JPS5825658B2 - デスアシル−ペプシジン - Google Patents

デスアシル−ペプシジン

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JPS5825658B2
JPS5825658B2 JP51000352A JP35276A JPS5825658B2 JP S5825658 B2 JPS5825658 B2 JP S5825658B2 JP 51000352 A JP51000352 A JP 51000352A JP 35276 A JP35276 A JP 35276A JP S5825658 B2 JPS5825658 B2 JP S5825658B2
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JP
Japan
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pepcidin
reaction
acyl
solution
culture
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JP51000352A
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徳明 桑名
嘉一 長谷川
幸雄 野津
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Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なデスアシルーペプシジン(以下DA−ペ
プシジンと称す)に関する。 本発明のDA−ペプシジンは、次の構造式(I) を有するペンタペプタイド、即ちバリル−バリル−4−
アミノ−3−ヒドロキシ−6−メチル−ヘプタノイル−
アラニル−4−アミノ−3−ヒドロキシ−6−メチル−
ヘプタン酸である。 本発明のDA−ペプシジンは、以後に定義するN−7シ
ルーペンタペプタイトニ、バチルス属(Bacillu
s sp、 )に属し、該N−アシル−ペン・タペプ
タイドの脱アシル化能を有する細菌の培養液、菌体、ま
たはそれらの処理生成物を作用させることによって製造
することができる。 DA−ペプシジンの製造において出発物質として使用さ
れるN−アシルーペンタペプタイドは、次の一般式(T
I) C式中、Rはアシル基である〕を有するペンタペプタイ
ド、即ちN−アシル−バリル−バリル−4−アミノ−3
−ヒドロキシ−6−メチル−へブタノイル−アラニル−
4−アミノ−3−ヒドロキシ−6−メチル−ヘプタン酸
である。 N−アシルーペンタペプタイド(II)としては、アシ
ル部分の異なった士数種の化合物が既に知られている。 たとえば、Rがアセチルである化合物は本発明の発間者
の1人である桑名等によって発見され、”5−PI’”
または1ペプシジンC91として特願昭45−3590
0号および特願昭48−39446号中に記載されてい
る。 特願昭48−39446号中には、またRがブチリルお
よびプロピオニルである化合物がそれぞれ゛ペプシジン
AIIおよび”ペプシジンB 9+として示されている
。 他方、悔涙等は、特公昭47−8996号、特開昭47
−29582号および特開昭49−41590号中に、
Rがインバレリルほか炭素原子5個ないし16個の直鎖
状または分枝鎖状の脂肪族アシル基であるN−アシルー
ペンタペプタイドを1ペプスタチン類°”として開示し
ている。 これらのN−アシルーペンタペグタイド類は、各種の放
線菌ノ培養によって得られる。 たとえば上記ペプシジン類は、ストレプトマイセス・ナ
ニワエンシス(Streptomyces nani
waensis ) E F 44−201株〔工発
