JPS584546B2 - ユリテコニコテイシタ シユウヨウブオユウスル ソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、煙草加工業の棒状品を互いに対偶をなして配
属された２個の収容部の一方が第一の角度だけその縦軸
に交さして旋回し、他方がこれを受領して、第二の角度
だけ旋回する、上記棒状品の軸交さ方向送給用の、揺り
てこに固定した収容部を有する装置に関するものである
。

「煙草加工業の棒状品」とは以下ではシガレット、フィ
ルタ棒、フィルタ付シガレット、シガー、シガリロスを
いう。

これは特定の製造区間で軸交さ方向に送られる二重列を
なして、マウスピースと相接している。

その後の加工のために、一方の列の品物をその横軸の回
りに角度１８０°だけ転向して、他方の列の中におろし
、ここですべての品物をそのマウスピースに関して同様
に整列することが望ましい。

シガレット転向装置はたとえばドイツ公開公報第１９０
１６１８号によって知られている。

二重列をなす２つの列の一方のシガレットの転向は、一
方の列のシガレットを受取って、３６０°回転の間にシ
ガレット縦軸に交さして１８０°の角度だけ旋回する転
向装置によって行なわれる。

この目的のためにシガレットは負圧が加えられる転向装
置収容部の中にある。

該収容部は送給シリンダからシガレットを受取り、転向
装置が１８０°の角度だけ回転する間に角度９０°だけ
縦軸に交さして旋回する。

シガレットはこうして旋回された後、１第一の収容部と
対偶をなして鏡像様に経過する第二の収容部によって、
シガレットが転向装置の回転軸方向に直交する点で、受
領される。

第二の収容部は３６０°回転の間に第一の収容部と同様
に２回９０°旋回運動を遂行する。

転向装置の残りの１８０°通過の間に、第二の収容部は
受領したシガレットを角度９０°だけその縦方向に交さ
して旋回し、他方の列の転向されないシガレットの間に
転向されたシガレットをおろす。

収容部は揺りてこによって旋回される。

その一端は回転する案内に旋回自在に固定されている。

他端は、円形の不動の溝の中で誘導される。

この溝がえがく円の中心は、案内がえかく軌道の中心に
対して偏心している。

１揺りてこの他端は上記の軌道上で円形に誘導される。

その場合、偏心率は案内の角度３６０°の回転の間に、
初めの１８０°の半回転で揺りてこが角度９０°だけ旋
回され、第二の半回転の間に角度９０°だけ回し戻され
るように選定されている。

溝の中で誘導される揺りてこ端部は大きな荷重を受ける
。

この端部は、一方では溝の中でたやすく移動しうるよう
に構成しなげればならない。

この目的のために、溝の中でころがることができるロー
ラが上記の端部に取付けてある。

他方ではこの端部は溝の中でころがり方向に交さして旋
回運動を行なうことができなければならない。

この目的のために、ローラは球形に形成し、球面が溝の
中で軸向きすべり運動を行ないうるようにしてある。

こうして球形ローラは、しばしば摩耗現象を呈し、それ
故交換を要する、極めて酷使される構成部分である。

しかも発生する摩擦熱の放出が不良であるため、この球
は著しく加熱されるため溝の中に固着する。

これは球の内部の回転軸と球面におこる。

また球は三方から案内溝によって取囲まれるので、発生
する摩擦熱を放出しにくい。

本発明の根底にあるのは、低摩耗の、なるべく無保守の
装置が生まれるように、固定案内溝を使わずに、正確な
強制誘導が行なわれるように、冒頭に述べた種類の装置
を構成する問題である。

この問題は本発明により、揺りてこのそれぞれの一方の
端部が、円軌道上を回転する２個の案内のそれぞれ一つ
に固定され、かつ上記円軌道の中心が相互に偏心してず
らせてあることによって、解決される。

