JPS5840032Y2 - 開放容易な缶蓋 - Google Patents

開放容易な缶蓋

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JPS5840032Y2
JPS5840032Y2 JP1768578U JP1768578U JPS5840032Y2 JP S5840032 Y2 JPS5840032 Y2 JP S5840032Y2 JP 1768578 U JP1768578 U JP 1768578U JP 1768578 U JP1768578 U JP 1768578U JP S5840032 Y2 JPS5840032 Y2 JP S5840032Y2
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JP
Japan
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score
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easy
open
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Expired
Application number
JP1768578U
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JPS54128869U (ja
Inventor
勝宏 今津
俊明 飯岡
Original Assignee
東洋製罐株式会社
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Publication date
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は開放容易な備差に関し、さらに詳しくは、完全
開放型(所謂フルオープン)であって、しかも安全で開
放容易な(所謂イージーオープン)備差に関する。
従来の完全開放型の開放容易な備差14は、第1図の平
面図及び第2図の縦断面図に示されるように、周縁の巻
締部1とこれに連接する中央パネル2よりなる本体及び
プルタブ7(引張把具片)によって、主として構成され
ている。
巻締部1は、備差が罐胴10と巻締によって一体気密接
合される部分であり、垂直の立上り壁1aを有している
中央パネルは、上記立上り壁1aの近傍に輪形のスコア
(刻み線)5が刻設され、また、プルタブ7を固着する
ための固着具(通常は鋲)6をスコアの内側近傍に備え
ている。
また中央パネルは、スコア5を境界として可脱パネル3
と棚部4に分かれている。
またプルタブ7が固着具6を介して中央パネルと固着さ
れている。
プルタブの先端8がスコア5の上部に近接して設けられ
ており、把握部(通常はリング状)9を押し上げると、
先端8は下行して、その下面のスコア部を押圧、切断す
る。
次いで把握ノング9を引張り上げると、前記切断部を起
点として、スコア5の全周が切断されて、可脱パネル3
が備差より完全に離脱、開放され、開罐されることにな
る。
スコア5が切断されると、可脱パネル3及び棚部4の周
端縁に沿って鋭い切口が形成される。
蓋材としては、通常アルミニウム及びその合金ならびに
ブリキ、ティンフリースチール(TFS)等の表面処理
鋼板等が使用されるが、後者の方が一般に前記の切口の
鋭さは著しい。
何れの場合も、上記の鋭い切口に手や舌等が接触するさ
い、皮膚を傷つけるという安全上の問題が生ずる。
特に幼児又は子供等が罐の中に入っているピーナツ等を
取り出そうとして不注意に罐の中に手を突込んだり、あ
るいは可脱パネルの裏側に固着したジャム等をなめたり
した場合に、上記の鋭い切口で径孔をするおそれがある
以上のような従来の完全開放容易な備差の欠陥を克服し
ようとして、いくつかの提案が行なわれている。
例えば、第3図に示すような棚部側の棚部4と平行な2
電析重部11を設け、中央パネルの周縁がこの2電析重
部の上方にあって、かつスコア5が2電析重部の周端よ
り僅かに巻締部側に寄るような位置に刻設された構造の
安全で開放容易な備差等が提案されている。
しかし、このような構造の蓋では、開罐初期にプルタブ
の先端を押し下げて、その直下のスコア部を切断しよう
とするさい、2電析重部の抵抗に打克つために、より大
きな力を必要とするので、初期切断が容易でない、また
2電析重部を設けるための製造工程が複雑であって、製
造コストが高い等の問題点がある。
本考案は、以上のような従来の完全開放型の開放容易な
備差を改良して、その欠陥の解決を図るため、安全であ
って、しかも構造が簡単であり、かつ開維が容易な、完
全開放型備差の提供を目的とするものである。
本考案によれば、巻締部と中央パネルとよりなる本体及
びプルタブとよりなり、上記中央パネルはプルタブの固
着具、ならびに可脱パネルを画定するスコアを有するフ
ルオープンタイプの開放容易な備差において、上記中央
