JPS5827312Y2 - 空気調和機のエアフイルタ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は空気調和機のエアフィルタに関するものである
。

従来の空気調和機のエアフィルタを、第１図および第２
図により説明する。

１はベース、２は送風機、３は熱交換器、４は化粧カバ
で前記ベース１、送風機２、熱交換器３を前面から覆う
ように装着する。

尚、５は吸込口で、前面から上面まで連続して設けてあ
り、６は吸込空気の除塵用エアフィルタである。

エアフィルタ６は、第２図に示すように可撓性の材料で
縦桟７、横桟８及び取っ手９にて構成される枠に網１０
を一体成形し、前記網１０部で吸込空気の除塵を行なう
ものである。

尚一点鎖線部は化粧カバ４に装着した際の形状を示す、
また矢印は空気の流れを示している・。

この様な構造であるため、エアフィルタ６を化粧カバ４
に挿入する際、一点鎖線の如く曲げるため挿入抵抗が大
きく、挿入しにくいことや、曲げられる際の応力で網１
０がねじれやたるみが発生する欠陥があった。

本考案はエアフィルタが化粧カバに挿入された際曲る部
分の縦桟と横桟を他の部分より薄くすることにより上記
の欠陥を除去するものである。

以下実施例を第３図により説明する。

１１は、エアフィルタ、１２は、縦桟、１２ ａは縦桟
を薄くした部分で、化粧カバ４に挿入した際一点線の如
く曲げられる部分である。

１３は横桟、１３ａは横桟の薄くした部分、尚縦桟１２
の薄くした部分１２ａの直前には横桟１３ｂを設けであ
る。

１４は取っ手、１５は網、１６は突部で薄い部分１２
ａ 、１３８部に形成していて、化粧カバ４からエアフ
ィルタ１１を引抜く際、薄くした桟部１２ ａ 、１３
ａ近辺の網と吸込口５との間に隙間を確保し、網面に
付着している塵等と、吸込口５とが接触しないようにし
ている。

また矢印は空気の流れを示している。

本考案によれば、薄くした桟部１２ ａ 、１３ ａが
曲り安いためエアフィルタ１１の挿入引抜きの際大きな
抵抗のない操作ができる。

又薄くした桟部１２ａ、１３ａには突部１６の作用で網
１５に付着した塵を吸込口５等と接触することがないの
で、網１５に塵を付着したままエアフィルタ１１の引抜
きもできる。

尚本考案例によれば、薄くした桟部１２ ａ 、１３
ａが、取っ手１４の逆側先端に位置しているので、化粧
カバ４にエアフィルタ１１を挿入する際の強度は従来と
同等で問題ない。

さらに、縦桟１２の薄板部１２ａの直前に縦桟１２と連
続の横桟１３ｂが形成されているので、薄くした桟部１
２ ａが曲った時発生する応力等により網１５のねじれ
やたるみが発生しないのも良い点である。

【図面の簡単な説明】

第１図は空気調和機の横断面図、第２図は従来構造のエ
アフィルタ外観斜視図、第３図は本考案構造のエアフィ
ルタ外観斜視図である。 ・・・・・・ベース、２・・・・・・送風機、３・・・
・・・熱交換器、４・・・・・・化粧カバ、５・・・・
・・吸込口、６・・・・・・エアフィルタ、７・・・・
・・縦桟、８・・・・・・横桟、９・・・・・・取っ手
、１０・・・・・・網、１１・・・・・・エアフィルタ
、１２・・・・・・縦桟、１３・・・・・・横桟、１４
・・・・・・取っ手、１５・・・・・・網、１６・・・
・・・突部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．連続する複数の面に設けられた空気吸込口に対応し
   て一側から挿入して装着され、且つ桟の内側に網面を一
   体に成形した可撓性のものにおいて、挿入先端側の面に
   設けられた空気吸込口に対応する桟の一部をより可撓性
   を有するように薄くしたことを特徴とする空気調和機の
   エアフィルタ。 ２、薄くした桟部に突部を設けてなる、実用新案登録請
   求の範囲１記載の空気調和機のエアフィルタ。 ３、薄くした桟部を取っ手の逆方向先端側としてなる実
   用新案登録請求の範囲２記載の空気調和機のエアフィル
   タ。 ４、縦桟の薄くする直前の厚い桟部と連続の横桟を設け
   てなる、実用新案登録請求の範囲３記載の空気調和機の
   エアフィルタ。