JPS5835252Y2 - 足裏圧療器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、足裏の圧療器に関し、携帯に便利で、しかも
日常履用する靴に装着して使用することを特徴とするも
のである。

人体には、所謂つぼと呼ばれる特定の個所が存在するも
のであって、これらの点を圧迫すると、血行を良くシ、
内臓機能を充進し、或いは老化を防ぐなどの反能を示す
ものである。

そこで古来から、この性質を利用して指圧療法が行なわ
れたが、特に足裏（土踏まず）は治療効果が広範囲にわ
たっているうえ、健康の増進にも卓効のあることから、
指圧療法の根元とされ、しかも、その操作が治療者自身
で行ない得るため、従前から注目されていたのである。

即ち、その方法は二つ割りにした青竹や円筒を踏みつけ
るものであって、一般に青竹踏みと称されるものである
。

しかしながらこの方法は、極めて簡単であるにも拘わら
ず、これを行なうにあたっては、特定の時間と場所とを
要し、しかも実施者に、治療と云う内向的な心の負担を
かけるため、療養上必要な場合以外は殆んど利用される
ことがなかったのである。

そこで近年は、この方法の健康上の効果に着目し、これ
を広く一般に普及すべく、土踏まずの当る部分に突起を
突出させた靴や下駄の履物が考案されたが、使用器具が
限定されるため、上記青竹踏みと同様、健康増進の目的
にまで用いられるまでには到らなかつちのである。

本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであって、携
帯に便利で、しかも日常履用する靴に装着し得る様にし
、仕事中や歩行中など、時と場所とを選ぶことなく、自
然の状態で使用し得る様にし、治療や健康の目的ばかり
でなく、使用者に快感を与え仕事の能率を高める効果を
発揮するものである。

す・んで本考案の一実施例を図について具体的に説明す
ると、符号１及び１′は足裏を圧迫する突起であって、
この突起は適宜な弾性を有するバネ材を用いて渦巻状に
、しかも伏碗形に形成するものである。

しかもこの突起１，１′は連結条２を介して連結しいる
ものであり、換言すればこれらは一条のバネ材を用いて
一体的に形成されているのである。

この圧療器は：靴の中敷３に挾んで装着して使用するも
のであって、連結条２は二個の突起１，１′を連結する
機能を有するほか、中敷３を挾む機能を有するものであ
り、従って連結条２の形成する平面と突起１，１′の最
下位の渦巻４，４′の形成する平面との間隙は少なくと
も中敷３の厚み寸法より小さい事が必要である。

以上詳述した様に本考案は、二個の渦巻状でしかも伏碗
形の突起１，１′と、これを連結する連結条とをバネ材
を用いて一体的に形成したものであって、特に、突起の
最下位の渦巻と連結条との間隙を靴の中敷の厚みより小
さく形成することによって、結局突起と連結条とはクリ
ップとなって中敷３に着脱自在に装着し得るのである。

しかも本圧療器は、中敷３が靴に内装されるものである
ことから、使用中に脱落する憂いは全たく無く、その上
、それ自身は極めて小形であるから、不使用時の携帯が
極めて便利であって、仕事中や歩行中などの如何なる時
にも利用することが出来、従って、労せずして治療効果
を上げることが出来るのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案たる圧痕器の一実施例を骨格的に示す側
面図、第２図は同上平面図である。 １・・・・・・突起、２・・・・・・連結条、３・・・
・・・中敷。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 渦巻状でしかも伏碗形の二個の突起を連結条を介して連
   結すると共に、これらを適宜な弾性を有するバネ材を用
   いて一体的に形威し、しかも該突起の最下位の渦巻の形
   成する平面と連結条の形成する平面との間隙を、これを
   着脱自在に装着すべき靴の中敷の厚み寸法より小さくし
   たことを特徴とする足裏圧療器。