JPS5827576B2 - 磁気記録媒体の磁気転写方式 - Google Patents
磁気記録媒体の磁気転写方式Info
- Publication number
- JPS5827576B2 JPS5827576B2 JP8387877A JP8387877A JPS5827576B2 JP S5827576 B2 JPS5827576 B2 JP S5827576B2 JP 8387877 A JP8387877 A JP 8387877A JP 8387877 A JP8387877 A JP 8387877A JP S5827576 B2 JPS5827576 B2 JP S5827576B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- magnetic
- magnetization
- tape
- magnetic recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/86—Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers
- G11B5/865—Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers by contact "printing"
Landscapes
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁気記録媒体の磁気転写方式に係り、磁気記録
媒体の磁化困難軸（以下、困難軸という）方向に磁場を
印加することにより、未記録の磁気記録媒体上の磁性粒
子の磁化をいかなる方向にでも向く状態にしておき、既
記録の磁気記録媒体の僅かの信号磁場によるだけで確実
に信号を転写し得る磁気転写方式を提供することを目的
とする。
媒体の磁化困難軸（以下、困難軸という）方向に磁場を
印加することにより、未記録の磁気記録媒体上の磁性粒
子の磁化をいかなる方向にでも向く状態にしておき、既
記録の磁気記録媒体の僅かの信号磁場によるだけで確実
に信号を転写し得る磁気転写方式を提供することを目的
とする。
テープレコーダで既記録の磁気テープ（以下、マスター
テープという）の内容を他の未記録の磁気テープ（以下
、スレイブテープという）に転写せしめる場合、従来、
２つのテープを重ね合わせてこれにテープの磁化容易軸
（以下、容易軸という）方向（一般の磁気テープでは長
手方向）に交流バイアス磁場を印加し、スレイブテープ
上の磁性粒子磁化の向きを不規則方向に向けてマスター
テープの信号を転写しやすいようにしていた。
テープという）の内容を他の未記録の磁気テープ（以下
、スレイブテープという）に転写せしめる場合、従来、
２つのテープを重ね合わせてこれにテープの磁化容易軸
（以下、容易軸という）方向（一般の磁気テープでは長
手方向）に交流バイアス磁場を印加し、スレイブテープ
上の磁性粒子磁化の向きを不規則方向に向けてマスター
テープの信号を転写しやすいようにしていた。
然るに、この従来の方法では、テープ上の磁性粒子の磁
化方向は容易軸方向を向くため、信号電流による磁場の
向きと反対方向を向く磁化をもつ磁性粒子があり、バイ
アス磁場より小さい信号磁場があるとスレイブテープ上
には信号磁場の方向に磁化が残らず、バイアス磁場がテ
ープの保磁力を越える時の方向の磁化が残る虞れがある
。
化方向は容易軸方向を向くため、信号電流による磁場の
向きと反対方向を向く磁化をもつ磁性粒子があり、バイ
アス磁場より小さい信号磁場があるとスレイブテープ上
には信号磁場の方向に磁化が残らず、バイアス磁場がテ
ープの保磁力を越える時の方向の磁化が残る虞れがある
。
このためその分だけ残留磁化は減少するので確実に転写
し得ない等の欠点があった。
し得ない等の欠点があった。
本発明は上記欠点を除去したものであり、以下図面と共
にその１実施例について説明する。
にその１実施例について説明する。
第１図は本発明になる磁気転写方式の１実施例に用いる
磁気転写装置の概略平面図を示す。
磁気転写装置の概略平面図を示す。
同図において、供給リール１ ａ 、１ ｂより夫々引
出されたマスターテープ２及びスレイブテープ３は、第
２図に示す如く、夫々の磁性層２ａ、３ａを当接されて
重ね合わされ、テープガイド４を案内として巻取りリー
ル５ ａ ｔ ５ ｂに巻取られる。
出されたマスターテープ２及びスレイブテープ３は、第
２図に示す如く、夫々の磁性層２ａ、３ａを当接されて
重ね合わされ、テープガイド４を案内として巻取りリー
ル５ ａ ｔ ５ ｂに巻取られる。
６は補助磁場印加装置で、テープ２，３の長手方向と直
角方向（困難軸方向）に磁場が及ぶようテープ２．３の