このような構成においては、一回転の間に現われる、様
々な運動を遂行しうるように、揺りてこを構成しなけれ
ばならない。

揺りてこはカルダン継手として構成することが好ましい
。

この構成はできるだけ場所をとらないようにしなければ
ならない。

そこで本発明の別の好適な実施形によれば揺りてこの両
端はそれに属する円軌道の平面から振り出しうる揺りて
こヘッドとして構成し、互いに配属された２個の揺りて
こヘッドは、そこに遊着された結合要素を介して互いに
結合されている。

この結合要素はできるだけ単純に構成し、揺りてこヘッ
ドの中に置かなければならない。

そこて、揺りてこヘッドの中に案内４４，４６，４７，
４８；１４７，１４８の方向に旋回しうるように置かれ
た連接棒として構成することが好ましい。

揺りてこの支持のために必要な軸受部は限られた程度し
か潤滑することができない。

なぜなら軸受部から飛散する潤滑剤が送給される品物を
濡らし、それによって使用不能にする恐れがあるからで
ある。

そこで本発明の別の好適な実施形によれば、揺りてこヘ
ッドと結合要素の支持に、窒化処理面をもつ無潤滑自在
軸受を設ける。

揺りてこの支持のためには、円運動を遂行しうるすべて
の案内が適する。

しかし揺りてこの端部を軸上に回転自在に置かれた円板
形案内に枢着するのが、無慣性回転の発生のために製造
技術上特に好適であることが判明した。

送給されるシガレットを必要な精度で送給装置から受取
り、所属の収容部に引渡し、ここから搬出装置に排出す
るには、案内をすこぶる入念に支持しなければならない
。

そこで好ましくは中心案内の支持のために２個の互いに
同列に並ぶ軸を設け、これに側板を固着し、その中に偏
心案内の支持のために設けた第三の軸を固定する。

この実施形は構造をできるだけ単純に、また作成を低廉
するためのものである。

そこで互いに同列に並ぶ軸のうち第一の軸は駆動装置と
結合された円板形案内の支持のために設け、この軸は第
三の軸と共に一つの構成部分をなし、互いに同列に並ぶ
第二の軸の固定のために設けた側板が上記の構成部分に
固着されている。

転向すべき品物は収容部によってできるだけていねいに
受取られ、再び送り出されなげればならない。

それ故、収容部に好ましくは負圧を送り、第一および第
二の軸、側板、これと同軸に配設された円板形案内、お
よびこれに属する揺りてこヘッドを負圧路が貫通する。

送給される品物がたとえば送給装置によって受取られ、
または所属の収容部または搬出装置に送り出される時に
、正しい瞬時に負圧を受けるように、負圧の制御を行な
わねばならない。

そこで本発明の別の実施形によれば、負圧路の負圧は円
板形案内の回転角に従って制御される。

製造過程の単純化のために、品物を送給装置の上にある
二重列の一方から受取り、他方の列の個個の品物の間に
設けた空隙に置くことが特に望ましい。

この目的のために、品物の転向運動のほかに、更に送給
装置の送給方向に品物をずらせることが必要である。

これは、第三の軸の上に置かれた案内の中心を送給され
る品物の方向に互いにずらせて置き、収容部が揺りてこ
に関して相応のずれを有することによって実現すること
が好ましい。

中心点のずれは、できるだけ簡単な構造上の手段によっ
て解決すべきである。

そこで好ましくは第三の軸は案内のずれに相当する特定
の大きさだけ、送給される品物の方向に曲折し、各収容
部はそれに属する揺りてこに関して上記の大きさの半分
だけずらせてある。

収容部の下の送給装置を通過する際に品物を正しい瞬時
に収容部に受領し、ここから所属の収容部に引渡し、こ
こから送給装置の空の収容部におろすことができるよう
に、一方では案内の、他方では揺りてこのずれを互に調
整しなければならない。

