JPS583798A - ろう付け後のろうの表面性状の良好な銀ろう合金 - Google Patents

ろう付け後のろうの表面性状の良好な銀ろう合金

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JPS583798A
JPS583798A JP9941981A JP9941981A JPS583798A JP S583798 A JPS583798 A JP S583798A JP 9941981 A JP9941981 A JP 9941981A JP 9941981 A JP9941981 A JP 9941981A JP S583798 A JPS583798 A JP S583798A
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Hideaki Yoshida
秀昭 吉田
Masaki Morikawa
正樹 森川
Kunio Kishida
岸田 邦雄
Tadaharu Tanaka
田中 忠治
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Mitsubishi Metal Corp
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Mitsubishi Metal Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ろうの蒸気圧が低く、しかもろう付は後の
ろうの表面の荒れが少なく、かつ樹枝状高量収縮孔(以
下単に収縮孔という)の発生も少ない銀ろう合金に関す
るものである。
従来、不活性ガス等の特定雰囲気や真空中でろう付けを
行なう銀ろう合金としては、AgKC’uを28チ(以
下チは重量%とする)添加含有させたAg−Cu共晶組
成のもの(J l5−Z 3261・BAg−8)が主
として用いられていた。このようにBAg−8の銀ろう
合金が多用されていた理由としては、このろうが蒸気圧
の高い成分を含まないことが第1等のろう付けに多く使
用されている。さらに、B Ag −8はAgの含有量
が多いために、工芸品等のろう付けにもよく使用されて
いた。
しかし、BAg−8の銀ろうを用いてろう付けを行なっ
た場合、ろう付は後のろうの表面が荒れ、しかも表面に
収縮孔が発生しやすく、このために、このろう材を用い
てろう付けを行なった部品等にメッキ処理を施したシ、
これらを酸洗処理したシすると、前記の収縮孔に処理液
が浸入し、その除去を完全に行なうことが困難となシ、
その結果、収縮孔に残存した処理液によシ、ろう付は部
が変色したり、腐食したシするという欠陥を生ずる恐れ
があった。
本発明者等は、上述のような観点から、なめらかで収縮
孔のないろう付は後のろう表面が得られ、ろう付は後に
メッキ処理や酸洗を行なっても、その処理液の洗浄を簡
単に実施でき、処理液残存に1 よる腐食や変色の恐れを伴うことのない銀ろう合金を見
出すべく、さらにはこれに加えて、蒸気圧の高い元素を
構成成分として添加することなく、真空や特定雰囲気中
での良好なろう付けをも可能とした銀ろう合金を得べく
、特に、蒸気圧の高い成分を含むことがなく、ろう付は
性も良好な、Ag−CU共晶組成のBAg−8ろう材に
着目し、そのろう付は後の表面の荒れや収縮孔の発生原
因に基礎的な考察を加えつつ研究を行なった結果、以下
(a)〜(d)に示す如き知見を得るに至ったのである
ナな−わち、 (a)  BAg−8ろう材のろう付は後のろう表面の
荒れや収縮孔は、ろう中の構成成分が均一に分布してお
らず、これに起因して、ろうの凝固時に不均一な凝固を
生じ、この結果として発生するものであること。
(b)  ろう材中の構成成分の分布が不均一となるの
は、ろうの構成成分のうち母材成分となじみの良い成分
が母材の近くに多く集まシ、母材成分と合金層や金属間
化合物を作ろうとするからであり、BAg−8をろう材
に用いた場合は、一般にCu成分が母材の近くに多く集
まるようになる。特にBAH−8の場合は二元共晶合金
であるために、ろう中のCU酸成分不均一分布が、直接
、不均一凝固につながシ、ろうの表面の荒れや収縮孔が
発生するものであること。
(C)  B Ag −8等のAg−Cu合金にSiを
少量添加すると、このSlはAgやCUよシも、母材と
なるCu系合金、 Ni系合金、あるいはFe系合金等
とのなじみが良いために、優先的に母材の表面に集まっ
て合金層や金属間化合物を作シ、このために、ろうの主
構成成分であるAgやCu成分が直接母材成分と反応す
ることが少なくなシ、ろう材中の主成分の分布が不均一
とならずに凝固が均一に起ることとなり、したがって、
Ag −Cu合金からなるろう材に少量の81を添加す
ると、ろう付は後の凝固したろうの表面の荒れや、収縮
孔の発生が抑えられること。
(d)  Ag−Cu合金に少量の81を添加したろう
材に、さらにSn、 In、 Fe 、 Ni 、およ
びCOの1種以上の少量を添加すると、ろう付は後のろ
うの表面性状がよシ一層改善され、しかもSnおよびI
