・ケース、６・・・・・・蓋、７・・・・・
・巻鉄心。
図のものの一部を断面図で示した立面図、第３図は第１
図のものを補強のためのケースに入れた状態を示す一部
断面側面図、第４図ないし６図はカットコアの切断面の
種々の不具合を示す平面図、第７図はこの発明のギャッ
プ付巻鉄心の構造を示す平面図である。 １・・・・・・カットコア、２・・・・・・非磁性体の
板、３・・・・・・接着剤、４・・・・・・バンド、５
・・・・・・ケース、６・・・・・・蓋、７・・・・・
・巻鉄心。
Claims (1)
- １ 鋼帯層間に接着剤が含浸され磁路の１個所だけに切
断部を設けた巻鉄心と、上記接着剤の硬化反応時の硬化
収縮により上記切断部の切断面を押し合うように働く応
力に打ち勝って上記切断面間に挾持される非磁性体の板
とを備えるギャップ付き巻鉄心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10441576A JPS5849010B2 (ja) | 1976-08-31 | 1976-08-31 | ギヤツプ付き巻鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10441576A JPS5849010B2 (ja) | 1976-08-31 | 1976-08-31 | ギヤツプ付き巻鉄心 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5329527A JPS5329527A (en) | 1978-03-18 |
| JPS5849010B2 true JPS5849010B2 (ja) | 1983-11-01 |
Family
ID=14380048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10441576A Expired JPS5849010B2 (ja) | 1976-08-31 | 1976-08-31 | ギヤツプ付き巻鉄心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5849010B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107408444A (zh) * | 2015-06-03 | 2017-11-28 | Sht有限公司 | 带缝隙的磁芯、使用其的线圈部件及线圈部件的制造方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0666209B2 (ja) * | 1986-03-13 | 1994-08-24 | 株式会社東芝 | 磁性コアの製造方法 |
| JP6095724B2 (ja) * | 2015-06-03 | 2017-03-15 | 株式会社エス・エッチ・ティ | コイル装置 |
| JP6055871B2 (ja) | 2015-06-03 | 2016-12-27 | 株式会社エス・エッチ・ティ | コイル部品に用いられるモールドコアの切断方法 |
| CN109285686B (zh) * | 2018-08-22 | 2021-01-19 | 横店集团东磁股份有限公司 | 一种切割磁芯生产方法 |
-
1976
- 1976-08-31 JP JP10441576A patent/JPS5849010B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107408444A (zh) * | 2015-06-03 | 2017-11-28 | Sht有限公司 | 带缝隙的磁芯、使用其的线圈部件及线圈部件的制造方法 |
| CN107408444B (zh) * | 2015-06-03 | 2019-08-09 | Sht有限公司 | 带缝隙的磁芯、使用其的线圈部件及线圈部件的制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5329527A (en) | 1978-03-18 |
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