JPS5830176Y2 - マルチレンジ計測器のゼロ点自動補正式レンジ切換装置 - Google Patents

マルチレンジ計測器のゼロ点自動補正式レンジ切換装置

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JPS5830176Y2
JPS5830176Y2 JP10793478U JP10793478U JPS5830176Y2 JP S5830176 Y2 JPS5830176 Y2 JP S5830176Y2 JP 10793478 U JP10793478 U JP 10793478U JP 10793478 U JP10793478 U JP 10793478U JP S5830176 Y2 JPS5830176 Y2 JP S5830176Y2
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JP10793478U
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晟 河本
智弘 辻
康弘 藤永
省三 矢野
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株式会社島津製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電子天びんなどのように複数の測定レンジを
有する計測器においてそのレンジの切換えに際しゼロ点
を調整する手動操作を自動化したマルチレンジ計測器の
レンジ切換装置の改良に関するものである。
1各種の物理、化学的現象の測定においてその試料
対象によって広い範囲の概略値を測定したり、狭い範囲
を拡大して精密に測定したりすることがしばしば生じる
これに対応し、計測器をマルチレンジ式にし、たとえば
2レンジ、4レンジまたは5レンジの測定レンジ切換装
置を設け、使用の便を図っている。
このばあいゼロ点を基点としてレンジを切換えるのが通
例で、そのときは特に不都合は生じない。
しかし、たとえば天びんの場合天びんのさらに風袋が有
り、基点がゼロからズしている(ベース分出力がある)
ばあい、そのままレンジを切換えるとベース分出力もそ
のレンジ比率たとえば×10とか×1/2とかで拡大ま
たは縮少され指示値に加算されるので、指示値にレンジ
係数を掛けてひよう量値を出しても、真のひよう量値が
求められない欠点か゛ある。
この考案は上記のような欠点を解消してマルチレンジ式
計測器の測定レンジ切換えに際に、その都度ゼロ点修正
の手間を省き、被測定量に無関係のベース分(たとえば
天びんの風袋量)のあるままで測定レンジを切換えても
自動的にゼロ点のズレが補正ができ測定の迅速化を図る
について公知のアナログ式補正方法に比し信頼性の高い
ディジタル方式によるものである。
すなわち複数の測定レンジを有する計測器において、そ
の計測量に対応するアナログ信号を出力する検出部が、
計測量によらずに出力する偏差信号をディジタル信号に
変換して記憶する回路と、上記複数の測定レンジ切換え
において行う上記検出部のアナログ信号をディジタル信
号に変換し、レンジに応じた比率によって縮小または拡
大する演算過程において、この検出部のディジタル信号
から上記偏差のディジタル信号を常にレンジに応じた同
一比率で減算する減算回路とからなり、この減算したデ
ィジタル信号を表示するようにしたマルチレンジ計測器
のゼロ点自動補正式レンジ切換装置にかかるものである
以下図面によってこの考案の一実施例装置を電子天びん
を例として詳説する。
第1図は従来の測定レンジ切換装置のブロック図、第2
図はこの考案の一実施例装置のブロック図であり、第1
図、第2図において同一符号のブロックおよび信号は同
じものとする。
1は天びんのさらにのせた試料質量Wを入力とし、アナ
ログ電圧信号A1を出力とする電子天びんの電磁力平衡
式の質量検出部、2は分圧器で上記出力A1を3のレン
ジ設定器のレンジ信号Rによって分圧するもので、測定
レンジがたとえば5レンジ式で、XI、 ×2. ×5
. XIO,X100であれば上記A1を1/1.1/
2.115.1/10.1/100シたアナログ分圧信
号A2を出力する。
4はA/D変換器で人力定格0〜1■に設定されており
、その出力D1は、たとえばBCDコードで゛上記0〜
1■を0〜0.0001〜1.0000の5桁のテ゛イ
ジタル信号に変換する。
5のゲート回路は6のベース消去指令部の指令信号Cが
その制御端子5Cに指令されたときのみその入力信号り
、すなわち試料を天びんから降したときのベース分入力
による4のA/D変換器出力信号を出力し、指令信号C
が発せられないときはゲートを閉じる機能を有する論理
積回路である。
レジスタ7Aは上記入力信号り、を記憶し、そのまま減
算部8へ出力する。
減算部8でその端子8Aの入力から端子8Bの人力を減
算し、その結果をD2として表示部9に出力する。
表示部9にはレンジ設定器3のレンジ信号Rが入力され
ており、表示値の小数点を移動させる。
以上が第1図に示した従来の装置の構成でありこの考案
のものとの対比のためにその作動をベース分入力(風袋
質量など)の無いばあいと有るばあいについて述べる。
ベース分入力WTの無いばあいの1の入力をWとし、測
定レンジを×10と設定したときWは標準測定範囲(た
とえば0〜20g)の10倍まで可能で、したがって1
の出力A1はO〜10Vとなるが分圧器2で1/10に