そこで好ましくは第三の軸の曲折の大きさは、送給され
る２個の品物の間の間隔の４分の１に、また揺りてこに
関する収容部のずれは８分の１に相当する。

図面を参照しつつ実施例にもとづいゼ本発明を詳
述する。

本発明による装置は、ハウニ・ヴエルケ社（ハン
ブルク・ベルゲドルフ）がマクスの機種名で製造される
フィルタ取付機に適している。

この機械は第１図に示してあり、シガレット製造機で製
造されたシガレットを２個の段違い配列シリンダ２に引
渡す排出シリンダ１を有する。

段違い配列シリンダ２は段違いにして送られるシガレッ
トの段違いを解消し、ジガレットの間に間隙を置いて２
本づつ並べて組立シリンダ３に送出する。

フィルタ棒はマガジン４から切断シリンダ６に到達し、
２個の円板カツター７で使用長の２倍めフィルタ片に切
片され、３個の段違い配列シリンダ８の上で１列の相前
後するフィルタ片に段違い配列され、すべりシリンダ９
によって同じ姿勢に整列され、中間シリンダ１１によつ
て加速シリンダ１２に送られ、このシリンダによって組
立シリンダ３の上のシガレット列の間隙におろされる。

シガレットーフィルターシガレジト群は寄せ集められる
から、互いに軸向きに密接ナる。

次に転送シリンダ１３によって受領される。

巻紙は巻紙リール１４から引出しロール１６および押圧
ロール１７によって引出され、糊付け装置１８により糊
付げされ、巻紙ロール１９の上で刃物シリンダ２１によ
つて切断される。

切断された巻紙片は転送シリンダ１３の上のシガレット
ーフィルターシガレツト群に貼付され、ころがりシリン
ダ２２の上でローラハンド２３によりシガレツト−フィ
ルタ群の周曲に巻付けられる。

出来上りの群、二連フィルタ付シガレットは検査シリン
ダ２４で検査され、切断シリンダ２６でフィルタ片の中
央を切断されて個別フィルタ付シガレットに仕上げられ
る。

転向シリンダ２７がフィルタ付シガレット列を転向し、
同時にこれを転向しない列に引渡す。

中間シリンダ２８を経てフィルタ付シガレットは頭部走
査シリンダ２９に到達する。

排出シリンダ３１がフィルタ付シガレットを排出ベルト
３２の上に置へ第２図ないし第４図の本発明による装置
は、第１図のフィルタ取付け機の転向シリンダ２７に代
わることができる。

この場合、転向シリンダ２７は軸向きに整列された奇数
個の二重収容部を有する簡単な送給シリンダとして構成
され、選んだ構造においては、この送給シリンダを介し
て前側シガレット列が直接に切断シリンダ２６から中間
シリンダ２８に転送され、後側シガレット列は転向装置
３０（第１図に鎖線で示す）に送られ、該転向装置３０
がシガレットを転向し、送給シリンダの前側収容部の中
に再びおろすから、収容部の数が奇数であること、およ
びそのピッチ間隔が切断シリンダ２６のそれの半分しか
ないことにより、シガレットは切断シリンダ２６から転
送された前列のシガレットの間の空隙を埋める。

上述の送給シリンダは本来の発明の以下の説明では、送
給装置６７と呼ぶ。

転向装置３０は主として第一の軸４１、これと同列に並
ぶ第二の軸４２、これに対して偏心に配設された第三の
軸４３よりなり、これらの軸にそれぞれ案内４４，４６
，４７，４８が支持され、これに揺りてこ４９または５
１が旋回自在に結合されている。

互いに同列に並ぶ軸４１および４２は一端がハウジング
部分５４，５６に嵌着されている。

向合う他端に側板５７ ，５８が取付げてあり、この側
板には第三の軸４３が軸４１，４２に対して偏心に嵌着
されている。

第三の軸４３の上に支持される案内４７，４８は、互い
に同列に並ぶ軸４１，４２の上に置かれた案内４４ ，
４６に対して、心外れにずれて回転し、このずれは互い
に同列に並ぶ軸４１ ，４２に対する軸４３の偏心率に
相当する。

