JPS5827752B2 - 直進電機 - Google Patents

直進電機

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JPS5827752B2
JPS5827752B2 JP53142594A JP14259478A JPS5827752B2 JP S5827752 B2 JPS5827752 B2 JP S5827752B2 JP 53142594 A JP53142594 A JP 53142594A JP 14259478 A JP14259478 A JP 14259478A JP S5827752 B2 JPS5827752 B2 JP S5827752B2
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pole
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誠 後藤
一二 小林
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、給電することにより直進力を得ることができ
る直進移動電動機、あるいは外部から直進駆動力を与え
ることにより電気出力を得ることができる直進移動発電
機のごとき直進電機に関するものである。
一般に、電機子鉄心に溝を設けて電機子巻線を施した直
進電機は、溝を設けていない直進電機に比較して電機子
鉄心に多くの界磁磁束を効率良く鎖交させることができ
るため、小型、軽量で大きな出力が得られる直進電機と
なる。
しかし、電機子鉄心が巻線用の溝を有する場合には、電
機子鉄心が磁気的に不均一な構造であるため、たとえば
永久磁石などにより構成される界磁部との相互作用によ
ってコギング力を発生させるという欠点がある。
さらに、永久磁石の着磁状態と電機子鉄心の突極配置と
は、コギング力に密接な関係があると共に、出力のリッ
プルとも密接な関係があり、その両者を同時に小さくす
ることは難かしかった。
本発明は、そのような欠点を考慮し、巻線用の溝を有す
る突極構造の電機子鉄心を使用しながらもコギング力と
共に出力リップルも同時に減少させた直進電機を提供す
るものである。
以下、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の要部構成図である。
同図において、移動体1に取付けられた界磁部2は、等
ピッチ間隔または、はぼ等ピッチ間隔にN極、S極を交
互に4極有する平板状の永久磁石にて構成されている。
電機子鉄心3は6個の巻線用突極3a1.3b1.3c
1.3a。
+3b2t3c2と、それらの巻線用突極の間に位置す
る5個の補助突極4a、4b、4c 、4.d、4eと
、電機子鉄心3の両端に位置する2個の補助炎1t5a
、5bを一体的に有し、前記各巻線用突極および補助突
極の先端は界磁部2の磁極面と所要間隙あけて対向して
いる。
界磁部2と電機子鉄心3は相対的に移動可能であり、本
実施例では界磁部2が移動し、電機子鉄心3が固定され
ている。
各巻線用突極3 1,3bl j 3CI + 3a2
y3b2 y 3(72には、それぞれ1個の電機子
巻線6al )6b1,6c1,6b2,6o2 が巻
装され、巻線6ax 、6a2t 6bt j 6b2
j 6c+ 7602は3相のY結線されている。
第2図に本実施例の駆動回路の一列を示す。
界磁部2と電機子鉄心3の相対位置を例えばホール素子
等の磁電変換素子にて検出し、電流を通電すべき相を選
択する駆動相選択手段9の出力信号により、トラン4ジ
スタQa+Qb?QCを制御している。
その結果、所定方向の駆動力を得ることができる。
この関係を第3図乃至第6図を用いて説明する。
第3図は巻線用突極3゜I 、3a2 と補助突極4c
の間の巻線用溝の付近の磁束の分布を代表して表わして
いる。
同図において、界磁部2から出た磁束は矢印の線で示す
ように、大部分が磁気抵抗の高い溝部を避けて電機子鉄
心3の突極3C14C,3a2 に吸いとられる。
その結果、突極に磁束が流出入する突極の実効的なピッ
チは突極の先端のピッチよりも広くなり、はぼ突極の両
端の溝の中心間隔となる。
本実施例では、各巻線用突極3a+ 、3b+ t 3
ct t 3a2 、3t)213c2の両端の溝の中
心間隔は、界磁部2の1磁極ピツチTの16/15倍に
