JPS58208436A - 深色性織編物およびその製造方法 - Google Patents

深色性織編物およびその製造方法

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JPS58208436A
JPS58208436A JP57089700A JP8970082A JPS58208436A JP S58208436 A JPS58208436 A JP S58208436A JP 57089700 A JP57089700 A JP 57089700A JP 8970082 A JP8970082 A JP 8970082A JP S58208436 A JPS58208436 A JP S58208436A
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JP
Japan
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dyed
core
color
component
knitted fabric
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Application number
JP57089700A
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English (en)
Inventor
昭典 山本
睦夫 村上
島村 政治
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本兄明は床体のある発色性に優れた織@物に関する。
従来の熱可塑性合成繊維からの布帛は、これら素材とな
る繊維の数々の特徴を上手に生かして多様な製品が開発
され展開されてきた。しかしこJlらの繊維製品も少数
の欠点のため、展開に支障があったり、その用途が制限
されてきた。
たとえば、ナイロン6や6・6などに代表されるポリア
ミド系繊維は、そのすぐれた飾石的1′1−質。
染色性、透明性や耐摩耗性にもかかわらず、初期弾性率
が低く、腰がない。皺になりやすいなどの欠点が目立ち
、また湿潤時の寸法安定性にも劣るので、衣料用9%に
外衣用としては殆んど使用1されることがなく1脚部製
品およびタイヤコードや漁網などの産業用を中心に使用
されている5−・/。
ポリエステル系繊維ではガラス転位点が高く、初期引張
り抵抗度が大きいので1反撥性や防に性に優れた織物が
得られ、しかも熱セット性9寸法安定性にすぐれている
ので和装、洋装分野で主として外衣用に広く製品(ヒさ
れている1、シかしながら。
このようにすぐれた繊維、製品特性を有するボリエステ
ル系樟維にも欠点がある。たとえば染色発色性向におい
てはポリアミド系繊維におよばないばかりでなく、ポリ
エステル系繊維と競合する天然様糾の絹やウール、レー
ヨンやアセテートの半合成II ilIに較べて鮮明性
や色の深み1%に黒色の発色性が低いという欠点をもっ
ている。
このことは、ポリエステル系繊維が染料の中で< 4気
との屈折率が大きいので入射光の繊維内部への侵入を妨
げる結果色かうすく見えると考えられている。これらの
解決策として、ポリエステル繊維にカチオン染料など鮮
明な染料が染着し得る1坐席を導入する等の改質がなさ
れているが、ポリエステル繊樋の高屈折率にもとづく光
散乱は減少していないので2色の深みの改善とはなって
いない。
(−″極層1表面を屈折率0低″′物質1覆えば・8に
ぬれた繊維染色品が濃く見えるように1色の深味の増す
ことが知られている。この原理を応用して、フッ素化合
物、シリコン化合物などの低屈折率化合物を繊維表面に
コーティングする方法が提案されているが、ドライクリ
ーニングに対する耐久性に乏しいこと、また十分な濃色
効果を得るためには通常の風合加工で使用するより多量
