JPS5826683Y2 - 消火用急速開放装置 - Google Patents

消火用急速開放装置

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JPS5826683Y2
JPS5826683Y2 JP12456181U JP12456181U JPS5826683Y2 JP S5826683 Y2 JPS5826683 Y2 JP S5826683Y2 JP 12456181 U JP12456181 U JP 12456181U JP 12456181 U JP12456181 U JP 12456181U JP S5826683 Y2 JPS5826683 Y2 JP S5826683Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
piston
bottom cover
cylinder
metal fitting
pressurizing gas
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Expired
Application number
JP12456181U
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English (en)
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JPS5830451U (ja
Inventor
明人 岡本
Original Assignee
高圧瓦斯工業株式会社
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Publication date
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は貯蔵容器に充填された消火剤を一挙に放出でき
るように構成した急速開放装置に関するものである。
爆発的に燃焼する火災を拡大しないうちに鎮圧するには
消火剤の貯蔵容器を急速に開放し、火災区画又は対象物
に対して消火剤を一挙に放出しなけれは゛ならない。
従来の急速開放装置には火薬を利用してその爆発により
封板を破開するものや、前後に圧力を加えたピストンバ
ルブの一方の圧力を下げて急速に開放させるもの等があ
る。
しかし火薬式のものは火薬の寿命が短いため使用しなく
ても火薬を毎年又は2年に1回交換しなければならず、
法律上取扱いや保管に特別の資格者や場所を必要とする
から極めて面倒であり、ピストンバルブ式のものは原理
上小形のものでなければ急速開放に適さないだけでなく
、消火剤の貯蔵容器及び開放装置に複雑な構造が必要で
あった。
本考案は消火剤と加圧用ガスを充填する貯蔵容器の底板
と頂板を刺抜いてそれぞれに環状金具とこれよりも内径
の大きい筒体を溶接し、環状金具に嵌込んだ底蓋と筒体
に嵌合するピストンをロッドで一体に結合し、筒体の下
口を塞ぐ端板に小孔をあけて加圧用ガスをピストンの下
室へ流入させ、端板とピストンとの間に突張りばねを介
装して底蓋で環状金具を閉塞し、筒体の上縁に螺合する
袋ナツトと筒体の側壁を止め弁付き配管で連結し、平常
は底蓋とピストンの面積差分の内圧力に基づく上向きの
力でバランスをとり、所要時に止め弁を開いてピストン
の上側に加圧用ガスの圧力を加えて底蓋を開くように構
成し、これにより火薬式の面倒を解消しかつ極めて簡単
な構成で消火剤の貯蔵容器を急速に開放することに成功
したのである。
図面の実施例において、1は頂板2と底板3をゆるいテ
ーパ面に作った貯蔵容器で、大量の消火剤りをほぼ一杯
に充填して上部の空間に加圧用ガス■を圧力し、このガ
スで消火剤りを例えば常時25kgf/cm2に加圧し
、取付は用フランジ4を溶接した底板3の中央部を大き
く刺抜いて内径Bの環状金具5を気密に溶接し、この環
状金具の外周面にねじ6を切って運搬中の保護キャップ
や消火剤の放出方向を制御するホーン(共に図示なし)
を装着する。
7は環状金具5に嵌込んだ直径Bの底蓋で、貯蔵容器1
の中心線を通るロッド8を上面の突部に一体に結合し、
周面を巡る側溝にOリング9を納めて消火剤りの漏洩を
阻止し、環状金具5と底蓋7により貯蔵容器の底板3に
内径Bのバルブを構成する。
10は環状金具の内径Bよりも大きい内径Aをもつ円筒
状の筒体で、貯蔵容器の頂板2の中央部を大きく刺抜い
て気密に溶接し、上縁の外周に袋ナツト11を螺合して
Oリング12により気密を確保し、中心に内径Cの通孔
14とその近くに小孔15をあけた端板13を下縁の段
部に載せてこの端板で筒体10の下口を塞ぐ。
16は筒体10に嵌合する直径Aのピストンで、上面の
中心に円錐形の浅い凹所17を穿つと共に周面の側溝に
Oリング19を納め、下面の突部を端板の通孔14に嵌
めてロッド8を一体に結合し、端板13との間に介装し
たピッチのあらい突張りばね18によりこのピストン1
6を押上げて底蓋7で環状金具5を閉塞し、このばねと
小孔15からピストンの下室20へ流入した加圧用ガス
■の圧力によりピストン16を袋ナツト11の内面に押
付けて両者の間隙を無くす。
こ・に底蓋7を環状金具5に嵌込んでいるから、ピスト
ン16を袋ナツト11の内面に密接させることができる
21は倒U字形の配管で、端板13にあけた小孔15よ
りも充分に大きい内径を有し、下端を筒体10の側壁の
通孔に取付けた口金22に結合し、上端に装着した止め
弁23を袋ナツト11の中心にあけた通孔24に口金2
5を介して結合し、ピストンの下室20に流入している
加圧用ガスを所要時にピストンの上側へ導く。
止め弁23は火災検知器(図示なし)の信号を受けて動
作する電磁ソレノイド26により封板を破開する急速開
放型が適し、その構造は公知であるから説明を省略する
貯蔵容器1はその左肩にボールチェック式充填口27を
設け、手前側の肩部に封板式安全弁(図示なし)を取付
け、右肩に内圧力監視用として圧力計又は圧力スイッチ
28を取付け、これは電線29により遠方監視室へ異常
警報を送る。
30は袋ナツト11に取付けたリーク弁で、止め弁23
の出口から加圧用ガスが万−洩れて通孔24からピスト
ンの凹所17に入った場合、又はピストンの下室20か
らOリング19を経て加圧用ガスVが洩れてピストン1
