JPS5825903Y2 - 洗面台天板用サイドキャップ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洗面台天板端面部３に嵌挿可能な断面コ字型の
サイドキャップ４であって、少なくとも該サイドキャッ
プ４の側壁内面部を弾性を有する軟質のプラスチックス
で形成し、かつ側壁的面部全周に亙る突条４ａを具備せ
しめてなる洗面台天板用サイドキャップに係り、その目
的とするところは洗面台の天板上に飛散した水を完全に
止水し洗面台の天板内部に水が浸透しない洗面台天板用
サイドキャップを提供することにある。

従来の木質系洗面台は例えばチップボード表面にメラミ
ン化粧板を貼着した構成の天板を用いて形成されていた
。

そして木質部分が剥き出しになっている端面にはメラミ
ン化粧板を被覆するか、もしくは硬質のプラスチック成
型品を端面に嵌挿し接着剤、ビス止め等により天板に固
着させていたが、いずれも防水の点で劣っていた。

即ち、洗顔、手洗いなどの動作をする際、どうしても水
が洗面台の天板上に飛散し、端面にメラミン化粧板を被
覆した場合には天板に貼着したメラミン化粧板とのつき
合わせ個所より、硬質のプラスチック成型品を端面に嵌
挿させた場合には成型品と天板との嵌合部分の間隙より
それぞれ天板上に飛散した水が内部に浸透し、木質系天
板内部を膨潤させ、洗面台の製品寿命に著しく悪影響を
及は゛していた。

本考案は上述の欠点に鑑みて提供するもので、以下実施
例により詳述する。

第１図、第２図において１は洗面台、２は給水栓、３は
前記洗面台１の天板１ａの端面部、４は端面部３に嵌挿
可能な断面コ字形状を有し、軟質塩ビ、ゴムなどの弾性
を有するプラスチックスで形成され、かつ突条４ａを内
面部周囲に一体に形成してなるサイドキャップである。

サイドキャップ４は断面コ字状で天板１ａの側端面３に
嵌挿可能なように形状を整えてあり、天板１ａの端面形
状が本実施例では略り字型であるので、サイドキャップ
４もそれに合わせて略り字型にしである。

天板１ａの端面形状が変ればサイドキャップ４の形状も
変えなければならない。

さらに、サイドキャップ４は少なくとも側壁部５の内面
が弾性を有するプラスチックスで形成され、かつ側壁部
５の内面全周に亙る突条４ａを具備せしめであるが、好
ましくは第３図に示したように、側壁部５の内面のみを
弾性を有するプラスチックスで形成して封水パツキン６
となし、その他の部分は硬質のプラスチックで形成する
。

このようにした場合はサイドキャップ４の表面が硬くキ
ズが付きにくいし、また封水パツキン６の効果も大きく
なる。

封水パツキン６はサイドキャップ４の側壁部５の内面全
周に貼り巡らされた帯状のものであり、略中央部の上下
両面には突条６ａ、６ｂが設けられている。

突条６ａを設けることにより、いわゆるＯリング状にな
るので防水効果が大きくなり、かつ嵌合固定効果も大き
くなる。

突条６ｂは必ずしも設ける必要はないが、これを設ける
ことにより、サイドキャップ４に対する固定がより完全
になる。

サイドキャップ４の側壁部５の内面の突条６ｂに相当す
る位置には凹条を設けるのが好ましく、これを設けるこ
とによりパツキン６のサイドキャップ内側面に対する固
定および防水効果がより完全となる。

もつともサイドキャップ４全体を弾性を有するプラスチ
ックスで形成した時は突条４ａのみを形成することにな
る。

以上のように本考案は洗面台天板端面部に嵌挿可能な断
面コ字型のサイドキャップであって、少なくとも該サイ
ドキャップの側壁内面部を弾性を有するプラスチックで
形成し、該内面部を軟質の封水パツキンとすることによ
り、洗面台天板端面部への嵌挿が容易確実で、太根上に
水が飛散しても突条により完全に止水され、木質系天板
内部への水の浸透を防ぐという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案になるサイドキャップを具備した洗面台
の一部切欠斜視図、第２図は本考案になるサイドキャッ
プの一実施例を示す斜視図、第３図は別の実施例を示す
一部切欠斜視図である。 １・・・・・・洗面台、４・・・・・・サイドキャップ
、５・・・・・・サイドキャップ側壁、６・・・・・・
封水パツキン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗面台天板端面部に嵌挿可能な断面コ字型のサイドキャ
   ップであって、少なくとも該サイドキャップの側壁内面
   部を弾性を有する軟質のプラスチックスで形成し、かつ
   側壁的面部全周に亙る突条を具備せしめてなる洗面台天
   板用サイドキャップ。