n添加の場合にはろうの融点が低くなると共に、ぬれ性
が改善され、さらにFe、’Ni、およびco添加の場
合には強度が改善されること。
したがって、この発明は上記知見にもとづいてなされた
もので、銀ろう合金を、Ag:50〜85%、 Si 
: 0,05〜6.0 %を含有せしめ、残シをcuと
不可避不純物で構成するか、あるいは必要に応じてさら
に、Sn、’ In、 Fe、 Ni 、 およびc’
oの1種以上をそれぞれ0.05〜5.0チ含有せしめ
ることによ′−゛つて、ろう付は後のろうの表面性状を
向上せしめたことに特徴を有するものである。
ついで、この発明の銀ろう合金の成分組成範囲を上記の
とおりに限定した理由を説明する。
(a)  Ag Ag成分は、ろうの主構成成分であJ)、Cu、Si成
分と共にろうの融点を下げ、かつぬれ性を改善する作用
を有しておシ、その含有量が50−未満であってもろう
付は性自体には何ら悪影響のないものであるが、ろう中
のCU酸成分多くなって、そのCu成分にSi成分が固
溶するために電気伝導度が低下するようになるうえ1、
ろう材の色調等が銀ろう合金と異なるようになシ、一方
85%を越えて含有させるとろうの融点が再び上昇し、
ろうのぬれ性も悪くなることから、その含有量を50〜
85チと定めた。
(b)  5i Si成分には、ろう材の蒸気圧を上げるとと々く、その
融点を下げ、かつぬれ性を改善する作用があり、しかも
ろう付は時に81成分が母材成分となじみが良く、母材
成分と合金層や金属間化合物を作シ、ろうの主構成成分
が母材の近くに集まって不均一に分布するのを防ぎ、し
たがってろう付は後のろうの表面の荒れや収縮孔の発生
を少なく7する作用があるが、その含有量が0.01)
4未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方j、
olを越えて含有させるとろう中の81成分が多くなっ
てその分布が不均一となシ、再びろうの表面の荒れや収
縮孔が発生するようになることから、その含有量を0.
05〜6.0%と限定した。
(c) Sn、およびIn SnおよびIn成分には、少量の添加でろう付は後のろ
うの表面の荒れや収縮孔の発生を防ぎ、その含有量を増
すにしたがって、ろうの融点を一段と下げ、ぬれ性をよ
シ一層改善する作用があるが、その含有量が0.05%
未満では前記作用に所望効果が得られず、一方5%を越
えて含有させるとろうの表面の荒れや収縮孔が再び発生
するようになることから、その含有量を0.05〜5.
0%と限定した。
(d)  Fe ’、 N4 +およびc。
Fe、Ni、およびCO酸成分は、ろう材の延性を低下
させることなくろうの強度を改善するとともに、ろう付
は母材にこれらの成分を含む場合には、少量の添加でろ
う付は後のろうの表面状態を改善する均等的作用がある
ので、よシ高い強度や表面状態の改善を必要とする場合
に添加するのが有効であるが、その含有量が0.05%
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方5.0
%を°越えて含有させるとろう材の冷間加工性が劣化す
るようになるほか、その融点も上昇し、さらにろうの表
面の荒れや収縮孔が再び発生するようになることから、
その含有量を0.05〜5.0チと限定した。
つぎにこの発明の銀ろう合金を実施例により説明する。
まず、通常の溶解法および塑性加工法にしたがって、第
1表に示すとおシの成分組成をもった本発明ろう材1〜
17および従来ろう材をそれぞれ調製した。
ついで、この結果得られた本発明ろう材1〜1’7およ
び従来ろう材について、JIS−Z3191に則し、ア
ルゴン雰囲気中において830℃の温度下での純Nl板
上載置の際のろうの広がり面積を測定するという試験を
行なった。また、ろうを一度溶解してろう付は後と同じ
状態にしたものの常温での蒸気圧も測定した。そして、
これらの測定結果も第1表に併せて示した。
さらに、前述のろうの広がり試験片によって得られた溶
解凝固後のろうの表面について、そのろうの中央部にお
けるろう表面の荒さを表面荒さ計を用いて測定した。こ
の−ときの表面あらさ測定長さは3龍とした。この測定
結果よシ、直径が200μm以下の鮮明な収縮孔の個数
と、最大収縮孔深さをチェックし、この結果も第1表に
併せて示した。
第1表に示した結果からも、本発明ろう材1〜17は、
いずれも従来ろう材に比して良好なぬれ性を示すととも
に、ろう付は後のろうの表面荒れおよび収縮孔の発生が
少なく、しかもろうの蒸気圧も低いものであることが明
らかである。
上述のように、この発明の銀ろう合金によれば、ろう付
は後にメッキ処理や酸洗処理を行なっても、その処理液
がろうの表面に残存する恐れがなくなシ、しかも蒸気圧
が低いため・に特定雰囲気でのろう付けや真空ろう付け
が可能となシ、ろう付けした部品を真空中や特定雰囲気
中で使用しても何ら支障を来たすこともなくなシ、電子
管、真空管。
あるいはLSI等のろう付けに最適であるなどの工業上
有用な効果がもたらされるのである。
出願人  三菱金属株式会社 代理人  富  1) 和 夫