研菌寄第278号〕の培養によって得られている。 また、ペプスタチン類は、たとえばストレプトマイセス
・テスタセウス (Streptomyces testaceus
)の培養によって得られている。 本発明のDA−ペプシジンの製造に用いラレる細菌とし
ては、本発明者等が山梨県河口湖町の土壌から分離した
新菌株バチルス(Bacillus )EF49−21
0株が特に好適である。 その菌学的性状を以下に示す: 〔0顕微鏡的観察(肉汁寒天培地) 1、形態:両端丸みを帯びた桿菌で、単独または2連、
まれに3連。 2、大きさ;0.4〜0.7X1.O〜4.0μ3、運
動性;あり。 4、べん毛;あり(周べん毛)。 5、胞子;形成する。 6、ダラム染色;陽性。 7、抗酸性;陰性。 叩 培養所見 1、肉汁寒天斜面培地(30℃、1日) 平らに拡がって生育、乳黄色〜微黄色で、弱い光沢があ
る。 培地色変化なし。2、肉汁寒天平板培地(30℃、1〜
7日)樹枝様に平らに拡がって生育、乳黄色〜微黄色で
、コロニーは滑面、やや光沢があり半透明〜不透明。 拡散性色素なし。3、肉汁液体培地(30℃、2日) 表面に菌膜を形成。 液内の濁りは弱(均一。4 ゼラチン培地(20℃、2
7℃、30℃、3日)生育は弱いが、ゼラチンを液化す
る。 穿刺では、明瞭でない。 5、 リトマスミルり(30℃、6日) 6日間培養で、やや酸性を示し、弱い液化がおこる。 凝固なし。6、ポテト(30℃、2日) 湿潤、粘液状に拡がり、ポテトは褐変する。 亜 生理的性質 ■、硝酸還元性;陰性。 2、脱窒反応;陰性。 3 メチルレッド試験;陽性。 4、VP反応;陽性。 5、インドール生成;陰性。 6、硫化水素生成;陰性。 7、澱粉の加水分解;陰性。 8、クエン酸の利用;コーザー培地陽性。 シモンズ培地陰性。 9、無機窒素源の利用;硝酸カリウムでやや陽性、硫酸
アンモニウムでやや陽性。 10、色素生成;陰性。 11、ウレアーゼ;陰性。 I2.オキシダーゼ;陽性。 I3. カタラーゼ;陽性。 14、生育の範囲; (a)pH(肉汁液体培地30℃振盪2日)滅菌培地p
H5〜9.8で生育する。 (b) 温度(肉汁液体培地振盪2日) 20℃〜45℃で生育する。 (C)塩濃度(肉汁液体培地振盪30℃)NaC1O,
5〜7.0%で1日で生育する。 NaC110%で2日で生育する。 15、酸素要求性一通性嫌気性。 I6. ライフンン法糖代謝;好気、嫌気、ともに酸
を生成、ガス発生認めず。 17、糖の発酵性および酸の生成は次のとおり;(糖)
酸生成(好気) (嫌気) ■ アラビノース ±■ キシ
ロース 士 士■ グルコース
+ 十(糖) 酸生成(好気)
(、嫌気)■ マンノース + 十
■ フラクトース 士 −十■ ガラクト
ース 士 士■ 麦芽糖
士■ ショ糖 十
+■乳糖 士 [相] トレハロース 士 十〇 ン
ルビット ±@ マンニット
十@ イノジット
士 十〇 グリセリン 士
±0 デンプン 士い
ずれもガス発生は認めない。 以上の諸性質を、パージエイズ・マニュアル・オブ・デ
ターミネイティブ・バクテリオロジー(Bergeyy
s Manual of Determinati
ve13acterielogy )第7版の記載と比
較検討すると、本菌はバチ/1/ス−プミルス(Bac
illus pumilus)に属すると考えられ、本
発明者らは本菌をバチルス・プミルス・カワグチ(B
acillus pun iluskawaguchi
) と命名した。 尚、本菌EF49−210株は、工業技術院微生物工業
技術研究所に、微工研菌寄第2677号として寄託され
ている。 財団法人発酵研究所に保持されている公知菌バチルス・
プミルス(Bacillus pumilus )
I FO−12092およびIFO−12110もまた
DA−ペプシジンの製造に好適に利用し得ることが認め
