JPS583173Y2 - 釣銭受け渡し台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は釣銭の受は渡しに供する釣銭受は渡し台に関す
るものである。

従来の釣銭の受は渡しは皿等の受皿を以って成されてい
たが、係る受皿上に置かれた釣銭、特に小銭を一つ一つ
取り上げ手中に収゛めるには、小銭が薄いこともあって
非常に難を要し、受は取り人に訃いては常に荀立ちを覚
える等の欠点を有していた０ 本願は上記欠点に鑑み、釣銭の受は渡しを傾斜自在なる
受は渡し台にて行なわしめ、傾斜方向上に位置せしめた
手の平上に釣銭を滑り落としめる様にして上記欠点を解
消せんとするものである。

以下本考案実施の一例を図面に基いて説明すると、 １はゴム等の弾性部材にて形成した受は渡し台２０基端
３を基盤４に固定せしめて該受は渡し台２の非固定部を
水平方向より下方間において傾斜自在とせしめると共に
、受は渡し台２の前方下部に山状の引掛具５を懸吊せし
めた釣銭受は渡し台本体である。

基盤４は底面部６０両側より立ち上がり状の側面部７，
７′を形成し、該側面部７，７′の上方部を対向方向へ
水平に折曲せしめて支持片部８，８′を形成せしめてお
り、該支持片部８，８′の下面に受は渡し台２の両側縁
上面を当接せしめると共にその基端３両端部を支持片部
８，８′の後部下面に固着せしめている。

受は渡し台２の上面には前方へ収束する幅広の溝９がテ
ーパー状に形成され、下方へ傾斜する受は渡し台２から
滑り落ちる小銭１０ 、１０’・・・・・・を前方にお
いて収集せしめる様にせしめている。

山状の引掛具５はし字状にて囲まれる内方の各幅を、人
の手の親指を除いた４本の指が一時に挿入出来る様に形
成しており、且つその両端を引掛具５が前後に揺動する
ように受は渡し台２の下面に枢支せしめている。

要するに本考案は、底面部６の両側より立ち上がり状の
側面部７，７′を形成すると共に該側面部Ｉ、γの上方
部を対向方向へ水平に折曲せしめて支持片部８，８′を
形成せしめ、該支持片部８，８′の後部下面に弾性部材
より戒る受は渡し台２０基端８を固着せしめ、受は渡し
台２の上面には前方へ収束する幅広の溝９をテーパー状
に形成せしめ、受は渡し台２の前方下部には引掛具５を
懸吊せしめたので、受は渡し台２の上面に釣銭１０．１
０’・・・・・・を載置せしめれば受は取り人は単に手
先を引掛具５に挿入して下方へ引っ張れば受は渡し台２
は下方に傾斜され、万一釣銭１０ 、１０’・・・・・
が受は渡し台２に残っても受は渡し台２は対向方向へ水
平に折曲された支持片部８，８′により必要以上に上昇
することなく、釣銭１ Ｇ 、 １０’・・・・・・は
受は渡し台２が具有する弾性復元力にても受は渡し台２
より落下することがなく、又受は渡し台２上面の溝９に
より釣銭１０ 、１０’・・・・・・は中央部に集中さ
れ幼児にても手中に完全に収めることが出来るのである
。

又、本考案のものは釣銭受は渡し台本体１をプラスチッ
ク等にて一体成型出来るためコスト安に製作出来る等そ
の実用的効果甚だ犬なるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案実施の一例を示すものにして、第１図は本考
案に係る釣銭受は渡し台本体の斜視図、第２図はその使
用状態図、第３図は第１図の断面図、第４図は第２図の
断面図である。 １・・・釣銭受は渡し台本体、２・・・受は渡し台、３
・・基端、４・・・基盤、５・・・引掛具、１１・・・
スプリング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底面部の両側より立ち上がり状の側面部を形成すると共
   に該側面部の上方部を対向方向へ水平に折曲せしめて支
   持片部を形成せしめ、該支持片部の後部下面に弾性部材
   より成る受は渡し台の基端を固着せしめ、受は渡し台の
   上面には前方へ収束する幅広の溝をテーパー状に形成せ
   しめ、受は渡し台の前方下部には引掛具を懸吊せしめた
   ことを特徴とする釣銭受は渡し台。