JPS5821699B2 - イオン電極の賦活再生方法 - Google Patents
イオン電極の賦活再生方法Info
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- JPS5821699B2 JPS5821699B2 JP52091398A JP9139877A JPS5821699B2 JP S5821699 B2 JPS5821699 B2 JP S5821699B2 JP 52091398 A JP52091398 A JP 52091398A JP 9139877 A JP9139877 A JP 9139877A JP S5821699 B2 JPS5821699 B2 JP S5821699B2
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- sensitive
- membrane
- sensitive membrane
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は活性の劣化した高分子膜形イオン電極を容易に
賦活再生する方法に関する。
賦活再生する方法に関する。
第１図は高分子膜形イオン電極の構成を示す概略図であ
る。
る。
図において、１はイオン感応膜で、これはボディ２の底
部に溶着しである。
部に溶着しである。
３はボディ２の内部に収容した内部参照液で、５１マ内
部参照液３中に挿入した内部電極である。
部参照液３中に挿入した内部電極である。
この内部電極５はボディ２の上部に嵌着したふた４によ
って固定されるようになっている。
って固定されるようになっている。
このように構成される高分子膜形イオン電極は、イオン
感応膜の中で検液と接する面にあるイオン感応基がバク
テリヤに喰われたり、一部溶出して脱落するなどのため
に一般にその活性が劣化しやすい。
感応膜の中で検液と接する面にあるイオン感応基がバク
テリヤに喰われたり、一部溶出して脱落するなどのため
に一般にその活性が劣化しやすい。
ことに血清等の生体液中のイオン分析にこのイオン電極
を用いる場合には、その寿命が若しく短くなるという不
具合がある。
を用いる場合には、その寿命が若しく短くなるという不
具合がある。
本発明は上記した現状に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、短時間でしかも良好な賦活再生が可
能な高分子膜形イオン電極の賦活再生方法を提供するに
ある。
的とするところは、短時間でしかも良好な賦活再生が可
能な高分子膜形イオン電極の賦活再生方法を提供するに
ある。
この目的を達成するために、本発明は再生にあずかるイ
オン電極のイオン感応膜に含有されるイオン感応基と同
種のイオン感応基を、あるいはこの同種のイオン感応基
および母体高分子を所定の有機溶媒に溶解させてなるイ
オン感応膜再生液に、再生にあずかるイオン電極のイオ
ン感応膜を浸漬し、次にこのイオン感応膜に付着した有
機溶媒を乾燥除去するようにしたことを特徴としている
。
オン電極のイオン感応膜に含有されるイオン感応基と同
種のイオン感応基を、あるいはこの同種のイオン感応基
および母体高分子を所定の有機溶媒に溶解させてなるイ
オン感応膜再生液に、再生にあずかるイオン電極のイオ
ン感応膜を浸漬し、次にこのイオン感応膜に付着した有
機溶媒を乾燥除去するようにしたことを特徴としている
。
以下、本発明の高分子膜形イオン電極の賦活再生方法に
ついて詳述する。
ついて詳述する。
第１の実施例として、イオン感応膜が塩素イオン感応膜
である場合における高分子膜形イオン電極の賦活再生操
作について述べる。
である場合における高分子膜形イオン電極の賦活再生操
作について述べる。
塩素イオン感応膜は通常塩素イオン感応基である第４級
アンモニウム塩と高分子母体とから作られるので、第４
級アンモニウム塩の一種であるメチルトリカプリルアン
モニウムクロライドとポリビニールクロライドとを、有
機溶媒たとえばテトラヒドロフランに溶媒してイオン感
応膜再生液を作る。
アンモニウム塩と高分子母体とから作られるので、第４
級アンモニウム塩の一種であるメチルトリカプリルアン
モニウムクロライドとポリビニールクロライドとを、有
機溶媒たとえばテトラヒドロフランに溶媒してイオン感
応膜再生液を作る。
そして、たとえば前述した第１図に示す形式の塩素イオ
ン電極において、ふた４、内部電極５、および内部参照
液３を取り除き、塩素イオン感応膜であるイオン感応膜
１の内外面を蒸留水で洗浄し、その後風乾する。
ン電極において、ふた４、内部電極５、および内部参照
液３を取り除き、塩素イオン感応膜であるイオン感応膜
１の内外面を蒸留水で洗浄し、その後風乾する。
この場合、０．５〜１時間程度真空乾燥させると良い。
そしてこのように処理したイオン感応膜を上述したイオ
ン感応膜再生液に１〜２秒浸漬し、次に上記イオン感応
膜に付着した溶媒を乾燥除去する。
ン感応膜再生液に１〜２秒浸漬し、次に上記イオン感応
膜に付着した溶媒を乾燥除去する。
最後にもとのようにボディ２内に内部参照液３を収容し
、内部電極５を挿入すれば所望の賦活再生操作が終了す
る。
、内部電極５を挿入すれば所望の賦活再生操作が終了す
る。
第２図は上記実施例の効果を示すグラフで、横軸は塩素
イオン電極の使用日数を、縦軸は塩素イオン活量の１０
倍変化に対する電位変化である出力感度（ΔＥ：単位ｍ
Ｖ）を示す。
イオン電極の使用日数を、縦軸は塩素イオン活量の１０
倍変化に対する電位変化である出力感度（ΔＥ：単位ｍ
Ｖ）を示す。
同図において曲線ａは再生前で劣化しつつあるΔＥを、
垂直線すは賦活再生によって上昇したΔＥを、直線Ｃは
再生後上限で安定したΔＥを示している。
垂直線すは賦活再生によって上昇したΔＥを、直線Ｃは
再生後上限で安定したΔＥを示している。
この図に示されるように使用日数６７日でΔＥが４９ｍ
Ｖ′まで低下している塩素イオン電極に対し、本発明法
の賦活再生操作を行なうことにより、５８ｍＶまで上昇
することがわかる。
Ｖ′まで低下している塩素イオン電極に対し、本発明法
の賦活再生操作を行なうことにより、５８ｍＶまで上昇
することがわかる。
次に第２の実施例としてイオン感応膜がカリウムイオン
感応膜である場合における高分子膜形イオン電極の賦活
再生操作について説明する。
感応膜である場合における高分子膜形イオン電極の賦活
再生操作について説明する。
カリウムイオン感応膜再生液は、膜中に含有されている
と考えられるパリノマイシン、ジオクチルアジペット、
ポリビニールクロライドをテトラヒドロフランに溶解し
て作る。
と考えられるパリノマイシン、ジオクチルアジペット、
