JPS5832389Y2 - 動電型変換器の駆動系 - Google Patents

動電型変換器の駆動系

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JPS5832389Y2
JPS5832389Y2 JP10630178U JP10630178U JPS5832389Y2 JP S5832389 Y2 JPS5832389 Y2 JP S5832389Y2 JP 10630178 U JP10630178 U JP 10630178U JP 10630178 U JP10630178 U JP 10630178U JP S5832389 Y2 JPS5832389 Y2 JP S5832389Y2
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JP
Japan
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magnetic
yoke plate
yoke
main magnet
magnet
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JP10630178U
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JPS5524833U (ja
Inventor
修三 土井
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オンキヨー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は動電型スピーカ等に用いる動電型変換器の駆動
系に関する。
動電型変換器の駆動系は、第1図に示すごとく、一般に
環状の主磁石1a、前部穴あきヨーク板2a、後部ヨー
ク板2b、中心ヨーク棒2C1環状磁気空隙3からなる
磁気回路の前記環状磁気空隙3内に駆動コイル4を弾性
支持体5を介して配置した構造をなし、駆動コイル4に
信号電流を流すとフレミングの左手則に従った力を駆動
コイル4に生ずるものである。
この際、誘導係数を有す駆動コイル4に信号電流を流す
と駆動コイル4からの磁気が駆動コイル4の内側の中心
ヨーク棒2Cから後部ヨーク板2b、環状の主磁石1a
、前部ヨーク板2aの外側を通り内側の中心ヨーク棒2
Cに帰るループで磁気誘導し磁気回路の特に環状の主磁
石1aに第6図に示すごときマイナーループヒステノシ
ス11の磁気現象を伴い、この現象に起因して駆動コイ
ル4に生ずる力に歪みを伴う。
かかる歪みを改善する手段として、例えば特公昭512
6805号に開示(第2図)されたごとく、磁気空隙を
形成するヨーク面の少なくとも一方の面に厚さ50μ以
上の金属被覆7を設けたもの、また実公昭52−560
39号に開示されたごとく、磁気空隙を形成するヨーク
面の少なくとも一方の面に少なくとも1個の導体リング
8を絶縁して設けたものなどがある。
これらはいずれも磁気空隙を形成するヨーク面の電磁気
的特性を変化させて歪の改善を計ったものであるが、磁
気空隙を形成するヨーク面は以前より精密加工を必要と
する部分であり上記のような特別の加工手段を施したも
のはコスト高になる欠点を生ずるほか駆動コイル4の中
心支持が困難となって不良率が高くなる欠点を生ずる。
本考案は叙上の欠点を是正するためになされたものでそ
の目的とするところは、磁気空隙に上記のごとき特別の
加工手段を施すことなく構造が簡単で、歪の低減効果が
大なる動電型変換器の駆動系を提供するにある。
次に本考案を第4.5,6.7図と共に説明する。
第4図は本考案の一実施例を示すもので、環状主磁石1
aの前部に穴あきヨーク板2a、後部にヨーク板2b、
該ヨーク板2bの前部中央に前記環状主磁石1aと磁気
的に逆向の円板状副磁石1b、該円板状副磁石1bの前
部に円柱状ヨークク棒2Cをそれぞれ配置し、円柱状ヨ
ーク棒2Cの外縁部と穴あきヨーク板2aの内縁部とで
環状磁気空隙3を形成した磁気回路の前記環状磁気空隙
3内に駆動コイル4を弾性支持体5を介して配置したも
ので゛ある。
尚、9はホルダー、10はビス、11はフレームである
このような構造の動電型変換器の駆動系において、駆動
コイル4に例えば第7図に示す信号電流13を流すとフ
レミングの左手則により駆動コイル4に力を生ずるほか
駆動コイル4がらの磁気が駆動コイル4の内側の中心ヨ
ーク棒2Cから円板状の副磁石1b、後部ヨーク板2b
、環状の主磁石1a、前部穴あきヨーク板2aの外側を
通り内側の中心ヨーク棒に帰るループで磁気誘導し磁気
回路の特に円板状の副磁石1bと環状の主磁石1aにそ
れぞれマイナーループヒステリシスの磁気現象を伴う。
この磁気現象のため環状主磁石1aを通過する磁束に脈
動磁束14のごとき変化を生ずると共に円板状副磁石1
bを通過する磁束に前記脈動磁束14と180°の位相
差を保った脈動磁束15を生ずる。
