JPS5831709B2

JPS5831709B2 - Ａｃアウトレツト

Info

Publication number: JPS5831709B2
Application number: JP54143607A
Authority: JP
Inventors: 泰市川
Original assignee: HIRAKAWA ELECTRIC WIRE Manufacturing CO
Current assignee: HIRAKAWA ELECTRIC WIRE Manufacturing CO
Priority date: 1979-11-06
Filing date: 1979-11-06
Publication date: 1983-07-07
Also published as: JPS5667180A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は電源に接続された機器に取り付けられ、該機器
から外部に電源を提供するＡＣアウトレットに関し、特
に、内部の接続端子を遮蔽部材によって外部から確実に
遮蔽することにより安全性を高めたＡＣアウトレフトに
関する。

従来のＡＣアウトレットとして、弾性機構によって内部
の接続端子を遮蔽する方向に付勢される遮蔽部材を有し
、差し込みプラグの接続端子によって押圧された時に生
じる力が前記弾性機構の弾性力を上回った時に遮蔽部材
が内部の接続端子の遮蔽を解く方向に移動して所定の電
気接続を実現する構成を有しているものがある。

しかし、従来のＡＣアウトレットによれば、遮蔽部材の
定められた位置にあるレベル以上の力を加えるだけで遮
蔽部材が移動して内部の接続端子との接触を可能にする
ため、プラグ刃以外の部材、あるいは片方のプラグ刃の
みによっても遮蔽を解くことができる。

そのため、幼児等が誤って遮蔽を解き、感電する恐れが
ある。

本発明はプラグ刃と接続される刃受は端子を遮蔽部材に
よって外部から確実に遮蔽することによって安全性を高
めるため、アウトレフト本体に設けられたＬ字状のガイ
ド部に被ガイド部を介して係合し、１つの方向の運動に
よってロック係合を外した後前記方向と直交する方向の
運動によって刃受は端子の遮蔽を解く一対の遮蔽部材を
備え、かつ上蓋のガイド孔によって刃受は端子を確実に
前記ロック係合を外す位置へ案内するようにしたＡＣア
ウトレットを提供するものである。

尚、以下の実施例では、２極用アウトレツトとして説明
されるが、本発明はこれに限定するものではなく、「一
対」と表現されていても、これに１極を付加した３極用
ＡＣアウトレツトとして使用することも十分可能であり
、また、本発明の範囲もそれまで及ぶものである。

以下第１図より第７図によって本発明の実施例を詳細に
説明する。

第１図は本発明によるＡＣアウトレットの分解図であり
、本体１０と、一対の刃受は端子２０と、ばね３０と、
一対の遮蔽部材４０ａ、４０ｂと上蓋５０とを有してい
る。

本体１０は、刃受は端子２０を受は入れる開口部１１と
、ばね３０を受は入れる開口部１２と、遮蔽部材４０ａ
、４０ｂの運動を規制するガイド溝１３ａ、１３
ｂと、後述する取付部材を位置させる凹部１４と、凹部
１４に設けられた取付用突起１５と、取付用突起１５と
協働して取付部材を固定するスリット部１６と、先端部
１７と、遮蔽部材４０ａ、４０ｂを受は入れる嵌合部
１８とを有している。

一対の遮蔽部材４０ａ、４０ｂは、本体１０のガイド
溝１３ａ。

１３ｂと係合するガイド突起４１ａ、４１ｂと、プラグ
刃と係合して所定の方向に運動する力を発生する作動係
合部４２と、ばね３０の両端３０ａ。

３０ｂとそれぞれ係合するばね留め部４３ａ。

４３ｂとを有し、更に、受は端子２０を遮蔽する遮蔽部
４４ａ、４４ｂおよび他の遮蔽部４４ａ。

４４ｂと係合してロック機能を果すロック係合部４５ａ
、４５ｂを有して全体にＬ字状を呈している。

また、上蓋５０は、本体１０の対応する孔に挿入される
４本のピン５１と、プラグ刃を通して遮蔽部材４０ａ、
４０ｂの作動保合部４２に案内するガイド孔５２とを有
している。

第２図は組立て完了したＡＣアウトレット１００と、プ
ラグ２００との接続前の状態を示し、ＡＣアウトレット
１００は、ガイド孔５２を有する上蓋５０と、凹部１４
、取付用突起１５およびスリット部１６を有する本体１
０と、刃受は端子２０とを有しており、プラグ２００は
、ガイド孔５２に挿入されるプラグ刃６０と、本体７０
とを有している。

第３図Ａ、Ｂ、Ｃは第１図で示した遮蔽部材４０ｂを詳
細に示すものであり、特に、作動保合部４２の形状がＢ
のＡ−Ａ断面図およびＣのＢ−Ｂ断面図から正確に知る
ことができる。

