JPS583928B2 - 複合振動輸送装置 - Google Patents
複合振動輸送装置Info
- Publication number
- JPS583928B2 JPS583928B2 JP2441777A JP2441777A JPS583928B2 JP S583928 B2 JPS583928 B2 JP S583928B2 JP 2441777 A JP2441777 A JP 2441777A JP 2441777 A JP2441777 A JP 2441777A JP S583928 B2 JPS583928 B2 JP S583928B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transport
- vibration
- diaphragm
- plate
- transport device
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、3枚以上の振動板の複合運動により、輸送
物体の前進滑り時の加速度値に対し、後退滑り時の加速
度値が零もしくは数分の1になるようにしたことを特徴
とする複合振動輸送装置に係り、その目的とするところ
は、連続的に物体輸送が可能にして、供給作業と選別、
整列作業が可能な、そして機構簡単にして保守の容易な
複合振動輸送装置たらしめようとするにある。
物体の前進滑り時の加速度値に対し、後退滑り時の加速
度値が零もしくは数分の1になるようにしたことを特徴
とする複合振動輸送装置に係り、その目的とするところ
は、連続的に物体輸送が可能にして、供給作業と選別、
整列作業が可能な、そして機構簡単にして保守の容易な
複合振動輸送装置たらしめようとするにある。
従来、上記のような振動輸送装置は、何れも振動の種類
として単一の直線、円、楕円の各運動を用い、輸送板を
運動させている。
として単一の直線、円、楕円の各運動を用い、輸送板を
運動させている。
そしてこれが改良方法としては、2つの単振動を合成す
ると単一振動だけの場合とは異った物体輸送が行えて輸
送速度も増大させることが可能である。
ると単一振動だけの場合とは異った物体輸送が行えて輸
送速度も増大させることが可能である。
しかし、上記の2つの振動の合成では理想的な輸送条件
は得られないので輸送速度の向上も充分でないものであ
る。
は得られないので輸送速度の向上も充分でないものであ
る。
ところで理想的な輸送条件とは、物体が前進滑りを行う
ときの加速度が大きく、後退滑り時の加速度が零である
ことであり、輸送板の加速度特性曲線が第1図に示すよ
うな矩形波状態になることである。
ときの加速度が大きく、後退滑り時の加速度が零である
ことであり、輸送板の加速度特性曲線が第1図に示すよ
うな矩形波状態になることである。
このような場合には物体は前進のみを行い、後退は生じ
ないものである。
ないものである。
しかし、上記したような2つの単振動の合成ではこのよ
うな特性を求めることは不可能であり、少なくとも3つ
以上の振動の合成が必要となる。
うな特性を求めることは不可能であり、少なくとも3つ
以上の振動の合成が必要となる。
もちろん3つ以上、更に多数の振動を合成すればこのよ
うな加速度特性はより完全に近い状態で求められるが、
たマ実際の輸送機を作製するとかなり大型で高価になる
欠点がある。
うな加速度特性はより完全に近い状態で求められるが、
たマ実際の輸送機を作製するとかなり大型で高価になる
欠点がある。
そこで最小限3つの振動を合成するわけであるがその合
成の方法は無限にある。
成の方法は無限にある。
そして、理想状態とは若干ずれが実現性を考慮して第2
図のような矩形波形状の加速度特性を考えるこまゝし、
これを調和分析すると第3図のような合成加速度波形が
得られるものである。
図のような矩形波形状の加速度特性を考えるこまゝし、
これを調和分析すると第3図のような合成加速度波形が
得られるものである。
すなわち、第3図の波形は第2図波形の近似波形という
ことができる。
ことができる。
しかも、これは輸送機として実現可能な形態となる。
上記目的範囲に於で合成波の各変位並びに位相角を次の
式のようにとる。
式のようにとる。
変位
この場合の加速度は
加速度
x−−r’(Asin(ωt+φ1)+Bsin(2ω
t+φ2)十Csin(3ωt+φ3)} となり、A,B,O,φ1,φ2,φ3に適当な数値を
あてはめてこれを作図すると第3図のような波形が得ら
れる。
t+φ2)十Csin(3ωt+φ3)} となり、A,B,O,φ1,φ2,φ3に適当な数値を
あてはめてこれを作図すると第3図のような波形が得ら
れる。
以上の通りこの発明による場合には、従来の単一振動又
は2枚振動に比較して輸送板に対し理想に近い合成波振
動を得られるものである。
は2枚振動に比較して輸送板に対し理想に近い合成波振
動を得られるものである。
これが具体的相違を第6図の各波形によって示す0
第6図Aは直線状単一振動を行う輸送板上の物体の挙動
であり、第6図Bは2つの単一直線振動を合成した輸送
板を用いた場合のもの、第6図Cは3つの単一直線振動
を合成した輸送板上の物体の挙動である。
であり、第6図Bは2つの単一直線振動を合成した輸送
板を用いた場合のもの、第6図Cは3つの単一直線振動
を合成した輸送板上の物体の挙動である。
これらより明らかにCの場合の後退滑りは減少し、前進
滑りは増大して優れた輸送特性をもつことがわかる。
滑りは増大して優れた輸送特性をもつことがわかる。
上記理論を輸送機として実施するために次の実施例を示
す。
す。
実施例
装置としては第4図5図に示すように、振動板1,2.