られた。 DA−ペプシジンの製造に用いる微生物を培養する場合
、培地組成および培養条件は微生物が生育し目的とする
活性を充分発現するものであれば、いずれも使用し得る
。 たとえば、ペプトン、肉エキス、コーンスチープリカー
、大豆蛋白分解物、大豆浸出液、酵母エキス、無機アン
モニウム塩等のような有機または無機の窒素源;精密、
ブドウ糖、澱粉およびその加水分解物等のような炭素源
;ならびに無機塩を適当に含有する培地を選ぶことがで
きる。 培養は通常、振盪または通気攪拌により20〜45℃で
1〜7日間行う。 これによって得られる培養液、培養除菌液、生菌体、乾
燥菌体、培養除菌液からの塩析物または有機溶媒による
沈澱物、あるいはその他種々の段階の処理生成物をDA
−ペプシジンの製造に用いることができる。 原料N−アシルーペンタペプタイドは分離精製された特
定の単一のN−アシルペンターペプタイドである必要は
ない。 前記放線菌の培養に際しては、通常アシル部分の異なっ
た数種ないし士数種のN−アシルーペンタペグタイド類
が同時に生成するが、そのような混合物も原料として使
用でき、従って実際には、たとえばN−アシルーペンタ
ペプタイド生産菌の培養r液またはその塩析物、あるい
はその有機溶媒による抽出乾固物等、結晶に至る各精製
段階のN−アシルーペンタペプタイド含有物が好適に用
いられる。 DA−ペプシジン製造の実施に当っては、反応条件、た
とえば、濃度、温度、pH等は使用する菌株の種類、原
料N−アシルーペンタペプタイドの組成等により広い範
囲で適宜変化させることができる。 たとえば、バチルス・プミルス−カワクチシルーペンタ
ペプタイド混合物の脱アシル化反応を行う場合には、p
H約4−10、特にpH6−9および約30−50℃の
温度で約3ないし60時間反応するのが好ましい。 co+士化金化合物えばCoC12、COS04等の添
加によりDA−ペプシジンの生成率は増加する傾向を有
する。 反応混合物からの目的DAーペプシジンの分離精製は、
通常の方法により行うことができる。 たとえば、反応混合物を、必要によっては予め濾過して
固形物を除去した後、有機溶媒たとえばn−ブタノール
で抽出し、ついで溶媒を除去することにより目的物を分
離することができる。 粗製DAーペプシジンの精製は、たとえば陽イオン交換
樹脂またはシリカゲル等を用いたカラムクロマトグラフ
ィー、有機溶媒たとえばメタノール、エタノール等を用
いた分別結晶化、あるいは再結晶等の通常の方法によっ
て行うことができる。 本発明のDA−ペプシジンの生成を確認するには、次の
如き方法を用いることができる:すなわち、試料溶液を
シリカゲルG(メルク製、商品名)の薄層板に添付し、
n−ブチルアルコール:酢酸:水(容量比3:I:I)
の混合溶媒(I)、またはn−ブチルアルコール:酢酸
:水:酢酸ブチル(容量比4:I:I:4)の混合溶媒
(II)で展開する薄層クロマトグラフィーを行う。 DA−ペプシジンは、Rf=0.48[混合溶媒(I)
]に、ニンヒドリン反応陽性、ライドン・スミス反応陽
性のスポットとして検出される。 更に、このように展開乾燥した薄層板を、カゼインを含
む寒天平板に転与した後、この平板に、ペプシン溶液を
含有した沢紙を張りつけて、30℃で一夜反応させるこ
とによって、カゼイン未分解スポットとして検出するこ
ともできる(この方法を以下カゼインプレート法と略称
する)。 本発明のDA−ペプシンは以下の理化学的性質を有する
: (+) 外観 白色の針状結晶 (n) 溶解性 酢酸、メタノールに易溶、エタノール、n −ブタノー
ル、ピリジンに溶解、アセトン、エチルエーテルに難溶
。 (m) 呈色反応 ニンヒドリン反応およびライドン・スミス反応に陽性。 6V) 紫外線吸収スペクトル 0.1%メタノール溶液はペプタイド結合に基く末端吸