重ね合わされた両側に固定されており、（マスターテー
プ２の保磁力Ｈｍ）＞（補助磁場Ｉ−Ｉｏ ） ＞ （
スレイブテープ３の保磁力Ｈｄ）の如く設定されている
。
角方向（困難軸方向）に磁場が及ぶようテープ２．３の
重ね合わされた両側に固定されており、（マスターテー
プ２の保磁力Ｈｍ）＞（補助磁場Ｉ−Ｉｏ ） ＞ （
スレイブテープ３の保磁力Ｈｄ）の如く設定されている
。
こ５で、スレイブテープ３の磁化の向きは、第３図に示
す如く、磁場のない場合＋Ｍ及び−Ｍのように容易軸（
Ｘ軸）方向（第２図中、矢印ａ。
す如く、磁場のない場合＋Ｍ及び−Ｍのように容易軸（
Ｘ軸）方向（第２図中、矢印ａ。
ｂ方向）に並んでいるが、補助磁場印加装置６の磁極６
ａ 、６ ｂにて困難軸（ｙ軸）方向（第２図中、矢
印ｃ、ｄ方向）に補助磁場Ｈｏをかけられることにより
、磁化の方向は困難軸方向に向いてＭｙとなる。
ａ 、６ ｂにて困難軸（ｙ軸）方向（第２図中、矢
印ｃ、ｄ方向）に補助磁場Ｈｏをかけられることにより
、磁化の方向は困難軸方向に向いてＭｙとなる。
この困難軸方向に向けられたスレイブテープ３の磁性粒
子の磁化は、そこにかけられている磁場Ｈｏを取去った
時点でその方向に留っていられない状態（以下、不安定
状態という）にある。
子の磁化は、そこにかけられている磁場Ｈｏを取去った
時点でその方向に留っていられない状態（以下、不安定
状態という）にある。
なお、上記のようにＨｍ＞Ｈｏ＞Ｈｄの如く設定されて
いるので、補助磁場Ｈｏがマスターテープ２に印加され
てもマスターテープ２の磁化には影響はない。
いるので、補助磁場Ｈｏがマスターテープ２に印加され
てもマスターテープ２の磁化には影響はない。
補助磁場により不安定状態になったスレイブテープ３の
磁性粒子は、マスターテープ２に記録されている磁性粒
子の磁場を受け、スレイブテープ３上の困難軸方向に向
いていた磁化Ｍｙは補助磁場を出る時に一斉にマスター
テープ２上の信号磁場Ｈｓに応じた容易軸方向を向き、
マスターテープ２上の信号はスレイブテープ３上に転写
される。
磁性粒子は、マスターテープ２に記録されている磁性粒
子の磁場を受け、スレイブテープ３上の困難軸方向に向
いていた磁化Ｍｙは補助磁場を出る時に一斉にマスター
テープ２上の信号磁場Ｈｓに応じた容易軸方向を向き、
マスターテープ２上の信号はスレイブテープ３上に転写
される。
この際、スレイブテープ２の磁性粒子の磁化は上記のよ
うに不安定状態にあるので、僅かの信号磁場Ｈｓでも確
実に容易軸方向に向き、従って、従来例に比して小さな
信号磁場で確実に信号を転写し得る。
うに不安定状態にあるので、僅かの信号磁場Ｈｓでも確
実に容易軸方向に向き、従って、従来例に比して小さな
信号磁場で確実に信号を転写し得る。
次に、スレイブテープ３上に信号が転写される際の磁性
粒子の磁化の変化を第４図に示す磁化曲線を用いて考え
てみると、磁化は補助磁場により困難軸方向に磁場をか
けられることにより点Ｃ（Ｘ軸方向の磁化は零）になり
、この状態で容易軸方向にマスターテープ２の信号磁場
＋Ｈｓ（−Ｈｓ）をかけると点Ｃにあった磁化は５１（
Ｓ２）の状態になり、スレイブテープ３とマスターテー
プ２とが補助磁場から出るとｓｔ （８２）にあった磁
化は＋Ｍ（−Ｍ）になる。
粒子の磁化の変化を第４図に示す磁化曲線を用いて考え
てみると、磁化は補助磁場により困難軸方向に磁場をか
けられることにより点Ｃ（Ｘ軸方向の磁化は零）になり
、この状態で容易軸方向にマスターテープ２の信号磁場
＋Ｈｓ（−Ｈｓ）をかけると点Ｃにあった磁化は５１（
Ｓ２）の状態になり、スレイブテープ３とマスターテー
プ２とが補助磁場から出るとｓｔ （８２）にあった磁
化は＋Ｍ（−Ｍ）になる。
この場合、十Ｍ或いは−Ｍはスレイブテープ３の残留磁
化を示し、信号磁場Ｈｓと同じ方向に十Ｍ或いは−Ｍの
磁化が残り、僅かの信号磁場Ｈｓでも大きな残留磁化を
得ることができる。
化を示し、信号磁場Ｈｓと同じ方向に十Ｍ或いは−Ｍの
磁化が残り、僅かの信号磁場Ｈｓでも大きな残留磁化を
得ることができる。
なお、従来のように困難軸方向に磁場をかけないで転写
する場合は、磁化は点Ｃになく＋Ｍ又は−Ｍの状態にあ
り、これを−Ｍ又は十Ｍの状態にするためには信号磁場
Ｈｓに比して大きな信号磁場を与えなければならない。
する場合は、磁化は点Ｃになく＋Ｍ又は−Ｍの状態にあ
り、これを−Ｍ又は十Ｍの状態にするためには信号磁場
Ｈｓに比して大きな信号磁場を与えなければならない。
補助磁場か−ｙ軸でも上記と同様に僅かの信号磁場によ
り十Ｍ或いは−Ｍの残留磁化を得ることができる。
り十Ｍ或いは−Ｍの残留磁化を得ることができる。
なお、補助磁場Ｈｏの方向は、第２図に示す如く矢印ｅ
、ｆ方向（困難軸方向）でもよい。
、ｆ方向（困難軸方向）でもよい。
