JPS5835332Y2 - 超音波液体霧化装置 - Google Patents

超音波液体霧化装置

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JPS5835332Y2
JPS5835332Y2 JP281679U JP281679U JPS5835332Y2 JP S5835332 Y2 JPS5835332 Y2 JP S5835332Y2 JP 281679 U JP281679 U JP 281679U JP 281679 U JP281679 U JP 281679U JP S5835332 Y2 JPS5835332 Y2 JP S5835332Y2
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JP
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liquid
ultrasonic
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atomization
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JP281679U
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JPS55103423U (ja
Inventor
勲 甲斐
洋人 山本
英治 中井
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オムロン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は超音波液体霧化装置に関し、特に例えば超音
波で液体を霧化しているときの動作状態を表示して、使
用者に霧化動作状態と異常状態とを容易に知らしめるよ
うな、超音波液体霧化装置に関する。
最近、室内を加湿する加湿器や霧化液を吸入することに
より気管支系疾病を治療するような医療用吸入器や美顔
器等においては、超音波で液体を霧化するものが用いら
れている。
従来の超音波液体霧化装置は、電源スィッチの投入によ
り点灯するパイロットランプを設け、該パイロットラン
プの点灯の有無によって使用者に電源の投入状態を知ら
せていた。
ところが、パイロットランプで電源の投入状態のみを表
示するのは、霧化量が比較的微小量であれば、装置が故
障しているのと誤まり易いという欠点があった。
また、従来の超音波液体霧化装置は、単にパイロットラ
ンプの点灯表示で電源投入状態を知らせるのみであるた
め、液槽内に液体が所定量以上あるかどうかを知るため
に液槽をいちいち見なければならず、しかも温度異常が
生しても使用者に何ら知らせていないため、装置に含ま
れる超音波振動子やパワートランジスタ等が熱破壊して
霧化発生動作を停止するまで異常であることがわからな
いという問題点か゛あった。
そこで、渇水や温度異常があれば、予め使用者に報知し
て故障を未然に防止できることが望まれる。
それゆえに、この考案の主たる目的は、液体を霧化動作
している状態を表示して使用者に知らせることができ、
使用者が安心して使用できるようにした超音波液体霧化
装置を提供することである。
この考案の他の目的は、簡単な構成かつ安価にして霧化
動作状態と渇水または温度異常状態とを表示でき、故障
を未然に防止できるようにした超音波液体霧化装置を提
供することである。
この発明を要約すれば、超音波発振期間を規定して霧化
量を可変制御するための可変パルス発生回路から発生さ
れる可変パルスに基づいて点灯表示(または発光表示)
する動作状態表示部を設け、該動作状態表示部の表示状
態によって正常に霧化動作しているか否かを知らせるよ
うにしたものである。
そして、より好ましくは、異常表示部を設け、動作状態
表示部の表示状態と異常表示部の表示状態との組合せに
よって、正常に霧化動作している状態と、渇水状態と、
温度異常状態とを識別できるようにして、少ない表示部
で多種類(3種類)の状態を表示するようにしたもので
ある。
第1図はこの考案の一実施例の超音波液体霧化装置10
の外観図である。
図において、超音波液体霧化装置10の本体11には、
その側面に霧化液吹出ノズル111が形成されるととも
に、持ち運び便利なように把手112が一体的に形成さ
れる。
この本体11には、液槽12が形成される。
この液槽12の前面部分は、好ましくは液槽内を透視で
きるように透明部材が用いられる。