収のみで、250〜370mμの間に吸収極大を示さな
い。 (v)赤外線吸収スペクトル 第1図に示す。 保1)アミノ酸組成 6N−HCI で72時間加水分解した後、アミノ酸
アナライザーで測定した結果、試料中のアラニンとバリ
ンの比はI:2であった。 Qゆ 分子量および構造式 試料を酸クロライド法でアセチル化し、ついでジアゾメ
タン法でメチルエステル化して得た化合物についてのマ
ススペクトル分析結果ハ、M+=657を示し、原試料
の分子量はDA−ペプシジンの計算値601と〒致した
。 またフラグメントのピークについても、DA−ペプシジ
ンの構造式(I)からの計算値と一致した。 尚、上記試料のアセチル化体は薄層クロマトグラフィー
において、ペプシジンCと一致し、同様にそのエステル
化生成物はペプシジンCメチルエステルと一致した。 Vil ペプシン阻害活性 村尾および里井がAgr、Biol、Chem。 Japan 34(8) 1265−(1970)
に報告した方法に従い測定した結果、DA−ペプシジン
は0.82μy−6ペプシン100μグの活性を50%
阻害することが認められた。 本発明のDA−ペプシジンは上記の如(強力なペプシン
阻害活性を有しており、従ってペプシンの分泌元通に基
づ(諸疾患、たとえば消化管潰瘍の予防治療に有用であ
る。 DA−ペプシジンはまた通常のアシル化法を適用するこ
とによって容易ニ種々のアシル基を有するN−アシルー
ペンタペプタイド誘導体に変換することが可能であり、
これら誘導体はペプシン阻害活性等の有用な性質を有す
ることが期待され、従ってそれらの中間体としても有用
である。 以下に実施例をもって本発明の実施の態様を示すが、こ
れ等は単なる例示であって本発明をそれ等に限定するも
のではない。 実施例 I 肉エキス1%、ペプトン1%、NaC1O,5%を含む
pH7の液体培地0.1Jを0.5 J容坂ロフラスコ
に仕込み、120℃で10分間加熱滅菌した。 ゛上記の如(調製したフラスコ20本に、予め同じ組成
の培地で30℃、24時間培養したバチルス・プミルス
・カワグチEF 49−210株]培養液1mlずつを
接種し、30℃で72時間、振盪培養した。 培養終了後、遠心分離により菌体を除去して得た培養除
菌液を合せ、冷却下、冷アセトン41を滴下した。 生成した沈澱を分離採取し、蒸留水に懸濁して50rn
lの懸濁液とした。 一方、原料として、ペプシジンC,ペプシジンB及びペ
プシジンAを重量比94:4:2で含むN−アシルーペ
ンタペプタイド混合物IOyを6N−NaOHで中和溶
解した水溶液500m1を調製し、これに前記アセトン
沈澱物の懸濁液10dを加えて、37℃、pH8,5で
5時間攪拌した。 得られた反応液をn−ブチルアルコール500rILl
スつで3回抽出し、このn−ブチルアルコール層を合せ
減圧濃縮乾固して残渣9.81を得た。 ついでこの残渣をn−ブチルアルコール:酢酸:水:酢
酸エチル(4:I:I:4容量比)からなる混合溶媒9
0rnlに溶解し、シリカゲル500グを含むカラムに
負荷した後、上記と同じ混合溶媒で展開溶出するカラム
・クロマトグラフィーを行った。 得られたクロマト主画分約0.75Jを減圧濃縮乾固し
て残渣0.72を得た。 この残渣からエチルアルコールによる結晶化を行って粗
結晶0.:lを得、更にこれをエチルアルコールから再
結晶して、DA−ペプシジンの白色針状結晶0.171
を得た。 融点:193〜199℃で分解し、明瞭な融点を示さな
し・。 〔α〕賃−−57〜−60° (C=1.メタノール) 元素分析値:C29H55N508・H2Oとして0%
N% N% 計算値 56.19 9.26 11.29測定値 5
6.39 8.99 11.27実施例 2 肉エキス1%、ペプトン1%および塩化ナトリウム0.