パネルには、上記スコアに隣接して、上記中央パネルに
対して傾斜して延びる折込部が、上記スコアを通る上記
中央パネルに垂直な仮想筒面が上記折込部を切るように
突設されていることを特徴とする安全で開放容易な備差
が提供される。
以下本考案について図面に従って説明する。
なお各図面の同一符号の部分は同一機能の部分を示すも
のである。
第4図は本考案の第1の実施例を示したものであって、
折込部12が設けられている点以外は、前記の従来の開
放容易な備差(第1図、第2図)とほぼ同様な構造とな
っている。
折込部12は棚部4側に、スコア5に隣接して、その全
周に沿って、蓋の上方に突設している。
さらに折込部の内側面12aが、スコア5を通り中央パ
ネルに垂直な仮想円筒面(スコア巾の厚みを有する)に
よって切られる程度まで、折込部は内側に曲げられてい
る。
第4図において、折込部の両辺は互いに密着しているが
、必ずしも密着する必要はなく、両辺はV字状又はU字
状に完全に離れていてもよく、あるいは、頂部付近のみ
が離れているように一部が離れていてもよい。
プルタブの先端8は、折込部12の内側にあって、スコ
ア5の上部に近接して設けられている。
開維は、従来の開放容易な蓋の場合と同じように、プル
タブの把握部9を、指先で押上げることによって、プル
タブ先端8を押下げて、スコア5に当接せしめ、更に押
下げを進めることによって該スコア部を切断し、その後
把握部9を引張り上げてスコア全体を切り裂くことによ
って行なわれる。
このようにして開維された罐の内部に手を突込んだ場合
、手は折込部12にさえぎられて、棚部側の鋭いスコア
切口と接触することが妨げられる。
また仮に接触したとしても、折込部12によって妨害さ
れて、手と切口が深くあるいは強く接触することはない
従って切傷等の怪我が防止される。本実施例の折込部は
例えば次のようにして形成される。
第5図は、その工程を示したものである。工程1におい
て、中央パネル2は、凹部21 aを有する上型21と
、凸部22 aを有する下型22によって、折込部に相
当する環状部分が上方に張出加工を受けて、頂部断面形
状が半円状の環状突起部12Xが形成される。
次に工程2において、中央パネルは型25上において、
型23及び型24によって押圧されて、環状突起部12
Xの立上り壁間の距離が狭められ、逆U字形の環状突起
部12yが形成される。
工程3においては、型25と型26によって、U字形の
間隔が更に小さくなった環状突起部12 Zが形成され
る。
次いで工程4において、先端にスコアリング用突起部2
7 aを有する工具27によって、上記環状突起部12
Zの内側垂直部に隣接した水平な中央パネル部にスコ
ア5が形成される。
次に工程5において、型28の傾斜側面28 aを上記
環状突起部12 Zの外側面に当接しながら、突起部の
頂部が型29の側面29 aに接触するまで押圧するこ
とによって、截頭円錐面状(ただし、高さは極めて低く
、好ましくは0.5〜2.□ mm)の環状折込部12
が形成される。
このさい、面29 aの下端がスコア5の内側近傍にく
るように、型29を設値する。
以上は、環状折込部の形成法について述べたが、折込部
の平面形状は、環状に限定されるものではなく、備差の
形状にあわせて、半円形、隅丸四角形、だ円形、馬蹄形
等の任意の形をとることができ:る。
第6図は本考案の第2の実施例を示したものであって、
折込部12が蓋の下方に突設している点と、棚部4が可
脱パネル3より高いレベルにある点が第4図の実施例と
異なっている。
この場合は棚部の立上り壁4aが折込部12と共に、ス
コア部の切口による怪我の防止に役立っている。
形成法は第1の実施例の場合(第5図)と殆んど同じで
ある。
第7図は本考案の第3の実施例を示したものであって、
第4図の棚部4のレベルが折込部12の頂部まで上った
場合に相当する。
スコア5に隣接した棚部側下面の突出部13は、棚部を
補強することによって開罐を容易ならしめ、また折込部
の形成を容易にするという効果をもつ。
本実施例の折込部の形成法を第8図に例示する。
工程1において、型31,32.33によって頂部断面
形状が半円状の下向き環状突出部12 nが、中央パネ
ル2の折込部に相当する位置に形成される。
次に工程2において、型34.35.36.37によっ
て、上記環状突出部の断面形状が片側鉛直方向の鋭角状
に形成される。
次に工程3において、型36と交換した型37によって
、前記鋭角の角度及び傾斜面12mの長さが減少される
次に第4工程において下部にスコアリング用突起部を有
する工具39によって、スコア5が形成される。
最後に工程5において型41と42によって主として可
脱パネル部を固定し、型40と43によって棚部を挟持
して、型40.43を同時に前記鋭角部の内側面が接合
するまで押下げることによって、折込部12が形成され
る。
このさい、型41の位置は、その巻締部側の面の下端が
スコア5の僅か内方に位置するように設定される。
第9図は本考案の第4の実施例を示したものであって、
