JPS5825812B2 - ボウオンコウチクブツコウセイヨウボウオンコウゾウタイ - Google Patents

ボウオンコウチクブツコウセイヨウボウオンコウゾウタイ

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JPS5825812B2
JPS5825812B2 JP50084926A JP8492675A JPS5825812B2 JP S5825812 B2 JPS5825812 B2 JP S5825812B2 JP 50084926 A JP50084926 A JP 50084926A JP 8492675 A JP8492675 A JP 8492675A JP S5825812 B2 JPS5825812 B2 JP S5825812B2
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    • E01F8/007—Perforated plate or mesh, e.g. as wall facing with damping material
    • E—FIXED CONSTRUCTIONS
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、高速度で走行する車輌、高音響を発生する
機器類などを発生源とする騒音防止を目的とした例えば
防音壁などの防音構築物を構成する防音構造体に関する
。
近時、製鑵工場、プレス工場など作業のための発生音源
の高い工場騒音、また特に高速道路、鉄道などによる交
通騒音が発生して生活環境の悪化が問題となっている。
これらについては発生音源の源少低下と併せて発生後の
音の強さを内部で吸収し、かつ遮音によって外に出さな
いよう防ぐことが技術的に要請されている。
このような要請に応するために、本発明者は既に特願昭
４９−１３０４４９号において、「押出成形によって一
体に構成されたセル型箱の一側板は適宜の孔径と開孔率
をもって穿孔された多孔板に形成し、該多孔板と対向す
る他側板を遮音板となし、画板間に多孔性吸音材を充填
して防音ブロックを構成し、該防音ブロックの遮音板側
に弾性体を介して自由空間板を設け、前記遮音板との間
に自由空気層室を形成してなる単一防音構成体を主柱間
に重積、配夕１ルてなる透過損失のすぐれた箱型防音壁
」を開発した。
この発明におけるセル型防音壁を構成する単一防音構成
体においては、防音用セル型箱体を押出成形によって一
体構造とすることにより、単一板に比して共鳴現象によ
る透過損失低下現象を抑えて高い透過損失値が得られる
が、共鳴現象を全く避けて透過損失の最大値を求めるこ
とができないので、自由空間板を遮音板側に設けて遮音
板との間に自由空気層室を形成し、この自由空気層室内
で対向共鳴によって減音し、この減音と消音、吸音、反
射、遮音の総合作用によって優れた透過損失値を発揮さ
せている。
上記本発明者の先願の発明の技術において、経済性と技
術性との観点に立脚し、更に試験を重ね、検討の結果、
押出成形によってセル型箱体を一体的に成形する技術は
現段階においては厚味に限度があり、面質量を任意に選
定することが困難である。
このことは遮音量を増すためには単位面積の質量を増す
ことが指摘されているが、透過損失値は厚みを増しても
共鳴現象による低下が見られるので押出成形によるセル
型箱体の透過損失値には限界があること、加えて押出成
形は加工費が嵩むことが判明した。
そこで本発明者は防音用セル型箱体を板材の組合せによ
って一体化し、先きに述べた本発明者の開発した単一防
音構成体と同様もしくはそれ以上の防音効果を発揮し、
しかも経済的に採用し得る防音構築物構成用防音構造体
を提供することを意図して開発した。
以下、この発明の構成ならびに作用・効果を図面に関連
して説明する。
第１図はこの発明に係る防音構造体の好ましい組立断面
図を示すものである。
同図において、１は長尺にわたり連続チャック締可能な
チャック用元板であって、この元板の構造は第２図に示
すように板材面部に所定の間隔をおいて縦方向に凹溝部
１ａを設け、更に板材両側縁部を夫々前記凹溝部の凹部
と反対側に直角に折曲して脚片１ｂ、ｌｂ’を形成し、
脚片１ｂの端縁部は外開き玉ぶち状に形成して外側チャ
ック締部１ｃまた脚片１ｂ’の端縁部は外開き玉ぶち状
であってこの玉ぶち部の中央部にＶ字状凹条を形成した
内部チャック締部１ｃ′を夫々形成したことから成る。
このチャック用元板の厚さは例えば１〜２間の板厚で選
ばれる。
また各脚片の長さも設計目的によって適宜定められる。
チャック用元板１，１を背中合せにおき、元板の凹溝部
１ａに仕送板２を担持させ、この担持部位で仕切板２と
元板１を相互に固着（溶着、ろう着、接着）３すること
により一体化した箱体４が構成される。
箱体４の両端部にチャック締中間板５を当接し、この中
間板の両側縁部をチャック用元板１の外側チャック締部
１ｃと内側チャック締部１Ｃ′で巻込み締付加工するこ
とによって、相対向する箱体４′と一体的に接続するこ
とができると共に、箱体４を密閉することができる。
このチャック締の状態を第３図に示している。
またチャック締に際し、接着もしくはロウ着を併せて行
なってもよい。
内部チャック締部１ｃ′にＶ字状凹部を形成するのは弾
発力をもたせる・ためである。
かくしてチャック締中間板５によって両端部を密閉した
箱体４の音源に面する側板は吸音側板６となし、所定の
開孔率（例えば３０％）になるように均一に配置された
円孔（例えば径８關）を穿ち、反対側の側板を遮音側板
７となし、画板のなす室部に吸音材８（例えばグラスウ
ール）を充填する。
遮音板Ｉ側にチャック用元板１の脚片１ｂ、Ｉｂ’を利
用し、弾性絶縁材９を介して自由空間板１０を嵌装する
ことにより、箱体４と弾性連結することができる。
