JPS583877Y2 - 土砂流出防止水抜材 - Google Patents
土砂流出防止水抜材Info
- Publication number
- JPS583877Y2 JPS583877Y2 JP4113579U JP4113579U JPS583877Y2 JP S583877 Y2 JPS583877 Y2 JP S583877Y2 JP 4113579 U JP4113579 U JP 4113579U JP 4113579 U JP4113579 U JP 4113579U JP S583877 Y2 JPS583877 Y2 JP S583877Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- drainage
- soil
- drainage material
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は法面保護工または築堤擁壁上などに使用する
土砂流出防止水抜材に関するものである。
土砂流出防止水抜材に関するものである。
従来、法面保護工または築堤擁壁上などにおいては、堤
体土層に含浸、浸透した降雨水や湧水などの土中水だけ
を法面外方に速かにかつ適正に排水し、それによって法
面及び堤体土層の安定を保つようにする水抜装置の施工
が行われるものであり、従来はプラスチック製網よりな
る筒とか化学繊維などからなる透水性のある土砂坂出防
止材の棒状パイルなどが使用されている。
体土層に含浸、浸透した降雨水や湧水などの土中水だけ
を法面外方に速かにかつ適正に排水し、それによって法
面及び堤体土層の安定を保つようにする水抜装置の施工
が行われるものであり、従来はプラスチック製網よりな
る筒とか化学繊維などからなる透水性のある土砂坂出防
止材の棒状パイルなどが使用されている。
所が前者のプラスチック製網筒の場合には周辺上中水が
筒内に入る際に浸透能に差があり過ぎ、筒の中の流水の
方が急速に大きくなるので、土中水が筒内に入る際、周
辺の土粒子を筒内に持込み、網筒の目詰りを惹起させる
欠点があり、また後者の土砂吸出防止材の棒状パイルの
場合には、目詰りを生ぜず土中水だけを円滑に排水する
のに適した小さい目の加工が困難であり、しかもフィル
タ一層の機能を果すものがないために、とりわけ降雨水
や湧水の多い地帯においては土中水とともに土砂が棒状
パイル水抜材中を通過して流室するもので、該棒状パイ
ル水抜材の上方及び下方の土が亡失して夫々空洞部を形
成する結果を招き、堤体陥没の原因となる大きな欠点が
あった。
筒内に入る際に浸透能に差があり過ぎ、筒の中の流水の
方が急速に大きくなるので、土中水が筒内に入る際、周
辺の土粒子を筒内に持込み、網筒の目詰りを惹起させる
欠点があり、また後者の土砂吸出防止材の棒状パイルの
場合には、目詰りを生ぜず土中水だけを円滑に排水する
のに適した小さい目の加工が困難であり、しかもフィル
タ一層の機能を果すものがないために、とりわけ降雨水
や湧水の多い地帯においては土中水とともに土砂が棒状
パイル水抜材中を通過して流室するもので、該棒状パイ
ル水抜材の上方及び下方の土が亡失して夫々空洞部を形
成する結果を招き、堤体陥没の原因となる大きな欠点が
あった。
この考案は上記に鑑みなされたものであって、以下説明
するような土砂流出防止水抜材を提供して上記従来の諸
欠点を解消するようにしたものである。
するような土砂流出防止水抜材を提供して上記従来の諸
欠点を解消するようにしたものである。
この考案の土砂流出防止水抜材を図面に示す実施例につ
いて具体的に説明すると、１ ａ、１ ｂ、Ｉ Ｃは夫
々化学繊維からなり、その捲縮絡合による大なる透水性
が付与された水抜繊維層である。
いて具体的に説明すると、１ ａ、１ ｂ、Ｉ Ｃは夫
々化学繊維からなり、その捲縮絡合による大なる透水性
が付与された水抜繊維層である。
そしてこの考案は上記複数（図面実施例では３層）の水
抜繊維層１ ａ、１ ｂ、Ｉ Ｃの各層間に、透水性の
ある帆布２を夫々介入合体した土砂流出防止水抜材１を
提供するものである。
抜繊維層１ ａ、１ ｂ、Ｉ Ｃの各層間に、透水性の
ある帆布２を夫々介入合体した土砂流出防止水抜材１を
提供するものである。
なお上記帆布２の代りにそれと均等の物性、透水性のあ
る他の布帛類などを使用することもで゛きるもので゛あ
る。
る他の布帛類などを使用することもで゛きるもので゛あ
る。
そこで上記のように構成された土砂流出防止水抜材１を
水抜装置として使用する場合には、先ずその土砂流出防
止水抜材１を、その過半部を外部に出して図面第３図の
ように水抜管３の後部に狭窄状態で圧嵌して設け、そし
てこのようにした水抜管３を、堤体土層４の法面を被覆
した張ブロック５を適宜貫通して図面第４図のように夫
々設けるものである。
水抜装置として使用する場合には、先ずその土砂流出防
止水抜材１を、その過半部を外部に出して図面第３図の
ように水抜管３の後部に狭窄状態で圧嵌して設け、そし
てこのようにした水抜管３を、堤体土層４の法面を被覆
した張ブロック５を適宜貫通して図面第４図のように夫
々設けるものである。
なおこの場合、水抜管３後端がら露出している土砂流出
防止水抜材１の過半部は夫々堤体土層４中に埋設されて
いるものであることは勿論である。
防止水抜材１の過半部は夫々堤体土層４中に埋設されて
いるものであることは勿論である。
そこで上記の如く使用した場合、水抜管３の外方に露出
している土砂流出防止水抜材１がストレーナ−の役目を
果して土粒子を捕捉し、土中水だけを水抜管３内に導き
、外部へ排水するものである。
している土砂流出防止水抜材１がストレーナ−の役目を
果して土粒子を捕捉し、土中水だけを水抜管３内に導き
、外部へ排水するものである。