等しいか、または、はぼ等しくしている。
また、各補助突極4a 、 4b 。4c、4d、4e
の両端の溝の中心間隔は1磁極ピツチTの4/15倍に
等しいか、または、はぼ等しくしている。
巻線6a2 に鎖交する磁束は、巻線用突極3a2に流
入する磁束と等しいから、巻線6a2 の実効ピッチは
、はぼ16T/15といえる。
他の巻線についても同様である。
従って、界磁部2と巻線6a□ との関係は、原理的に
は第4図に示す概略展開図となる。
同図において、巻線6a2 は等価的に実効ピッチ16
T/15の1タ一ン巻線10に置きかえである。
ここで、巻線10に電流■を流すと、界磁部2との電磁
作用によって駆動力Fが生じる。
その大きさは、フレミングの左手の法則により、電流と
磁束密度に比例する。
すなわち、通電された巻線の発生する駆動力は、その巻
線の実効ピンチの一端側のコイル辺による発生力(電流
と磁束密度の積)と他端側のコイルによる発生力(電流
と磁束密度の積)の代数的な加算によって求められる。
電流の向きは巻線の両コイル辺において逆方向であるか
ら(第4図参照)駆動力は巻線の実効ピッチの両端にお
ける磁束密度間の差と電流値の積に比例することになる
般に、界磁部2の発生する磁束密度Bxの分布波形はそ
の磁極の配置に対応して第5図に示すような台形波状に
変化する(N極の発生する磁束密度を正とすればS極の
発生ずる磁束密度は負となる)また、界磁部2の磁極の
存在しない位置における磁束密度は、はぼ零となってい
る。
巻線5a+と6a2は直列に接続されて1相の巻線とな
っているために(第2図参照)、この相の巻線6al
、5a2に電流を流したときの1駆動力は、6al の
実効ピッチ両端の磁束密度の差と6a2の実効ピッチ両
端の磁束密度の差を代数的に加算した合成の磁束密度差
に比例する。
巻線6b1 。6b2 および巻線6C1t 6c2に
ついても同様である。
第1図に示す界磁部2の定点A。と電機子鉄心3の定点
B0との変位差Zの変化に対する3相の巻線5a1,6
a2,6v 、61)2.6c:+602 の合成の磁
束密度差の変化を第6図に示す。
このとき、一定値の電流ia、ib、icを第7図に示
すように、相対変位Zに応じて3相の巻線6a126a
2t 6b+ 、6b2.6c+ t 6C,2に順次
流すと、駆動力Fは第8図のごとくとなる。
一定電流を通電するときの駆動力Fの変動分が、直進電
動機の出力リツビルであるから、本実施例の出力リップ
ルは第8図のJFとなり、非常に小さい。
以上の説明および第6図乃至第8図から明らかなように
、各相の巻線5a+ 、5a2.6b+ ?6b2 、
5ct t 6(!2 の合成の磁束密度差の平担
部分の幅X(第6図参照)を広くするならば、出力リッ
プルは減少する。
界磁部2の磁束密度B xの分布は第5図のごとくであ
るから、巻線用突極の実効ピッチを界磁部2の1磁極ピ
ツチTに近づける程、平狽部分の幅Xが広がり、出力リ
ップルは減少する。
一般には、巻線用突極の実効ピッチを界磁部2の1磁極
ピツチの奇数倍にするならば、出力リップルは減少する
このような考えのもとに、本発明においては補助突極を
設けて、不要な磁束が巻線用突極と鎖交しないようにし
、巻線用突極の実効ピッチを界磁部2の1磁極ピツチの
奇数倍に近づけ、または等しくしている。
次に、本実施例におけるコギング力について説明する。
コギング力は界磁部と電機子鉄心の間の磁場に貯えられ
た磁気エネルギーが両者の相対的な変位に応じて変動す
ることにより生じるものであり、特に、界磁部の磁気的
不均一性(磁極に起因)と電機子鉄心の磁気的不均一性
(溝に起因)の両者に関係して発生する。
磁気エネルギーは界磁部2の発生する磁束密度の2乗に
関係する量であるから、界磁部2の有する磁気的な周期
、波形(磁束密度を2乗した波形)は1磁極ピツチT毎
に繰返えされた周期波形となる。
すなわら、界磁部2は周期Tの成分を基本として、周期
T/2 、 T/3 、 T/4 、・・・等の高調波
成分を含んでいることになる。
一方、電機子鉄心3が有する磁気的な変動(磁気的不均
一性)は、突極の間に形成される巻線用溝7と巻線用突
極もしくは補助突極の先端に設けられた補助溝8によっ
て生じ、界磁部2の表面の各点から見た電機子鉄心3の
パーミアンス(磁気抵抗の逆数)の場所的な変動によっ
て表わされる。
界磁部2の有する磁気的な周期、波形と電機子鉄心3の
