JPS5830265B2 - 連続鋳造用耐火物 - Google Patents
連続鋳造用耐火物Info
- Publication number
- JPS5830265B2 JPS5830265B2 JP55030765A JP3076580A JPS5830265B2 JP S5830265 B2 JPS5830265 B2 JP S5830265B2 JP 55030765 A JP55030765 A JP 55030765A JP 3076580 A JP3076580 A JP 3076580A JP S5830265 B2 JPS5830265 B2 JP S5830265B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- continuous casting
- refractory
- molten steel
- refractories
- mold
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- Expired
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- Continuous Casting (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、たとえは水平式の連続鋳造設備における鋳型
とタンディシュとを連結する鋳型注入口等に使用する耐
火物に関するものであり、その目的とするところは耐熱
衝撃割れ性が良好であるとともに溶鋼が濡れ難く、耐摩
耗性および耐食性が良好な耐火物を提供することにある
。
とタンディシュとを連結する鋳型注入口等に使用する耐
火物に関するものであり、その目的とするところは耐熱
衝撃割れ性が良好であるとともに溶鋼が濡れ難く、耐摩
耗性および耐食性が良好な耐火物を提供することにある
。
例えは、水平式の連続鋳造設備では１図に示すように、
鋳型１はクンディシュ２と耐火物製の注入口３を介して
連結されており、クンディシュ２内の溶鋼４が注入口３
を通して鋳型１内に注入され、ここで冷却されて凝固シ
ェル５を形成しつつ引き抜かれていくものであることは
一般に知られている。
鋳型１はクンディシュ２と耐火物製の注入口３を介して
連結されており、クンディシュ２内の溶鋼４が注入口３
を通して鋳型１内に注入され、ここで冷却されて凝固シ
ェル５を形成しつつ引き抜かれていくものであることは
一般に知られている。
ところで、前記注入口３の耐火物は、鋳造中非常な低温
に保持されている鋳型１に予め固定されているため、そ
の予熱は困難であり、たとえ上記耐火物を予熱したとし
ても、鋳型１に熱を奪われるため温度上昇は生じにくい
。
に保持されている鋳型１に予め固定されているため、そ
の予熱は困難であり、たとえ上記耐火物を予熱したとし
ても、鋳型１に熱を奪われるため温度上昇は生じにくい
。
したがって。鋳込み開始時にタンディシュ２に溶鋼４に
注入すると、注入口３の耐火物内面は急激に常温から溶
鋼温度まで昇温されるために熱衝撃によって割れが入り
やすいものである。
注入すると、注入口３の耐火物内面は急激に常温から溶
鋼温度まで昇温されるために熱衝撃によって割れが入り
やすいものである。
そしてその割れが太きけれは溶鋼が流出するし、又たと
え割れが小さくてもその割れ部に溶鋼が浸入凝固して鋳
片引き抜き時の抵抗か犬になり、最悪の場合は鋳型１内
で凝固シェル５が破断して最終的にはブレークアウトに
つながることになる。
え割れが小さくてもその割れ部に溶鋼が浸入凝固して鋳
片引き抜き時の抵抗か犬になり、最悪の場合は鋳型１内
で凝固シェル５が破断して最終的にはブレークアウトに
つながることになる。
このため、このような注入口３の耐火物は、耐熱衝撃割
れ性が良好なことが必要であるが、この他に要求される
性質としては、溶鋼４と濡れ難いこと、耐食性および耐
摩耗性が良好であることがあげられる。
れ性が良好なことが必要であるが、この他に要求される
性質としては、溶鋼４と濡れ難いこと、耐食性および耐
摩耗性が良好であることがあげられる。
ところで、従来使用されているこの種耐火物としては、
窒化硅素（８１３Ｎ４ ）より構成されたもの。
窒化硅素（８１３Ｎ４ ）より構成されたもの。
あるいは窒化ホウ素（ＢＮ）より構成されたもの等が知
られている。
られている。
しかしながら窒化硅素（Ｓ ｉ３Ｎ４ ）は、硬質は高
いが鋳込み初期のスポーリング性が劣るため、熱衝撃に
弱く割れが発生しやすい。
いが鋳込み初期のスポーリング性が劣るため、熱衝撃に
弱く割れが発生しやすい。
他方窒化ホウ素（ＢＮ）は耐熱衝撃割れ性が良好で溶鋼
との濡れがないが、ホットプレス法で製造されるために
コストが高く、シかも硬度が低いため耐摩耗性に劣るも
のである。