揺りてこ４９，５１の両端は案内４４，４７または４６
，４８に旋回自在に固定されている。

揺りてこ４９，ｇ１のそれぞれに収容部５９または６１
１が設けてあり、その各々は樋形の凹部６４を有する。

この凹部は各収容部５９，６１の縦方向に伸張し、送給
されるシガレットに適合する横断面を有する。

この凹部６４はシガレットを受けるためのもので、たと
えば収容部５９，６１の一回転の所定の部分の間、供給
される負圧によって、シガレットを凹部の中に固持する
ことができる。

送給装置６７がシガレット６５を軸交さ方向に、当該収
容部５９のそれぞれの樋形凹部６４の下に送る時に、１
対の収容部５９．６１が同時に送給装置６７の当該の収
容部と共に整列されるように収容部５９，６１は互いに
対偶をなして配属されている。

こうして収容部５９，６１の樋形凹部が案内４４，４６
，４７，４８の角度１８０°の回転の後に相対し、収容
部５９を送るシガレット６５が所属の収容部６１に送出
することが保証される。

この目的のために、収容部５９，６１とそれに配属され
た揺りてこ４９ ，５１の間には、収容部５９，６１の
回転の際にこれらがそれぞれ１回、水平位置と垂直位置
をとるように、互いに同列に並ぷ軸４１，４２の第三の
軸４３に関する偏心率に適応させた角度が設けてある。

３６０° の角度の回転の際に、案内４４，４６に対し
て偏心する案内４７または４８の外周に対する案内４４
．４６の外周の対応関係は絶えず変化する。

揺りてこ４９，５１はこの不断の変化を考慮において、
適当な構造としなくてはならない。

揺りてこは好ましくはカルダン継手として構成する。

この目的のために揺りてこ４９ ，５１の端部を揺りて
こヘッド６９，７１として構成し、自在軸受７２ ．７
３を介して上記ヘッドと案内４４，４７または４６ ，
４８を結合し、揺りてこは上記案内４４，４６，４７，
４８の中で、回転するこれらの案内によって張り渡され
る平面に直交する平面において、旋回することができる
。

揺りてこヘッド６９，７１は連接棒として構成された結
合要素７４によって互いに結合されている。

結合要素７４は自在軸受７６，７７（第４図を参照）に
枢着され、これらの自在軸受のそれぞれ一つはそれぞれ
揺りてこヘッド６９，７１０中に構成されている。

結合要素７４の旋回平面は、揺りてこヘッド６９ ，７
１が軸９７２，７３０中で旋回される平面に直交する。

自在軸受７２，７３，７６，７７は無潤滑であり、それ
ぞれ１対の焼入鋼と表面窒化鋼を有する。

収容部５９ ，６１が送給装置６７の直近にある初期位
置で、揺りてこ５２，５３の結合要素７４は収容部５９
，６１と同じ平面を経過する。

案内４４，４７または４８，４６が回転すると、結合要
素７４は揺りてこヘッド６９，７１に対し旋回運動を与
えるから、案内４４，４７または４６，４Ｂの４分の１
回転の後、収容部５９または６１に対して最大可能な角
度で斜めとなる。

次の４分の１回転の過程で結合要素７４は再び収容部５
９または６１に平行に初期位置に回り、第二の４分の１
回転の完了の後に、この初期位置に戻る。

結合要素７４は次の２回の４分の１回転の過程で逆方向
の旋回運動を行なう。

以上の動作を詳細に述べると、本発明装置は本質的に４
枚の円板状の案内４４ ，４６ ，４７および４８を有
し、案内４４と４６は一直線となった軸４１又は４２０
周りで回転する。

一方、案内４７と４８は軸４１と４２に対し偏心した一
つの共通な軸４３の周りで回転する。

案内４７と４８は相互に回転しないよう結合されている
。

案内４４と４７および４６と４８は揺りてこ４９または
５１の形の結合素子で接がれている。

各揺りてこ４９と５１はその中の一方の揺りてこ４９を
示した第４図のように小棒状の結合素子より成り、２個
の揺りてこヘッド６９と７１中の自在軸受７６または７
７０周りに揺動し得るよう取り付けてある。

