JPS584471Y2 - 喫煙パイプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は喫煙パイプに関し、ことにたばこの燃焼温度
を下げて有害物質の発生を抑制するとともに味がソフト
になるようにした喫煙パイプに関する。

従来のこの種喫煙パイプとして、たばこの挿入部に切込
溝を設けたり、該部内面に軸方向の若くは螺旋状の通気
溝を設けて吸引された煙に上記切込連成いは通気溝より
吸引される空気を混合することによってたばこの燃焼温
度を下げ、かつ味をソフトにするようにしたものが知ら
れている。

ところが、このような喫煙パイプでは、たばこの挿入時
たばこが溝に引掛り、円滑な挿入が行えないおそれがあ
り、ことに螺旋状の通気溝を形成した喫煙パイプにおい
ては捩込みながら挿入しなければならないために喫煙パ
イプへの着脱は容易でない。

またこの種喫煙パイプにおいては、空気の吸入量が多く
なると煙が希薄となって味が損われる一方少なければ燃
焼温度が所要量低下しなくなるため空気の吸入量は適量
となるように設定しなければならないが、喫煙状態やた
ばこの銘柄更には喫煙者の嗜好もあって一律となすこと
は好ましくない。

この点に関し、前者の喫煙パイプでは空気の吸入量の調
整が可能であるが、吸入量の調整はたばこのパイプへの
挿入量を変更することによって行うもので、挿入具合に
よってはたばこの保持が不安定となるおそれがある。

また後者の喫煙パイプでは吸入量の調整を行うことがで
きないばかりでなく、予め設定した通気溝の大きさが加
工誤差やたばこの挿入具合によって変り易い欠点がある
。

この考案はか＼る欠点を解消すべく喫煙パイプのたばこ
挿入部の構造を改良したもので、以下その実施例を図面
に基づいて説明する。

第１図において、１はパイプ本体２に着脱可能に取着さ
れるたばこａの挿入部で、外筒１１と該外筒内に外筒と
間隙Ｃを存して屈曲形成される内筒１２とよりなり、内
筒はその自由端において更に内方に屈曲され、突起１３
を形成するとともに内外筒の接続部である屈曲部には適
数個の吸入口１４が穿設されている（第２図参照）。

吸入口１４は屈曲部に穿設する代りに外筒適所に形成し
てもよい。

３は内外筒１１．１２間に挿入されるコイルである。

この考案は以上のようｌこ構成されているので、たばこ
より吸引される煙は吸入口より吸引され、コイルを螺旋
状に通過する空気と混合して燃焼温度を下げ、かつ味を
ソフトなものとする。

ここで真気の吸入量を調整する必要のある場合はコイル
のピッチを変えることによって容易に行うことができる
。

すなわちコイルのピッチを変更することによって空気の
流通面積が変化し、流量が調節されるからである。

またパイプへのたばこの接着に際しては、内筒内に溝部
や突部等たばこの挿入に対する障害がないので、たばこ
の装着がスムーズに行えるほかたばこは突起に突き当る
まで十分に挿入されるので保持が安定する利点を有する
。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すもので、第１図はその一部切
欠断面図、第２図は挿入部の拡大断面図、第３図は側面
図である。 １・・・・・・挿入部、２・・・・・・パイプ本体、３
・・・・・・コイル、１１・・・・・・外筒、１２・・
・・・・内筒、１３・・・・・・突起、１４・・・・・
・吸入口。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■。 たばこａの挿入部１は外筒１１と該外筒内に外筒と間隙
   を設けて折返される円筒１２と内外筒の折返し部若くは
   外筒に上記間隙と連通すべく穿設される吸入口１４と内
   外筒の上記間隙に装着されるコイル３とよりなり、たば
   こａより吸引される煙は吸入口１４より吸引され、上記
   コイルを螺旋状に通過する空気と混合されるようになっ
   ている喫煙パイプ。 ２、円筒の自由端部は更に内側に屈曲して突起１３を形
   成し、たばこａのそれ以上の進入を阻止するようになっ
   ている登録請求の範囲第１６項記載の喫煙パイプ。 ３、挿入部はパイプ本体２と別体に形成され、該本体に
   着脱可能に装置される登録請求の範囲第１６項記載の喫
   煙パイプ。