JPS5828006Y2 - 水平支保工吊下用部材 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、鋼製梁、鋼製術に水平支保工を取りつける
ための鋼材吊下用部材に関・する。

この考案は、溶接をより確実にするために底部の一端に
角穴を設けた、この考案の出願人と同一の出願人の別の
提案の改良に係るものである。

この部材の横断面はＵ字形である。

底部には前記角穴の他にＵ字形の切欠部がある。

そして切欠部の両側端部は上へ向って僅かに反っている
。

このＵ字形切欠部は、本部材を使用する際に、予め通し
であるボルトに嵌め込むのを容易にする。

又切欠部の両側端部は反り上っていて、ボルトから抜け
ないようにしである。

実施例を示した図をもとに詳しく説明する。

。この考案による鋼材吊下用部材の全体を符号１で示す
。

２はボルトを通すためのＵ字形切欠部、４は溶接をする
ために役立つ長方形の角穴である。

角穴４は溶接を確実なものにするだけではなく、正確な
位置での溶接を可能にする。

桁に溶接されたこの部材にはＵ字形切欠部２に一本のボ
ルトが通される。

なおボルトには上端部と下端部にねじがある。

また下端部の尖端はスパナ押え用の切り込みになってい
る。

このボルトをとめるナツトは、Ｕ字形の部材横断面にぴ
ったり嵌まる角ナツトである。

従ってこの角ナツトは下のナツトをゆるめる際、回転し
ない。

なお切欠部２は、Ｕ字形になっていて、一端が開いてい
る・ので、この部材を実際に使用する際には、桁に通し
であるボルトに部材を前記の開いている一端力；゛゛チ
嵌め込むことができるので、桁のボルト挿入用穴に部材
の穴を合わせてからボルトを通すより容易に使用できる
。

Ｕ字形切欠部２には、両側端部に僅かに上方へ反ってい
る反り部３があって、前記ボルトを締めつけるために使
用する角ナツトが引掛って部材を角穴４の方向に引いて
もボルトから外れない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案による部材の平面図、第２図は斜視図
、第３図は端面図である。 図中符号 １・・・・・・本部材、２・・・・・・切欠
部、３・・・・・・反り部、４・・・・・・角穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 横断面がＵ字形で、底部の一端から底部の幅のほぼ士を
   占めて且つ底部の長さのほぼｌに及んでＵ字形の切欠部
   ２を設け、この切欠部の両側端部３は上方へ反り返って
   おり、底部の他端近くに角穴４を穿っであることを特徴
   とする、水平支保工吊下用部材。