5%を含有する液体培地(pH7)I51を301容の
ジャーファメンターに充填し、ついで培地を120℃で
10分間滅菌した。 一方、上記と同じ組成の培地中において30℃で24時
間振盪培養したEF49−210株の培養液0.21を
上記ジャーファメンターに接種し、下記の条件下に培養
を行った。 培養時間 24時間 培養温度 30℃ 通気量 毎分15J 攪拌回転数 毎分350回転 培養終了後、遠心分離により菌体を除去して得た培養除
菌液12Jに硫安を飽和度80%になるように加え、3
日間冷蔵した。 生成した沈澱を分離採取し、蒸留水に懸濁して750I
711の懸濁液を得た。 この懸濁液100m1.ペプシジンC3fIを含有する
中和した水溶液400rrLl、1715Mホスフェー
トバッファー(pH5,5)2c+2dおよびCOCl
2溶液(5XIO”M)8ruiからなる混合物を37
℃で40時間インキュベートした。 反応混合物をn−ブチルアルコール(800wLlX3
)で抽出し、抽出液を合せ、蒸発乾固した。 残渣をできるだけ小量のn−ブタノール:酢酸:水:酢
酸ブチル(4:I :I:4容量比)混合溶媒に溶かし
、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーに対し、
同じ溶媒で溶出した。 主画分21を採取し、蒸発乾固して、白色粉末62を得
た。 この粉末をエタノールから2回再結晶して、DA−ペプ
シジン21を白色針具として得た。 実ノ^
【ぐ82リ 3 実施例Iの方法で得たDA−ペプシジン100■をピリ
ジン】orILlに溶解し、この溶液に水冷下、アセチ
ル・クロライドのアセトン20倍稀釈液1.2rnlを
滴下し、一夜室温に放置した。 この反応液の1部をn−ブタノール:酢酸:水:酢酸ブ
チル(容量比4:I :I :4)で展開するシリカゲ
ル薄層クロマトグラフィーにかけ、ニンヒドリン反応、
ライドン・スミス反応及びカゼインプレート法により検
出した結果、生成物はRf=0.49を示し、標品のペ
プシジンCと、まったく一致した。 反応液を濃縮乾固し、残渣をメタノール10m1に溶か
した。 生成した溶液にジアゾメタンのエーテル溶液17rul
を加え、室温で3時間放置した。 ついで反応液を濃縮乾固し、残渣をメタノールに溶かし
、エーテルを加えることにより、ペプシジンC1メチル
エステルの結晶34部mlを得た。 実施例 4 実施例Iと同じ方法で培養したEF49−210株の培
養液1 rIllと、ペプシジンCl0m9を6N−N
aOHで中和溶解した水溶液1 mlとを混合し、37
℃で5時間振盪した。 この反応液についてn−ブタノール:酢酸:水(容量比
3:]:I)で展開するシリカゲル薄層クロマトグラフ
ィーを行った結果Rf=0.48のDA−ペプシジンと
まった(一致する生成物スポットを確認した。 実施例 5 実施例4に従し・、ペプシジンCの代わりにペプシジン
BまたはペプシジンAを用いて反応を行い、いずれもD
A−ペプシジンが生成していることを薄層クロマトグラ
フィーによって確認した。 実施例 6 実施例4に従い、ペプシジンCの代わりに、N−インバ
レリルーペンタペプタイド(ペプスタチンA)を用いて
反応を行い、同じく薄層クロマトグラフィーによって、
DA−ペプシジンの生成を確認した。 実施例 7 実施例4に従い、ペプシジンCの代わりに、N−n−ヘ
キサノイルーペンタペプタイドまたはN−n−デカノイ
ルーペンタペプタイドを用いて反応を行い、同じ(薄層
クロマトグラフィーによってDA−ペプシジンの生成を
確認した。
【図面の簡単な説明】
第1図はDA−ペプシジンの赤外線吸収スペクトルを示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の構造式 を有する、デスアシルーペプシジン。
JP51000352A 1976-01-01 1976-01-01 デスアシル−ペプシジン Expired JPS5825658B2 (ja)

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JPS5283708A JPS5283708A (en) 1977-07-12
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