JPS5839731Y2 - 磁気治療具

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【考案の詳細な説明】本考案は磁気治療具に関するものである。

磁気シートは、その磁力によって肩こりなどを治すこと
が知られており、近時磁気シートの片面に直接粘着層を
形成して、適用部位に直接貼り付けるタイプのものが種
々提案されている。

しかして、かかるタイプは一般に身体から分泌される汗
や油などによって、数日で皮膚から剥がれてしまうもの
である。

そのために磁気シートに磁力が残っているにもかかわら
ず再使用できず、製品を割高なものとしている。

本考案はかかる問題点を解決した新規な構造の磁気治療
具を提供するもので、以下図面を用いて具体的に説明す
る。

図面において、１１は磁気シート片で、１２は該片１１
の片面に形成した粘着層で、これら１１及び１２から粘
着磁気性シート片１が形成される。

また２は粘着フィルム状物で、該フィルム状物２は柔軟
なフィルム状物２２の一方の表面に剥離処理剤層２１を
形成してなる剥離面を介して前記粘着層１２に仮着され
、他面に粘着層２３が形成されている。

なお図中３は剥離フィルム又はその類似物品である。

前記において、フィルム状物２２の表面に処理剤層２１
を形成して剥離性を付与させる実例を示したが、例えば
フィルム状物２２としてフッ素脂脂の如き粘着層とは非
親和性であるフィルム素材を用いることによって、前記
剥離処理を省略することができる。

このようにしてなる磁気治療具は、剥離フィルム３を剥
がして、粘着層２３でもって適用部位に貼り付けられ、
肩こりなどを治すことができるものである。

しかして粘着層２３の粘着力が低下したときは、粘着フ
ィルム状物２を粘着層１２から剥がして、露出した粘着
層１２をもって適用部位に貼り付けることができる。

また、予め粘着フィルム状物２と同様のものを用意して
おくことによって、この部分のみを取りかえることによ
って、粘着磁気シート片１は長期に亘って使用すること
ができるものである。

図面におけるＡは、粘着フィルム状物２がシート片より
突出していることを示めしており、この部分Ａはフィル
ム状物２とシート片１とを分離するとき、摘み部となる
ので分離が簡単であるという利点がある。

本考案の磁気治療具は以上のように構成されているので
、高価な磁気シート片は２回又はそれ以上使用すること
ができるので、安価で提供することができ、しかも取扱
いも簡単であるという特徴を有する。

なお粘着層には経皮吸収性の薬物を配合してもよく、薬
物の使用は患部の治癒を早めるので好ましいものである
。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実例を示す側面図である。１・・・・・・粘着磁気シート片、２・・・・・・粘着
フィルム状物、１１・・・・・・磁気シート片、２２・
・・・・・フィルム状物、１２及び２３・・・・・・粘
着層。

【実用新案登録請求の範囲】

磁気シート片の片面に粘着層を形成してなる粘着磁気シ
ート片の該粘着層面に、表面剥離性を有する柔軟なフィ
ルム状物が仮着されていると共に該フィルム状物面に粘
着層が形成されている磁気治療具。