JPS5840037A - 乾燥きのこの製法 - Google Patents

乾燥きのこの製法

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JPS5840037A
JPS5840037A JP56139367A JP13936781A JPS5840037A JP S5840037 A JPS5840037 A JP S5840037A JP 56139367 A JP56139367 A JP 56139367A JP 13936781 A JP13936781 A JP 13936781A JP S5840037 A JPS5840037 A JP S5840037A
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JP
Japan
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mushrooms
dextrin
dried
mushroom
aqueous solution
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JP56139367A
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JPS6228651B2 (ja
Inventor
Masaaki Yamauchi
山内 政明
Keishin Hase
長谷 佳信
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KANEBO SHOKUHIN KK
Kracie Foods Ltd
Original Assignee
KANEBO SHOKUHIN KK
Kanebo Foods Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は乾燥きのこの製法に関するものである。
一般に、乾燥きのこ、特に食用きのこのスライス品を乾
燥したものは、即席みそ汁、スープ等の即席食品の具材
として用いられている。このような乾燥きのこの製法と
しては、つぎのような方法がある。すなわち、■食用き
のこをスライスして熱風乾燥する。0食用きのこのスラ
イス品に卵白等を主体とする水溶液を含浸させ油脂を用
いてフライして多孔質状にする。■上記スライス品を凍
結乾燥する。しかしながら、これらの方法には、それぞ
れつぎのような問題がある。■の方法によって得られる
乾燥きのこは、組織の収縮硬化等が生じることより復元
に時間がかかり、特に熱湯中で速やかに復元しようとし
ても、表面の膨潤化が生じる(その結果、内部に湯が浸
透しにくくなる)ため即席食品の具材に要求される鉄分
間での復元をなしえない。■の方法によって得られる乾
燥きのこは、復元は早いが、油脂の残留等によってきの
こ本来の風味9食感が損なわれるため、この点で問題が
ある。■の方法によって得られる乾燥きのこは、熱水の
浸透性はよいが、凍結時にきのこ組織の破壊が生じるた
め崩形しやすく、かつ復元品の食感も本来のものから変
化しているうえに、製造時のランニングコストが高いこ
とより割高になる。
そこで、この発明者らは、短時間で復元し、復元によっ
てきのこ本来の食感、風味を再現でき、しかも安価な乾
燥きのこをなんとか製造できないものかと研究を重ねだ
結果、食用きのこを原形のまま、もしくは所定の形状に
切断し、これをDE(Dextrose equiva
lent )が5〜30のデキストリンの5〜40重量
%(以下「%」と略す)水溶液に浸漬してデキストリン
を含浸せしめ、ついで乾燥すると所期の目的を達成しう
ろことを見いだしこの発明に到達した。
すなわち、この発明は、原形のままの食用きのこ、もし
くけ食用きのこを所定形状に切断した切断品[、DE値
が5〜30のデキス) IJンの5〜40%水溶液を含
浸させ、ついで乾燥することにより乾燥きのこを得るこ
とをその要旨とするものである。
このように、DE値が5〜30のデキストリンの5〜4
0チ水溶液の含浸処理によって優れた特性をもつ乾燥き
のこが得られるようになるのはつぎのような理由による
と考えられる。すなわち、乾燥時の組織の収縮硬化の原
因となる、食用きのこ組織の空隙や乾燥による自由水、
結合水の蒸散跡の空孔に、上記デキス) IJン水溶液
が入り込み、その状態で乾燥が進行するため、きのこ組
織が一ヒ記空隙、空孔を潰して収縮しようとしてもその
なかのデキスl−IJンの存在(析出状態になっている
)によってその収縮が阻1トされる。そのだめ、乾燥時
に組織の収縮硬化が起こらず、きのこ本来の組織の状態
が保持されるものと考えられる。−1だ、乾燥品の復元
も、上記空隙、空孔が保持されていてそれらの内部に親
水性に富んだデキストリンが存在しており、水の浸透性
が良好になるだめ、短時間で完了するものと考えられる
上記のような効果を発揮しうるものは、デキストリンの
なかでも、特にDE値が5〜30のものであり、それ以
外のものでは上記のような効果の発揮は期待できない。
これについてより詳しく説明すると、DE値が5を下ま
わるものは、分子量が大きくデンプンに近い性状(水捕
捉性が犬)を示す。そのため、乾燥品の復元の際、乾燥
品の表面のデキストリンが吸水して膨潤し乾燥品内部へ
の水の浸透を阻止するようになる。そのため復元性が悪
くなる。また、DE値が30を上まわるものは、乾燥時
の食用きのこの収縮硬化を防止できず、乾燥品の復元性
も悪化させる。そのうえ、DE値が30を上まわるもの
は吸湿性が犬であるため、乾燥きのこの保存性を損なう
ようになる。最も好ましいDE値の範囲は10〜20で
ある。
また、デキストリン水溶液の濃度も上記効果の発揮と密
接に関係しており、濃度を5〜40係に設定することが
必要である。好ましいのは10〜30%である。デキス