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  Ag: 50〜85%。 Si:0.05〜6.0%。 Cuおよび不可避不純物:残シ、 (以上重量%)からなる組成を有することを特徴とする
    ろう付は後のろうの表面性状の良好な銀ろう合金。
  2. (2)  Ag: −50〜85 % 。 Si: 0.05〜6.0 % 。 を含有するとともに、 SnおよびInのうちの1種または2種:0.05〜5
    .0%、 を含有し、 Cuおよび不可避不純物:残シ、 (以上重量%)から々る組成を有することを特徴とする
    ろう付は後のろうの表面性状の良好な銀ろう合金。
  3. (3)Ag:50〜85チ、 Sl:、o、o 5〜6.0 %、 を含有するとともに、 Fe、Ni、 およびCoのうちのIllまたは2゛種
    以上:0.05〜5.0チ、 を含有し、 CUおよび不可避不純物:残シ、 (以上重量%)からなる組成を有することを特徴とする
    ろう付は後のろうの表面性状の良好な銀ろう合金。
  4. (4)Ag:50〜85%。 B1:0.05〜6.0%、 を含有するとともに、 SnおよびInのうちの1種または2種: 0.05〜
    5,0%、 を含有し、さらに Fe、Ni、およびcoのうちのIWlまたは2種以上
    : 0.05〜5.0 %。 を含有し、 Cuおよび不可避不純物:残シ、 (以上重量%)からなる組成を有することを特徴とする
    ろう付は後のろうの表面性状の良好な銀ろう合金。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6220780U (ja) * 1985-07-18 1987-02-07
JP2013086171A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Nhk Spring Co Ltd 大気接合用ろう材および接合体
CN117532198A (zh) * 2024-01-09 2024-02-09 河北省科学院能源研究所 一种Ag-Cu基活性钎料及其生产方法和应用

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CN117532198B (zh) * 2024-01-09 2024-03-22 河北省科学院能源研究所 一种Ag-Cu基活性钎料及其生产方法和应用

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