JPS5832613A - 1−アセトキシ−1.3−ブタジエンの高分子量共重合体 - Google Patents

1−アセトキシ−1.3−ブタジエンの高分子量共重合体

Info

Publication number
JPS5832613A
JPS5832613A JP12878481A JP12878481A JPS5832613A JP S5832613 A JPS5832613 A JP S5832613A JP 12878481 A JP12878481 A JP 12878481A JP 12878481 A JP12878481 A JP 12878481A JP S5832613 A JPS5832613 A JP S5832613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molecular weight
copolymer
butadiene
polymerization
abd
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12878481A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0218323B2 (ja
Inventor
Hironobu Shinohara
弘信 篠原
Yoshinori Yoshida
吉田 淑則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd, Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP12878481A priority Critical patent/JPS5832613A/ja
Publication of JPS5832613A publication Critical patent/JPS5832613A/ja
Publication of JPH0218323B2 publication Critical patent/JPH0218323B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、l−アセトキシ−L8−ブタジェン(以下1
−ABDと略記する)の高分子量共重合体に関する。更
に詳しくは、数平均分子量が22. OO0以上である
1−ABDと共役ジエンおよび/またはエチレン性不飽
和化合物との共重合体Kllする。
従来1−ABDの共重合体としてはアゾビスインブチロ
ニトリルやベンゾイルパーオキサイドを開始剤として塊
状もしくは溶液重合により。
または過硫酸塩を開始剤として60〜90Cで乳化重合
により、イソプレンなどの共役ジエン。
スチレン、メチルメタアクリレート、酢酸ビニル、アク
リロニトリルなどのエチレン性不飽和化合物との共重合
体が得られている。(たとえばMacromol Oh
’em、、176(2)+ 84L 1975 )しか
るに従来の方法により得られた共重合体は1−ABDそ
のものが連鎖移動反応をおこし易いため、数平均分子量
はせいぜい20000であることが前記引用文献に述べ
られている。また本発明者の追試によると特に1.− 
A B Dが。
10重量%以上の場合は、上記重合方法によっても数平
均分子量20000の共重合体が得られないことが判明
した。
1−ABDは極性基を有する共役ジエンであり、この共
重合体は新しい高分子材料として各種の展開が考えられ
るが、従来得られているごとき比較的低分子量の共重合
体では機械強度。
接着強度などの面で制限をうけるので、ゴム材料、接着
剤などの用途を考える場合、1従来以上の高分子量の共
重合体が得られることが待ち望まれていた。
本発明者らは1−ABDを10重量%以上含有する共重
合体について、従来得られている1−A B Dの共重
合体に比べ高分子量を有する共重合体を得るべく穀倉検
討を進めたところ。
重合温度を低くすることにより、従来得られている共重
合体に比べ、はるかに高分子量を有する共重合体が得ら
れ、かつこの共重合体は耐油性にすぐれていることを見
出シ、この知見に基づいて本発明を達成した。すなわち
本発明は1−ABDと少なくとも1種の共役ジエンおよ
び/またはエチレン性不飽和化合物とを共重合してなる