に化合物を付与せねばならず、に合の変化、染色物の堅
牢度低下等の問題を生じたり、これらの化合物自身が染
料で染色されないことなどの理由から、満足な結果、を
得ていないのが現状である。
本発明者らは、織編物の風合を損うことなく。
発色性を改善することを鋭意検討した結果、堅牢度の高
い顔料や染料を配合した1反撥性や防皺t1熱セット性
9寸法安定性等にすぐれたポリエステル系繊維の表面を
、比較的屈折率が低く、かつ常圧染色で鮮明性の高い発
色の得られるポリアミド系重合体で被覆した構造の芯鞘
型融合糸からの織編物が叡維特性の問題もなくすぐれた
発色性をボすことを見出し1本発明に至った。すなわち
9本発明は次の構成を有する。
(1)  芯成分は原着ポリエステル系重合体でフィラ
メントの断面積の少なくとも40%を占め、鞘成分は染
#1で染色された透明性の高いポリアミド系重合体であ
る複合繊維からなることを特徴とする深色性fIk編物
織編物。
(3)原着ポリエステル系重合体を芯成分とし。
透明性の高い非原着ポリアミド系重合体を鞘成分として
溶融紡糸した芯鞘型複合繊維を熱延伸した後、製織ある
いは編成して該複合111!維の少なくとも鞘成分を染
色することを特徴とする深色性織編物の製造方法。
本発明は、この構成により、風合の良好な床法のある発
色性の晶い織編物を提供できるようにした。
1゛L1・本発明について詳述する。
本発明で百うポリエステル系重合体とは、テレフタル酸
またはそのエステル形成性誘導体をジカルボン醸成分と
し、エチレングリコール、1.4−ブタンジオールから
選ばれるグリコールまたはその工・ステル形成性誘導体
をグリコール成分とするポリエステルを対象とする。
このジカルボン酸成分の一部をたとえば5−スルホイソ
フタル酸のモノアルカリ金塊塩、イソフタル酸、ジフェ
ニルカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸
、セバシン酸、ドデカンニ酸等のジカルボン酸またはそ
のエステル、p−オキシ安息香酸、p−β−オキシエト
キシ安息査It等のオキシカルボン酸またはそのエステ
ルで置き換えても良く、また脂肪族または脂環式グリコ
ールの一部をたとえば炭素数2〜10のアルキレングリ
コール、1.4−シクロヘキサンジメタツール。
1.4−ヒス(β−オキシエトキシ)ベンゼン、ビスフ
ェノールAのビスグリコールエーテル、ポリアルキレン
グリコール等の主グリコール成分以外のグリコールで置
き換えてもよいが1反復構成中位の80モル%以上がエ
チレンテレフタレート即位であるポリエステルが特に好
ましい6さらに本発明を実施するポリエステルの合成に
当ってに当業界崗知の触媒、エーテル結合副生防止剤9
型伯停止剤、抗酸化剤、難燃剤等適宜使用することがで
きる。
本発明において芯成分に用いる原着したポリエステルと
は、上記ポリエステルに染料もしくFiS料を添加した
ものである。染料もしくは顔料としては、従来公知のア
ゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン糸、アンスラキ
ノン系、ジオキサジン系、ペリレン・ペリノン系等の有
機染顔料、酸fヒチタノ、硫fヒカドミウム、酸化鉄、
酸化クロム。
カーボンブラック等の無機顔料が使用でき、その他−′
般にポリエステルの着色に使用し得る公知の色素、!り
るいはそれらの混合物はいずれも使用しイ1) る。
染料もしくは顔料の#!維中への配合の方法は。
fl ホ+) x ステル系重合体の重合工程でカーボ
ンブラックηを添加してもよいし、N今後エクストル−
ターやパイフ゛ミキサー等を用いて溶融混練して’  
 t、t<、t*ユ。□ヨ。。□ヶ□、ことも用北であ
り、公知の方法で十分に目的を達成できる。
顔料の添加量はポリエステル系重合体の繊維形成性を著
しく低下させない量にすべきで1通常0.1〜5.0重
量%で本発明の目的を十分達成できるが、0.3〜5.
