JPS5831569B2 - 絞りの近傍に近写性能補正用の移動レンズを設けた広角レンズ - Google Patents

絞りの近傍に近写性能補正用の移動レンズを設けた広角レンズ

Info

Publication number
JPS5831569B2
JPS5831569B2 JP47046085A JP4608572A JPS5831569B2 JP S5831569 B2 JPS5831569 B2 JP S5831569B2 JP 47046085 A JP47046085 A JP 47046085A JP 4608572 A JP4608572 A JP 4608572A JP S5831569 B2 JPS5831569 B2 JP S5831569B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
aperture
moving
wide
performance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP47046085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS4912822A (ja
Inventor
伸夫 山下
澄 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP47046085A priority Critical patent/JPS5831569B2/ja
Priority to US358122A priority patent/US3870400A/en
Priority to DE2323377A priority patent/DE2323377C2/de
Publication of JPS4912822A publication Critical patent/JPS4912822A/ja
Publication of JPS5831569B2 publication Critical patent/JPS5831569B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/04Reversed telephoto objectives

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 −[レフレックスカメラに用いられる広角レンズはその
バックフォーカスの長いことが特に要求される為に、い
わゆるレトロフォーカスタイプのレンズが用いられる。
この種レンズは無限遠物点に達する性能は良好にするこ
とが可能であるが、一般に近距離物点に対する性能の劣
化が大き−。
すなわち一般の写真対物レンズに於ては近距離物点に対
する球面収差の変動が大きいのであるが、この種広角レ
ンズに於ては焦点距離が短かしことにより軸上球面収差
の変動は補正不足な方向に、多少変動するものの、この
割合に比して軸外像面わん曲の変動が大きい為、特に、
画面周辺部の描写性能が劣化する。
これはレトロフォーカスレンズの屈折力配分が絞り位置
に対し犬きく非対称になっていることによるものと考え
られる。
この様な近距離物点に対する性能低下を防ぐことは、無
限遠物点に対する像面わん曲の補正を過剰にして釦〈こ
とで若干すくうことができるが、画面が非常に大きくか
つ変動も大きい場合、今度は逆に無限遠物点に対する描
写性能が悪化することになり、平均してすぐれた性能の
レンズを得ることができず、具合が悪い。
本発明はこのようなレトロフォーカス型の広角レンズの
欠点を比較的簡単な機構によって除き得たもので、その
特徴とするところは、絞りの近傍に正又は負の単体レン
ズもしくは貼合せレンズ等の簡単な構成のレンズを設け
、このレンズを物体距離の変化に応じて順次移動させる
ようにしたもので、この移動レンズの焦点距離なfm、
全系の焦点距離をfとする時、0.6< l fm/
f I <3.5なる条件を満足する様な構成とするも
のである。
一般に無限遠点に於て軸上球面収差が丁度う1く補正さ
れてbる様に写真レンズに於ては近距離物点に対しては
軸上球面収差は若干補正不足の傾向を持つ。
レトロフォーカスタイプのレンズについては前群レンズ
は全体として負、前記絞りの近傍の移動レンズの後方は