ポリビニールクロライドをテトラヒドロフランに溶解し
て作る。
そしてたとえば第１図に示す形式のカリウムイオン電極
において、第１の実施例における場合と同様の手順によ
って賦活再生操作を行なう。
において、第１の実施例における場合と同様の手順によ
って賦活再生操作を行なう。
第３図は第２の実施例の効果を示すグラフである。
そして符号ａ′、ｂ′、ｃ′は第２図に示したａ、ｂ、
ｃとそれぞれ同様の関係にあるΔＥを示している。
ｃとそれぞれ同様の関係にあるΔＥを示している。
この第３図に示されるように使用日数１２５日で、ΔＥ
が５１ｍＶまで低下しているカリウムイオン電極に対し
、本発明法の賦活再生操作を行なうことにより５７．５
ｍＶまで上昇することがわかる。
が５１ｍＶまで低下しているカリウムイオン電極に対し
、本発明法の賦活再生操作を行なうことにより５７．５
ｍＶまで上昇することがわかる。
以上述べたように本発明の賦活再生方法によれば、イオ
ン感応基等を有機溶媒に溶解してなる再生液を作り、こ
の液中に活性の劣化したイオン感応膜を浸漬した後、こ
れを乾燥するようにしたことから、イオン感応膜の表面
から脱落したイオン感応基が十分に補給され、良好な性
能を回復する効果がある。
ン感応基等を有機溶媒に溶解してなる再生液を作り、こ
の液中に活性の劣化したイオン感応膜を浸漬した後、こ
れを乾燥するようにしたことから、イオン感応膜の表面
から脱落したイオン感応基が十分に補給され、良好な性
能を回復する効果がある。
また再生液にイオン感応膜を浸漬する時間はわずかに１
〜２秒あれば足り、きわめて簡単で能率の良い操作が可
能となる効果もある。
〜２秒あれば足り、きわめて簡単で能率の良い操作が可
能となる効果もある。
第１図はイオン感応膜溶着形イオン電極の構成を示す概
略図、第２図および第３図は本発明の高分子膜形イオン
電極の賦活再生方法による効果を示すグラフで、ことに
第２図は塩素イオン電極、第３図はカリウムイオン電極
の性能変化を示す。 １・・・・・・イオン感応膜、２・・・・・・ボディ、
３・・・・・・内部参照液、４・・・・・・ふた、５・
・・・・・内部電極。
略図、第２図および第３図は本発明の高分子膜形イオン
電極の賦活再生方法による効果を示すグラフで、ことに
第２図は塩素イオン電極、第３図はカリウムイオン電極
の性能変化を示す。 １・・・・・・イオン感応膜、２・・・・・・ボディ、
３・・・・・・内部参照液、４・・・・・・ふた、５・
・・・・・内部電極。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 高分子膜にイオン感応基を含有させてなるイオン感
応膜を備えた高分子膜形イオン電極を賦活再生する方法
において、上記イオン感応膜に含有されるイオン感応基
と同種のイオン感応基を、あるいはこの同種のイオン感
応基および母体高分子を所定の有機溶媒に溶解させてな
るイオン感応膜再生液に、再生にあずかるイオン電極の
イオン感応膜を浸漬し、次にこのイオン感応膜に付着し
た有機溶媒を乾燥除去することを特徴とするイオン電極
の賦活再生方法。 ２ イオン感応膜が塩素イオン感応膜であることを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載のイオン電極の賦活再
生方法。 ３ イオン感応膜がカリウムイオン感応膜であることを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載のイオン電極の賦
活再生方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52091398A JPS5821699B2 (ja) | 1977-08-01 | 1977-08-01 | イオン電極の賦活再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52091398A JPS5821699B2 (ja) | 1977-08-01 | 1977-08-01 | イオン電極の賦活再生方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5426791A JPS5426791A (en) | 1979-02-28 |
| JPS5821699B2 true JPS5821699B2 (ja) | 1983-05-02 |
Family
ID=14025266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52091398A Expired JPS5821699B2 (ja) | 1977-08-01 | 1977-08-01 | イオン電極の賦活再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5821699B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6029899U (ja) * | 1983-08-05 | 1985-02-28 | 山本 高子 | 梯子 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4409088A (en) * | 1981-06-30 | 1983-10-11 | Tokyo Shibaura Denki Kabushiki Kaisha | Regeneration method of ion-selective electrode, and ion-selective electrode and ion-concentration analyzer containing means adapted to practice said method |
| JPS582737A (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-08 | Toshiba Corp | イオン濃度分析装置 |
-
1977
- 1977-08-01 JP JP52091398A patent/JPS5821699B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6029899U (ja) * | 1983-08-05 | 1985-02-28 | 山本 高子 | 梯子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5426791A (en) | 1979-02-28 |
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