0重蓋%の範囲がより好ましい。
また、原着ポリエステル中に存在する顔料粒子の大きさ
は、IDmμ〜50μの粒子径更には5μ目下のものが
好ましい。
本発明、で鞘成分に用いるポリアミド系重合体としては
、芯成分に用いるポリエステル系重合体よりも屈折率の
低いことが好ましく、ナイロン6で代表されるラクタム
からのポリマや、ナイロン品で代表されるジアミンとジ
カルボン酸から重縮合によって得られるポリマ等を例示
できる。ラクタムとしてはε−カグロラクタムやラウロ
ラクタム等があり、これらから繊維形成性にすぐれたポ
リアミドが得られることは周知である。ジカルボン酸成
分としてはアジピン酸、アゼライン酸、セパ’/:/1
llleトチカンジオン酸等の脂肪族系や、テレフタル
酸、イソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸的の芳香
族や指環族系のジカルボン酸があり。
ジアミン成分としてはへキサメチレンジアミン。
ノナメチレンシアミン、ウンデカメチレンジアミン、ド
ナカメチレンジアミン等の脂肪族系ジアミンや、メタ−
バラキシリレンジアミンのような指環族系のジアミン等
がある。1だ場合によっては[、述の各成分の種々の組
合わせで得られる共重合体をもイ]効に利用できること
は言及するまでもない。
なお、これらポリアミドの合成に当っては、当業界周知
である重合度調節剤や末端基量調節剤。
あるいは着色防止剤、i!#化防止剤、耐光剤、難燃剤
等をJ画室使用することができる。しかし、艶消剤等の
目的で添加する酸化チタン等の屈折率の高い物質は+ 
”J能な限り低い添加率にすることが好まLい。さもな
いとポリアミドの透明性を阻害することになり、芯成分
へ到達する元を途中で散乱反射し、てしまうので9本発
明の目的である発色性を八1・することになる。従って
酸化チタンを例にと−J1ばその祭加率は10%以T−
9特に好ましくは0.5%以下にするのがよい。
複合紡糸は公知の方法で実施できる。その時。
原着ポリエステルの芯成分は複合糸を形成している単糸
フィラメントの断面積の少なくとも40%を占めるよう
にすることが必要である1、芯成分が40%よりも少な
いと、ポリエステル系II fflの長シでなく9本発
明の主たる目的である発色性の効果が乏しくなる。すな
わち芯成分の面積が小さくなると、に維中での光の吸収
量が減少するので。
それだけ色の深みがなくなることになる。芯成分の占め
る割合を多くして鞘成分の肉厚を薄くすることにより、
繊維の内部反射や頁通ずる光線をより少h<L、て光の
吸収量を増大するためには、芯成分のフィラメント中の
断面に占める割合は50%以上であることがより好まし
い。逆に芯成分の断面積の割合が90%を越えると複合
糸の製造自体が難しくなる上、鞘成分を構成するポリア
ミド部分が薄くなって、芯成分を取囲むことがIIIL
、 <なるので、鞘成分を染色することにより織物に色
目を付与するという後述する本発明の織編物の効果を発
揮できなくなる。従ってフィラメント断面中の芯FIi
分の1割合は90%以下に保つのがよい。
なお、fM金糸に捲縮を付与するなどの目的で積極的に
偏心してもよい。またフィラメント1本につき1個の芯
で複合糸を形成するのが光の乱反射を防き、深色を更に
増すものであるが、多芯すなわち幀数個の芯で構成され
た複合糸であってもよい。
しかし多芯の場合は光の乱反射を惹起し5色が濁り、浅
色による傾向がある。さらに複合繊維の外形および芯部
分の断面形状はいかなる形状でもよ〈、鞘部分の厚さも
一定である必要はなく、いずれも前記の抜合比を満たせ
ば本発明の効果を達成できる。なお、複合糸の延伸は芯
成分がポリニスデル系繊維であるので、熱延伸が好まし
く採用され9通常80〜130℃の熱ビンあるいは熱板
延伸−C[1的を達成する。
□l [かくして得られた芯鞘複合糸から一般的な手法でm石
物を形成し、染色加工して複合糸の鞘成分のポリアミド
系重合体を染料で染色する。構成5)のポリアミド系重