即ち、作動係合部４２は２つの断面図で示すように、２
つの傾斜面を有し、ガイド孔５２からプラグ刃６０を挿
入するとプラグ刃６０の先端がまずＦｖ１で示す位
置で係合し、更に、プラグ刃６０を押し続けると遮蔽部
材４０ｂを下方Ｍ１の方向へ運動させてＦｖ２の位
置で係合する（刃６０は位置を変えないため、遮蔽部材
４０ｂが位置を変える）。

プラグ刃６０がＦｖ２の位置で係合している時は、
Ｂ−Ｂ断面においては、Ｆｈｌの位置で係合している時
であり、更に、プラグ刃６０を押し続けると、Ｆｈ２の
位置で係合することになって遮蔽部材４０ｂが右方Ｍ２
の方向へ運動する。

以上から明らかなように、遮蔽部材４０ｂはプラグ刃６
０の押し付は力を受けることにより下方から右方へと連
続した運動を行う。

同様に、遮蔽部材４０ａも、説明を省略したが、部材４
０ｂと対称に上方から左方へと連続した運動を行う。

第４図Ａ、Ｂは、ＡＣアウトレット１００と、プラグ刃
６０との電気接続を行う前の状態と、電気接続を行った
後の状態を示しており、第４図Ａでは、ばね３０の弾性
力で遮蔽部材４０ａ、４０ｂが刃受は端子２０
を外部から遮蔽する位置にあり、第４図Ｂでは、一対の
遮蔽部材４０ａ、４０ｂの作動保合部４２に一対のプ
ラグ刃６０によって対称的な力を加えることにより、第
３図Ａ、Ｂ、Ｃで説明した一連の動きが発生し、一対の
遮蔽部材４０ａ、４０ｂが刃受は端子２０を遮蔽する
位置から移動してプラグ刃６０と刃受は端子２０との電
気接続を実現している。

第５図Ａ、Ｂ、Ｃは、本体１０を正面から見たものであ
り、第５図Ａは、本体１０の刃受は端子用開口部１１に
刃受は端子２０が位置するとともに前述のガイド溝１３
ａ、１３ｂ、ばね用開口部１２、凹部１４に設けられた
取付用突起１５が設けられていることを示している。

また、第５図Ｂは、ばね用開口部１２に挿入されたばね
３０によって遮蔽部材４０ａ、４０ｂが刃受は端子２０
を外部から遮蔽する位置に支持され、ロック係合部４５
ａ、４５ｂが他の遮蔽部４４ａ、４４ｂと係合し
てロックが掛って相互に移動できない状態になっている
ことを示し、第５図Ｃは、第３図Ａ。

Ｂ、Ｃおよび第４図Ａ、Ｂで説明した遮蔽部材４０ａ
、４０ｂの一連の動きによって遮蔽部材４０ａ、４０
ｂが刃受は端子２０を遮蔽する位置から移動してプラグ
刃６０との電気接続を実現していることを示している。

この場合遮蔽部材４０ａ、４０ｂのガイド突起４１
ａ、４１ｂが本体１０のガイド溝１３ａ、１３ｂの
内部をそれぞれ摺動するようにして遮蔽部材４０ａ、４
０ｂ（７）一連の動きを容易にする。

第６図Ａ、Ｂは、以上説明したＡＣアウトレット１００
を機器のシャシ−３００に取り付ける実施例を示してお
り、本体１０の凹部１４に取り付けられる弾性材料より
戒る取付部材８０によって取り付けられる。

取付部材８０は、先端部８１と、基部８２と、本体１０
の凹部１４の突起１５と係合する孔８３とを有し、幅が
拡大している基部８２を本体１０の取付スリット部１６
に摺動係合させながら突起１５と孔８３を嵌合させるこ
とにより取付部材８０を本体１０の凹部１４に固定する
。

然る後、シャシ−３００の取付部に矢印方向からＡＣア
ウトレット１００を挿入すると、取付部材８０の先端部
８１がシャシ−３００を通過した時、その弾性によって
本体１０の先端部１７と取付部材８０の先端部８１との
間でシャシ−３００を挾持するため、ＡＣアウトレット
１００が簡単にかつ安定した状態で固定される。

第７図は、遮蔽部材４０ａの他の形状を示し、ガイド突
起４１ａと、第１の傾斜面４２ａと第２の傾斜面４２′
ａとを有する係合部４２とを備えている。

この遮蔽部材４０ａは、以上の実施例で使用されたピン
端子６０と相違し、ブレード状の刃端子がプラグ刃とし
て使用される場合のものであり、そのため、作動係合部
４０ａは、以上の実施例と相違し、直線状の傾斜作動面
４２ａ、４２’ａを有している。