揺りてこヘッド６９は案内４４と４６に沿って夫々自在
軸受７２の周りに揺動し得るよう取付けてあり、揺りて
こヘッド７１は案内４７または４８に沿って夫々自在軸
受７３の周りに揺動し得るよう取付けてある。

各揺りてこヘッド７１には夫々収容部５９が固定してあ
る。

軸４３の軸４１と４２に対する距離と、案内４４と４７
またたは４６と４８との間の距離は相互に軸４１，４２
，４３の平面またはこれらの平面に平行した平面内で結
合要素７４が４５°の角度になるように選択してある。

（第２図参照）本発明による装置の作用は次の事実に基
づいている。

即ち結合要素７４が案内４４，４７または４６，４８の
回転の間第２図に示した形を保持する。

即ち常に一つの平面内にある軸４１と４３を通る平面（
第２図の図面の平面）に平行となった平面内にあり、結
合要素７４が第２図に示した位置（装置の回転角０°ま
たは１８０°）に達するとこれらの平面に一致する。

結合要素７４の案内４４，４７または４６，４８との相
互運動は自在軸受７６，７７の周りの揺動運動を生じ、
後述する通り揺りてこヘッド６９，７１の周りの揺動運
動を生ずる。

最大の揺動度は装置の９０°乃至２７０°の回転角度の
時に表われ、第２図の図面平面に直角になった時に表わ
れる。

揺りてこヘッド６９，７１は装置の回転中自在軸受７２
と７３の周りで案内４４と４７または４６と４８に治っ
て揺動し、その際収容部５９と固定した揺りてこヘッド
７１は装置の回転によって夫々一方向に９０°回転しま
た戻るように回転する。

結合要素７４は好ましくは丸棒として構成し、その形状
は結合要素７４がその中で旋回運動を行なう揺りてこヘ
ッド６９，７１の凹部に適合させなければならない。

こうした構造に注意すれば、結合要素７４を四角棒とし
て、または他の方法で構成することもできる。

第３図は案内４４および４７の回転の際の、特定の時点
で収容部の様々な位置の概観図を示す。

収容部５９はＡにおいて送給装置６７の直近で、水平位
置にあり、負圧を適描に加えやことによって送給装置６
１からシガレットを取上げる準備ができている６案内４
７の時計回り回転の際に収容部５９が次第に立ち上り、
やがてＢで垂直位置をとる。

この位置で収容部５９に対して、鏡像様に配設された案
内４８の、上記収容部と相互作用する収容部６１が正確
に相対する（第２図を参照）。

樋形収容部６４の負圧供給を適当に切換えることによっ
て、シガレットが収容部５９から離脱し、収容部６１に
受取られる。

ここでシガレットは案内４４ ，４７または４６ ，４
８の後半を経過する。

収容部６１が水平位置に戻されると、直ちにその樋形凹
部６４の負圧の切断によって、シガレットが送給装置６
７の適宜に空いた樋形凹部の中に排出される。

次に案内４４，４６，４７，４８の角度１８０°の回転
の際に、その縦軸に交さ１て旋回される。

案内４４，４６，４７，４８の３６０°回転の際に揺り
てこヘッド６９，７１．は自在軸受７２，７３に関して
最大可能な角度だけ２回旋回４されている。

結合要素７４は同じ回転の間にその２つの極限位置をそ
れぞれ１回通過する。

収容部５９ ，６１への負圧の供給は、負圧孔を経て行
なわれる。

この負圧孔は、図面．をわかりやすくするために、全部
は図示してない。

負圧孔は互いに同列に並ぶ軸４１，４２、側板５７ ，
５８、自在軸受７３、揺りてこヘッド７１および収容部
５９，６１の内部を貫いている。

第３図には収容部５９の負圧孔が見え、参照番号６０で
示してある。

負圧供給の制御は回転する案内４７，４８によって行な
われ、これらの案内は適当な開口によって、側板５７，
５Ｂの負圧路３８，３９からの負圧の案内４７ ，４Ｂ
への進入を開放または閉鎖する。

