JPS5844642B2 - シクロヘキサン誘導体除草剤 - Google Patents

シクロヘキサン誘導体除草剤

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JPS5844642B2
JPS5844642B2 JP8463074A JP8463074A JPS5844642B2 JP S5844642 B2 JPS5844642 B2 JP S5844642B2 JP 8463074 A JP8463074 A JP 8463074A JP 8463074 A JP8463074 A JP 8463074A JP S5844642 B2 JPS5844642 B2 JP S5844642B2
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JP
Japan
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herbicide
present
compound
soil
parts
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JP8463074A
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JPS5113749A (ja
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功 岩滝
好彦 広野
幹夫 佐脇
尚雄 石川
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (ただし式中R1は低級アルキル基を、R2はベンジル
基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基または低
級アルコキシ低級アルキル基を示す。
)で表わされる新規なシクロヘキサン−1,3−ジオン
類を有効成分として含有することを特徴とする除草剤に
関する。
本発明の目的とするところは該化合物類を工業的に有利
に得、簡便かつ効果の確実な除草剤を提供せんとするに
ある。
本発明者らは数多くのシクロヘキサン−1,3ジオン誘
導体を合成し、上記目的に適合するものを検討中、一般
式 (式中R1は先に定義したものと同一の意味を有する。
)で表わされる化合物に一般式%式% (式中R2は先に定義したものと同一の意味を有する。
)で表わされる化合物を反応させたところ前記一般式〔
I〕で表わされる化合物が工業的に有利に得られ、しか
も土壌処理、茎葉処理ともにスズメノカタビラ、スズメ
ノカタビラ、メヒシバなどの禾本科雑草に対し極めて優
れた除草作用を示し、とくに他の多くの除草剤によって
薬害を受けやすいアズキ、大豆などを含む広葉作物に対
してほとんど無害であるという選択性を有することを見
出し、さらに生物学的および物理化学的研究を重ね、本
発明を完成した。
特許出願公告46−16916号により4−ヒドロキシ
−6−メチル−α−ピロン誘導体を有効成分とする除草
剤が知られているが、該公知化合物は前記禾科雑草を完
全に枯殺せしめるためにはかなり多量の薬量を要するこ
とがこの除草剤が有する一つの欠点である。
しかし本発明化合物は公知化合物に比較して少ない薬量
でも充分な殺草効果を発揮するものである。
また本発明化合物は雑草に対し、発芽前、発芽後を問わ
ずどんな生育時期に処理しても優れた殺草効力を示す。
本発明化合物は、茎葉散布処理で、例えば禾本科雑草の
メヒシバを完全に枯殺せしめる薬量でも大根、アズキ、
大豆、エントウ、ホウレン草、ビート等の広葉作物に対
しては全く影響が見られず、また雑草の発芽前土壌処理
においてメヒシバの発芽を完全に阻止する薬量でも広葉
作物の種子には全く影響が認められないなど広葉作物に
対する除草剤による薬害の安全性が非常に高く、その適
用も適用時期、適用場所および適用濃度において極めて
広範に使用できる。
また本発明化合物は土壌および植物体中における残留毒
性や人蓄魚類に対する急性毒性等の心配がなく、安全に
使用し得る。
→x 本発明化合物の製造にあたっては前記一般式CH
I)で示される3−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−
1−オン類と前記一般式(III)で表わされるアミン
とを不活性溶媒中で反応せしめる。
反応温度は室温から使用する溶媒の沸点までの温度、好
ましくは室温もしくはおだやかな加熱条件下で行われる
反応溶媒としてはアルコール、アセトン、エーテル、ベ
ンゼン、トルエン、クロロホルム、酢酸エステル、ジメ
チルホルムアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキ
シド、テトラヒドロフラン等一般の有機溶媒が用いられ
る。
30分から数時間の反応後必要ならば溶媒を置きかえて
アルカリ抽出し、アルカリ層を塩酸酸性にして析出した
結晶または分離した油状物を溶媒抽出または1過により
分離して目的の生成物を得る。
再結晶またはカラムクロマトグラフィー等により精製し
た後、元素分析、IRスペクトル、NMRスペクトルな
どの結果によりその構造を確認した。
本発明化合物は次の互変異性構造式が考えられる。
次に本発明方法により製造される化合物の一例を第1表
に示す。
次に製造例をあげて本発明化合物の製造法を詳細に説明
する。
製造例 1 2−(1−ベンジルオキシアミノプロピリデン)−5,
5−ジメチルシクロヘキサン−1,3−ジオン 5.5−ジメチル−3−ヒドロキシ−2−プロピオニル
−2−シクロヘキセン−1−オン78gとベンジルオキ
シアミン塩酸塩8gをエタノール50 c−c−に溶解
し、苛性ソーダ2.1gを含む含水エタノール15c、
c、を室温にて滴下する。
同温度にて、1時間30分反応させた後、析出したNa
Clを1過し、エタノールを減圧下留去する。
残渣に5φ苛性ソーダ水溶液を加え、不溶物をエーテル
で抽出する。
アルカリ層を塩酸にて中和すると、油状物が得られる。
これをクロロホルムにて抽出、水洗後硫酸マグネシウム
で乾燥後クロロホルムを減圧下留去すると無色油状物が
得られる。
しばらく放置すると結晶化するが、石油エーテルにて再
結晶すれば白色結晶の目的物がs、og得られる。
収率66%、融点58〜598C 製造例 2 2−(1−エトキシカルボニルメチルオキシアミノプロ
ピリデン)−5,5−ジメチルシクロヘキサン−1,3
−ジオン 5.5−ジメチル−3−ヒドロキシ−2−プロピオニル
−2−シクロヘキセン−1−オン1゜96g(0,01
モル)及びアミノオキシ酢酸エチルエステル塩酸塩1.
56g(0,01モル)をエタノール3 Q ccに溶
解しナトリウムエチラート0.68 g(0,01モル
)を含むエタノール溶液を加え、塩酸塩を中和した後、
室温にて一昼夜反応させる。
反応液から減圧下にエタノールを留去し、残渣を水に溶
解しエーテルで抽出すると淡黄色液体2.8gを得る。
これはシリカゲルカラムクロマトにより精製され無色透
明液体の目的物を与える。
収率 94多、 nδ11..5019 製造例 3 2−(1−メトキシエトキシアミノプロピリデン)−5
,5−ジメチルシクロヘキサン−1,3−ジオン 5.5−ジメチル−3−ヒドロキシ−2−プロピオニル
−2−シクロヘキセン−1−オン1.96g(0,01
モル)及びメトキシエチルオキシアミン塩酸塩1.2i
(0,01モル)をエタノール30CCに溶解し、ナト
リウムエチラート0.68g(0,01モル)を含むエ
タノール溶液を加え、塩酸塩を中和した後、室温にて一
昼夜放置して反応させる。
反応終了後エタノールを減圧下留去し、残渣に水を加え
て溶解し、エーテル抽出し、溶媒を留去して無色透明液
体の目的物2.5gを得る。
収率 93.5%、n名’1.5100本発明除草剤
は、前記一般式CI)にて示される化合物の1または2
以上を有効成分として含有することにより収る。
有効成分化合物は一般に適当な量を担体と混合して水和
剤、乳剤、粉剤、粒剤等の形に製剤して使用される。
固体担体としてはタルク、ベントナイト、クレイ、ケイ
ソウ土などがあげられ、液体担体としては、水、アルコ
ール、ベンゼン、キシレン、ケロシン、鉱油、シクロヘ
キサン、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド等が
用いられる。
これらの製剤において均一なかつ安定な形態をとるため
に必要ならば界面活性剤を添加することもできる。
本発明除草剤における有効成分濃度は前述した製剤の形
により種々の濃度に変化するものであるが、たとえば、
水和剤においては5〜80宏好ましくは10〜60%;
乳剤においては5〜70多、好ましくは20〜60%;
粉剤、粒剤においては0.5〜30%、好ましくは1〜
10%の濃度が用いられる。
この様にして得られた水和剤、乳剤は水で所定の;製度
に希釈して懸濁液あるいは乳濁液として;粉剤、粒剤は
そのまま、雑草の発芽前に土壌に散布処理もしくは混和
処理、あるいは雑草の発芽後に茎葉散布処理される。
実際に本発明除草剤を適用するにあたっては10アール
当り有効成分10g以上、好ましくは309以上の適当
量が施用される。
