JPS5825120B2 - ケイコウタイノセイホウ - Google Patents
ケイコウタイノセイホウInfo
- Publication number
- JPS5825120B2 JPS5825120B2 JP3379875A JP3379875A JPS5825120B2 JP S5825120 B2 JPS5825120 B2 JP S5825120B2 JP 3379875 A JP3379875 A JP 3379875A JP 3379875 A JP3379875 A JP 3379875A JP S5825120 B2 JPS5825120 B2 JP S5825120B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crucible
- phosphor
- heat
- raw material
- outer crucible
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Luminescent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、螢光体、例えば赤の螢光体Ｙ２Ｏ２Ｓ：Ｅｕ
等を製造する場合に適用して好適な螢光体の製法に係わ
る。
等を製造する場合に適用して好適な螢光体の製法に係わ
る。
例えば赤の螢光体Ｙ２Ｏ２Ｓ：Ｅｕを製造するには、通
常加熱炉中に螢光体の原材料を収容したるつぼを入れ、
その後炉内を９００℃〜１２００’Ｃに昇温し、原材料
に対し所要時間の焼成処理を行つて、その後降温急冷さ
せ、るつぼをとり出すという工程を経ている。
常加熱炉中に螢光体の原材料を収容したるつぼを入れ、
その後炉内を９００℃〜１２００’Ｃに昇温し、原材料
に対し所要時間の焼成処理を行つて、その後降温急冷さ
せ、るつぼをとり出すという工程を経ている。
ところが、このような方法をとる場合、毎回熱容量の大
きな加熱炉を加熱、冷却させる必要があって１回の作業
に長時間を要する。
きな加熱炉を加熱、冷却させる必要があって１回の作業
に長時間を要する。
さりとて、炉を加熱したままの状態で螢光体原材料を収
容したるつぼを出し入れすると、るつぼに対する熱衝撃
が大きく、熱衝撃に弱いアルミするつぼでは、之が破損
してしまう。
容したるつぼを出し入れすると、るつぼに対する熱衝撃
が大きく、熱衝撃に弱いアルミするつぼでは、之が破損
してしまう。
熱衝撃に比較的強いるつぼとしては、石英るつぼがある
が、上述した赤の螢光体材料はアルカリ性を呈するもの
であり、石英るつぼはアルカリに弱いので使用に耐えな
い。
が、上述した赤の螢光体材料はアルカリ性を呈するもの
であり、石英るつぼはアルカリに弱いので使用に耐えな
い。
したがってこの種るつぼとしては緻密性の高純度アルミ
するつぼを用いることになるが、このような緻密性に優
れた高純度のアルミするつぼは高価で、しかもこのよう
なアルミするつぼを用いた場合、上述したように非加熱
状態の加熱炉にるつぼを入れてその後、このるつぼを加
熱炉と共に昇温するようにした場合に於ても、その破損
は激しく殆んど１回の使用にしか耐えない。
するつぼを用いることになるが、このような緻密性に優
れた高純度のアルミするつぼは高価で、しかもこのよう
なアルミするつぼを用いた場合、上述したように非加熱
状態の加熱炉にるつぼを入れてその後、このるつぼを加
熱炉と共に昇温するようにした場合に於ても、その破損
は激しく殆んど１回の使用にしか耐えない。
したがってこのような赤螢光体は、製造価格が極めて高
くなり、他の螢光体の１０倍以上にも及ぶ。
くなり、他の螢光体の１０倍以上にも及ぶ。
本発明は製造に要する時間の短縮化をはかり、しかもる
つぼの破損を回避してるつぼの繰返し使用を可能にし、
もって螢光体価格の低廉化をはかった螢光体の製法を提
供せんとするものである。
つぼの破損を回避してるつぼの繰返し使用を可能にし、
もって螢光体価格の低廉化をはかった螢光体の製法を提
供せんとするものである。
図面を参照して本発明の詳細な説明するに、本発明に於
ては、外側るつぼ１と、内側るつぼ２とを用意する。
ては、外側るつぼ１と、内側るつぼ２とを用意する。
外側るつぼ１は、熱衝撃に強い緻密性に欠けた即ち多孔
性のアルミするつぼを用いる。
性のアルミするつぼを用いる。
内側るつぼ２は、耐アルカリ性を有し、且つ螢光体に影
響を与えることのない即ち、螢光体材料中に不純物を混
入させたり、螢光体材料と反応することがなく、更に螢
光体材料が漏出したりすることのない緻密性を有し、高
純度例えば９５％アルミするつぼを用いる。
響を与えることのない即ち、螢光体材料中に不純物を混
入させたり、螢光体材料と反応することがなく、更に螢
光体材料が漏出したりすることのない緻密性を有し、高
純度例えば９５％アルミするつぼを用いる。
又、この内側るつぼの底部２ａは膨出彎曲面、例えば球
面状に形成することが望ましい。
面状に形成することが望ましい。
この内側るつぼ内には、螢光体原材料、例えば赤の螢光
体Ｙ２Ｏ２Ｓ ：Ｅｕを得るための原材料４、を収容し
て、この内側るつぼ２を、外側るつぼ１内のその底部１
ａ上にのせる。
体Ｙ２Ｏ２Ｓ ：Ｅｕを得るための原材料４、を収容し
て、この内側るつぼ２を、外側るつぼ１内のその底部１
ａ上にのせる。
この場合、内側るつぼ２は、外側るつぼ１の底部１ａ上
に直接的にのせるを回避し、特に内側アルミするつぼ２
の熱伝導度に比し低い熱伝導度を有する耐熱性材３を介
してのせる。
に直接的にのせるを回避し、特に内側アルミするつぼ２
の熱伝導度に比し低い熱伝導度を有する耐熱性材３を介
してのせる。
この耐熱性材３は夫々中空を有する球状をなす発泡アル
ミナ粒状体より構成し得、この粒状体を、外側るつぼ１
の底部に所要の厚みとなる量だけ収容し、この粒状体内
に内側るつぼ２の底部２ａを埋込む如く、しかしながら