一般にかなり強し正の屈折力を持ってかり、従ってこの
様な移動レンズを配置した場合にレンズを通る光束はほ
ぼ平行に近い状態で移動レンズに入射する。
従って正レンズを絞りに近づく方向に、負レンズを絞り
から遠去かる方向に移動させると、このレンズの後方に
存在する正の屈折力のレンズ群の口径の小さ一部分を光
束が通過するようになる為、この後方群で発生する補正
不足の球面収差が見かけ上、小さくなる為レンズ系全体
としては丁度近距離物点に対する補正不足の傾向を補正
してやることが可能である。
さらにこの様に移動レンズを設定すると、移動レンズが
絞りに近接している為、歪曲収差、倍率の色収差等主光
線に付随する諸収差はほとんど近距離物点に対してもそ
の値が無限遠物点に対する値から変動しないばかりでな
く、コマ収差の非対称性をほとんど生じることなく、非
点収差のみを補正不足の方向にシフトサせ、近距離物点
に対する画面周辺に対する結像性能を大巾に、向上させ
ることが可能である。
即ち、例えば絞りの近傍の正レンズを絞りに近づけた場
合、絞りの中心を通る主光線に対するこの移動レンズの
屈折作用が弱くなり、移動レンズを通過後は主光線と光
軸のなす角度が増大する。
従って、移動レンズの後方にあるレンズ群への入射角が
大きくなると共に、入射位置も光軸から外れることにな
る。
このために非点収差が負の方向へ大きく変化して、近接
物点に釦ける補正過剰の非点収差をガウス像面へ補正し
得るのである。
移動レンズが負レンズの場合には、絞りから遠ざけたと
きに主光線に対するこの可動レンズの屈折作用が強くな
るので、同様に非点収差を補正することができる。
この時、移動レンズ自身によっても非点収差が変化する
が、移動レンズに対しては元々主光線の入射高が低いこ
と、卦よび可動レンズに対する入射角は変化しないこと
、により非点収差の変動はきわめて小さい。
この状況は後述する実施例1釦よび2の収差曲線図を見
ればきわめて明らかである。
又この様に単レンズもしくは、ダブレット等の簡単な構
成のレンズを移動させて近距離物点に対する性能を向上
させる方法は、レンズ系全体の群の相互間隔等に例等変
更を加える必要がない為、機構的には非常に簡単な方法
で達成することができ、きわめて有効である。
又このような移動レンズを設ける方式によればこの種広
角レンズの周辺光量を一般に決定すると考えられるレン
ズ前部及びレンズ後部は絞り位置に対して何ら相対的に
移動することがない為、近距離物点に対し補正を加えて
もその周辺光量は伺ら変化を受けない。
このことは一般に周辺光量の不足しがちな広角レンズに
とっては大きな利点である。
ただし、この移動レンズの屈折力が強くなりすぎると、
移動誤差に対する収差の変動誤差が太きくなりすぎ、補
正の効果を安定した状態で得ることがむずかしくなる。
即ち、移動レンズの後方に位置するレンズ群に対する主
光線の入射角、入射高の変化は移動レンズの屈折力が強
い程犬きくなる。
従って、移動レンズの屈折力が強すぎると、機械的誤差
によりレンズの移動量が所定の値かられずかに変化した
だけで、非点収差が補正過剰あるいは補正不足となる事
態が生ずる。
これを防ぐためには移動レンズの屈折力をl f m
l )0.6 fに抑えて釦〈ことが必要である。
一方、移動レンズの屈折力が弱くなると、上述の誤差の
問題は生じないが、所望の補正効果を得るために必要な
移動レンズの移動量が著しく大きくなり、通常のレトロ
フォーカス型レンズ系に釦いて本発明の補正方式を用い
ることができなくなる。
このため移動レンズの屈折力はl f m l(3,5
fようにある程度強くしてかくことが必要である。
一般にレトロフォーカス型のレンズでは絞り近傍に釦い
てレンズを通過する入射光束がほぼ平行になる様な形で
屈折力配分を持つのが普通であるが、この移動レンズへ
の入射光束が平行光束から太きくずれる時には主として
球面収差の移動が正方向に大きくなりすぎてし捷い、近
距離物点に対して画面中心部のフレア発生の原因となる
従ってこの移動レンズより前方レンズ群の焦点距離をf
F、移動レンズより前方レンズ群のバックフォーカスを
fFBとすると、I fFBl)i、o l fF
+であることが望ましい。
従ってこの様な条件を満足する様にレンズ系を分割もし
くは適当な空気間隔をあらかじめ設けて公くことが望1
しし。
次に本発明の実施例を示す。