遮音側板１と自由空間板１０とのなす間隙は自由空気層
室１１を形成する。
この室内には防音特性を考慮して吸音材１２を充填して
もよいし、または充填しなくてもよい。
箱体４及び自由空間板１０の材質は、特に限定されるも
のではないが、普通鋼板やアルミニウムもしくはその合
金の圧延板が加工性の面で好ましい。
箱体４の質量は１０〜３０ ｋｇ／ ｍ”の範囲であっ
て最適値は、入射音波の周波数、単位細胞の空間容積（
例えば７５Ｘ１００Ｘ２０００ｍｍ）、風圧などによっ
て求められる。
また箱体の両側板間の間隔は基本共鳴周波数によって求
められる最大平均値によって定める。
遮音側板と自由空間板との間隔は透過してくる波長と自
由空間板の質量との関係によって求められる。
図示の箱体４は二つの仕切板２で三区分されて吸音材室
部を形成させているが、仕切板の数はこれに限定される
ものでなく、箱体の質量、単位細胞容積などからその数
は適宜定められる。
第４図は連続された防音構造体の箱体４の端末箱体の取
付構成を例示するものであって、第２図に示される符号
と同一に表わされるものは説明を省略する。
チャック用元板１′の胴部は断面几状に折曲げ加工され
、胴部の幅は箱体の寸法に定め、折曲縁部の脚片１ｂ’
とこれに対応する箱体４の端末脚片１ｂ間にチャック締
付中間板５を挾んで外部チャック締部１ｃと内部チャッ
ク締部１Ｃ′で線加工して箱体４ａを構成する。
第５図は別の態様を示すものであって、連続しない箱体
の接続を示す。
第４図に示す端末箱体４ａと同一に構成され脚片の端縁
部は外部チャック締１ｃを備えた箱体４ａ′と箱体４ａ
を互に脚片を対向させ、この各脚片間にチャック締中間
板５を挾んで各チャック締部ｌｃ、ｌｃ’で線加工し、
このように一対に構成された箱体は、他の一対に構成さ
れた箱体４ａ′との当接面に弾性絶縁体１３を嵌装し、
固有振動を絶縁させて接続する。
この接続機構によって所要の箱型防音壁を構成できる。
この発明に係る防音構造体は、板材の両端部をチャック
締め機構によって一体化した箱体に構成することができ
るので、騒音発生源の周波数、所要の空容積などに応じ
て面質量及び寸法を任意に定めて最適防音効果を発揮さ
せることができる。
しかも構造が簡単であり、板材の厚み、寸法を任意に選
定することができるので最適加工費が得られ、経済的と
なり得ると共に、次に述べるような機能によって広い周
波数領域において顕著な防音効果を発揮するなど特願昭
４９−１３０４４９号の発明の効果の拡大が図られる。
この発明に係る防音構造体の防音効果は次の項目の各機
能の複合によるものである。
１）音エネルギーが開孔部の孔から出入することによっ
て共鳴現象による減衰作用を起す。
（寸法上は残響現象の大きい方が望ましい）２）遮音板
による反射及び遮音。
３）管状に密封された空気層で孔から入ってくる音エネ
ルギーが消音効果によって減衰される。
４）吸音材による吸音。５）弾性結合された自由空間板
によって箱体の高い周波数側における共鳴現象による透
過損失値の降下を回復する。
６）自由空間板のもつ遮音性、７）自由空気層室におけ
る対向共鳴による減音と吸音。
次に、この発明に係る防音構造体の防音効果がすぐれて
いる測定結果の一例を次表に示す。
測定に供した防音構造体の仕様は次の通りである。
材質ニアルミニウム、吸音材ニゲラスウール、寸法：高
さ３００ｍｍ、長さ３，２００ｍｍ、肉厚２關、吸音側
板の孔径８間、同開孔率３０ なお、アルミニウム板２間単独では５００Ｈｚで１７ｄ
ｂ、２脂で２７．５ｄｂであった。
【図面の簡単な説明】
第１図は連続型防音構造体の組立断面図、第２図は連続
型チャック用元板の断面図、第３図はチャック締付部拡
大図、第４図は連続型構造体の端末防音構造体の断面図
、第５図は非連続型防音構造体の構成を示す断面図であ
る。 図中の符号は次のものを表わす。 １．１′・・・・・・チャック用元板、１ａ・・・・・
・凹溝部、ｌｂ、ｌｂ’・・・・・・脚片、１ｃ・・・
・・・外部チャック締部、１ｃ′・・・・・・内部チャ
ック締部、２・・・・・・仕切板、３・・・・・・固着
部、４．４’、 ４ ａ 、 ４ａ’、 ４ａ“・・・
・・・箱体、５・・・・・・チャック締中間板、６・・
・・・・吸音側板、７・・・・・・遮音板、８，１２・
・・・・・吸音材、９，１３・・・・・・絶縁材、１０
・・・・・・自由空間板、１１・・・・・・自由空気層
室０

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. １ 板材の両端縁部をチャック締可能に構成したチャッ
    ク用元板で一体化した箱体を構成し、該箱体の音源側を
    吸音側板に形成し、該吸音側板と対向する他側板を遮音
    側板となし、両側板のなす空間に吸音材を充填し、更に
    遮音側板の外側に弾性絶縁材を介して自由空間板を嵌装
    し、該箱体と自由空間板により自由空気層室を形成し該
    自由空気層に必要に応じて吸音材を充填してなる防音構
    築物構成用防音構造体。
JP50084926A 1975-07-12 1975-07-12 ボウオンコウチクブツコウセイヨウボウオンコウゾウタイ Expired JPS5825812B2 (ja)

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US05/665,230 US4042061A (en) 1975-07-12 1976-03-09 Cell-box-type noise barrier having large magnitude of transmission loss and noise insulating method

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