との濡れがないが、ホットプレス法で製造されるために
コストが高く、シかも硬度が低いため耐摩耗性に劣るも
のである。
また、窒化硅素と窒化ホウ素の複合焼結体では、溶鋼（
特にステンレス鋼）に対する耐食性が低い。
特にステンレス鋼）に対する耐食性が低い。
したがって従来の耐火物では水平式連続鋳造を安定に操
業できないという問題点があった。
業できないという問題点があった。
本発明者は上述問題点に対処すべく種々実験を行なった
結果、窒化アルミニウムおよび窒化ホウ素を含有し、残
部が窒化硅素からなる耐火物は。
結果、窒化アルミニウムおよび窒化ホウ素を含有し、残
部が窒化硅素からなる耐火物は。
耐熱衝撃割れ性が良好でると共に溶鋼との濡れがなく、
シかも通常の焼結法により安価かつ容易に製造できるこ
とを見出した。
シかも通常の焼結法により安価かつ容易に製造できるこ
とを見出した。
以下本発明について更に詳細に説明する。
本発明は、ＢＮの製造コスト高と、硬度が低いのをカバ
ーするため、また、 ５ｔ３Ｎ４ の耐熱衝撃抵抗性が
低いのを向上させるため、 Ｓｉ３Ｎ４ と１？Ｎお
よびＢＮの複合焼結体を構成するようにしたものである
。
ーするため、また、 ５ｔ３Ｎ４ の耐熱衝撃抵抗性が
低いのを向上させるため、 Ｓｉ３Ｎ４ と１？Ｎお
よびＢＮの複合焼結体を構成するようにしたものである
。
すなわち、ＢＮを含有させることにより耐熱衝撃抵抗性
が改善され、また、Ａ７Ｎを含有させることにより溶鋼
（特にステンレス鋼）に対する耐食性が向上し、更にＡ
ＡＮおよびＢＮは溶鋼に対する濡れ性が低いので、これ
らの効果によって水平連鋳法における安定な鋳込みが可
能となる。
が改善され、また、Ａ７Ｎを含有させることにより溶鋼
（特にステンレス鋼）に対する耐食性が向上し、更にＡ
ＡＮおよびＢＮは溶鋼に対する濡れ性が低いので、これ
らの効果によって水平連鋳法における安定な鋳込みが可
能となる。
すなわち、ＡＡＮおよびＢＮの特性を生かし。また結合
性が良く硬度の高い５１３Ｎ４中に、ＡＡＮ。
性が良く硬度の高い５１３Ｎ４中に、ＡＡＮ。
ＢＮを配合することにより、適度な強度を持たせること
ができる。
ができる。
その製造方法としては、 Ａｌ３Ｎ、ＢＮの両者の混合
物にＳｉを配合し、Ｎ２雰囲気中で反応焼結することに
より、Ｓｉ ３Ｎ４−Ａ７Ｎ−ＢＮ系の複合焼結体を製
造するものである。
物にＳｉを配合し、Ｎ２雰囲気中で反応焼結することに
より、Ｓｉ ３Ｎ４−Ａ７Ｎ−ＢＮ系の複合焼結体を製
造するものである。
ここでＳｉ３Ｎ４はＡｌＮ。ＢＮの結合剤としての役目
を果しているので、その配合比は１０％以上あればよく
、残部はＡｌＮとＢＮの任意の割合で焼結可能である。
を果しているので、その配合比は１０％以上あればよく
、残部はＡｌＮとＢＮの任意の割合で焼結可能である。
次に、その具体的な実施例と、試験結果に基づいて説明
する。
する。
第１表に示すように、Ａ７ＮとＢＮおよびＳ ｓ ３Ｎ
４の配合比を変えて８種類の耐火物を製造した。
４の配合比を変えて８種類の耐火物を製造した。
煮１〜４は比較例で、Ａ５〜８は本発明である。
この製造方法は、各供試材について５００ｇ配合し、有
機樹脂バインダー４０％溶液を８％添加して。
機樹脂バインダー４０％溶液を８％添加して。
上廻り混線機で３０分混練して坏土とした。
次に成形圧５００化で２２０φ×１８０φｉ ×２０ｔ
のリング形状と、２０Ｘ２０Ｘ１２０１ｒ１１１の棒状
のものに成形した。
のリング形状と、２０Ｘ２０Ｘ１２０１ｒ１１１の棒状
のものに成形した。
以上のように形成した耐火物のうち、棒状に成形した耐
火物については、その耐食性を確認すべく高周波炉で炭
素鋼（Ｓ５０Ｃ）およびステンレス鋼（ＳＵＳ３２１）
を各々１０ｋｇ溶解し、温度を１６５０℃に保持してそ
の溶鋼中に試験片を浸漬し １５ｒｐｍで回転させなが
ら３０分間経過後。
火物については、その耐食性を確認すべく高周波炉で炭
素鋼（Ｓ５０Ｃ）およびステンレス鋼（ＳＵＳ３２１）
を各々１０ｋｇ溶解し、温度を１６５０℃に保持してそ
の溶鋼中に試験片を浸漬し １５ｒｐｍで回転させなが
ら３０分間経過後。
浸漬の前後における試験片の溶損量を測定した。
その試験の結果と、８種類の耐火物の物性値を表２に示
す。
す。
表２から明らかなように、５ｉ３Ｎ４ ＢＮ 係が最も
溶損が犬である。
溶損が犬である。
特にステンレス鋼の方が炭素鋼よりも侵食は大きくなっ
ており、Ａ７Ｎを含有させることにより改善が望まれ、
Ｃは１０％以上が必要である。
ており、Ａ７Ｎを含有させることにより改善が望まれ、
Ｃは１０％以上が必要である。
表１に示した供試材のうち、リング状に形成したものに
ついては、該リング状耐火物を水平式連続鋳造設備の鋳
型とクンディシュ間に取付け。
ついては、該リング状耐火物を水平式連続鋳造設備の鋳
型とクンディシュ間に取付け。