有する磁気的な変動の相互作用によってコギング力を生
じるものであり、第1図のごとく界磁部2と電機子鉄心
3の両者に周期性がある場合には、一般に、その両者に
共通して存在する周期成分(これを整合成分という)の
コギング力が主に生じる。
界磁部2の磁気的な周期、波形は1磁極ピツチTを基本
周期とした周期変動であるから、電機子鉄心3の磁気的
な変動を1磁極ピツチ毎にかさねて考えれば良く、一般
に、その合成の変動分を小さくするか、変動のピッチを
短かく(周波数を高く)するならば、界磁部2との相互
作用であるコギング力は小さくなる。
さて、第3図に示すごとく、巻線用溝7の部分に流入す
る磁束は矢印の線で示すように、大部分が磁気抵抗の荒
い溝部をさけて、電機子鉄心3の突極に吸いとられる。
その結果、図示の破線H1゜112より深く入り込む磁
束は非常に少なくなる。
従って、巻線用溝7の深さは破線H,,H2よりも深く
ても、磁気的には破線H0,H2のものとほぼ同等であ
る。
そこで、第1図に例示するごとく巻線用突極3a、+
、3t)+ t 3c:+ t 3a2 y3b2,3
C2および両端の補助突極5a 、5bに巻線用溝と磁
気的にほぼ同等な効果を有する浅い開溝状の補助溝8を
設けるならば、電機子鉄心3の有する磁気的平均−性の
状態は変化する。
この第1図に例示した本発明の実施例においては、各巻
線用突極3al 、3b1,3C1,3a2,3b2゜
3c2 の両端の溝の中心間隔を16T/15とし、巻
線用突極の間に位置する補助突極4a 、 4b 。
4c、4d、4eの両端の溝の中心間隔を4T/15と
し、補助溝8を巻線用突極の両端の溝の中心間隔を4等
分する位置に配置している。
すなわち、巻線用溝および補助溝からなる溝の全体が、
はぼ等ピッチ(本例では4T/15 )となるように配
置されている。
従って、本実施例での界磁部2の磁極面に対向している
電機子鉄心3の部分を、1磁極ピツチTを基本としてみ
るときの合成の変唐分は、第9図aに実線Mで示すよう
に、主に15個の山、谷を有する小さな変動となる。
なお、同図aの一点鎖線m1は巻線用溝7による磁気的
な変動を表わし、破線m2は補助溝8による磁気的な変
動を表わしている。
界磁部2と電機子鉄心3の相対位置に伴って、界磁部2
の磁極と対向する溝は変化するが、合成変動分の変動振
幅および変動の周期は、はぼ一定である。
コギング力は界磁部の有する磁気的な周期、波形と電機
子鉄心の有する磁気的な変動とが整合(一致)するとき
に生じる。
従って、本実施例のコギング力は界磁部2の1磁極ピツ
チの移動に対して主に15往復(30回)力の向きが変
化する小さなものとなる。
第9図すに補助溝8を設けない場合の電機子鉄心3の合
成の磁気的変動分を示す。
この場合の合成の変動分は、突極の間に形成された巻線
用溝7による磁気的な変動〔第9図aのml 〕だけ
を合威したものであり、3個の山、谷を有する大きな変
動となる。
その結果、コギング力も界磁部2の1磁極ピツチの移動
に対して3往復(6回)力の向きが変化する大きなもの
となる。
第9図a、bを比較するならば、補助溝8を設けること
により磁気的変動の大きさは小さくなり、■ かつ磁気的変動の支配的な成分の周期も 15倍の高次
となっている。
一般に、コギング力の各成分の大きさは、電機子鉄心の
有する該当成分の大きさと、界磁部である永久磁石の有
する該当成分の大きさの積に関係し、その積が小さくな
れはコギング力の該当成分の大きさも小さくなる。
また、永久磁石の有する成分は、通常、高次の成分にな
る程、その大きさは急速に減衰している。
従って、電機子鉄心の右する磁気的な変動分の大きさが
小さい点と、変動の支配的な成分の周期が短いことによ
り、第1図に示す本発明の実施例のコギング力は著しく
小さくなっている。
すなわち、本発明のごとく補助溝を設けることにより電
機子鉄心の磁気的な変動の状態を変化させ、コギング力
の支配的な成分の周期を短くするならば、コギング力は
減小する。
なお、第1図に示した本発明の実施例においては電機子
鉄心3を固定子とし、界磁部2を移動させる場合に限ら
れるものではなく、その関係が逆であっても良く、得ら
れる効果に差異はない。
また、第1図の実施例は、そのまま直進発電機としても
使用可能である。
すなわち、移動体1を外力により駆動するならば、巻線
5al 、 6a2 。
6bl + 6b226c1 j 6c2に3相の発電