トリン水溶液の濃度が5チを下まわるとデキス) IJ
ン使用の効果が発揮されない。逆に40チを上まわると
デキストリンの濃度が濃すぎて乾燥品の復元に時間がか
かりすぎるようになり、また喫食時に粘着性が感じられ
るよ(5) うになる。
なお、DE値が5〜30のデキストリンの5〜40%水
溶液に、単糖類、少糖類および糖アルコールを単独でま
たは併せて5〜80チ含有させると、乾燥時の組織の収
縮硬化が一層抑制され、まだ乾燥品の復元性が大幅に向
上するようになる。
すなわち、上記単糖類等は、食用きのこ組織内に浸透し
、デキストリンのもつ復元性向上作用と相まって乾燥品
の復元性を相乗的に向上させる。また、上記単糖類等は
、組織の収縮硬化作用を有しており、それによって乾燥
時の組織の収縮硬化を抑制するのである。しかしながら
、その含有量が5%を下まわると使用の効果がみられな
くなり、30%を上まわると濃度が濃くなりすぎて乾燥
中に再結晶するという現象が生じ乾燥品の復元性を悪化
させるようになる。しだがって、その含有量は、上記の
ように5〜80チに設定することが必要である。好捷し
いのは、7.5〜15%である。
上記単糖類としては、グルコース、フラクトース。
シュークロース、マルトース、ソルビット、マル(6) ナツト、キシリット等があげられる。
上記デキストリン水溶液の処理対象は、原形のままの食
用きのこ、もしくはそれを所定形状に切断した切断品で
ある。干ししいたけ等の乾燥品を水復元させ適宜の大き
さに切断したものも処理対象となる。きのこの種類とし
ては、食用可能であれば特に限定するものではなく、例
えば、しいたけ、まつたけ、マツシュルーム、ひらたけ
、えのきだけ、なめこ、たもぎたけ、きくらげ、まいだ
け、ふくろだけがあげられる。しいたけ、まつたけ等の
大形のきのこはスライス等によって適宜の大きさに切断
した方が復元性の点から好ましい。
えのきだけ、ひらたけ等の小形のきのこはそのまま用い
てもよい。
この発明は、上記のような食用きのこに対してつぎのよ
うな処理を施し乾燥品化する。すなわち、食用きのこを
そのまま、もしくは水中で加熱しきのこ内の空気を除去
したのち、DE値が5〜80のデキストリンを5〜40
チ含むデキストリン水溶液に浸漬しデキストリン水溶液
を含浸させる。
この場合、食用きのこを水中で加熱すると、その加熱に
より食用きのこが調理された状態となるため、得られる
乾燥品は調理された食用きのこの乾燥品と同様のものと
なる。しだがって、復元により、調理された食用きのこ
と同様な特性をもつものが得られるようになるのである
。つぎ如、デキストリン水溶液が含浸された食用きのこ
を、ネット等の一ヒに並べて乾燥する。乾燥は、熱風乾
燥によればよく、60〜90°Cの温度で60〜120
分程度行えばよい。乾燥後の水分は、13チ以下に設定
することが保存性の点から好捷しい。
このようにして得られる乾燥きのこは、きのこ本来の組
織が保持されていて、その組織内に水との親和性のよい
デキストリンを均一な状態で有しているため、復元性が
よく、シかも復元によってきのこ本来の風味1食感を再
現しうるものである。
デキストリンは、殆ど味を有しないため、デキストリン
の存在によって風味等が損なわれることは   ゛全く
ない。このように、この発明によって得られる乾燥きの
こは、復元性がよいため、急いで復元する必要があると
きは、熱湯で復元すれば数分で復元する。しだがって、
急いで調理する必要があるときでも間に合うようになる
。特に、デキストリン処理に先立って食用きのこを水中
で加熱するようにすると、得られる乾燥きのこは調理品
を乾燥したものと同様になり、復元によって調理された
食用きのこ特有のなめらかな食感、風味を再現しうるよ
うになる。すなわち、このようにして得られる乾燥きの
こは、単に熱湯を加えるだけで調理品と同様の食感、風
味を速やかに再現できるため、その復元性のよさと相ま
って即席食品の具材として最適である。また、この乾燥
きのこは、凍結乾燥品に比べてコストが大幅に安いため
、即席食品等のコストダウンに寄与しうるようになる。
この発明は、以上のようにして乾燥きのこを製造するた
め、短時間で復元し、復元によってきのこ本来の食感、
風味を再現でき、しかも安価な乾燥きのこを得ることが
できる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
(9) 後記の表に示す種類の食用きのこをそのまま、もしくは
スライスして1 kti用意した。この場合、しいだけ
は生のままのものを用いているが、干ししいたけを用い
るときは、生しいたけの固形分相当型量分だけ用意すれ
ばよい。他方、同表に示すデキス) IJンおよびそれ
に単糖類等を添加した水溶液を34用意し、これに上記
食用きのこを浸漬した。この場合、デキストリン水溶液
は80°Cに温度調節し、2時間浸漬した。つぎに、デ
キストリン水溶液からきのこを取り出して金網上に並べ
、その状態で熱風乾燥機に入れて80°Cで2時間〜3
時間乾燥させ、食用きのこの水分を8〜10%まで下げ
乾燥品化した。このようにして得られた乾燥きのこの復
元性および食感、風味の2項目について10名の専門パ
ネルによる官能評価を行いその結果を後記の表に併せて
示した。
表より、実施例の乾燥きのこは、比較例のものに比べて
、復元性および食感、風味が格段に優れていることがわ
かる。
(余 白) (10) 11nB358−’10(137(4ンなお、官能評価
はつぎのようにして行った。
製品10Pを発泡スチロール製のカップに入れ、90℃
以上の熱湯を200 cc注加し、蓋をして3分間放置
したのち、復元性および食感、風味を下記の基準で評価
した。
(復元性の基準) している   復元している  復元している 復元し
ている  未満(食感、風味の基準) る 特許出願人カネボウ食品株式会社 代理人 弁理士 西 藤 征 彦