合体の特性(染色性基や紹Air tli等)によって
染料を選択すれはよいが、一般的しこ凄 は含7染料、酸性染料、塩基性染料を用いることが好ま
しい。特に染料の色をも製品の用途や目的応じて選択で
きるが、このことが本発明の織編物が高い発色性の上、
さらに色目を付与できるという大きな効果を有するもの
となる。
すなわち、芯成分の原着ポリエステルの色と鞘成分の非
原着ポリアミドの色を組合わせることによって、原着糸
単独では得ることのできない色を発揮させることができ
る。たとえば酸性染料で緑色を得る場合には一般的に黄
色と青色の染料の配合がなされる。しかしこの場合に比
較的青色の堅牢度が低いので緑の退色が大きく感じられ
る。ここで本発明の複合糸において、芯成分に青色顔*
((たとえばCopper Phthalocyani
ne 131ue)を川しへて鞘成分のポリアミドを黄
色に染色すると緑色び)布帛を得ることができ、染料の
みによる染色品よりも退色を小さくすることが口」耗で
ある。また。
この時、鞘成分を赤色に染色すると紫色を発色させるこ
とができるので、単独原着糸よりもそのオリ用価値はき
わめて大きくなる。
さらに、白、黒、灰色のような無彩色には色相がないと
言われているが、衣料用の黒布帛では色目の異なった黒
地が要求されるというのが現実である。本発明はこの要
求を満たす大きな効果を有するものであや、高い黒発色
性を有しながら赤みの黒とが1¥みの黒を得ることがで
きる。すなわち。
黒原着単独糸からは確かに高い黒発色性が得られるが回
置した色目の黒しか得られず、光沢も低い。
ところが本発明の織編物では、これを構成する複合糸の
鞘成分を、赤や青の一般的な染料を用いて濃色(C染色
することによって上記の欠点を解消するとともtこ製品
の品位や付加価値が高められる利点を(+する。なお本
発明の織編物を構成する複合糸は芯成分を形成するポリ
エステル系繊維に近い物理的f1・負を示すにもかかわ
らず、鞘成分がガラス転(tl’ (nA II!Lの
比較的低いポリアミドであるため常)11・で濃色に染
色できるということが本発明の織編物の製造においては
大きな利点となっている。
一方、布帛形成前の複合糸を仮ヨリ加工することによシ
、それから得られる本発明のmb物では従来の合成繊維
では得られなかったような優れた発色性を有するものと
なる。仮ヨリ加工糸の染色品がそれの原糸の染色品より
も磯〈見えることは尚知であるので2本発明の織養物に
おいても発色性が向上することは予想されたところであ
るが。
本発明に、おける場合は、その発色性の向上効果がポリ
アミド繊維やポリエステル繊維単独の場合Q、′おける
よりもさらに大きいのである5、すなわち織編物が捲縮
の付与された仮ヨリ加工糸によってFA+成されると1
表面にフィラメント自身の孫縮tこよる微少な凹凸が存
在するので、繊維内部への光の侵入効率を高め、その侵
入した光を厚着されている芯成分によって極めて効率よ
く特定の波長の尤を吸収するため、比類のない発色性が
得られるものと推定される。
なお9本発明に用いる複合糸は芯鞘成分が火打の非相容
性素材であるから製糸時にも、とりわけ仮ヨリ加工工程
においても芯鞘の剥離が懸念される所であるが、実際の
工程通過は何ら問題なく。
驚くべきことに顕微鏡観察においても得られた加工糸か
らは芯鞘成分の剥離が全く認められなかった。しかし2
本発明の織編物を形成する複合糸とは逆の芯鞘構造の複
合糸、すなわち芯成分にポリアミド、鞘成分にポリエス
テルを用いて複合糸を構成すると、紡糸・延伸工程です
でに一部分の剥離が認められ、仮ヨリ工程では大部分が
芯鞘の各成分に剥離して、場合によっては鞘成分が破裂
して芯成分が・外方へとび出して分離することがある。
し、たがって1本発明の織編物を構成する芯鞘構造の複
合糸は、相対的に剛性の高いポリエステルが芯となって
、比較的ゴム弾性を示すポリアミドが鞘となっているた
めに、鞘成分が芯成分を被覆する能力にすぐれているの
であろうと推定する。
