JPS5830592A - 曲げ箇所を備えたパイプおよび該パイプの曲げ加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はパイプの曲げ構造に関し、特に、薄肉の金属
丸パイプを小さい曲率半径に曲げる場合に有効な曲げ構
造に関するものである。

従来、自動車のシートフレーム等に用いるパイプは、薄
肉の金属製丸パイプを小さい曲率半径に曲げ加工して用
いる。一般的に、パイプの最小曲げ曲率は機械構造用炭
素鋼鋼管（ＳＴＫＭｌｌＡ）で、１８０度曲げ（折り返
し）の場合、内側半径はパイプ外径０の４倍（４Ｄ）と
されており、この数値以下になると、内壁に生じるシワ
が生じると共に、第１図（Ａ）　（Ｂ）に示す如く、パ
イプ１の曲げに芯の断面が偏平化し強度が低下するのを
防止できないとされている。

この発明は、上記最小曲げ曲率よりもさらに小さい曲げ
曲率で、内壁にシワを生成させることなく、かつ、強度
が高いパイプの曲げ構造を提供することを目的とするも
のである。

上記目的を達成するため、この発明は−パイプ曲げ型装
置に設置されたクランプ手段によって曲げ型の型面にク
ランプしたパイプを、曲げ型に対し接離移動可能な押型
によって曲げるようにしたものにおいて、曲げ型面の底
部に曲げに芯に向ってほぼ曲げ箇所全域に溝を設けると
共に、曲げ加工時に、少なくとも曲げ箇所範囲を曲げＲ
２芯に向ってパイプの管直径が圧縮させるように曲げ型
と押型とを設定し、パイプの余肉を上記曲げ型の溝内に
突出させるようにしたパイプ曲げ装置を用い、曲、げ箇
所に対応するパイプ径を曲げＲ芯に向かい若干偏平化さ
せると共に、曲げ箇所に対応するパイプの内壁から曲げ
に芯に向って一体形成した突・条をほぼ曲げ箇所全域に
形成したことを特徴ξするパイプの曲げ構造を提供する
ものである。

以下、この発明を図面に示す実施例により詳細に説明す
る。

第２図（５）０は、この発明に係るパイプ２を示し、該
パイプ２は薄肉の金属製丸型で、小さい曲率Ｒ（パイプ
の直径りに対してに中１．７Ｄ）で９０度に曲げ加工し
ている。該パイプ２の曲げ箇所３（４１〜１２範囲）は
、第２図の）に示す如く、パイプ径を曲げに芯０に向か
い若干偏平化させ、パイプ中心Ｐより図中縦方向の短径
ＴＩを横方向の長径ｒ２より若干短くしている。横方向
の直径２ｒ２はパイプ２の直線部４の直径りとほぼ同一
とじている。また、パイプ２の曲げ箇所３に対応するパ
イプの内壁２ａに、曲げＲ芯０に向って突出した円孤状
の突条５を曲げ箇所３の全域にわたって形成している。

該突条５の先端より対向する外壁２Ｃまでの長さＳは略
パイプ直径りとほぼ同一としている。（ＳＡＤ） 上記パイプ２の曲げ箇所３では、突条５を形成している
ため、内壁２ａにシワが生成せず、かつ突条５により強
度が強くなっており、よって、従来の最小曲げ曲率（Ｒ
＝：＝４［））よりさらに小さい曲げ曲率で曲げられる
。

第３図以下は、上記パイプ２の曲げ装置を示し、６は曲
げ型機のフレーム、７はフレーム６に突設した曲げ型、
８は曲げ型７の上方に対向させてフレーム６に突設した
クランプ手段、９はフレーム６に枢着したシリンダ、１
０はシリンダ９の下向きロッド９ａに枢着すると共にク
ランプ手段８に枢着した押型取付板、１１は押型取付板
１０に枢　□着した押型である。上記曲げ型７は、その
曲げ型面７ａの底部に１曲げＲ芯に向って略曲げ箇所全
域にＵ状の溝７ｂを形成している。また、該曲げ型面７
ａおよび押型１１の押型面１１ａを曲げ加工時に、少な
（とも曲げ箇所範囲を曲げに芯に向ってパイプ２の直径
が圧縮されるように、パイプ２の管半径より若干小さい
半径に設定している。

上記装置によりパイプ２を曲げ加工する際、パイプ２の
上側外周面をクランプ手段８で保持して、パイプ２の下
側外周面を曲げ型７に嵌合する。この状態で、パイプ２
の直線部はクランプ手段８と曲げ型７とで定置される。

ついで、シリンダ９を作動してロッド９ａを下降させ６
と押型取付板１０はクランプ枢着点を支点として図中矢
印方向に回動される。該回動で押型１１は曲げ型７の曲
げ型面７ａに近接移動し、押型１１の型面１１ａと曲げ
型面７ａとの間にパイプ２を嵌合し、押型１１の移動に
応じて型面１１ａと７ａに沿ってパイプ２を曲げ加工す
る。該曲げ加工により、第３図に示す如く、型面１１ａ
、７ａの半径をパイプ２の半径より若干小さくしている
ため、パイプ２の曲げ箇所３は曲げＲ芯に向ってパイプ
直径が圧縮されるように若干偏平化し、かっ、パイプ２
の内壁の余肉は曲げ型面７ａの溝７ｂｌこ逃げて突出し
。

突条５をパイプ２の内壁２ａより一体形成して設けてい
る。

以上の説明より明らかなように、この発明に係るパイプ
の曲げ構造によれば、パイプ曲げ装置のパイプ内側の型
（曲げ型〕に逃がし溝を設け、曲げ加工時に余肉を上記
溝内に集めることにより、パイプの曲げ箇所の内壁にシ
ワが生成するのを防止し、逆に補強作用をする突条を形
成できる。よって、薄肉の金属丸パイプを、一般的なパ
イプの最小曲げ曲率より小さい曲率で曲げることができ
、か２、小さい曲率で曲げた場合にも強度が低下するこ
となく、逆に曲げ箇所を強化できる利点を有するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１回内は従来のパイプの曲げ構造を示す側面図、第１
図の）は第１回内のＸＸ線断面図、第２図（〜はこの発
明に係るパイプの曲げ構造を示す側面図、第２図（Ｂ）
は第２回内のＹ−Ｙ線断面図、第３図はパイプの曲げ装
置の正面図、第４図は第３図の側面図、第５図は上記曲
げ装置で曲げ加工している状部を示す断面図である。 ２・・・パイプ、　３・・・曲げ箇所、　５・・・突条
、７・・・曲げ型、　７ａ・・・型面、　７ｂ・・・溝
、８・・・クランプ手段、　　９・・・シリンダ、１１
・・・押型、　１１　ａ　−・・型面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　クランプ手段によって曲げ型の型面に沿って
   クランプしたパイプを曲げ型に対し接離移動可能な押型
   によって曲げ加工されるパイプにおいて。 上記曲げ型面の底部に曲げに芯に向かってはソ曲げ箇所
   全域に溝を設けると共に該曲げ型及び押型を曲げ加工時
   にパイプの曲げ箇所範囲を曲げＲ芯に向かってパイプの
   管直径が圧縮されるように設定しておき、パイプの曲げ
   箇所を曲げに芯に向かい若干偏平化させると共に、曲げ
   箇所のパイプの内壁から曲げに芯に向って一体形成した
   突条を曲げ箇所のは！全域に形成したことを特徴とする
   パイプの曲げ構造。