第２図、第３図および第４図による装置の機能は次の通
りである。

軸４１に枢着された案内４４は歯付ベルト車７８および
これに固着されたスリーブ７９により駆動される。

偏心に置かれた案内４７は揺りてこ４９を介して同期駆
動される。

その際揺りてこ４９およびこれと結合された収容部５９
は案内４４，４７の回転の間に、既に述べたようにその
位置を変える。

その時、収容部５９が受取ったシガレット６５を、案内
４４，４７の角度１８０°の回転の間に、角度９０°だ
け旋回する。

次にシガレツトは軸４Ｌ４２，４３の方向に対して垂直
の位置をとる。

案内４４ ．４７と同期して案内４６．４８も回転する
。

この目的のために案内４７，４８は、軸４３に枢着され
たスリーブ８１を介して、互いに固着されている。

案内４６の駆動は案内４８および４６を結合する揺りて
こ５１によって行なわれる。

上記の揺りてこ５１は揺りてこ４９に対して鏡像様に同
期する運動を遂行する。

こうして収容部５９の負圧供給を切断し、収容部６１の
負圧供給を接続することによって、収容部６１がシガレ
ット６５を軸４１ ，４２ ，４３と直交する位置で受
領することができる。

案内４６，４８が更に角度１８０°だけ回転する間に揺
りてこ５１が既に述べたように旋回するから、収容部６
１の負圧供給を切断することによつて、シガレット６５
を更に角度９０°だけ旋回し、送給装置６７の凹溝の中
におろすことができる。

シガレットはそれによって角度９０°ずつ２回旋回され
て℃コ：る。

冨すなわち角度１８０°だけ転向された訳である。

本発明の変型を第５図、第６図に示す。

この図では既に第１図ないし第４図で述べたすべての部
品は同じ参照番号に１００を加えたもので示した。

この実施形によって転向装置自体でシガレットの段違い
配列を行なうこと、すなわち軸方向に同列に並ぶ２本の
シガレットを送給装置の一つおきの収容部にだけ置きな
がら、一方の列のシガレットを取出して転向し、次に転
向されないシガレットの間の空隙におろすことができる
。

このことを実現するには、転向されるシガレットを転向
装置上での回転の際に、１８０°転向のほかに、併せて
送給装置の１ピッチだけ前方または後方にずらせなけれ
ばならない。

転向されるシガレットをこのようにずらせることは、一
方では第三の軸１４３を曲げ（第６図を参照）、他方で
は収容部１５９，１６１の樋形凹部をそれに属する揺り
てこ１４９，１５１に対してずらせて置くことによって
実現される。

収容部１５９から収容部１６１へのシガレット１６５の
円滑な引渡しを行なうことができるように、樋形凹部１
６４の揺りてこ１４９ ，１５１に対するずれの大きさ
は、第三の軸１４３の曲げの半分に等しい。

軸の各半分１８３，１８４にそれぞれ１個の案内１４７
，１４８が取付けてある。

案内１４７，１４８の間の連結は継手１８６によって行
なわれる。

継手１８６は一方では案内１４７と、他方では案内１４
８と結合されている。

連結ピン１８７，１８８は継手１８６にも案内１４７，
１４８にも枢着されているので、連結ピン１８７，１８
８および継手１８６よりなるクラッチは、案内１４７，
１４８の回転の際の運動過程に適応することができる。

好ましくはこの種の３個のクラッチを第三，の軸１４３
の外周に分配する。

第５図に示した２つの円弧は２つの案内１４７，１４８
の概略図であり、その収容部のうちそれぞれ２個の収容
部１５９ないし１６１だげが示してある。

下側収容部１５９，１６１はシガレット １６５が送給
シリンダによって受取られ、またはその横軸の回りに転
向の後、再び上記シリンダに引渡される位置に示してあ
るが、上側収容部１５９，１６１はシガレットが案内１
４７の収容部１５９から案内１４８の収容部１６１に引
渡される位置にある。