以上説明した通り、本発明のＡＣアウトレットによれば
、一対のプラグ刃６０が、一対の遮蔽部材４０ａ、４０
ｂの係合部４２を押し付けることによって一対の遮蔽部
材４０ａ、４０ｂが運動するように構成されているため
、幼児等が誤って１つの遮蔽部材４０ａあるいは４０ｂ
をプラグ刃以外の部材で押しても一方だけが運動するよ
うなことがなく、従って、感電事故の発生を防止するこ
とができる。

また、機器への取り付けも、単に取付部材を固定するだ
けで簡単にしかも安定した状態で取り付けることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す分解図。第２図は本発明のＡＣアウトレットとプラグとの関係を
示す斜視図。第３図Ａ、Ｂ、Ｃは遮蔽部材の１つを示し、Ａは斜視図
、ＢはＡのＡ−Ａ断面図、ＣはＡのＢ−Ｂ断面図。第４図Ａ、Ｂは本発明の一実施例を示す断面であり、Ａ
はプラグ刃との接続前、Ｂはプラグ刃との接続後をそれ
ぞれ示す。第５図Ａ、Ｂ、Ｃは本発明の一実施例を示し、Ａは本体
正面図、Ｂ、Ｃは上蓋は外した状態でＢはプラグ刃との
接続前、Ｃはプラグ刃との接続後をそれぞれ示す。第６図Ａ、Ｂは本発明のＡＣアウトレットの取付例を示
し、Ａは取付部材、Ｂは取付状態をそれぞれ示す。第７図は遮蔽部材の他の形状を示す説明図。符号の説明、１０・・・・・・本体、１１・・・・・・
刃受は端子用開口部、１２・・・・・・ばね用開口部、
１３ａ。１３ｂ・・・・・・ガイド溝、１４・・・・・・凹部、
１５・・・・・・取付用突起、１６・・・・・・スリッ
ト部、１７・・・・・・先端部、１８・・・・・・嵌合
部、２０・・・・・・刃受は端子、３０・・・・・・ば
ね、３０ａ、３０ｂ＝−−ばね先端、４０ａ
、４０ｂ・・・・・・遮蔽部材、４１ａ、４１ｂ・・・
・・・ガイド突起、４２・・・・・・係合部、４３ａ、
４３ｂ・・・・・・ばね留め部、４４ａ、４４ｂ・・・
・・・遮蔽部、４５ａ、４５ｂ・・・・・・ロック係合
部、５０・・・・・・上蓋、５１・・・・・ゼン、５２
・・・・・・ガイド孔、６０・・・・・・プラグ刃、７
０・・・・・・プラグ本体、８０・・・・・・取付用部
材、８１・・・・・・先端部、８２・・・・・・基部、
８３・・・・・・係合用孔、１００・・・・・ＡＣアウ
トレット、２００・・・・・・プラグ、３００・・・・
・・機器シャシ−０

Claims

【特許請求の範囲】１遮蔽位置にあるとき一対の刃受は端子を外部から遮
蔽する一対の遮蔽部材と、該一対の刃受は端子を収容し
、前面に遮蔽部材嵌合部を有したアウトレット本体と、
プラグ刃を案内する一対のガイド孔を有し、前記一対の
遮蔽部材を前記嵌合部に配置して前面より閉塞する上蓋
を備えたＡＣアウトレットにおいて、前記アウトレット本体は、前記一対の遮蔽部材を直交す
る２つの方向に案内するＬ字型のガイド部を前記嵌合部
上に有し、前記一対の遮蔽部材は前記遮蔽位置にあるとき弾性力を
受けて前記一対の刃受は端子を外部から遮蔽する遮蔽部
と、相互に係合して前記刃受は端子の遮蔽を解く方向の
動きをロックするロック係合部と、前記アウトレット本
体の前記嵌合部と接する対向面に設けられて前記ガイド
部によってＬ字型の案内を受ける被ガイド部と、前記対
向面の反対面に設けられて前記プラグ刃と係合して直交
する２つの方向の運動力を発生する第１および第２の作
動面を有し、前記プラグ刃を前記上蓋のガイド孔から挿入したとき該
第１の作動面力揃記プラグ刃と係合して前記一対の遮蔽
部材をともに前記直交する２つの方向の１つに移動させ
て前記ロック係合部のロックを外し、該ロックが外れた
状態で前記第２の作動面が前記プラグ刃と係合して前記
遮蔽部材を前記直交する２つの方向の１つと直交する方
向へ移動させて前記遮蔽部の遮蔽を解くことを特徴とす
るＡＣアウトレット。