この液槽12には、水などの液体が入られるが、成る医
薬品を混合した霧化液を発生させる場合には医薬品貯留
筒13が用いられ、該医薬品貯留筒13が液槽12内へ
浸たされる。
液槽12の内壁には、水などの液体が所定量以下となっ
て超音波振動子(図示せず)を熱破壊に至らしめるのを
防止するために、所定量の液量に相当する液面位置に電
極14が配設される。
この電極14は、液面の変化を極めて精度よく検出する
ために、導電性の板状片またはピン状の形状をしたもの
が用いられる。
前記超音波液体霧化装置10の本体11の一部には、霧
化発生動作または停止動作を切換えて選択しかつ必要に
応じて霧化量を数段階に大きく切換えるための切換スイ
ッチ15と、単位時間(分)における霧化量(ml)を
調節するための霧化量調節つまみ16とが配設される。
さらに、前記本体11の前面には、この考案の特徴とす
る霧化動作中表示部(例えばランプまたは発光ダイオー
ド)17が配設される。
なお、より好ましくは、本体11の前面に、異常表示手
段の一例として、液槽12内の液体が所定量以下になっ
たことを表示する渇水表示部(例えばランプまたは発光
ダイオード)18が配設される。
第2図はこの考案の一実施例の概略を表わすブロック図
である。
第2図を参照してこの考案の概略を説明すると、可変パ
ルス発生回路20は超音波発振期間を規定するパルスa
(後述の第4図a参照)の周期T(すなわち周波数)ま
たはパルスのハイレベル期間THとローレベル期間TL
O比(すなわちデユーティ)を可変した可変パルスaを
導出し、動作中表示回路90に与えるとともに、駆動回
路30に与える。
動作中表示回路90は可変パルスaの繰返し周期で前記
動作状態表示部17を間欠的に表示させて、霧化動作中
であることを表示させる。
前記駆動回路30は可変パルスaのローレベル期間TL
において超音波発振出力で霧化できる程度に超音波振動
子を励振させるための比較的太きな出力を導出しかつ可
変パルスaのハイレベル期間Toにおいて液体を霧化で
きない程度の比較的小さな出力の出力パルスb(後述の
第4図す参照)を発生し超音波発振回路40に与える。
なお、駆動回路30の出力パルスbと可変パルスaとの
極性を逆に選んでもよい。
この超音波発振回路40は整流回路を含み、交流電源5
0を受けて整流しかつこの整流出力を定電圧電源回路6
0に与える。
また、超音波発振回路40を駆動回路30から与えられ
る出力パルスbに基づいて高周波発振出力を増大または
減少し、その高周波発振出力を超音波発振子70に印加
して励振させ、超音波を発生動作させる。
このようにして、超音波振動子70を常時励振させてお
き、可変パルス発生回路20のパルス出力に同期して液
体を霧化できる程度の発振出力で超音波振動子70を励
振させることにより、可変パルスaの繰返し周期で超音
波振動子を霧化領域または非霧化領域となるように、繰
返して超音波発振させる。
前記定電圧回路60は超音波発振回路40から与えられ
る整流出力を定電圧化し、該定電圧出力を可変パルス発
生回路20.駆動回路30.媒体源位置検出回路80に
与える。
媒体源位置検出回路80の入力端には、前記液槽12内
の検出すべき液面位置に配設された電極14が接続され
ている。
この媒体源位置検出回路80は、電極14が液体に浸さ
れていないとき静電容量を変化し、該静電容量の変化を
検出して可変パルス発生回路20のパルス発生動作を停
止させる。
第3図はこの考案の一実施例の超音波液体霧化装置10
の具体的な回路構成を示す回路図である。
第4図および第5図はこの考案の動作を説明するための
波形図であり、特にたとえば第4図aは可変パルス発生
回路20の出力パルスaを示し、第4図すは出力レベル
を固定した場合における駆動回路30の出力パルスbの
波形を示す。
また、第5図は駆動回路30で出力を段階的に切換可能
な場合の出力パルスbを示す波形図である。
次に、第1図ないし第5図を参照して第3図の具体的な
回路構成とともにその動作について説明する。
まず、液槽12内に所定量以上の液体がありかつ温度異
常もなく、正常に動作している場合を述べる。
前記超音波発振回路40は、全波整流回路41と平滑コ
ンテ゛ンサ42とコルピッツ発振回路43とを含む。
この全波整流回路41は交流電源50から与えられる交
流電圧を全波整流し、該整流電圧が平滑コンテ゛ンサ4
2で平滑されて抵抗44を介して定電圧回路60に与え
られる。
定電圧回路60はツェナーダイオード61とコンテ゛ン
サ62とを含み、全波整流回路41で整流された直流電
圧を定電圧化して駆動回路30.可変パルス回路20.