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  原形のままの食用きのこ、もしくは食用きの
    こを所定形状に切断した切断品に、DE@が5〜30の
    デキストリンの5〜40重量%水溶液を含浸させ、つい
    で乾燥することにより乾燥きのこを得ることを特徴とす
    る乾燥きのこの製法。
  2. (2)上記デキス) IJン水溶液に、単糖類、少糖類
    および糖アルコールからなる群から選ばれた少なくとも
    一つの化合物が含有されている特許請求の範囲第1項記
    載の乾燥きのこの製法。
  3. (3)単糖類、少糖類および糖アルコールからなる群か
    ら選ばれた少なくとも一つの化合物の含有量が5〜30
    重量%に設定されている特許請求の範囲第2項記載の乾
    燥きのこの製法。
JP56139367A 1981-09-03 1981-09-03 乾燥きのこの製法 Granted JPS5840037A (ja)

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JP56139367A JPS5840037A (ja) 1981-09-03 1981-09-03 乾燥きのこの製法

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JP56139367A JPS5840037A (ja) 1981-09-03 1981-09-03 乾燥きのこの製法

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Publication Number Publication Date
JPS5840037A true JPS5840037A (ja) 1983-03-08
JPS6228651B2 JPS6228651B2 (ja) 1987-06-22

Family

ID=15243670

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155402A (ja) * 1984-08-25 1986-03-19 Shimadzu Corp サ−ボ機構
CN105231441A (zh) * 2015-11-17 2016-01-13 刘自忠 一种黑木耳干燥方法
CN106723186A (zh) * 2016-12-08 2017-05-31 河池市农业科学研究所 一种黑木耳干燥的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155402A (ja) * 1984-08-25 1986-03-19 Shimadzu Corp サ−ボ機構
CN105231441A (zh) * 2015-11-17 2016-01-13 刘自忠 一种黑木耳干燥方法
CN106723186A (zh) * 2016-12-08 2017-05-31 河池市农业科学研究所 一种黑木耳干燥的方法

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JPS6228651B2 (ja) 1987-06-22

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