数平均分子量が22000以上の1−ABDの共重合体
を提供するものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明に用いられるモノマーである1−ABDはパラジ
ウムなど貴金属触媒の存在下、ブタジェンをアセトキシ
化して得るが、クロトンアルデヒドを無水酢酸およびア
ルカリ金属の酢酸塩の存在下加熱することによっても得
られる。
これらの反応によって得られる1−ABDは゛シメ一体
とトランス一体の混合物であるが1本発明に用いられる
モノマーはシス一体、トランス一体単独でも、これらの
混合物であっても構わない。また重合に不都合とならぬ
程度の水有機溶媒などの不純物を含んでいても良いのは
言うまでもない。
共重合モノマーとしては、共役ジエン、エチレン性不飽
和化合物の少なくとも1種が選ばれる。共役ジエンとし
ては重合性から炭素数4〜6の共役ジエンが好ましく、
その中でもブタジェン、イソプレン、ピペリレン、クロ
ロブレンが特に好ましい。好ましいエチレン性不飽和化
合物としては、炭素数2〜5のオレフィンを挙げること
ができ、中でも重合性からみてエチレンが好ましい。ま
たアクリル酸、メタクリル酸およびそのエステル類が広
義のエチレン性不飽和化合物に含まれるが、特にアクリ
ル酸およびメタクリル酸の炭素数1のメチルエステルか
ら炭素数12のラウリルエステルまでが好ましく。
その中でもメチル、エチル、プロピル、n−ブチル−5
ee−ブチル、t−ブチル、2−エチルヘキシルおよび
ヒドロキシエチルエステルが重合性からみて好ましい。
その他のエチレン性不飽和化合物として重合性の点で好
ましいものとしてはスチレン、酢酸ビニル、アクリロニ
トリルtメタアクリロニトリル、アJ7+″Pγテナ+
少タプザyアセテート、アクリルアミド、メタクリルア
ミ下が挙げられる。これらの共重合上ツマ−は1種のみ
を1−ABDと共重合させても良いが、2種以上を組み
あわせて1−ABDと共重合させることもできる。これ
らの共重合モノマーと1−ABDとの共重合組成は2通
常1−ABD共重合体の耐油性などの特徴を生かすため
に1−ABDを10〜99.9重量%とする範囲で選ぶ
が、共重合体としてのそれぞれの共重合モノマーの特徴
を生かすためには、共重合モノマーをそれぞれ1重量%
〜90重量%の範囲にするのが好ましく、更に5重量%
〜80重量%が共重合モノマーの特徴が更に明らかにな
る点で好ましく、20重量%〜70重量%がなお一層好
ましい。
これらの共重合モノマーと1−ABDとを共重合した高
分子量の共重合体の製造方法の一例を述べる。重合は従
来性なわれていた60〜90Cにくらべ低い−50、〜
50C1好ましくは一10〜45C9更に好ましくは一
5〜40Cで行なう。
したがって重合開始剤はいわゆるレドックス系を用いる
のが好ましく、たど・えばモノマーを適当に選択された
界面活性剤の存在下水系に乳化し9重合開始剤として過
酸化物、活性化剤として第1鉄塩などの還元剤9反応を
円滑に進めるための電解質e pH調調節剤2子子量調
剤などを用いて上記温度において重合を行なうことによ
って、いまだ得られることのなかった数平均分子量52
ooo以上の1−ABDの共重合体−を製造することが
できる。
界面活性剤としてはいわゆるアニオン系、ノニオン系、
アニオンノニオン系のものいずれでも良く、もちろんこ
れらを混合して用いてもよく特に限定されるものではな
いが2通常1−ABDと共重合モノマー100重量部に
対し0.5〜10重量部用いられる。重合開始剤の過酸
化物としては一通常過酸化水素、クメンヒドロペルオキ
シド、パラメンタンヒドロペルオキシドなどが用いられ
、好適には1−ABDと共重合上ツマー100重量部に
対し0.001〜10重量部用いられる。
第1鉄塩としては通常硫酸第1鉄が用いられ1−ABD
と共重合モノマー100重量部に対し0.001〜0.
5重量部用いられる。共重合体の分子量は分子量調節剤
によって適当に変化させることが可能であ怜2分子嚢調
節剤としては直鎖アルキルメルカプタン、四塩化炭素、
シイソプロビルザントゲンジサルファイドなどが好適に
用いられ2分子量調節の度合によって2通常1−ABD
と共重合モノマー100重量部に対し0.001〜10
重量部用いられる。電解質としては塩化カリウム、リン
酸カリウム、リン酸ナトリウム、硫酸ナトリウムなどが