１００ Ｔｏｎの８５０と５ＮＳ３２１を鋳込んだ。
その時の耐火物の凝固シェルによる侵食程度と。
熱衝撃による割れの有無を表３に示す。
表３から凝固シェルによる侵食についてはＡ７Ｎ、ＢＮ
を含有したものが優れていることが解る。
を含有したものが優れていることが解る。
要するに、凝固シェルによる耐火物の耐侵食性は、耐食
性ならびに溶鋼に対する濡れ性が低いことが要求される
。
性ならびに溶鋼に対する濡れ性が低いことが要求される
。
また熱衝撃による割れは５ｉ３Ｎ４−ＡｌＮ系では内部
に発生するのでＢＮを含有させることが必要である。
に発生するのでＢＮを含有させることが必要である。
上述の結果から、水平連続鋳造設備用耐火物としては、
５ｔ３Ｎ４中にＡ７ＮおよびＢＮを含有させたもの
が長時間鋳込みにおいても安定していることが明らかで
ある。
５ｔ３Ｎ４中にＡ７ＮおよびＢＮを含有させたもの
が長時間鋳込みにおいても安定していることが明らかで
ある。
以上説明したように１本発明耐火物は窒化アルミニウム
（Ａ７Ｎ）および窒化ホウ素（ＢＮ）を含有し、残部を
窒化硅素（Ｓｉ３Ｎ４）によって構成したものであり、
ＡＡＮおよびＢＮのすぐれた特性を生かし、安価にしか
も容易に製造することができ。
（Ａ７Ｎ）および窒化ホウ素（ＢＮ）を含有し、残部を
窒化硅素（Ｓｉ３Ｎ４）によって構成したものであり、
ＡＡＮおよびＢＮのすぐれた特性を生かし、安価にしか
も容易に製造することができ。
耐食性ならびに耐熱衝撃割れ性等所期の目的を十分に達
威し得るものである。
威し得るものである。
特に水平連続鋳造における鋳型とクンディシュとを連結
する耐火物として有効であり、その操業を安定に行なう
ことができるという効果を有する。
する耐火物として有効であり、その操業を安定に行なう
ことができるという効果を有する。
図面は本発明耐火物が使用される水平式連続鋳造設備の
概略断面図である。 １は鋳型、２はタンディシュ、３は耐火物よりなる鋳型
注入口。
概略断面図である。 １は鋳型、２はタンディシュ、３は耐火物よりなる鋳型
注入口。
Claims (1)
- １ 連続鋳造の鋳型とタンディシュとを連結する耐火物
であって、窒化アルミニウムおよび窒化ホウ素を含有し
、残部が窒化硅素からなることを特徴とする連続鋳造用
耐火物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55030765A JPS5830265B2 (ja) | 1980-03-10 | 1980-03-10 | 連続鋳造用耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55030765A JPS5830265B2 (ja) | 1980-03-10 | 1980-03-10 | 連続鋳造用耐火物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56129666A JPS56129666A (en) | 1981-10-09 |
| JPS5830265B2 true JPS5830265B2 (ja) | 1983-06-28 |
Family
ID=12312771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55030765A Expired JPS5830265B2 (ja) | 1980-03-10 | 1980-03-10 | 連続鋳造用耐火物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5830265B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58137547U (ja) * | 1982-03-12 | 1983-09-16 | 株式会社神戸製鋼所 | 横型連続鋳造機 |
| JPS6178541A (ja) * | 1984-09-27 | 1986-04-22 | Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd | ノズル |
| US4640336A (en) * | 1984-10-01 | 1987-02-03 | Toshiba Ceramics Co., Ltd. | Refractory for continuous casting |
-
1980
- 1980-03-10 JP JP55030765A patent/JPS5830265B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56129666A (en) | 1981-10-09 |
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