JPS5848582Y2 - ロ−ドセルを有する自動秤 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロードセルを有する自動秤の改良に関する。

自動秤とロードセルとが組合せられている場合、ロード
セル計測儀の信頼性は、ロードセル固有の精度と組合せ
の精度の双方が問題となる。

ちなみに、従来、ロードセルを有する自動秤は第１図の
ように構成されていた。

即ち、電気動力計のトルクアーム１と、下段のリンク５
に吊下げ゛られたロードセル３とか゛、ターンバックル
２で連結されている。

ブラケット４上のピンヒンジ１１で支持された圧端を支
点とする下段のリンク５と、やはりブラケット７上のピ
ンヒンジ１２で支持された右端を支点とする上段のリン
ク８とは、垂直な連接棒６で連結され、上段リンク８の
左端に連結された垂直な連結棒９が表示盤１００指針と
連係されている。

又、ロードセル３の端子３ａとそこがら延びるリード線
３ｂに対するバランスウェイト３Ｃが、ロードセル３の
反対側面に各々取付けられている。

上記の自動秤は、トルクアーム１に伝えられた機械的入
力を、ターンバックル２、ロードセル３並びにリンク機
構を通じて表示盤１０へ伝え、測定値を表示すると同時
に、ロードセル３に生じた電気量の変化によっても測定
値が得られる。

しかるに、上述の構造の場合は、ロードセル３が不安定
に動揺してその平衡状態を保ちにりく、計測に最悪の傾
斜吊りとなる可能性がある。

又、既製品たるロードセルを使う場合には特製となるた
め、精度を上げると価値が大幅に上ってコストにも問題
がある。

従来の上述したような欠点を解決する目的で改良した本
考案のロードセルを有する自動秤の実施例を第２図に示
した。

本考案の場合、電気動力計のトルクアーム１と下段のリ
ンク５とは、連接棒１３で単純連結されている。

又、上段リンク８の支点部の構成は、ブラケット７の上
にまずロードセル３が固定して設置され、上段リンク８
右端のピンヒンジ１４はターンバックル１５を介してロ
ードセル３と接続されている。

従って、本考案の自動秤の場合にも、トルクアーム１に
伝えられた機械的入力を表示盤１０へ伝えて測定値を表
示すると同時に、その入力をロードセル３にも伝えられ
、ロードセル３に生じた電気量の変化に基いて測定値が
得られる。

しかるに、本考案の場合には、ロードセル３がブラケッ
ト７の上に固定されるので、その姿勢とが重量バランス
を取ることに苦心する必要がない。

そして、ロードセル３は既製品を使用でき、高精度既製
品も比較的安価に入手でき、コスト面での不利益はない
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の、そして第２図は本考案により改良され
たロードセルを有する自動秤の概略機構図である。 １・・・・・・トルクアーム、２，１５・・・・・・タ
ーンバックル、３・・・・・・ロードセル、５，８・・
・・・・リンク、１０・・・・・・表示盤。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 被測定物の重量を自動的に指示する機構と、前記機構に
   連動してロードセルにより被測定物の重量を計測できる
   ようにして成るロードセルを有する自動秤において、リ
   ンク機構の支点部にロードセルを固定して設け、該ロー
   ドセルとリンクの支点部とをターンバックルにより連結
   して成ることを特徴とするロードセルを有する自動秤。