媒体源位置検出回路80に与える。
前記可変パルス発生回路20は、一定の繰返し周期でパ
ルスを発生する第1のパルス発生回路21と前記媒体源
位置検出回路80の液体のないことを表わす検出出力に
基づいて可変パルス発生を停止させるためのスイッチン
グトランジスタ22と、第1のパルス発生回路21の出
力パルスに基づいて可変周波数またはハイレベル期間と
ローレベル期間のテ゛ニーティを可変したパルスを発生
する第2のパルス発生回路23とを含む。
具体的には、第1のパルス発生回路21は抵抗211,
212の抵抗値とコンデ゛ンサ214の容量とで定まる
充電時定数でコンデンサ214が充電され、該コンデン
サ214の端子電圧が抵抗213,216を介してプロ
グラマブルユニジャンクション トランジスタ(PUT
)215のアノード−カソード間に印加される。
このPUT 215はゲート入力端子に抵抗217と2
18の分圧比で定まる一定電圧がゲート電圧として印加
されているため、コンデンサ214の充電電圧(すなわ
ち端子電圧)が所定の電圧に達すると導通し、該コンデ
ンサ214の充電電圧がPUT215を介して放電され
て所定電位まで低下すると非導通となる。
このとき、PUT215のカソード端には、その導通期
間においてハイレベルが導出されかつ非導通期間におい
てローレベルが導出される。
このPUT215出力のパルスは、抵抗211,212
の抵抗値とコンデンサ214の容量とで定まる時定数で
一定周期毎に連続して発生される。
この第1のパルス発生回路21の出力パルスがトランジ
スタ22のベース入力として与えられる。
一方、第2のパルス発生回路23は、前記霧化量調節つ
まみ16の操作によって可変される可変抵抗器231.
抵抗232の抵抗値とコンテ゛ンサ234の容量とで決
まる時定数でコンデンサ234が充電され、該コンデン
サ234の端子電圧がPUT235を導通させるのに必
要な電圧まで充電されると、該PUT235が導通する
ように回路構成される。
このとき、コンテ゛ンサ234の両端には、抵抗233
とトランジスタ22の並列回路が接続されているため、
第1の発振回路21の出力パルスのハイレベル期間に導
通するトランジスタ22の導通状態に同期して、コンデ
ンサ234の充電電荷が放電される。
そして、パルス発生回路21が1個のパルスを発生する
間に、第2のパルス発生回路23に含まれるコンデンサ
234の端子電圧がPUT235を導通させるのに必要
な電圧に達し、該PUT235を導通させる。
これによって、PUT 235のカソード端には可変パ
ルスaが導出される。
この可変パルスaは、可変抵抗231によってその周期
(またはデユーティ)が可変されたパルスとなる。
そして、PUT235の出力パルス(すなわち可変パル
ス発生回路20の出力パルスa)が動作中表示回路90
に含まれるトランジスタ911に与えられる。
前記動作中表示回路90は、可変パルスaが与えられる
毎にトランジスタ911,912がオン−オフして前記
動作中表示発光ダイオード17に間欠的に電流を流すた
め、動作中表示発光ダイオード17が間欠的に発光表示
する。
これによって、動作中発光ダイオード17が可変パルス
aの周期に同期して間欠的に発光表示するが、可変パル
スaの周波数が高い(すなわち霧化量が多くするように
制御する)場合は、該発光ダイオード17の間欠表示の
周期が早くなり、使用者には連続的に発光表示している
ように見える。
一方、可変パルスaの周波数が低い(すなわち霧化量を
少なくするように制御する)場合は発光ダイオード17
の発光表示期間が短かくかつ発光表示しない期間が長く
なる。
これによって使用者は発光ダイオード17の発光表示状
態(および間欠周期)を見て、霧化動作状態を知り、か
つそのときの霧化量の多少を知ることができる。
また、トランジスタ912のエミッタ端の電圧(すなわ
ち可変パルスa)は、駆動回路30に含まれる抵抗34
を介してトランジスタ35のベース入力端に与えられる
前記駆動回路30は、後述のトランジスタ85の非導通
状態(すなわち温度が正常な場合)において常時導通す
るトランジスタ33と、可変パルスaのローレベル期間
において導通しかつハイレベル期間において非導通とな
るトランジスタ35と、該トランジスタ35のエミッタ
ーコレクタ間に接続される抵抗36と、トランジスタ3
3のコレクタと正側電源ラインとの間に接続される固定
抵抗310とから成る。
なお、固定抵抗310を接続した場合は、トランジスタ
35の出力電圧が一定値に制限されるが、出力電圧のレ