この図では、両方の軸半部１８３ ，１８４の中心が値
ｔ２またはｔ３だけそれぞれ中心から右または左にずれ
ており、値ｔ２およびｔ３の合計は軸１４３の曲げに相
当する。

また、収容部１５９，１６１は樋形凹部１６４を有し、
その中心は所属の案内１４７，１４８の中心に対してず
れている。

このずれの大きさは値ｔ１またはｔ４に相当する。

これらの値は値ｔ２またはｔ３と同じ大きさであり、従
って軸半部１８３，１８４の中心からのずれに相当する
。

従って収容部１５９，１６１の中線の距離は等しい大き
さの４つの個別区間ｔ１ないしｔ４ よりなり、シガレ
ットが置かれた送給装置の２個の凹溝の間のピツチｔの
半分である。

こうして転向される列に受取られたシガレットは、送給
装置上の転向されないシガレットの列に、転向されない
シガレットが置かれた２個の凹溝の間のピツチｔの半分
で設けられた空の凹溝におろされる。

第５図および第６図による装置の機能は次の通りである
。

すなわち負圧を接続することによって、シガレット１６
５は図示しない送給装置の転向される列から収容部１５
９により、凹部１６４に受取られる。

案内１４７の回転の際に収容部１５９は既に述べた第２
図ないし第４図の機能に従って、当該の揺りてこにより
旋回される。

こうして収容部１５９およびこれが保持するシガレット
は案内１４７の角度１８０°の回転の間に角度９０°の
旋回運動を行なうから、上記収容部の軸はここで案内１
４７の回転軸に直交する。

この位置て淑容部１５９の負圧が切断される。

負圧を収容部１６１に適宜に接続することによってシガ
レット１６５がここに受領され、案内１４８の角度１８
０°の回転の際に角度９０°の旋回運動を行なう。

こうしてシガレット１６５は角度１８０°だけ転向され
る。

同時にシガレット１６５は一方では軸半分１８３，１８
４の、他方では収容部１５９ ，１６１のずれによって
、送給装置が送るシガレットの半ピッチだけずらされた
。

こうしてシガレット１６５を、この目的のために送給シ
リンダの転向されない２個のシガレットの間の中央に設
定した空の凹溝におろすことができる。

こうして、第２図ないし第４図に相当する構成において
必要な中間送給装置が省略される。

本発明の利点は、シガレットの転向のための収容部が案
内の全回転中に両端を固定して誘導されることにある。

上記の収容部はカルダン継手に枢着されており、発生す
る旋回運動が比較的小さいので、上記の継手には僅かな
摩擦熱しか現われない。

それ故、この軸受は窒化処理面をもつ無潤滑軸受として
構成することができる。

それ故、潤滑剤の飛散によって、転向されるシガレット
が被害を受けることがない。

他方ではころ軸受上で回転する案内に対して、比較的高
い回転速度を許容することができる。

こうして一方ではシガレットが転向のあいだ固持される
ため、すこぶる高い生産速度でシガレットの円滑な転向
が保証され、他方ではそそ構造にもとづき従来慣用の転
向装置と交換することができ、それによって生産能力を
高めることができる転向装置が生まれる訳である。

本発明の実施の態様は次の通りである。

（１）揺りてこ４９，５１ ；１４９，１５１がカルダ
ン継手として構成されている特許請求の範囲による装置
。

（２）揺りてこ４９，５１ ；１４９，１５１の
両端が所属の円軌道の平面から振り出すことができる揺
りてこヘッド６９，７１として構成され、互いに配属さ
れた２個の揺りてこヘッド６９，７１がそこに遊着され
た結合要素７４によって互いに結合されている特許請求
の範囲または上記第（１）項による装置み （３）結合要素７４が連接棒として構成されており、該
連接棒が案内４４ ， ４６ ， ４７ ，４８ ；
１４７，１４８の回転方向（旋回しうるように、揺りて
こヘッド６９，７１に枢着されている上記各項による装
置。