又、補助磁場は必ずしも直流磁場である必要はなく、磁
気テープの困難軸方向にかけるのであれば交流磁場でも
よい。
気テープの困難軸方向にかけるのであれば交流磁場でも
よい。
特に直流磁場の場合は従来のバイアス磁場よりも小さな
磁場にて確実に転写せしめ得、従来の装置に比して小さ
な装置でよい。
磁場にて確実に転写せしめ得、従来の装置に比して小さ
な装置でよい。
上述の如く、本発明になる磁気記録媒体の磁気転写方式
は、スレイブテープの困難軸方向に磁場を印加して転写
するため、スレイブテープ上の磁性粒子は困難軸方向の
磁場印加により不安定状態となり、この状態でマスター
テープの信号磁場を受けるのでスレイブテープ上の磁化
は僅かの信号磁場でもこの磁場に応じた容易軸方向を向
き、従って、従来例に比して小さな信号磁場で確実に信
号を転写し得、出力の犬なるスレイブを得ることができ
る等の特長を有する。
は、スレイブテープの困難軸方向に磁場を印加して転写
するため、スレイブテープ上の磁性粒子は困難軸方向の
磁場印加により不安定状態となり、この状態でマスター
テープの信号磁場を受けるのでスレイブテープ上の磁化
は僅かの信号磁場でもこの磁場に応じた容易軸方向を向
き、従って、従来例に比して小さな信号磁場で確実に信
号を転写し得、出力の犬なるスレイブを得ることができ
る等の特長を有する。
第１図及び第２図は夫々本発明になる磁気記録媒体の磁
気転写方式の１実施例に用いる磁気転写装置の概略平面
図及びその補助磁場印加装置近傍の拡大図、第３図は本
発明方式によるスレイブテープ上の磁性粒子の磁化の方
向を説明するための図、第４図は本発明方式によって記
録される磁性粒子の磁化の変化を説明するための図であ
る。 ２・・・・・・マスターテープ、２ａ、３ａ・・・・・
・磁性層、３・・・・・・スレイブテープ、６・・・・
・・補助磁場印加装置、６ａ ｔ ６ｂ・・・・・・磁
極。
気転写方式の１実施例に用いる磁気転写装置の概略平面
図及びその補助磁場印加装置近傍の拡大図、第３図は本
発明方式によるスレイブテープ上の磁性粒子の磁化の方
向を説明するための図、第４図は本発明方式によって記
録される磁性粒子の磁化の変化を説明するための図であ
る。 ２・・・・・・マスターテープ、２ａ、３ａ・・・・・
・磁性層、３・・・・・・スレイブテープ、６・・・・
・・補助磁場印加装置、６ａ ｔ ６ｂ・・・・・・磁
極。
Claims (1)
- １ 既記録の磁気記録媒体と未記録の磁気記録媒体とを
重ね合わせて該既記録の磁気記録媒体の情報を該未記録
の磁気記録媒体に転写せしめる磁気記録媒体の磁気転写
方式において該未記録の磁気記録媒体の磁化困難軸方向
に磁場を印加して転写することを特徴とする磁気記録媒
体の磁気転写方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8387877A JPS5827576B2 (ja) | 1977-07-13 | 1977-07-13 | 磁気記録媒体の磁気転写方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8387877A JPS5827576B2 (ja) | 1977-07-13 | 1977-07-13 | 磁気記録媒体の磁気転写方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5419722A JPS5419722A (en) | 1979-02-14 |
| JPS5827576B2 true JPS5827576B2 (ja) | 1983-06-10 |
Family
ID=13814907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8387877A Expired JPS5827576B2 (ja) | 1977-07-13 | 1977-07-13 | 磁気記録媒体の磁気転写方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5827576B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6344214U (ja) * | 1986-09-04 | 1988-03-24 |
-
1977
- 1977-07-13 JP JP8387877A patent/JPS5827576B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5419722A (en) | 1979-02-14 |
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