分圧され4の定格0〜1■となり前述のように5桁のテ
゛イジタル信号D1がブロック8の8Aに入力する。
一方試料をおろした状態で6の指令Cを送り、レジスタ
7Aに4の出力を記憶させるがそのDlが零であるので
D□。
DT= D1= D2として5桁の表示をし、ブロック
3のレンジ信号Rによって小数点を1桁右へ移動させる
このようにベース分人力W□が無いばあいは試料をのせ
たままでレンジをどのように切換えても7Aの記憶値は
常に零であり2の分圧比が変るだけで常に真値を表示し
うるものである。
つぎにベース分人力W、を含む試料質量W′のばあい、
レンジを×1(O〜20 gとする)とし、ベース分人
力W1が今仮りに10 gとすると2の分圧は1/1で
゛その出力A2は0.5■であり、この試料をのせない
状態で6のベース消去指令Cを送ると4の出力D□が0
.5000として7Aに記憶され、減算部8の8Bに人
力されるが同時に4の出力D1は8の8Aにも入力する
これで8の出力はo 、ooooとなりベース分人力W
□が消去され9の表示はW′からW’rを差引き真の試
料質量を表示するのである。
このように測定レンジを切換えないばあいは問題がない
が、上記の試料を天びんから降してレンジを×1から×
2に切換えたとする。
この操作によって2の分圧比が1/2となり、上記10
gのベース分力WTに対する4の入力A’2は、上記
の1/2すなわち0.25Vとなり、4の出力D1は0
.2500で8の8Aに入力する。
一方レジスタフAに記憶されているD□は上記のままの
0.5000であり、これが8の8Bに入力され、0.
2500−0.5000 = −0,2500の減算結
果がD2となって9に入力し、ここでRのレンジ信号が
×2であるので9の表示は−0、5000となり試料の
のせない状態で零であるはずの表示がマイナス表示とな
り、このまま試料をのせると誤差が入ることとなる。
そのため従来の装置ではここで再び6のベース消去指令
を行い上記A/D変換器4の出力0.2500を7Aに
記憶し直しをさせ8の減算部出力D2を零とし9の表示
値が0゜0000となるのを確認したのち試料を計量し
なければならない。
このように従来の装置はベース消去操作をレンジを切換
える毎にいちいち行う手間だけでなく、ひよう量値が変
化する試料を計測中にそのレンジ測定範囲をオーバして
レンジを切換えたときは上記ベース消去操作ができない
のでその測定値は誤差を含んだものとなる欠点もある。
以上が第1図に示す従来の測定レンジ切換装置の構成と
作動およびその欠点である。
この考案にかかる測定レンジ切換装置は第2図にその一
実施例を示し、1〜9までは第1図のブロックと同一機
能のブロックである。
第1図と異なるブロックは7Bの加算レジスタで、これ
は入力するテ゛−夕を加算して記憶するレジスタ、10
の乗算部はレンジ設定器3のレンジ信号Rによってその
入力D1をXI、 ×2. ×5. X10. X10
0などの倍率に乗算するもの、11の除算部は上記の逆
でその入力を1/1.1/2.115.1/10.1/
100の除算するものである。
まずベース分人力W、がなく7Bのレジスタの記憶も零
のばあいの作動を述べる。
今レンジ設定をXIOとすると第1図と同様たとえば2
00gの試料質量Wに対し4のA/D変換器人力A2は
定格1〜1■となり、その出力D工は5桁のテ゛イジタ
ル信号となるまでは同一機能であるが10の乗算部で×
10の倍率がかかった6桁の信号D3となって減算部8
の8B端子に入力する。
一方8の8B端子の入力信号は天びんに試料をのせない
状態でのベース分力W。
に対応するディジタル信号D3を記憶した7Bの出力で
あり、このばあい上記したようにベース分人力W□が零
であり、また7Bの記憶も零であるから8Bの入力もむ
ろん零である。
故に8の減算結果は上記D3そのまま出力D4となり除
算部11に入力する。
除算部11はD4を1/10に除算して6桁の信号を5
桁にもどしD5として表示部9にて表示する。
この際レンジ信号Rによって小数点を1桁右へ移行させ
、たとえばレンジ比10000 (ひよう量にして20
0000 g)と表示する。
このようにベース分入力のないときの作動は各レンジと
も同様であるので以下説明は省略し、ベース分人力W1
の有る場合のベース消去機能およびレンジ切換操作時の
作動について説明する。
今7Bのレジスタの記憶は零とし、レンジ設定が×1(
0〜20 gとする)でベース分入力WTが10gで゛
あったとすれば4の出力り、は前述同様0゜5000で
あり10の倍率は×1であるから、DT’も0゜500
0.8Bが零で゛あるので′8の出力D□″も0゜50
0011の除算も1/1で゛あり、その出力D 、//
/も0゜5000で表示部9でベース分WTは20gX
0゜5000=10.000 gと表示される。
ここで6のベース消去信号Cを送るとDlrtは5のゲ
ート回路を通り7Bに記憶され、同時に8の8Bに入力
され80減算部で相殺されて出力D4は零となり、9で
ベース消去を表示する。
その後に天びんに試料をのせると1の入力はW+W□=
W′となるが、前述の作動で8の8Aの入力D3に対し
8Bの入力り。
″が減算され9の表示はw’+w□−Wで上記ベース分
が消去された真の表示をする。
ここまでの機能は従来のものと同じであるが、つぎに試
料を天びんから降しレンジを×2に切換えたとすれば、
上記10 gの風袋量はA1で0.5でありA2で0.