ベルをモード切換えによって可変したい場合は、それぞ
れ抵抗値の異なる抵抗311.312,313を選択ス
イッチ15によって切換えるようにしてもよい。
たとえば、正側電源ラインとトランジスタ33のコレク
タ端の間に固定抵抗310を接続した場合を考えると、
可変パルスaのローレベル期間においてトランジスタ3
5が導通し、超音波発振回路40を駆動するのに要する
比較的大きな振幅の出力を導出し、可変パルスaがハイ
レベル期間においてトランジスタ35が非導通となり、
抵抗36の抵抗値によって定まる比較的小さな振幅の出
力が超音波発振回路40に与えられる。
この駆動回路30の出力、すなわちトランジスタ35が
導通したとき発生される出力電圧は、超音波振動子70
を励振して液体を霧化するのに要する出力電圧となるよ
うに選ばれ、トランジスタ35が非導通となったときに
導通される出力電圧は超音波振動子70を励振させるの
が液体を霧化するに至らない程度の出力電圧(すなわち
非霧化領域の電圧)となるように、抵抗36の抵抗値が
選定される。
前記駆動回路30の出力電圧は、超音波発振回路40に
含まれるコルピッツ発振回路43に与えられる。
このコルピッツ発振回路43は、発振コイル431とト
ランジスタ432と発振コイル434を直列接続し、ト
ランジスタ432と発振コイル434の直列回路に発振
コンデンサ435を並列接続し、トランジスタ432の
ベースと接地ラインとの間に発振コンデンサ433を接
続し、トランジスタ432のベース−コレクタ間に超音
波振動子70とコンデンサ434の直列回路を接続して
戒る。
このコルピッツ発振回路43は、駆動回路30のトラン
ジスタ35が導通したとき導出される出力電圧に応じて
比較的大きな高周波発振電圧を発生して超音波振動子7
0に印加し、超音波振動子70を強く励振させる。
また、駆動回路30のトランジスタ35が非導通のとき
、比較的小さな高周波発振電圧を発生し、超音波振動子
70を比較的弱い発振出力で励振させる。
これによって、超音波振動子70は、可変パルスaの周
期に同期しかつ可変パルスaのハイレベル期間において
比較的強い超音波出力を発生し、可変パルスaのローレ
ベル期間において比較的弱い超音波出力を発振繰返しを
可変パルスaに同期して行なう。
このように、超音波発振させる場合において、常時超音
波振動子70を励磁しておき、可変パルスaの繰返し周
期で液体を霧化する程度の超音波を発生したり、液体を
霧化できない程度の超音波を発生するように制御するこ
とにより、液体の霧化量を制御する場合に比較的微小の
霧化量であっても高精度に制御でき、しかも突入電流を
低減できる利点がある。
なお、駆動回路30として、抵抗311〜313を切換
スイッチ15で切換可能にした場合、駆動回路30は第
5図に示すように、抵抗値の最も大きな抵抗を切換スイ
ッチ15で選択したときに最も少ない霧化量が得られる
ように超音波発振回路40の発振出力を制限し、中程度
の抵抗値を選択したときに中程度の霧化量が得られるよ
うに超音波発振回路40の発振出力を中程度に増大させ
、最も小さな抵抗値を選択したときに最も多くの霧化量
が得られるように超音波発振回路40の発振出力を増大
させる。
次に、前述のようにして超音波発振動作している場合に
おいて、次に液槽12内の液体が所定量以下となった場
合に、超音波発振動作を停止させて装置の保護を図る場
合の動作を説明する。
前記液槽12内に、所定量以上の液体がある場合は、静
電容量が変化しないため、媒体液位置検出回路80に含
まれるハートレ発振回路82は発振動作しない。
このため、スイッチング回路83のトランジスタ831
が非導通となり、これによってトランジスタ833が導
通状態となるため、該トランジスタ833のコレクタ端
がローレベルに保持された状態となる。
このトランジスタ833のコレクタ端の電圧がローレベ
ルであることにより、トランジスタ85および可変パル
ス発生回路20に含まれるトランジスタ22には渇水検
出信号(すなわちハイレベル)が与えられない。
ところが、液槽12の液体が所定量以下になると、電極
14が液面から露出するため、バーI・し発振回路82
に含まれる発振コンデンサ821の静電容量が変化する
この静電容量の変化により、発振コンデンサ821と発
振コイル823と、トランジスタ822,826とから
戒るハートレ発振回路82が発振動作し、該発振出力が
コンテ゛ンサ828が平滑されてトランジスタ831の
ベース入力として与えられる。