電圧を得ることができる。
従って、たとえばアノードを共通接続した3個のダイオ
ードの各カソードに上記3相の発電電圧を供給して整流
するならば、アノードからは移動速度に対応した直流電
圧を得ることができる。
従って、本発明は直進電動機に限らず直進発電機として
も適用可能である。
また、前述の実施例では電子整流子型直進電動機を例に
とって説明したが、ブラシ等により駆動相を切換えるよ
うにしても良い。
さらに本発明は永久磁石を使用した簡単かつ安定な界磁
部はもちろんのこと、その他の構造のものであっても、
固定磁界を発生する界磁部であれは適用できる。
また、本発明の実施例に示すように、補助溝の深さを浅
くして、突極の基部を先端より狭くするならば、巻線を
収納する空間を大きくすることができるため、効率の良
い直進電機となる。
さらに、補助溝の幅を突極間の溝幅とほぼ等しくするな
らば、磁気的にほぼ同等な効果を容易に得ることができ
る。
もちろん、補助溝の構造を突極間の溝とほぼ同一1状と
しても良い。
また、珪素鋼板の薄板を金型にて打抜き、第1図の図面
に垂直方向に積層固定して電機子鉄心を構成するならば
、各突極および溝の配置精度が良くなり、補助溝の効果
が安定した量産が容易となる。
第10図に本発明の別の実施列の要部構成図を示す。
本実mf+lJは電機子鉄心の対向長に比較して界磁部
の対向長が長くなっている。
同図において、移動体11に取付けられた平板状の永久
磁石にて構成される界磁部12は、等ピッチ間隔Tまた
は、はぼ等ピッチ間隔にてN極、S極が交互に配置され
ている。
電機f鉄心13は2個の巻線用突極13aと13bと、
それらの間に位置する補助突極14と、電機子鉄心13
の両端に位置する補助突極15a、15bとを有してい
る。
各巻線用突極13a、13bには巻線16 a 、15
bが巻装されており、それらに交鎖する磁屯は1磁極
ビツナTの偽の位置差を有している。
従って、界磁部12と電機子鉄心13との相対位置に応
じて電流を通電する巻線および電流方向を切換えるなら
は、所定方向の持続セる駆動力を得ることができる。
本実施例においては、各巻線用突極13a。
13bの先端に2個の補助溝18を設けて電機子鉄心1
3の合成の磁気的変動分を小さくしている。
これらの補助溝18は突極の間に形成される巻線用溝1
7と磁気的に同等または、はぼ同等の効果を有しており
、補助溝18と巻線用17とからなる溝の全体が、はぼ
3T/8ピッチ間隔に配置されている。
また、両端の補助突極15a、15bには端に行くほど
界磁部12との対向間隙が犬となるごとくテーパーがつ
けられており、その結果、本実施例のコギング力は小さ
くなっている。
なお、前述の実施例では各巻線用突極の実効ピッチを界
磁部の1磁極ピツチに、はぼ等しくしているか、本発明
はそのような場合に限らず、たとえは図示の実施例の界
磁部の1磁極ピツチをも。
1/、、、、、、、等にした場合のように、一般σこ、
巻線用突極の実効ピッチを界磁部の1磁極ピツチの奇数
倍に近い場合であっても実施できる。
もちろん、1磁極ピツチの奇数倍に等しい場合であって
も良く、補助溝を配置することによりコギング力は低減
できる。
一般に、補助溝の中心と、それに隣接する溝(巻線用溝
または補助溝)の中心とのピッチを界磁部の1磁極ピツ
チの整数倍と異なるように補助溝を設けるならば、コギ
ング力を小さくし得る。
その他、コギング力を低減させる補助溝の配置は多くの
変形が考えられるか、しかし、補助溝の個数を巻線用溝
の個数と等しく、または多くするならば、谷溝を浅く、
かつ小さくできるため、補助溝の部分における磁束の変
動は小さくなり、直進電機の性能は向上する。
また、各巻線用突極に同数個の補助溝を対称的に配置す
るならば、各巻線用突極に流出入する磁束のバラツキは
なくなり、直進電機の性能は良くなる。
前述の実施例に示すように、巻線用溝と磁気的に等しい
か、または、はぼ等しい効果を有する補助溝を突極の先
端に設け、溝(巻線用溝および補助溝)の全体が等ピッ
チまたは、はぼ等ピッチ間隔に配置するならば、簡単に
コギング力を小さくできる。
このような構成は、巻線用突極の間に補助突極を設け、
巻線用突極の実効ピッチと補助突極の実効ピッチとの比
をL:K(ここにLおよびKは整数)とし、溝(巻線用
溝および補助溝)の全体を巻線用突極の実効ピッチのL
分の1毎に配置するならば容置に実現できる。
