JPS58222253A - タイル等の建築用材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建造物の床、内壁等に用いられるタイル等の
建築用材に関する。

例えばタイルは、一般に浴室や台所の如く、常時水に触
れ、或いは湿気に暴される建築部分に用いられている。

ところがこれら室において、殊に適度な通風が得られな
いとき、タイル表面にかびその他の微生物が繁殖して不
衛生であり、また悪臭が発生する原因となっている。

本発明は、酸素イオンが有する殺菌および脱臭機能に着
目し、原料中へ放射性物質を含有する自然石の粉末を混
入して、放射線の作用で床や壁面近辺の空気をイオン化
することによって、微生物の繁殖を抑制し、もって快適
な居住空間づくりに貢献する新規なタイル等の建築用材
を提供することを目的とする。

以下図面に示す実施例に基づき本発明を具体的に説明す
る。

図面は本発明を実施した磁気タイル（１）を示すが、本
発明はこれに限らず、他の種のタイル、更にはその池床
材、壁材等の各種建築用材にも適用実施し得る。

図示例の磁気タイル（１）は、矩形板状をなす素材部（
２）の表面にガラス質層（３）を形成したものであり、
素材部（２）およびガラス質層（３）には放射性物質を
含有する自然石の粉末が混入されている。

この自然石には、例えばモナズ石を使用する。

モナズ石は、３〜１８％の酸化トリウムを含有しており
、数千メツシュに容易に粉砕し得且つその粉末から酸化
トリウムが浸出することがないきわめて安定性の高い天
然放射性鉱物である。

このモナズ石粉末からは微量の放射線（α、β。

γ線等）が放射され、主としてα線やβ線が空気中へ発
せられるとき、その進路にある空気を構成する原子と衝
突して軌道電子をはじき飛ばし、これをイオン化する作
用があるもので、この空気のイオン化により酸素イオン
が発生する。′然して磁気タイルの主原料である良質の
粘土に長石、石英等の粉末と共にモナズ石の粉末を混合
し、矩形板状に成形した後、焼成する。このモナズ石粉
末の混合度合は、モナズ石の放射線量の大小に応じて放
射線障害をひきおこさない程度（５００ＷｒＩｎｒｅｍ
／年以下）に適宜設定される。ついでこの焼成物の表面
へ、長石を主成分とし、これにはう砂、酸化鉛、着色剤
更にはモナズ石粉末を加えて成る釉薬を塗布した後、こ
れを８００〜１２００℃の温度で焼成して、前記ガラス
質層（３）を得る。

尚モナズ石粉末は、磁気タイル（１）の素材部（２）、
ガラス質層（３）の何れか一方にのみ混入しても可い。

斯くて本発明にかかる磁気タイルを浴室等の壁面や床面
に使用した場合、各タイル中のモナズ石粉末から放射線
が発せられ、タイル表面近辺の空気がイオン化され、酸
素イオンが発生する。そしてこの酸素イオンが有する殺
菌機能によりタイル表面におけるかび等の微生物の繁殖
が抑制され、更には匂いの分子と反応しこれを酸化して
解臭する。

またかかる浴室等を人が利用した場合、発生した酸素イ
オンは皮膚吸収によりその約８５％が、呼吸によって約
１５％が夫々人体内へ取り入れられる。この体内へ進入
した酸素イオンは、皮膚に分布する神経を通じ中枢神経
に伝わり、鎮静作用、催眠、鎮痛、咳、食欲増進に働き
、一方は血液に入り、副交感神経を刺激して血管を拡張
し、気管支および臓器の収縮運動を助け、健康の増進に
寄与するものである。

本発明は上記の如く、原料中へ放射性物質を含有するモ
ナズ石等の自然石粉末を混入して、放射線の作用で空気
中の酸素をイオン化するよう構成したから、床や壁面に
おけるかび等の微生物の繁殖並びに悪臭の発生が抑制さ
れ、衛生的且つ快適な居住空間づくりに貢献することが
できる。

また酸素イオンが人体内へ取り入れられることにより、
臓器や神経系等の機能が向上され、健康の増進に寄与す
る等、幾多の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明を実施した磁気タイルの断面図である。 特許出願人　浦　上　英　明

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　原料中へ放射性物質を含有する自然石の粉末を混入
   させたタイル等の建築用材。 ■　自然石はモナズ石である特許請求の範囲第１項記載
   のタイル等の建築用材。