適宜加えられる。水は1−ABDと共重合モノマー10
0重量部に対し通常50〜500重量部用いられるが。
純水である必要はなく重合に不都合とならぬ程度の有機
溶媒、金属塩などを含んでいてもよい。
またかくのごとくレドックス系重合開始剤でなく2通常
の過硫酸塩たとえば過硫酸カリウム。
過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムを用いて20〜
50Cにおいて重合することもできるが。
温度が50tZ’をこえると重合安淀性が劣り2分子量
の高いものが得にくいばかりかゲル化が進行する。かく
のごとき重合は1−ABD、共重合モノマー、重合助剤
などを一度に仕込んでもよく、必要に応じインフレ方式
を用いても良いのは勿論である。また重合助剤などは必
要に応じて用いるものでありe  2NM以上を組みあ
わせても良いのは言うまでもないことである。
また重合は100%重合率まで行なってもよいが、ゲル
化などを防止するため途中で重合停止剤などを添加して
反応を止めてもよい。
また塊状もしくは溶液ラジカル重合においても50C以
下の温度で比較的分解の早いアゾ系開始剤、たとえば4
2′−アゾビス(4−メトキシ−44−ジメチルバレロ
ニトリル)、2.fl’−アゾビス−(44−ジメチル
バレロニトリル)などを用いて低い重合開始剤濃度で重
合することによって、従来得られていない高分子量の共
重合体を製造することも可能である0重合反応終了後の
反応系からは種々の手段によや共重合体を回収すること
ができる。たとえば大量のメタノール中に上記反応系を
添加することによ−り共重合体を析出させることによっ
て共重合体を回収することができ、メタノールにより充
分洗じょうし乾燥することによって精製共重合体を得る
ことができる0 本発明の1−ABDの共重合体は数平均分子量zzoo
o以上のものであるが2通常22000〜100000
0のものとして製造され、22000〜500000の
ものの製造は容易である。また本発明の1−ABDO共
重合体を使用するりえからは数平均分子量50000〜
1000000のものが好ましい。
本発明の1−ABDの共重合体は硫黄により架橋するこ
とができ、かつ実用的強度および耐油性がすぐれ、また
ガラス、紙、木材などの接着剤としてもすぐれたもので
ある。。
本発明の1−ABDの共重合体の数平均分子量は共重合
体を共重合体組成によや選ばれた適当な溶媒、たとえば
アセトン、テトラヒドロフランなどに溶解して、GPO
(ゲルパー5ニジ目ンクロマトグラフイー)により測定
したものである。なおこの場合の数平均分子量の標準サ
ンプルはポリスチレンであり1本発明における数平均分
子量はかくのごとくして測定したポリスチレン換算数平
均分子量に限定される。
次に本発明を実施例により具体的に説明する。
〔実施例1〜15〕 容量500ocのガラス製耐圧ビンに窒素下、第1表に
示すごとき組成の1−ABDと共重合、モノマーの総重
量100F、  ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム6ft水20(1,、エチレンジアミン四酢酸す) 
IJウム0.1 ? 、硫酸第1鉄0.1t、ナトリウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレー ) 0.1 t、
 ハラメンタンヒドロペルオキシド1、Ofを仕込み、
10Cで15時間重合させた。
その後N、N−ジエチルヒドロキシルアミン1、O2を
入れて重合を停止させた。
いずれも凝固物のほとんどないエマルシヨンが得られ、
このエマルジョンを81のメタノール中に攪拌下漬下し
て共重合体を析出させたのち、この共重合体をメタノー
ルで充分に洗滌し。
50C’真空下乾燥させた。
重合率および共重合体の元素分析による共重合組成、ガ
ラス転移点、GPOにより求めた数平均分子量を第1表
に示した。
〔実施例16〜19〕 実施例1においてパラメンタンヒドロペルオキシドを0
.82とし、ターシャリ−ドデシルメルカプタンを第2
表に示すごとく、仕込み8Cで50時間重合させた以外
は実施例1とまったく同様に重合し精製した。その結果
を第2表に示すO 第  2  表 〔実施例20〜!!8〕 実施例6においてパラメンタンヒドロペルオキシド1.