本実施例2のレンズ構成を第5図に示し、収差曲線を第
5〜8図に示す。
実施例1ではrtoとrllとを両面に持つ絞りのすぐ
後方の両凸正単レンズL6が移動レンズとして本発明が
適用されている。
物点が無限遠にある場合のこの正単レンズL6の位置は
レンズL5 より像側に10.44mmであるが、物点
が近距離になるに従ってこのレンズL6のみ物体側に移
動することになる。
第2図にはこのレンズの無限遠物点に対する収差図が描
かれている。
これを1/40倍で使用した時の収差図が第3図であり
、明らかに非点収差が生じ、像面わん曲が太きい。
これを本発明によりレンズL6を移動させ、同じ1/4
0倍で使用した補正後の状態が第4図である。
これを見ると非点収差、像面わん曲等がほとんど無限遠
物点に対して変わりない値に補正されているのがわかる
この時のレンズL6の移動量は1.43である。
又この移動レンズの焦点距離は235.7である。
実施例2では互いに貼合せられ、合成焦点距離が−15
6,4の負レンズLgs Lloが移動レンズとして本
発明が適用されている。
絞りはこのレンズのすぐ前方にあり、近距離物点になる
に従ってこの貼合せレンズのみが、絞りより後方に移動
する。
第6図はこのレンズの無限遠点に対する収差図、第7図
がこのレンズを1/40倍で使用した時の状態で、大き
な像面わん曲を生じている。
これを移動レンズを1、l移動させてやると、同じ1/
40倍で第8図の様な補正状態が得られる。
この収差図を見ても明らかなように無限遠と変わらない
程の良好な補正状態を得ることができ、本発明のすぐれ
た効果を証明している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明レンズの実施例1のレンズ構成を示す断
面図、第2図は同じ〈実施例1の無限遠物点に対する諸
収差を示すグラフ、第3図は実施例1に釦いてレンズを
浮動しないで近接撮影時に1/40倍としたときの諸収
差を示すグラフ、第4図は実施例1に釦いてレンズを浮
動させて近接撮影時1/40倍としたときの諸収差を示
すグラフ、第5図は本発明レンズの実施例2のレンズ構
成を示す断面図、第6図は実施例2の無限遠物点に対す
る諸収差を示すグラフ、第7図は実施例2にかいてレン
ズを浮動させずに近接撮影時l/40倍としたときの諸
収差を示すグラフ、第8図は実施例2に釦いて浮動レン
ズを採用して近接撮影時1/40倍としたときの諸収差
を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 レトロフォーカス型広角レンズにかいて、絞りの近
    傍に正又は負の単体レンズもしくは簡単な構成のレンズ
    を設け、正レンズならば絞りに近づく方向に移動可能に
    、負レンズならば絞りより遠去る方向に移動可能な様に
    なし、物体距離の変化に応じてこのレンズを移動させる
    ことにより近距離物体に対するレンズの収差のくずれを
    補正し得るように構威し、この移動レンズの焦点距離を
    fmとし、全系の焦点距離なfとするとき、0.6(l
    f m/f l(3,5なる条件を満足することを特
    徴とする絞りの近傍に遊軍性能補正用の移動レンズを設
    けた広角レンズ。
JP47046085A 1972-05-10 1972-05-10 絞りの近傍に近写性能補正用の移動レンズを設けた広角レンズ Expired JPS5831569B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP47046085A JPS5831569B2 (ja) 1972-05-10 1972-05-10 絞りの近傍に近写性能補正用の移動レンズを設けた広角レンズ
US358122A US3870400A (en) 1972-05-10 1973-05-07 Wide-angle lens system with movable lens for correcting short distance photographic faculty arranged near diaphragm
DE2323377A DE2323377C2 (de) 1972-05-10 1973-05-09 Weitwinkelobjektiv vom Typ umgekehrter Teleobjektive