また本発明除草剤は公知の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、
除草剤、植物生長調整剤などと混合して使用することも
できる。
特に除草剤と混合使用することにより、使用薬量を減少
させまた省力化をもたらすのみならず、両薬剤の相乗作
用による一層高い効果も期待できる。
本発明除草剤と混合使用するにふされしい薬剤としては
シマジン剤、プロパジン剤、プロメトリン剤等のトリア
ジン系除草剤、ベタナール剤等のカーバメート系除草剤
、リニュロン剤、トリブニル剤等の尿素系除草剤、ペン
タシン剤、ピラゾン剤、レナシル剤等の複素環系除草剤
などがあげられる。
次に本発明除草剤に関する実施例を若干示すが有効成分
化合物、添加物および添加割合は本実施例にのみ限定さ
れることなく広い範囲で変更可能である。
実施例 1 水和剤 化合物1 20部タルク
37部ケイソウ±
37部アルキル硫酸ソーダ
6部以上を均一に混合、微細に粉砕して、有効成分2
0係の水和剤を得た。
実施例 2 乳剤 化合物2 40部キシレン
35部ジメチルホルムアミド
15部ポリオキシエチレンフェニルエーテル
10部以上を混合、溶解して有効成分40qbの乳剤
を得た。
実施例 3 粒剤 化合物3 7部 タルク 38部クレー
38部ベントナイト
10部アルキル硫酸ソーダ
7部以上を均一に混合して微細に粉砕後、直径0
.5〜1.0mmの粒状に造粒して有効数分7φの粒剤
を得た。
次に本発明除草剤の効果に関する試験例を示す。
試験例 1 湛水土壌処理試験 表面積60cnのポットに土壌を詰め、その上にヒエ種
子約60粒を播いて軽く覆土した後、土壌表面を潤わす
程度の湛水状態にした。
各供試化合物の乳剤を水で2釈して調整した所定濃度の
薬ii※10ccをポットに潅注し温室内においた。
2週間後にヒエの生育状態を調査した。
無処理と同等の生育程度をO1枯死又は不発芽を5とす
るO〜5の6段階で生育状態を表わし、第2表に示す結
果を得た。
試験例 2 一葉期処理試験 表面積60−のポットに土壌を詰め、その上にタイヌビ
エ約50粒を播いて軽く覆土して温室内で生育させた。
タイヌビエが一葉期まで生育した時、水深約3cIIL
の湛水状態にし、各化合物の乳剤を水で希釈して調製し
た所定濃度の薬液をそれぞれのポットに潅注した。
2週間後にタイヌビエの生育状態を調査した。
試験例1と同様の判定基準に従って生育状態を表わし、
第3表に示す結果を得た。
試験例 3 茎葉処理試験 表面積100cniのポットに土壌を詰め、メヒシバお
よびアカザ種子を播いて軽く覆土して温室内で生育させ
た。
メヒシバが2〜4葉期に生育したとき、各供試化合物乳
剤を水で希釈して調製した所定濃度薬液を1001/1
0aの割合で茎葉散布処理した。
二週間後にメヒシバ及びアカザの生育状態を調査し、試
験例1と同様の判定基準に従って生育状態を表わし、第
4表に示す結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式 (ただし式中R1は低級アルキル基を、R2はベンジル
    基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基または低
    級アルコキシ低級アルキル基を示す。 )で表わされる化合物の1種または2種以上を有効成分
    として含有することを特徴とする除草剤。
JP8463074A 1974-07-25 1974-07-25 シクロヘキサン誘導体除草剤 Expired JPS5844642B2 (ja)

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JPS5113749A JPS5113749A (ja) 1976-02-03
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59216249A (ja) * 1983-05-23 1984-12-06 Toshiba Corp 集積回路装置
JPH01144134A (ja) * 1987-11-30 1989-06-06 Nec Corp 空間切替方式

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59216249A (ja) * 1983-05-23 1984-12-06 Toshiba Corp 集積回路装置
JPH01144134A (ja) * 1987-11-30 1989-06-06 Nec Corp 空間切替方式

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