JPS5826730Y2 - 引込型２爪チヤツク - Google Patents
引込型２爪チヤツクInfo
- Publication number
- JPS5826730Y2 JPS5826730Y2 JP3426380U JP3426380U JPS5826730Y2 JP S5826730 Y2 JPS5826730 Y2 JP S5826730Y2 JP 3426380 U JP3426380 U JP 3426380U JP 3426380 U JP3426380 U JP 3426380U JP S5826730 Y2 JPS5826730 Y2 JP S5826730Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive frame
- claw
- chuck body
- jaw
- chuck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、３爪チヤツクでは把握できないような異形の
加工物を、チャック前面に引付けながら把握する引込型
２爪チヤツクの改良に係るものである。
加工物を、チャック前面に引付けながら把握する引込型
２爪チヤツクの改良に係るものである。
把握する加工物が、鋳物や鍛造品のようにその表面形状
及び寸法が１品毎に多少異なり、かつ、その形状が３爪
チヤツクでは把握できないような異形の加工物を２爪チ
ヤツクで把握する場合に、対向した２個の把握爪が回動
不能なチャックでは、把握爪の把持面が加工物に片当り
して確実に把握することができず、父、対向した２個の
把握爪を一定角晩内で夫々回動できるようにしたチャッ
クでは、加工物の保持の仕方により、把握時の締付力に
よって加工物がずれ芯出し不良となり、又切削抵抗によ
っても加工物がずれることがあり、特に、カロエ代の少
い薄肉物等では、この芯出し不良によって不良品が発生
した。
及び寸法が１品毎に多少異なり、かつ、その形状が３爪
チヤツクでは把握できないような異形の加工物を２爪チ
ヤツクで把握する場合に、対向した２個の把握爪が回動
不能なチャックでは、把握爪の把持面が加工物に片当り
して確実に把握することができず、父、対向した２個の
把握爪を一定角晩内で夫々回動できるようにしたチャッ
クでは、加工物の保持の仕方により、把握時の締付力に
よって加工物がずれ芯出し不良となり、又切削抵抗によ
っても加工物がずれることがあり、特に、カロエ代の少
い薄肉物等では、この芯出し不良によって不良品が発生
した。
本考案は、上記のような鋳物や鍛造品のようにその表面
形状及び寸法が１品毎に多少異なる異形の加工物を把握
するにあたって、引込型２爪チヤツクにおける一方の把
握爪を一定角度内で回動できるようにし、他方の把握爪
の回動を規制し、その回動を規制した把握爪の把持面に
加工物を当接して位置決めを行い、その位置決めした加
工物に他側の回動可能な把握爪を追随させながら把握す
るように成し、カロエ物の芯出しと把握を同時に行うこ
とができる引込型２爪チヤツクを提供せんとするもので
ある。
形状及び寸法が１品毎に多少異なる異形の加工物を把握
するにあたって、引込型２爪チヤツクにおける一方の把
握爪を一定角度内で回動できるようにし、他方の把握爪
の回動を規制し、その回動を規制した把握爪の把持面に
加工物を当接して位置決めを行い、その位置決めした加
工物に他側の回動可能な把握爪を追随させながら把握す
るように成し、カロエ物の芯出しと把握を同時に行うこ
とができる引込型２爪チヤツクを提供せんとするもので
ある。
以下、本考案を図面に示す一実施例によって詳細に説明
する。
する。
１は、チャック本体でその回転中心を中心とした適宜な
半径の円周を２等分した位置に、円形断面の傾斜穴２が
前面１ａから内部の空室３へ向けて２個所貫通され、そ
の各傾斜穴２に、前端に把握爪４を取付け、後部側に軸
方向に対して直角方向に切欠いた内向きの係合溝５を形
成した２本の爪駆動枠６及び６Ａが、夫々の軸方向に摺
動可能に嵌挿され、更に、その一方の爪駆動枠６Ａはチ
ャック本体１の傾斜穴２との間にキー７等の回り止め手
段が介装され、その前端の把握爪４と共は回動を規制さ
れている。
半径の円周を２等分した位置に、円形断面の傾斜穴２が