このため、トランジスタ831が導通し、かつ従ってト
ランジスタ833のベース入力がローレベルとなるため
、該トランジスタ833が非導通となる。
これによって、トランジスタ833のコレクタ端には、
ハイレベルの電圧が生じ、該ハイレベル電圧が抵抗87
1およびダイオード872を介して奸変パルス発生回路
20に含まれるトランジスタ22のベース入力として与
えられる。
応じて、トランジスタ22が連続的に導通状態となり、
コンテ゛ンサ234の充電電荷を抵抗233およびトラ
ンジスタ22のコレクターエミッタを介して放電させる
コンデンサ234はPUT235を導通させるのに至る
電圧まで充電されなくなる。
これによって、可変パルス発生回路20は以後渇水検出
出力に基づいて可変パルスaの発生を停止する。
これによって、動作中表示発光ダイオード17の発光表
示も停止し、霧化動作の停止状態であることを知らせる
一方、トランジスタ833のコレクタ端のハイレベル出
力によって、トランジスタ85を導通させる。
応じて、正電源ラインから渇水表示発光ダイオード18
−抵抗861−トランジスタ85のコレクターエミッタ
を介して電流が流れ、該発光ダイオード18が渇水状態
を表示する。
このとき、トランジスタ85のコレクタ端の電圧がロー
レベルに低下するため、駆動回路30に含まれるトラン
ジスタ33のベース入力端がローレベルとなり、かつ従
ってトランジスタ33が非導通となる。
応じて、駆動回路30は駆動電圧の導出を停止し、かつ
従って超音波発振回路40は発振動作を停止して超音波
発生動作を停止させる。
なお、ハートレ発振回路82の高周波発振出力が電極1
4に伝わり、修理する人などの人体に悪影響を与えるの
を防止する目的で、ハートレ発振回路82のコンテ゛ン
サ821と電極14との間に、フィルタとして働くコン
テ゛ンサ81が介挿される。
次に、温度異常が生じた場合の動作について説明する。
液槽12内に所定量以上の液体があっても、霧化量を最
大限とするように調節した状態で長時間使用した場合に
おいて、超音波発振回路40に含まれるパワートランジ
スタ432の発生熱が上昇し、パワートランジスタ43
2が熱破壊したり、超音波振動子70が熱破壊するのを
防止するために、熱異常検出回路84を設ける。
この熱異常検出回路84は、超音波振動子70またはパ
ワートランジスタ432を取付けている取付ユニットに
関連的に配設された感温制御形スイッチング素子841
を含む。
そして、熱異常が生じると、感温制御形スイッチグ素子
841が導通するため、I・ランジスタ85のベース端
にハイレベル信号が与えられる。
応じて、トランジスタ85が導通し、トランジスタ33
を非導通に強制することにより、駆動回路30の駆動出
力電圧の発生を停止させる。
このとき、トランジスタ85の導通によって渇水表示発
光ダイオード18に電流が供給されて、該発光ダイオー
ド18が発光表示し、異常状態を知らせる。
ところが、感温制御形スイッチング素子841出力のハ
イレベルが比較的高抵抗値抵抗842によってトランジ
スタ22のベースに与えられない(または与えられても
トランジスタ22を導通させる電圧に至らない)ため、
トランジスタ22は導通しない。
このため、可変パルス発生回路20の可変パルス発生動
作は停止制御されず、かつ従って発光ダイオード17は
間欠的に発光表示を続ける。
これによって、使用者は渇水表示発光ダイオード18と
発光ダイオード17の発光表示を見て温度異常であるこ
とを知る。
なお、前記温度異常検出回路84はコンデンサ843で
ミラー積分機能を果たし、正帰還をかけているため、感
温制御形スイッチング素子841の配設周辺の温度が上
昇して、感温制御形スイッチング素子841の導通状態
に近づいても、そのとき生じるノイズのスパイクがコン
デンサ843で除去されるため、極めて安定に動作する
また、感温制御形スイッチング素子841は所定温度以
上の状態検出して一旦導通すると、電源を遮断するまで
導通状態を保持(すなわち温度異常検出状態を記憶して
いる)ため、一旦温度上昇して超音波霧化動作を停止さ
せたのち、温度が所定以下まで低下しても再び駆動する
ことなく、安全性を向上できる利点がある。
上述のごとく、この実施例によれば、超音波発振期間を
規定しかつ超音波発振出力を可変するための可変パルス
に基づいて霧化動作状態を動作中表示部(発光ダイオー
ド17)で表示するようにしているため、正常に霧化を
発生しているか否かを一目で知ることができ、故障状態