6の上側に入った場合に作用し、わずかな圧力上昇であ
れば外部へ逃し、急激な圧力上昇であれが閉塞して誤作
動を防止する。
本考案装置の一実施例は以上の構成からなり、突張りば
ね18でピストン16を袋ナツト11の内面に押付けて
底蓋7で環状金具5を閉塞し、この状態で充填口27か
ら消火剤りを貯蔵容器1へ注入し、続いて上部の空間に
加圧用ガス■を圧入する。
このようにして消火剤りを注入し終ると、通孔24と口
金25の内部は常に大気圧であって底蓋7に働く大気圧
と対応し、底蓋7に対して消火剤りの重量と加圧用ガス
■の圧力による下向きの力が働いているが、ピストン1
6に対してその下室20のガス圧力と突張りばね18の
弾力が上向きに働き、底蓋の直径Bよりもピストンの直
径Aが大きいから、平常は両者の面積差分の内圧力に基
づく上向きの力が打勝ち、底蓋7が環状金具5を閉塞し
た状態で安定している。
止め弁23の出口側の体積として通常大きな部分を占め
るのはピストン16と袋ナツト11の内面との間隙であ
るが、本実施例では両者を密接させているからこの間隙
の体積を無視することができる。
従って本実施例においては止め弁23の出口側の全体積
は口金25と通孔24及び凹所17となり、これらの合
計を数cm3に作ることができる。
このように構成すると止め弁23の開放によりピストン
16の上側にその下室20の加圧用ガスが少しで流入す
るとピストンの上下が同じ圧力となるため、止め弁23
が開放した瞬間にピストン16と底蓋7とのバランスを
崩すことができる。
このバランスはピストンと底蓋の面積差分の内圧力に基
づくものであるから、一旦バランスが崩れるとピストン
は急速に鎖線位置16′へ降下し、底蓋も鎖線位置7′
へ急速に降下して環状金具5を全開し、消火剤りは加圧
用ガス■の圧力を受けて一挙に放出される。
こ・にピストン16の上面の面積は下面の面積よりも通
孔14の内径Cの分だけ大きいから、消火剤りが放出さ
れる間ピストン16の上側と下側が同じ圧力であれば、
内径Cの面積分だけピストン16を下向きに押す力が発
生する。
従ってピストンが一旦鎖線位置16′へ降下すると加圧
用ガスが小孔15より配管21を経て止め弁23から浅
瀬し、ピストンの上側と下側が大気圧近くに降下し、突
張りばね18の弾力が打勝つまでピストンは鎖線位置1
6′を保持するので、消火剤りを実質的に全量放出する
ことがで′きる。
以上は本考案の一実施例を説明したもので、本考案はこ
の実施例に限定されることなく考案の要胃内において設
計変更できる。
本考案においては消火剤と加圧用ガスを充填した貯蔵容
器の底板と頂板を刺抜いてそれぞれに環状金具とこれよ
りも内径の大きい筒体を溶接し、環状金具に嵌込んだ底
蓋と筒体に嵌合するピストンをロッドで一体に結合し、
筒体の下口を塞ぐ端板に小孔をあけて加圧用ガスをピス
トンの下室へ流入させ、端板とピストンとの間に突張り
ばねを介装して底蓋で環状金具を閉塞し、筒体の上縁に
螺合する袋ナツトと筒体の側壁を止め弁付き配管で連結
し、平常は底蓋とピストンの面積差分の内圧力に基づく
上向きの力でバランスをとり、所要時に止め弁を開いて
ピストンの上側に加圧用ガスの圧力を加えて底蓋を開く
ように構成しており、火薬式の面倒さを解消しかつ極め
て簡単な構成で貯蔵容器を急速に開放しうる効果がある
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す縦断面図である。 なお、Lは消火剤、■は加圧用ガス、1は貯蔵容器、2
は頂板、3は底板、5は環状金具、7は底蓋、8はロッ
ド、10は筒体、11は袋ナツト、13は端板、14は
通孔、15は小孔、16はピストン、18は突張りばね
、20はピストンの下室、21は配管、23は止め弁で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 消火剤と加圧用ガスを充填する貯蔵容器の底板と頂板を
    刺抜いてそれぞれ環状金具とこれよりも内径の大きい筒
    体を溶接し、環状金具に嵌込んだ底蓋と筒体に嵌合する
    ピストンをロッドで一体に結合し、筒体の下口を塞ぐ端
    板にロッドの通孔と加圧用ガスを通す小孔をあけ、この
    小孔により加圧用ガスをピストンの下室へ流入させ、端
    板とピストンとの間に突張りばねを介装して底蓋で環状
    金具を閉塞し、筒体の上縁に螺合する袋ナツトと筒体の
    側壁を止め弁付き配管で連結し、平常な底蓋とピストン
    の面積差分の内圧力に基づく上向きの力でバランスをと
    り、所要時に止め弁を開いてピストンの上側に加圧用ガ
    スの圧力を加えて底蓋を開くように構成したことを特徴
    とする消火用急速開放装置。
JP12456181U 1981-08-22 1981-08-22 消火用急速開放装置 Expired JPS5826683Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12456181U JPS5826683Y2 (ja) 1981-08-22 1981-08-22 消火用急速開放装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12456181U JPS5826683Y2 (ja) 1981-08-22 1981-08-22 消火用急速開放装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5830451U JPS5830451U (ja) 1983-02-28
JPS5826683Y2 true JPS5826683Y2 (ja) 1983-06-09

Family

ID=29918427

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12456181U Expired JPS5826683Y2 (ja) 1981-08-22 1981-08-22 消火用急速開放装置

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JPS5830451U (ja) 1983-02-28

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