第2実施例(第6図)と第3実施例(第7図)の組合せ
に相当し、スコアの上方及び下方に折込部を有するので
、怪我に対する安全性は一層高い。
第10図は、本考案の第5実施例を示したものであり、
折込部12がスコア5の下方にあり、かつ棚部4のレベ
ルが中央パネル2の夫よりも低い点を除いては、原理的
に第3実施例(第7図)と同様である。
第11図は、本考案の第6実施例を示したものであって
、可脱パネル3のスコア部切口による怪我の防止を目的
とする。
従って折込部12は可脱パネル側に設けられる。
構造は第2実施例(第6図)の棚部4側にある折込部1
2を、可脱パネル側に移し変えたものに相当する。
第12図は本考案の第7実施例を示したものであって、
折込部12が可脱パネル3側に設けられている点を除い
ては、原理的には第5実施例(第10図)と同じで゛あ
る。
本考案のフルオープンタイプの開放容易な備差は、スコ
アに隣接して折込部が、スコアを通る中央パネルに垂直
な仮想筒面が折込部を切るように突設されているので、
この折込部によって、手等がスコア部切口との接触を妨
げられるので、怪我が防止され、安全性が高い。
また中央パネルのスコア部の下側に障害となる板部がな
いので、スコア部の初期開裂が容易である。
さらに折込部の構造が簡単であるので製造コストが低い
等の特徴を有する。
また折込部によってスコア近傍が補強されているので、
プルタブによる開口のさいスコア近傍が撓み難く、スコ
アの引裂きが容易であるというメリットを有する。
さらに折込部は中央パネルに設けられているので、巻締
部の立上り壁に2電析重部が形成された安全な開放容易
な蓋にくらべて、使用材料量が少なく、材料コストが低
く、また折込部の形成は、ロール成形を必要とせず、プ
レス成形のみによって行なわれるので、製造工程が簡単
であるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の完全開放型開放容易な備差の平面図、第
2図は、第1図の備差の部分縦断面図、第3図は、従来
の安全な備差の部分縦断面図、第4図は本考案の第1実
施例の備差の部分縦断面図、第5図は第1実施例の備差
の折込部の製造工程図、第6図は本考案の第2実施例の
備差の部分縦断面図、第7図は本考案の第3実施例の備
差の部分縦断面図、第8図は、第3実施例の備差の折込
部の製造工程図、第9図は本考案の第4実施例の備差の
部分縦断面図、第10図は本考案の第5実施例の備差の
部分縦断面図、第11図は折込部が可脱パネル側にある
本考案の第6実施例の部分縦断面図、第12図は本考案
の第7実施例の部分縦断面図を示す。 3:可脱パネル、4:棚部、5ニスコア、7:プルタブ
、12:折込部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻締部と中央パネルとよりなる本体及びプルタブとより
    なり、上記中央パネルはプルタブの固着具、ならびに可
    脱パネルを画定するスコアを有するフルオープンタイプ
    の開放容易な備差において、上記中央パネルには、上記
    スコアに隣接して、上記中央パネルに対して傾斜して延
    びる折込部が、上記スコアを通る上記中央パネルに垂直
    な仮想筒面が上記折込部を切るように突設されているこ
    とを特徴とする安全で開放容易な備差。
JP1768578U 1978-02-16 1978-02-16 開放容易な缶蓋 Expired JPS5840032Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1768578U JPS5840032Y2 (ja) 1978-02-16 1978-02-16 開放容易な缶蓋

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JP1768578U JPS5840032Y2 (ja) 1978-02-16 1978-02-16 開放容易な缶蓋

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Publication Number Publication Date
JPS54128869U JPS54128869U (ja) 1979-09-07
JPS5840032Y2 true JPS5840032Y2 (ja) 1983-09-08

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ID=28843532

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JP1768578U Expired JPS5840032Y2 (ja) 1978-02-16 1978-02-16 開放容易な缶蓋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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