と霧化動作状態とを容易に識別でき、使用者が安心して
使用できよ利点がある。
また、動作中表示部の間欠表示状態の周期または連続表
示状態を見るこのによって、霧化量の多少を容易に知る
ことができる利点がある。
さらに、正常に霧化動作しているときは動作中表示部の
みを表示させ、渇水状態においては動作中表示部の表示
を消しかつ渇水異常表示部のみを表示させ、温度異常に
おいては霧化動作表示部を表示させかつ渇水異常表示部
を表示させることにより、霧化動作状態と、渇水異常状
態と、温度異常状態の3種類の異常状態を2個の表示部
の組合せで表示でき、かつ従って簡単な構成であり安価
にして多種類の状態を表示できる利点がある。
なお、上述の実施例では、駆動回路30を用いて電源投
入後は超音波振動子を常時励振させる場合について述べ
たが、動作中表示回路90に含まれるトランジスタ91
2のエミッタ端の電圧(すなわち可変パルスa)を超音
波発振回路40に含まれるトランジスタ432のベース
入力として直接与えて、常時超音波振動子70を励振し
ないようにしてもよい。
以上のように、この考案によれば、霧化動作状態を表示
して使用者に知らせて、使用者に安心感を与えるような
、超音波液体霧化装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の超音波霧化装置10の外
観図である。 第2図はこの考案の一実施例のブロック図である。 第3図はこの考案の一実施例の具体的な回路図である。 第4図および第5図はこの考案の動作を説明するための
波形図である。 図において、10は超音波液体霧化装置、11は本体、
12は液槽、14は電極、15は切換スイッチ、16は
霧化量調節つまみ、17は霧化動作中表示部、18は渇
水状態表示部、20は可変パルス発生回路、30は駆動
回路、40は超音波発振回路、50は交流電源、60は
定電圧電源回路、70は超音波振動子、80は媒体液位
置検出回路、90は動作中表示回路を示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)超音波発振期間を規定しかつ超音波発振出力を可
    変するための可変パルスを発生する可変パルス発生手段
    、 前記可変パルス発生手段出力の可変パルスに同期して高
    周波発振動作する発振手段、 前記発振手段出力の高周波発振電圧が印加されることに
    よって超音波を発生し、該超音波出力で液体を霧化する
    超音波振動子、および 前記可変パルス発生手段出力の可変パルスによって間欠
    的に表示動作し、霧化動作状態を知らせる霧化動作状態
    表示手段を備えた超音波液体霧化装置。
  2. (2)前記超音波液体霧化装置は、霧化すべき液体が所
    定量以下であることを検出する液体検出手段を含み、 前記可変パルス発生手段は、前記液体検出手段出力に応
    じて可変パルスの発生を停止し、それによって前記霧化
    動作状態を表示手段の表示動作を停止させるようにした
    こと特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    の超音波液体霧化装置。
  3. (3)前記超音波液体霧化装置は、霧化すべき液体が所
    定量以下であることを表示する渇水表示手段をさらに備
    え、該渇水表示手段が前記液体検出手段出力に応じて表
    示動作して渇水状態を知らせることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第(2)項記載の超音波液体霧化装置
  4. (4)前記超音波液体霧化装置は、 霧化すべき液体が所定量以下であることを検出すると液
    体検出手段と、 温度異常であることを検出する温度異常検出手段と、 前記液体検出手段出力または前記温度異常検出手段出力
    で表示される異常表示手段とをさらに備え、 前記霧化動作状態表示手段のみの表示によって正常に霧
    化動作していることを表示し、 前記異常表示手段の表示によって液体が所定量以下にな
    ったことを表示し、 前記霧化動作状態表示手段および前記異常表示手段の表
    示によって温度異常であることを表示するようにしたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    の超音波液体霧化装置。
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