前面１ａから内部の空室３へ向けて２個所貫通され、そ
の各傾斜穴２に、前端に把握爪４を取付け、後部側に軸
方向に対して直角方向に切欠いた内向きの係合溝５を形
成した２本の爪駆動枠６及び６Ａが、夫々の軸方向に摺
動可能に嵌挿され、更に、その一方の爪駆動枠６Ａはチ
ャック本体１の傾斜穴２との間にキー７等の回り止め手
段が介装され、その前端の把握爪４と共は回動を規制さ
れている。
又、チャック本体１の後部側には後面板８が嵌着され、
その後面板８の中心穴８ａに、前記爪１駆動棒６及び６
Ａの係合溝５と係合するフランジ部９ａを備えた中空状
の引き棒９が摺動可能に嵌挿され、更に、その引き棒９
の中空穴９ｂに、チャック本体１の中心穴１ｂに嵌挿し
た摺動自在なドロースクリュー１０が嵌合され、その引
き棒９がラウンドナツト１１によって摺動自在なドロー
スクリュー１０に緊締されている。
その後面板８の中心穴８ａに、前記爪１駆動棒６及び６
Ａの係合溝５と係合するフランジ部９ａを備えた中空状
の引き棒９が摺動可能に嵌挿され、更に、その引き棒９
の中空穴９ｂに、チャック本体１の中心穴１ｂに嵌挿し
た摺動自在なドロースクリュー１０が嵌合され、その引
き棒９がラウンドナツト１１によって摺動自在なドロー
スクリュー１０に緊締されている。
又、引き棒９のフランジ部９ａの円周には、爪駆動枠６
及び６Ａの係合溝５と係合する外周９Ｃと側面９ｄ 、
９ｅを平坦に形成した保合部９ｆが設けられ、その外周
９Ｃと爪駆動枠６の係合溝５との間に、爪駆動枠６を一
定角度内で回動できる間隙１２が形成されている。
及び６Ａの係合溝５と係合する外周９Ｃと側面９ｄ 、
９ｅを平坦に形成した保合部９ｆが設けられ、その外周
９Ｃと爪駆動枠６の係合溝５との間に、爪駆動枠６を一
定角度内で回動できる間隙１２が形成されている。
以上の様に構成した本実施例のチャックによって、例え
ば、第２図に示すような形状で３爪チヤツクでは把握で
きない異形の加工物で、かつ、鋳物又は鍛造品のように
その表面形状及び寸法が１品毎に多少異なる加工物を把
握する場合に、その加工物を、回動を規制した一方の把
握爪４の把持面４ａに当接して位置決めし、その後ドロ
ースクリュー１０と引き棒９を図示しない回転シリンダ
の作動によって第１図の位置から左方へ摺動させると、
引き棒９と係合した爪駆動枠６と６Ａがチャックの中心
側へ向けて斜め方向に後退し、これに伴って、その前端
に取付けた把握爪４，４も同方向に移動し、回動を規制
した一方の把握爪４（第２図の下側のもの）の把持面４
ａに当接して位置決めした加工物に、他方の回動可能な
把握爪４（第２図の上側のもの）が追随して加工物を把
握するので位置決めした加工物が把握時にずれることが
なく確実に芯出しされる。
ば、第２図に示すような形状で３爪チヤツクでは把握で
きない異形の加工物で、かつ、鋳物又は鍛造品のように
その表面形状及び寸法が１品毎に多少異なる加工物を把
握する場合に、その加工物を、回動を規制した一方の把
握爪４の把持面４ａに当接して位置決めし、その後ドロ
ースクリュー１０と引き棒９を図示しない回転シリンダ
の作動によって第１図の位置から左方へ摺動させると、
引き棒９と係合した爪駆動枠６と６Ａがチャックの中心
側へ向けて斜め方向に後退し、これに伴って、その前端
に取付けた把握爪４，４も同方向に移動し、回動を規制
した一方の把握爪４（第２図の下側のもの）の把持面４
ａに当接して位置決めした加工物に、他方の回動可能な
把握爪４（第２図の上側のもの）が追随して加工物を把
握するので位置決めした加工物が把握時にずれることが
なく確実に芯出しされる。
この様に本考案は、引込型２爪チヤツクにおいて、一方
の把握爪の回動を規制し、他方の把握爪を一定角度内で
回動可能に構成したので、３爪チヤツクによって把握で
きない異形の加工物で、かつ、鋳物や鍛造品のようにそ
の表面形状及び寸法が１品毎に多少異なる加工物であっ
ても、その加工物を回動しない一方の把握爪の把持面に
当接して位置決めするだけで、その芯出しと把握を同時
に行うことができ、段取り時間の低減と、芯出し不良に
よる不良品の発生を防止することができるという特徴を
有するものである。
の把握爪の回動を規制し、他方の把握爪を一定角度内で
回動可能に構成したので、３爪チヤツクによって把握で