（４）揺りてこヘッド６９，７１および結合要素７４の
支持のために窒化処理面をもつ無潤滑自在軸受７２，７
３，７６，７７が設けてある上記各項による装置。

（５）揺りてこ４９，５１ ；１４９，１５１
の両端が円板形案内４４ ，４６ ，４７ ；１ ４７
，１４Ｂに枢着され、該案内が軸４Ｌ４２，４３；１
４３の上に回転自在に支持されている上記各項による装
置。

（６）中心案内４４ ．４６の支持のために互いに同列
に並ぶ２個の軸４１ ，４２が設けてあり、これに側板
５７，５８：１５７，１５８が固定され、偏心案内４７
，１４７の支持のために設けた第三の軸４３；１４３が
上記の側板に固定されている上記各項による装置。

（力 駆動装置と結合された円板形案内４４の支持のた
めに、互いに同列に並ぶ軸４１のうち第一の軸が設けて
あり、この軸は第三の軸４３；１４３と共に一つの構成
部分をなし、互いに同列に並ぶ第二の軸４２の固定のた
めに設けた側板５８ ，１ ５８が上記の構成部分に固
着されている上記各項による装置。

（８）収容部５９，６１；１５９，１６１に負圧が加え
られ、かつ負圧路３８ ，３９が第一および第二の軸４
１，４２、側板５７，５８；１５７，１５８、これと同
心に配設された円板形案内４７，４８；１４７，１４８
および該案内に配属された揺りてこヘッド７１を貫通す
る上記各項による装置。

（９）円板形案内４７，４８；１４７，１４８の回転角
に従って負圧路３８，３９内の負圧を制御する上記各項
による装置。

（１０） 第三の軸１４３の上に置かれた案内１４７
，１４８の中心点が送給される品物の方向に互いにずれ
ており、かつ収容部１５９，１６１が揺りてこ１４９，
１５１に関して相応のずれを有する上記各項による装置
。

（１１）第三の軸１４３が送給される品物の方向に、案
内１４７，１４８のずれに相当する特定の大きさだけ曲
折しており、かつ各収容部１５９，１６１が所属の揺り
てこ１４９，１５１に関して、上記の大きさの半分だけ
ずれている上記各項による装置。

（１２）第三の軸１４３の曲折の大きさが、送給される
２個の品物の間隔の４分の１、また収容部１５９，１６
１の揺りてこ１４９；１５１に関するずれが８分の１に
相当する上記各項による装置。

【図面の簡単な説明】

第１図はフィルタ取付け機の正面図、第２図は対偶をな
して相対するそれぞれ２個の揺りてこを有する装置の縦
断面図、第３図は第２図の■−■線上の装置の横断面図
、第４図は第３図の切断■−■線上による揺りてこおよ
び収容部の横断面図、第５図は互いにずらせて置かれた
案内およびずらせて揺りてこに配した収容部を有する装
置の変型の概略図、第６図は第５図による変型の曲折し
た第三の軸およびこの軸上に支持される案内の横断面図
である。 ４４ ，４６ ，４７ ，４８ ；１４７，１４８・・
・・・・案内、４９，５１ ；１４９，１５１・・・・
・・揺りてこ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 煙草加工業の棒状品を軸方向に横に送るコンベアに
   揺りてこに固定した収容部を用い、相互に組として設け
   た該２個の収容部の一方から棒状品をその長軸に対しあ
   る角度横に傾けて他方の収容部に送り、ここで更に別の
   角度傾げる送り装置において、揺りてこ４９，５１ ；
   １４９，１５１：の両端を２個の円形軌道上を廻る案内
   ４４ ，４６ ，４７，４８，１４７，１４８の何れか
   一つに固着し該円形軌道の中心を相互にずらせて偏心し
   てあることを特徴とする装置。