これらの脈動磁束14.15の波形の形状は主に環状主
磁石1aの波形と脈動磁束15の波形を台底した磁束1
6が環状磁気空隙3に作用する。
脈動磁束14の波形は円板状の副磁石16の磁気特性に
起因し、脈動磁束15の波形は環状の主磁石1aの磁気
特性に起因して生ずるものである。
環状主磁石1aと円板状副磁石に磁化方向が互に逆で磁
気特性の異なるものを用いれば、これら二つの磁石の合
成磁束16は脈動磁束となるが、磁気特性の同じものを
用いれば二つの磁石の合成磁束16は脈動部分がほとん
どなくなって一定の磁束となる。
このように環状主磁石1aと円板状副磁石の磁化方向を
逆にし、磁気特性のほぼ同じものを用いれば環状主磁石
1aと円板状副磁石1bの合成磁束16は常に一定とな
って、駆動コイル4の位置する環状磁気空隙3内の磁束
を常に一定となし得てマイナーループヒステリシスの磁
気現象に基づく歪の発生を阻止できる。
第5図は本考案の別の一実施例を示すもので、磁気的に
逆向きの環状主磁石1a、環状副磁石1bを接合し、そ
の前部に穴あきヨーク板2a、後部にヨーク板2b、該
ヨーク板2bの中央部内側に中心ヨーク棒2Cをそれぞ
れ配置し、前記中心ヨーク棒2Cの外縁部と前記穴あき
ヨーク板2aの内縁部とで環状磁気空隙3を形成した磁
気回路の前記環状磁気空隙3中に駆動コイル4を弾性支
持体5を介して配置したものである。
この構造の動電型変換器の駆動系は前記実施例(第4図
)と同様の動作をなして、マイナーループヒステリシス
の磁気現象に基づく歪の発生を阻止できる。
このように、磁化方向が逆向の主磁石1a、副磁石1b
とヨーク部材と環状磁気空隙3とからなる磁気回路は、
主磁石1aと副磁石1bの磁気特性を選定することによ
り、環状磁気空隙3内に配置した駆動コイル4の電磁作
用によるマイナーループヒステリシスの磁気現象に基づ
く歪を極めて少なくできるほかに構造が簡単にして、環
状磁気空隙3を形成するヨーク部材の壁面になんら特別
の手段を施していないため駆動コイル4の中心支持が容
易にできて駆動コイル4の空隙ずれを防止できるなどの
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1.2.3図は従来例を示す動電型変換器の駆動系断
面図、第4,5図は本考案の実施例を示す動電型変換器
の駆動系断面図、第6図はマイナーループヒステリシス
の磁気現象を示す図、第7図は本考案の動作を示す図。 1a・・・・・・主磁石、1b・・・・・・副磁石、2
a、2b・・・・・・ヨーク板、2C・・・・・・ヨー
ク棒、3・・・・・・環状磁気空隙、4・・・・・・駆
動コイル、5・・・・・・弾性支持体、6・・・・・・
固定用ビス、7・・・・・・金属被覆、8・・・・・・
導体リング、9・・・・・・ホルダー、10・・・・・
・フレーム、11・・・・・・マイナーループヒステリ
シス特性、12・・・・・・信号電流、13.14・・
・・・・脈動磁束、15・・・・・・合成磁束。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心ヨーク棒2Cを中心にとりつけた後部ヨーク板2b
    の上に環状の主磁石1aを載置し、さらに当該主磁石1
    aの上に前部穴あきヨーク板2aを載置して、当該前部
    穴あきヨーク板の内縁部と前記中心ヨーク棒2Cの先端
    外縁部の間に環状磁気空隙3を形成した磁気回路の、前
    記中心ヨーク棒2Cと前記後部ヨーク板2bの間、ある
    いは前記主磁石1aと前記後部ヨーク板2bの間に、前
    記主磁石1aと逆方向に磁化した副磁石1bを介在せし
    め、前記環状磁気空隙3内に駆動コイル4を弾性支持体
    5を介して配置した動電型変換器の駆動系。
JP10630178U 1978-08-01 1978-08-01 動電型変換器の駆動系 Expired JPS5832389Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10630178U JPS5832389Y2 (ja) 1978-08-01 1978-08-01 動電型変換器の駆動系

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Publication Number Publication Date
JPS5524833U JPS5524833U (ja) 1980-02-18
JPS5832389Y2 true JPS5832389Y2 (ja) 1983-07-18

Family

ID=29049357

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JP10630178U Expired JPS5832389Y2 (ja) 1978-08-01 1978-08-01 動電型変換器の駆動系

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