きない異形の加工物で、かつ、鋳物や鍛造品のようにそ
の表面形状及び寸法が１品毎に多少異なる加工物であっ
ても、その加工物を回動しない一方の把握爪の把持面に
当接して位置決めするだけで、その芯出しと把握を同時
に行うことができ、段取り時間の低減と、芯出し不良に
よる不良品の発生を防止することができるという特徴を
有するものである。
第１図は本考案の一実施例を示す引込型２爪チヤツクの
断面図、第２図は把握状態の把握爪を示す正面図である
。 １・・・・・・チャック本体、２・・・・・・傾斜穴、
３・・・・・・空室、４・・・・・・把握爪、５・・・
・・・係合溝、６，６Ａ・・・・・・爪駆動枠、７・・
・・・・キー、９・・・・・・引き棒、１２・・・・・
・間隙。
断面図、第２図は把握状態の把握爪を示す正面図である
。 １・・・・・・チャック本体、２・・・・・・傾斜穴、
３・・・・・・空室、４・・・・・・把握爪、５・・・
・・・係合溝、６，６Ａ・・・・・・爪駆動枠、７・・
・・・・キー、９・・・・・・引き棒、１２・・・・・
・間隙。
Claims (1)
- チャック本体の円周を２等分した位置に、チャック本体
の前面から内部の空室へ貫通した円形断面の傾斜穴を夫
々設け、この傾斜穴に、前端に把握爪を取付は後部側に
軸方向に対して直角方向に切欠いた内向きの係合溝を形
成した爪駆動枠を夫夫嵌挿し、この爪駆動枠の係合溝に
、チャック本体の中心部に嵌挿した引き棒のフランジ部
外周に設けた係合部を夫々係合させ、その一方の爪駆動
枠の係合溝と引き棒のフランジ部の係合部外周との間に
爪駆動枠を一定角度内で回動可能にする間隙を設け、他
方の爪駆動枠とチャック本体間に爪駆動枠の回動を規制
するキー等の回り止め手段を介装して成る引込型２爪チ
ヤツク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3426380U JPS5826730Y2 (ja) | 1980-03-14 | 1980-03-14 | 引込型２爪チヤツク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3426380U JPS5826730Y2 (ja) | 1980-03-14 | 1980-03-14 | 引込型２爪チヤツク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56137906U JPS56137906U (ja) | 1981-10-19 |
| JPS5826730Y2 true JPS5826730Y2 (ja) | 1983-06-09 |
Family
ID=29629897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3426380U Expired JPS5826730Y2 (ja) | 1980-03-14 | 1980-03-14 | 引込型２爪チヤツク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5826730Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6552352B2 (ja) * | 2014-10-29 | 2019-07-31 | 高松機械工業株式会社 | 薄肉ワークのチャッキング方法 |
| JP2017019032A (ja) * | 2015-07-09 | 2017-01-26 | 株式会社ナノテック | チャック機構 |
| FR3064511B1 (fr) * | 2017-03-28 | 2019-07-12 | Technic.Com | Mandrin de serrage a coulisseaux inclines |
-
1980
- 1980-03-14 JP JP3426380U patent/JPS5826730Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56137906U (ja) | 1981-10-19 |
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