その底部２ａが外側るつぼ１の底部１ａに直接接触する
ことがないように挿し込んで、内側るつぼ２を外側るつ
ぼ１内に直立させる。
ミナ粒状体より構成し得、この粒状体を、外側るつぼ１
の底部に所要の厚みとなる量だけ収容し、この粒状体内
に内側るつぼ２の底部２ａを埋込む如く、しかしながら
その底部２ａが外側るつぼ１の底部１ａに直接接触する
ことがないように挿し込んで、内側るつぼ２を外側るつ
ぼ１内に直立させる。
尚、内側るつぼ２には夫々蓋体を閉蓋させ、螢光体材料
４が外気と接触しないようにする。
４が外気と接触しないようにする。
この状態でるつぼ１を図示しないが、予め所定の温度例
えば９００〜１２００℃に加熱された炉内に挿入する。
えば９００〜１２００℃に加熱された炉内に挿入する。
かくすると、内側るつぼ２は輻射熱と熱伝導によって加
熱され、この状態で所要時間保持すればるつぼ２中の螢
光体材料が焼成される。
熱され、この状態で所要時間保持すればるつぼ２中の螢
光体材料が焼成される。
その後、炉内より外側るつぼ１と共に内側るつぼ２をと
り出す。
り出す。
かくすれば、るつぼ１及び２が急冷され目的とする例え
ば赤の螢光体が得られる。
ば赤の螢光体が得られる。
上述の本発明製法によれば、加熱状態に保持した炉中に
るつぼを出入れするので、螢光体材料に対する急熱、急
冷が可能となり、高い発光効率を有する良質の螢光体が
得られ、しかも製造時間の短縮化をはかり得る。
るつぼを出入れするので、螢光体材料に対する急熱、急
冷が可能となり、高い発光効率を有する良質の螢光体が
得られ、しかも製造時間の短縮化をはかり得る。
又、加熱された炉に対して螢光体材料が収容されたるつ
ぼを出し入れするにもかかわらず、るつぼに破損が生じ
ないことを確めた。
ぼを出し入れするにもかかわらず、るつぼに破損が生じ
ないことを確めた。
之は、るつぼを２重構造とし、外側るつぼ１には耐熱衝
撃性のるつぼを用い、この外側るつぼ１によって内側ア
ルミするつぼ２への熱衝撃を緩衝する効果があることに
よって之の破損を回避できるものと思われる。
撃性のるつぼを用い、この外側るつぼ１によって内側ア
ルミするつぼ２への熱衝撃を緩衝する効果があることに
よって之の破損を回避できるものと思われる。
特に内側るつぼ２の熱伝導路となる底部２ａを彎曲面と
するときは、局所的な熱歪の発生を回避でき、更に確実
にその破損防止ができる。
するときは、局所的な熱歪の発生を回避でき、更に確実
にその破損防止ができる。
上述したように、本発明製法によれば、製造時間の短縮
化と、るつぼの破損防止を効果的に行うことができるの
で、原材料がアルカリ性の赤の螢光体と錐もこれを廉価
に製造でする。
化と、るつぼの破損防止を効果的に行うことができるの
で、原材料がアルカリ性の赤の螢光体と錐もこれを廉価
に製造でする。
図は、本発明による螢光体の製法の一例の説明に供する
るつぼの断面図である。 １は外側るつぼ、２は内側アルミするつぼ、３は耐熱性
材、４は螢光体原材料である。
るつぼの断面図である。 １は外側るつぼ、２は内側アルミするつぼ、３は耐熱性
材、４は螢光体原材料である。
Claims (1)
- １ 螢光体原材料が収容されこの原材料が外気と接触す
ることがないように閉蓋された緻密性アルミナ内側るつ
ぼを、耐熱性アルミナ外側るつぼ内に、この外側るつぼ
内の底部上に、該底部に配された耐熱性の低熱伝導度を
有する発泡アルミナ粒状体より成る耐熱性材を介して載
せ、この内側るつぼが収容された外側るつぼを、すでに
ほぼ上記螢光体原材料の焼成温度に加熱されている加熱
炉内に挿入し、上記螢光体原材料の焼成処理を施して後
上記加熱炉から上記外側るつぼをとり出すことを特徴と
する螢光体の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3379875A JPS5825120B2 (ja) | 1975-03-20 | 1975-03-20 | ケイコウタイノセイホウ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3379875A JPS5825120B2 (ja) | 1975-03-20 | 1975-03-20 | ケイコウタイノセイホウ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51108684A JPS51108684A (ja) | 1976-09-27 |
| JPS5825120B2 true JPS5825120B2 (ja) | 1983-05-25 |
Family
ID=12396481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3379875A Expired JPS5825120B2 (ja) | 1975-03-20 | 1975-03-20 | ケイコウタイノセイホウ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5825120B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5227503B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2013-07-03 | Ｄｏｗａエレクトロニクス株式会社 | 蛍光体、蛍光体シート及び蛍光体の製造方法、並びに当該蛍光体を用いた発光装置 |
-
1975
- 1975-03-20 JP JP3379875A patent/JPS5825120B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51108684A (ja) | 1976-09-27 |
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