もらろん、各補助溝が同一の磁気的効果をもたない場合
、および溝の全体が等ピッチ間隔に配置されていない場
合でも、本発明は有効である。
また、補助突極を配置することにより、巻線用突極の実
効ピッチを1磁極ピツチの奇数倍に近づけることができ
ると共に、巻線用溝の幅、深さを小さくできるために、
形状の小さな補助溝により巻線用溝と磁気的に同等な効
果が得られ、補助溝の個数を多くできるため、コギング
力を十分小さくできる。
すなわち、補助突極は出力のリップルの低減と共に、補
助溝との紹合せにおけるコギング力の低減に対しても有
用である。
もちろん、補助突極に補助溝を設けても良い。
さらに、電機子鉄心の巻線用突極および巻線の相数は前
述の実施例に限定されず、一般に、多相の直進電機を実
現可能である。
また、電機子鉄心の巻線用突極が等ピッチ間隔にて配置
されている場合に限らず、突極間のピッチに粗密が存在
する場合においても、本発明は実施できる。
また、界磁部の磁極が不等ピッチ間隔に配置されている
場合、および無磁性の部分が有する場合においても、本
発明は有効である。
以上のように、本発明はコギング力が小さく、出力リッ
プルが小さく、かつ効率の良い直進電動機あるいは直進
発電機を実現し得る。
従って、本発明に基づき、特にレコードプレーヤなどの
音響器用電子整流子型直進電機を構成した場合には、振
動や、駆動力のむらを極小にし得るため、極めて高性能
な音響機器とし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部構成図、第2図は同実
施f+1の駆動回路の一=f!Iを示す図、第3図は同
実施例における要部の磁束分布を代表的に表わした図、
第4図は同実施例における要部の概略展開図、第5図は
同実施例における界磁部の磁束密度分布を表わす図、第
6図、第7図、第8図は同実施例の駆動動作を説明する
ための図、第9図a、bは同実施例におけるコギング力
の低減効果を比較説明するための図、第10図は本発明
の別の実施例の要部構成図である。 1.11・・・・・・移動体、2,12・・・・・・界
磁部、3゜13・・・・・・電機子鉄心、3a+ 、
3a2 、3b13b2.3c+ 、 3c2 、 1
3a 、 13b・−−−−−巻線用突極、4a 〜4
e 、 5a 、 5b 、 14 、15a。 15b・・・・・・補助突極、5at 、5a2,5b
+ 。 6b2.6ct 、 6C2、16a 、 16b−巻
線、7.17・・・・・・巻線用溝、8,18・・・・
・・補助溝、9・・・・・・駆動相選択手段、10・・
・・・・等価1ターン巻線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の磁極を有する界磁部と、前記界磁部に対向
    する位置に、電機子巻線が巻装された巻線用突極を有す
    る電機子鉄心を具備し、前記界磁部と電機子鉄心のうち
    、いずれか一方を他方に対して直進可能に構成し、前記
    電機子鉄心に所要個数の補助突極を設けて前記巻線用突
    極の両側に位置する溝の中心間隔を前記界磁部の1磁極
    ピツチの奇数倍に等しく、または、はぼ等しくし、かつ
    、前記巻線用突極の前記界磁部と対向する位置に補助溝
    を設け、前記補助溝の中心ど隣接する溝の中心の間隔を
    前記界磁部の1磁極ピツチの非整数倍にしたことを特徴
    とする直進電機。 2 複数個の磁極を有する界磁部と、前記界磁部に対向
    する位置に、電機子巻線が巻装された巻線用突極を有す
    る電機子鉄心を具備し、前記界磁部と電機子鉄心のうち
    、いずれか一方を他方に対して直進可能に構成し、前記
    電機子鉄心には前記巻線用突極に隣接した所要個数の補
    助突極を設け、かつ前記巻線用突極の前記界磁部と対向
    する部分に補助溝を設け、前記巻線用突極および補助突
    極の間に形成された溝と前記補助溝を含めてなる前記電
    機子鉄心の有する溝の全体を、隣接する溝の中心間隔が
    −・定または、はぼ一定となるように配置したことを特
    徴とする直進電機。
JP53142594A 1978-11-17 1978-11-17 直進電機 Expired JPS5827752B2 (ja)

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