この考案の土砂流出防止水抜材は、叙上のように化学繊
維からなる透水性のある複数の水抜繊維層１ ａ、１
ｂ、Ｉ Ｃの各層間に、透水性のある帆布２を夫々介入
合体したものであるから、上述のように使用した場合、
堤体土層４内の土中水は透水性の勝れた複数層の各水抜
繊維層１ ａ、１ ｂ、Ｉ Ｃに多方向、多方面から多
角的に集水され、各水抜繊維層１ ａ、１ ｂ、Ｉ Ｃ
を夫々適切な排水層として多層的に円滑かつ速かに外部
へ排水できる効果があるが、特にこの考案では上記複数
の各水抜繊維層１ａ、ｌｂ、ＩＣ間に、透水性のある帆
布２を夫々介入合体しであるから、土中水とともに上方
からこの土砂流出防止水抜材１内へ移動侵入してくる土
砂は上段の帆布２によって、また同じく下方から土中水
とともに移動侵入してくる土砂は下段の帆布２によって
夫々内部層への侵入が阻止されるもので、土砂流出防止
水抜材１の上方及び下方の土砂亡失及びそれに伴う空洞
部の形成並に堤体の陥没を完全に防遮でき、土中水だけ
を円滑かつ速かに排水して堤体及び法面の長期安定化に
寄与できる卓抜した効果がある。
維からなる透水性のある複数の水抜繊維層１ ａ、１
ｂ、Ｉ Ｃの各層間に、透水性のある帆布２を夫々介入
合体したものであるから、上述のように使用した場合、
堤体土層４内の土中水は透水性の勝れた複数層の各水抜
繊維層１ ａ、１ ｂ、Ｉ Ｃに多方向、多方面から多
角的に集水され、各水抜繊維層１ ａ、１ ｂ、Ｉ Ｃ
を夫々適切な排水層として多層的に円滑かつ速かに外部
へ排水できる効果があるが、特にこの考案では上記複数
の各水抜繊維層１ａ、ｌｂ、ＩＣ間に、透水性のある帆
布２を夫々介入合体しであるから、土中水とともに上方
からこの土砂流出防止水抜材１内へ移動侵入してくる土
砂は上段の帆布２によって、また同じく下方から土中水
とともに移動侵入してくる土砂は下段の帆布２によって
夫々内部層への侵入が阻止されるもので、土砂流出防止
水抜材１の上方及び下方の土砂亡失及びそれに伴う空洞
部の形成並に堤体の陥没を完全に防遮でき、土中水だけ
を円滑かつ速かに排水して堤体及び法面の長期安定化に
寄与できる卓抜した効果がある。
なおまたこの考案の土砂流出防止水抜材は腐敗しないた
め長期に互って目詰りなどを生ぜず、安定した土砂流出
防止と水抜きの機能を果すことができると共に上述の如
く使用すれば、栗石なども不用で経済的であり、かつま
た毛管作用によって土中水の外部への排水が助勢できる
などの効果がある。
め長期に互って目詰りなどを生ぜず、安定した土砂流出
防止と水抜きの機能を果すことができると共に上述の如
く使用すれば、栗石なども不用で経済的であり、かつま
た毛管作用によって土中水の外部への排水が助勢できる
などの効果がある。
図面はこの考案の土砂流出防止水抜材の実施例を示すも
のであって第１図は側面図、第２図は水抜管の側面図、
第３図は水抜管に嵌装した状態の縦断側面図、第４図は
法面保護ブロック覆工に使用した場合の要部の縦断側面
図である。 １・・・・・・土砂流出防止水抜材、ｌａ、ｌｂ、ＩＣ
・・・・・・水抜繊維層、２・・・・・・帆布、３・・
・・・・水抜管、４・・・・・・堤体土層、５・・・・
・・張ブロック。
のであって第１図は側面図、第２図は水抜管の側面図、
第３図は水抜管に嵌装した状態の縦断側面図、第４図は
法面保護ブロック覆工に使用した場合の要部の縦断側面
図である。 １・・・・・・土砂流出防止水抜材、ｌａ、ｌｂ、ＩＣ
・・・・・・水抜繊維層、２・・・・・・帆布、３・・
・・・・水抜管、４・・・・・・堤体土層、５・・・・
・・張ブロック。
Claims (1)
- 化学繊維からなる透水性のある複数の水抜繊維層１ ａ
、１ ｂ、Ｉ Ｃ・・・・・・の各層間に、透水性のあ
る帆布２を夫々介入合体してなる土砂流出防止水抜材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4113579U JPS583877Y2 (ja) | 1979-03-28 | 1979-03-28 | 土砂流出防止水抜材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4113579U JPS583877Y2 (ja) | 1979-03-28 | 1979-03-28 | 土砂流出防止水抜材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55140550U JPS55140550U (ja) | 1980-10-07 |
| JPS583877Y2 true JPS583877Y2 (ja) | 1983-01-22 |
Family
ID=28911154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4113579U Expired JPS583877Y2 (ja) | 1979-03-28 | 1979-03-28 | 土砂流出防止水抜材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS583877Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100707521B1 (ko) | 2006-08-02 | 2007-04-13 | 서광원 | 숏크리트로 시공된 사면의 녹화공법 |
-
1979
- 1979-03-28 JP JP4113579U patent/JPS583877Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55140550U (ja) | 1980-10-07 |
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