Ofをクメンヒドロペルオキシド0.12とし、夕」シ
ャリ−ドデシルメルカプタン゛を第8表に示すごとく仕
込み8Cで48時間重合させた以外は実施例6と同様に
重合した。その結果を第8表に示す。
第  8  表 〔実施例z4〕 1−ABD80f、スチレン2(If、ブタジェンを5
Of仕込んだ以外は実施例1と同様に重合し精製した。
重合率は90.1%であり、数平均分子量は26500
0であった。
〔実施例z5〕 eooa:のガラス製耐圧ビンに窒素下1−ABD50
t、ブチルアクリレート50f、水’aoot、  ド
デシルベンゼンスルホン酸ンータsr、過硫酸アンモニ
ウム0.1f、  ターシャIJ−)”テシルメルカブ
タン0.21を仕込み88でで29時間反応させた。重
合率72.1%の凝固物のほとんどないエマルジョンが
得られ、この共重合体の数平均分子量は128000で
あった。
〔実施何26〕 実施例25において過硫酸アンモニウムを2.it’−
アソヒス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニ)
 IJル)を1.Of用いた以外は実施例25と同様に
重合した。重合率74.9%の凝固物のほとんどないエ
マルジョンが得られ、この共重合体の数平均分子量は1
16000であった。
〔比較例1〕 100CCのガラス製耐圧ビンに窒素下ベンゼン20L
 1−ABD lof、スチレン10fおよび2.1l
t−アソヒス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)を0.12仕込み、60Cで20時間重合し
た。得られた共重合体は無色透明の液状であり。
反応率は66.1%であった。この共重合体の数平均分
子量を測定したところ8200であった。
特許田麩 日本合成ゴム株式会社 代理人弁理士 伊東 彰

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1−アセトキシ−L8−ブタジェンと少なくとも1種の
    共役ジエンおよび/またはエチレン性不飽和化合物とを
    共重合してなる数平均分子量がzgooo以上の1−7
    セトキシー18−ブタジェンの共重合体
JP12878481A 1981-08-19 1981-08-19 1−アセトキシ−1.3−ブタジエンの高分子量共重合体 Granted JPS5832613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12878481A JPS5832613A (ja) 1981-08-19 1981-08-19 1−アセトキシ−1.3−ブタジエンの高分子量共重合体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12878481A JPS5832613A (ja) 1981-08-19 1981-08-19 1−アセトキシ−1.3−ブタジエンの高分子量共重合体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5832613A true JPS5832613A (ja) 1983-02-25
JPH0218323B2 JPH0218323B2 (ja) 1990-04-25

Family

ID=14993367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12878481A Granted JPS5832613A (ja) 1981-08-19 1981-08-19 1−アセトキシ−1.3−ブタジエンの高分子量共重合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5832613A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0218323B2 (ja) 1990-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3498942A (en) Emulsion polymerization of unsaturated monomers utilizing alkyl sulfide terminated oligomers as emulsifiers and resulting product
US5395903A (en) Conjugated diene chain-transfer agents for polymerization of olefinically unsaturated (co)monomers
US6448330B1 (en) Aqueous emulsion and process for producing the same
US3742092A (en) Methacrylonitrile polymerization process
US3110702A (en) Molecular weight control in polymerization of vinylidene monomers
US3271375A (en) Molecular weight regulation in polymerization of vinylidene monomers using heterocyclic compounds as regulators
GB1588877A (en) Free radical polymerisation process
US4504605A (en) Film-forming olefinic nitrile polymer latex and method of preparing same
US3236798A (en) Film-forming acrylonitrile polyer latex and method for preparing same
JPH0551007B2 (ja)
US3351602A (en) Film-forming acrylonitrile polymer and latex thereof
JPS5832613A (ja) 1−アセトキシ−1.3−ブタジエンの高分子量共重合体
JPH02265908A (ja) 共役ジエン系共重合体の製造方法
US4525519A (en) Stable amphoteric latices of copolymers based on conjugated dienes
US4701507A (en) Process for the incorporation of functionalized monomers
US3855188A (en) Emulsion polymerization process utilizing organosulfur molecular weight modifier premixed with emulsifier and reducing agent
US3979436A (en) Oxidation resistant polymeric compositions
US3265677A (en) Process for regulating molecular weight in polymerization of vinylidene monomers using 1-methylcyclohexene-1 as regulator
US2663701A (en) Process for polymerizing certain unsaturated compounds in an aqueous system
JP2000309743A (ja) 常温成膜条件下で高強度、高伸度を有するオーバーコート用エマルジョンの製造法
JPS595201B2 (ja) オリゴマ−を用いた乳化重合法
GB1595249A (en) Terpolymer emulsions comprising alpha betaunsaturated acids and their lower alkyl esters and methods for their production
US3933765A (en) Polymers containing thioglycol groups
US4175101A (en) Acrylonitrile block terpolymer barrier resins
US3265676A (en) Process for regulating molecular weight of vinylindene polymers by using 3, 5-dimethylcyclohexen-2-one-1