25となるが10の乗算部で2倍されDT’はもとの0
.5000となり8の減算部で8Bの人力と等しくなり
、9の表示はo、ooooで完全にベース消去される。
これが従来のものに対し、この考案の装置の特徴であり
、この考案の要点である。
このことは更にレンジを×5にしてA2が0.1となっ
ても10の出力かもとの0.5000にもどり、9の表
示はo 、 ooooとなり、レンジを×10にじても
表示はoo 、oooと小数点が移動するだけで零表示
に変りない。
このように一度ベース分を消去する操作を行えば、その
後レンジをどのように切換えてもゼロ点が自動的に補正
されるもので、前述した変化する試料を計測中に×1で
レンジオーバして×2に切換えてもその計測値は真値を
示すことになり、ひよう量計測が迅速化される。
以上がこの考案の測定レンジ切換装置の一実施例の構成
と作動であるが、第2図の構成においては×2と×5の
レンジのばあい9の表示はひよう量入力を1/2・11
5に分圧しそれを×2・×5し、更に1/2・115し
たものであり、使用者がその表示値にレンジ倍数を掛け
なければならない。
この不便を除くために11の除算部は1/1.1/10
.1/100だけに働かせ×2. ×5のレンジでは除
算しないことで表示は2飛び、5飛びそのまま読取るこ
とができるようにする。
または11を設けないで表示桁数がレンジに応じて増減
し、小数点移動をやめるように構成することもこの考案
のはんちゆうに入るものである。
なお説明は4のA/D変換器を用いるシステムで行った
が、第3図に示すような直接ディジタル信号りを発生す
るシステムもこの考案の別の実施例としても考えられる
12はレンジ倍率切換リング3によって光線L(ひよう
量に比例したもの)を透過させる孔13の大きさを切換
える。
14はフォトセンサで先の強さに応じて発生パルスの周
波数が変化するもの、Pはその発生パルス信号でこの信
号をゲートと基準時間設定器およびカウンタで光りの強
さに応じたテ゛イジタル信号りを得るシステムであり1
0の乗算部以降およびRの矢印以下は第2図と同一で゛
ある。
この考案は以上のように構成されているので、電子天び
んに限定されず各種のマルチレンジ式計測器の測定レン
ジ切換に際し、その都度ゼロ点にもどすいわゆるベース
分消去操作を公知のアナログ方式に比して信頼性の高い
ディジタル方式によって自動補正する機能を有し、使用
に当り最初に一回ベース分消去操作をするだけで計測中
のレンジオーバなどを含め自在にレンジ切換えができ、
常に正確な計測が迅速に行うことのできる便宜な装置を
提供しえたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のマルチレンジ計測器(例として電子天び
ん)の測定レンジ切換装置のブロック図第2図はこの考
案の一実施例装置のブロック図、第3図はこの考案の別
の実施例装置の第2図のものと異なる部分のブロック図
である。 W・・・・・・ベース分(風袋など)のない試料質量g
、W′・・・・・・ベース分を含む試料質量g 、 A
1・・・・・・アナログ電圧信号■、A2・・・・・
・レンジによって分圧されたアナログ信号■、R・・・
・・・設定測定レンジによるレンジ信号、Dl・・・・
・・上記A2に対応するディジタル信号、Dl・・・・
・・ベース分のディジタル信号、C・・・・・・ベース
消去指令信号、D2・・・・・・表示信号、D3・・・
・・・乗算されたディジタル信号、D4・・・・・・ベ
ース分を減算したディジタル信号、D5・・・・・・表
示信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の測定レンジを有する計測器において、その計測量
    に対応するアナログ信号を出力する検出部が、計測量に
    よらずに出力する偏差信号をテ゛イジタル信号に変換し
    て記憶する回路と、上記複数の測定レンジ切換え(ごお
    いて行う上記検出部のアナログ検出信号をテ゛イジタル
    信号に変換し、レンジに応じた比率によって縮小または
    拡大する演算過程において、この検出部のディジタル信
    号から上記偏差のディジタル信号を常にレンジに応じた
    同一比率で減算する減算回路とからなり、この減算した
    テ゛イジタル信号を表示するようにしたマルチレンジ計
    測器のゼロ点自動補正式レンジ切換装置。
JP10793478U 1978-08-03 1978-08-03 マルチレンジ計測器のゼロ点自動補正式レンジ切換装置 Expired JPS5830176Y2 (ja)

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JPS5525255U JPS5525255U (ja) 1980-02-19
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