3を夫々ばね材よりなる4本宛の支柱1′,2’,3’
により四隅を支持して基台4上に3段に組合わせ、最上
段の振動板1を輸送板とし、下段の2,3を中間板とす
る。
3を夫々ばね材よりなる4本宛の支柱1′,2’,3’
により四隅を支持して基台4上に3段に組合わせ、最上
段の振動板1を輸送板とし、下段の2,3を中間板とす
る。
上記各振動板1,2.3の裏面には夫々クランク軸5,
6.7が取付けられ、下端は振動板2,3及び基台4に
軸受けされてある円板8の扁心位置に枢止されてあり、
各円板8の廻転軸9はスプライン付ユニバーサルジョイ
ント10を介して連結されてあり、各廻転軸9端には上
段振動板1の廻転軸9より120枚歯数の歯車11、6
0枚歯数の歯車12、40枚歯数の歯車13が夫々装着
され、図示しないが1つの原動機により歯車群により連
動する構成としてある。
6.7が取付けられ、下端は振動板2,3及び基台4に
軸受けされてある円板8の扁心位置に枢止されてあり、
各円板8の廻転軸9はスプライン付ユニバーサルジョイ
ント10を介して連結されてあり、各廻転軸9端には上
段振動板1の廻転軸9より120枚歯数の歯車11、6
0枚歯数の歯車12、40枚歯数の歯車13が夫々装着
され、図示しないが1つの原動機により歯車群により連
動する構成としてある。
この装置の各振幅は
A=7.4mm B/4=1.6mm O/9=0.6
mmにとり、クランク機構で附与するようにしてありま
た位相角は歯車の噛合位置をずらせて附与するようにし
てある。
mmにとり、クランク機構で附与するようにしてありま
た位相角は歯車の噛合位置をずらせて附与するようにし
てある。
位相角は
φ1=54° φ2−18゜ φ3=−18°にとって
ある。
ある。
この原理は振動を電気的に附与することも、もちろん可
能で、例えば電磁式にして各振幅の振動を与え、また負
荷電流に位相差を与えるようにすれば同一作用を呈する
ものである。
能で、例えば電磁式にして各振幅の振動を与え、また負
荷電流に位相差を与えるようにすれば同一作用を呈する
ものである。
また輸送機の形態もボウル式に製作することももちろん
可能である。
可能である。
上記実施例により輸送した結果、次の作用効果を認めた
。
。
輸送中の物体の挙動も、後退滑りは殆どなくなり、一方
前進滑りは極めて増大して輸送速度は極めて向上し、ま
た摩擦係数が小さい物体でも効率よく輸送できる上、摩
擦係数の差異による輸送速度の影響もまた低減しうるも
のである。
前進滑りは極めて増大して輸送速度は極めて向上し、ま
た摩擦係数が小さい物体でも効率よく輸送できる上、摩
擦係数の差異による輸送速度の影響もまた低減しうるも
のである。
第1図は理想とする矩形波状態図、第2図はこの発明の
求める矩形波状態図、第3図は合成加速度波形図、第4
図及び第5図はこの発明の装置を示し、前者は正面図、
後者は側面図、第6図A,B,0は参考波形図にしてA
は直線単振動を行う輸送板上の物体の挙動、Bは2枚振
動の合成運動を行なう輸送板上の物体の挙動、Cは3枚
振動の合成運動を行なう輸送板上の物体の挙動を夫々示
す比拡図である。 膚、図中符号1は振動板(輸送板)、2,3は振動板(
中間板)、1’,2’,3’ま支柱、4は基台、5,6
.7はクランク軸、8は円板、9は廻転軸、10はスプ
ライン付ユニバーサルジョイントA11,12.13は
歯車である。
求める矩形波状態図、第3図は合成加速度波形図、第4
図及び第5図はこの発明の装置を示し、前者は正面図、
後者は側面図、第6図A,B,0は参考波形図にしてA
は直線単振動を行う輸送板上の物体の挙動、Bは2枚振
動の合成運動を行なう輸送板上の物体の挙動、Cは3枚
振動の合成運動を行なう輸送板上の物体の挙動を夫々示
す比拡図である。 膚、図中符号1は振動板(輸送板)、2,3は振動板(
中間板)、1’,2’,3’ま支柱、4は基台、5,6
.7はクランク軸、8は円板、9は廻転軸、10はスプ
ライン付ユニバーサルジョイントA11,12.13は
歯車である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 振勤板3枚を夫々ばね材よりなる4本宛の支柱によ
り四隅を支持して基台上に3段に組合せ、最上段の振動
板を輸送板とし、下段の2枚の振動板を夫々中間板とし
、上記各振動板の裏面には夫夫クランク軸が取付けられ
、下端は振動板である各中間板及び基台に軸受されてあ
る円板の扁位位置に枢支され、各円板の廻転軸はスプラ
イン付きユニバーサルジョイントを介して連結され、各
廻転軸端には上段振動板の廻転軸より所要歯数の歯車が
装着され、これら歯車群は原動機により連動することを
特徴とする複合振動輸送装置。 2 上記上段振動板の廻転軸より下段の各振動板の廻転
軸に装着される各歯車の歯数を、120枚、60枚、4
0枚としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の複合振動輸送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2441777A JPS583928B2 (ja) | 1977-03-08 | 1977-03-08 | 複合振動輸送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2441777A JPS583928B2 (ja) | 1977-03-08 | 1977-03-08 | 複合振動輸送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53111983A JPS53111983A (en) | 1978-09-29 |
JPS583928B2 true JPS583928B2 (ja) | 1983-01-24 |
Family
ID=12137571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2441777A Expired JPS583928B2 (ja) | 1977-03-08 | 1977-03-08 | 複合振動輸送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583928B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02501201A (ja) * | 1986-07-14 | 1990-04-26 | ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド | エアフィルタ装置 |
-
1977
- 1977-03-08 JP JP2441777A patent/JPS583928B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02501201A (ja) * | 1986-07-14 | 1990-04-26 | ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド | エアフィルタ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53111983A (en) | 1978-09-29 |
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