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP47046085A JPS5831569B2 (ja) 1972-05-10 1972-05-10 絞りの近傍に近写性能補正用の移動レンズを設けた広角レンズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS4912822A JPS4912822A (ja) 1974-02-04
JPS5831569B2 true JPS5831569B2 (ja) 1983-07-07

Family

ID=12737137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP47046085A Expired JPS5831569B2 (ja) 1972-05-10 1972-05-10 絞りの近傍に近写性能補正用の移動レンズを設けた広角レンズ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US3870400A (ja)
JP (1) JPS5831569B2 (ja)
DE (1) DE2323377C2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425810B2 (ja) * 1973-02-27 1979-08-30
JPS5410448B2 (ja) * 1974-02-23 1979-05-07
JPS5510048B2 (ja) * 1974-05-08 1980-03-13
JPS5147426A (en) * 1974-10-21 1976-04-23 Canon Kk Kinkyoriseinoo hoseisururetoro fuookasugatakokakutaibutsurenzu
JPS5515005B2 (ja) * 1974-10-26 1980-04-21
JPS5172432A (en) * 1974-12-20 1976-06-23 Asahi Optical Co Ltd Kokakushashinrenzu
JPS51122435A (en) * 1975-04-04 1976-10-26 Asahi Optical Co Ltd Wide angle photographic lens of a bright small size retro-focus type
JPS6034730B2 (ja) * 1977-04-05 1985-08-10 キヤノン株式会社 大口径広角レンズ
US4258980A (en) * 1978-09-11 1981-03-31 Vivitar Corporation Retrofocus lens
JPS5550206A (en) * 1978-10-06 1980-04-11 Minolta Camera Co Ltd Inverse telephoto type wide angle lens
DE2946182A1 (de) * 1978-11-15 1980-05-29 Nippon Kogaku Kk Photographisches weitwinkelobjektiv
JPS55164805A (en) * 1979-06-08 1980-12-22 Minolta Camera Co Ltd Reverse telephoto type wide-angle lens
JPS59185307A (ja) * 1983-04-06 1984-10-20 Asahi Optical Co Ltd 広角レンズ
JPS6080816A (ja) * 1983-10-11 1985-05-08 Olympus Optical Co Ltd 歪曲収差の少ない内視鏡対物レンズ
JPS60258511A (ja) * 1984-06-05 1985-12-20 Asahi Optical Co Ltd 小型広角レンズ
DE10215434B4 (de) * 2002-04-08 2015-01-15 Carl Zeiss Objektiv und Objektivserie

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2537912A (en) * 1948-05-28 1951-01-09 Eastman Kodak Co Objective with variable space for controlling aberrations
DE1897655U (de) * 1964-05-29 1964-07-30 Zeiss Carl Fa Photographisches objektiv veraenderbarer brennweite.
JPS585B1 (ja) * 1970-04-11 1983-01-05 Canon Kk
US3748022A (en) * 1971-03-11 1973-07-24 Canon Kk Reverse telephoto type lens prevented from the deterioration of image at the time of close shot

Also Published As

Publication number Publication date
DE2323377C2 (de) 1982-04-01
JPS4912822A (ja) 1974-02-04
US3870400A (en) 1975-03-11
DE2323377A1 (de) 1973-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5831569B2 (ja) 絞りの近傍に近写性能補正用の移動レンズを設けた広角レンズ
US3736049A (en) Wide angle photographing lens
US3748021A (en) Reverse telephoto lens for near-distance photography
JPH09159911A (ja) インナーフォーカス式の望遠レンズ
JP2005189727A (ja) マクロレンズ
JPH0553242B2 (ja)
JPH0383006A (ja) ズームレンズ
JPH0432365B2 (ja)
JPS6113205B2 (ja)
JPS5826001B2 (ja) レトロフオ−カスガタチヨウコクカクレンズ
JPH0812325B2 (ja) レトロフオ−カス型レンズ
JPS6155088B2 (ja)
JPS5832365B2 (ja) ズ−ムレンズソウチ
JPS6113206B2 (ja)
JPH0410609B2 (ja)
US4606615A (en) Behind stop lens
JPH11271610A (ja) 中望遠レンズ
JPH0713704B2 (ja) 広角レンズ
JPH06337348A (ja) ガウス型レンズ
US4482218A (en) Zoom lens
JPS5820009B2 (ja) 大口径超広角写真レンズ
JPS58186714A (ja) 近距離補正された大口径比写真レンズ
JPH0795143B2 (ja) 大口径比望遠レンズ
JPH0231364B2 (ja)
JPS5847683B2 (ja) 前群発散系において近写性能を補正する広角レンズ