以上のように2本発明の織編物は、最近盛んに提案や実
施がなされている染色性基の改善のため11     
のポリマの改質のようなものではなく、また繊維表面に
凹凸を付与して光の反射を阻止し光の繊維内部への侵入
効率を高めるのみのものではない。
すなわち本発明の織編物は、それを構成する複合糸の原
着の芯成分により繊維内部へ入った光を積極的に吸収す
るものである。その光の吸収には湿潤や耐光堅牢性にす
ぐれた顔料等を選択できるので1本発明の織編物の染色
堅牢性は通常の染料のみからの染色品とは比較にならな
い程改善され。
日光および洗濯に対して退色が認められない。このこと
は、9本発明の織編物の未染色品が通常のポリエステル
系繊維からの染色品よりも高い発色性を示すことから十
分理解できる。
ことに、鞘成分を染色することによって希望の色目の黒
布用を作ることができることは1本発明の織編物が高い
黒発色性を示す以外に、原着糸からの布帛では達成でき
ない大きな効果を有している。
また、従来からある原着糸や微粒子添加による凹凸粗面
糸では、必然的に艶消しの効果が大きくなって表面光沢
がなくなるので、すぐれた光沢の布帛を望んでも作るこ
とができなかった。特に深みのある色と光沢とは相反し
たものとなって、絹のような光沢と発色性を満足するこ
とが困難であった。しかし1本発明の織編物は、それを
構成している極#ILの表面構造がランダムな凹凸粗面
のような特殊な杉態ではなく9通常の熱可塑性合成繊組
の表面と全く変らないので、公知の種々の繊維の断面影
状を作ることによって、ある程度任意の光沢の凡用を作
れることに大きな特徴と効果を有する。し、たかって本
発明の織編物では、深みのある色と漬れた光沢をも有し
たものとなる。
かつ、観合糸の物理的特性を決定付ける芯成分として寸
法安定性や熱セット性および反撥性や防ek PFにす
ぐれたポリエステルを用い、鞘成分には製糸性、糸加工
性、製織や編成性等の高次加工性が高く、その製品のj
載台が良好でソフトな感触を呈する屈折率の低いポリア
ミドを用いているので本発明の織編物はポリアミドとポ
リエステルの長tすlをjii+えたものとなっている
このように本発明の芯鞘構造の複合繊維からをる憧庸I
物は、加工鷺理」二および製品使用−Lにおいて取扱い
に特別な考慮や手法を必要としないで順−人件のある極
めて高い発色性を示すものである。
以下2本発明を具体的に説明するために、実施例をもっ
て示すが1本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例中で黒発色性を評価するについてL 11
を用いたが、これの測定はスガ試験機(株)製AuD−
seH−2x型デジタル測色色差計で実施した。このL
値は色の祝感濃度を現わすものであり、数値の低いもの
ほど濃色であることを示す。
実施例1 カーボンブラック25重量%含有の原着ポリエチレンテ
レフタレート(PP2T)を芯成分に用い、酸化チタン
0.02重量%を含有するε−カフ゛ラミド(ナイロン
6)を鞘成分に配して9通常の方法で溶融紡糸した。未
延伸糸を110℃で熱延伸し、75デニール、24フイ
ラメントの同心型円形断面の芯鞘被合繊維を得た。
これらの製糸に際しては9表1に示すように芯成分と鞘
成分の割合を変えた複合糸のほか、比較のだめに原着P
KTのみの単独糸および鞘成分にカーボンブラックを含
まない非坤着PETを配した複合糸も作った。
各水準の繊維を用いて、筒編地を試作し、常法に従って
精練した後、170℃で60秒間セットした編地を黒色
の含金染料(Kayakalan Black K−B
GL6%owf)で98℃にて60分間染色した。
また別に、赤色の酸性染料(Kayanol M:11
1ngRθd −+] RA 3 % OWf )およ
び青色の敵性染料(KayanolMillj、ng 
Blue BW 3%owf )にて98℃、60分の
条件で赤色および青色に染色した。ただし■■について
゛は黒(])ianix Black BG−FS 1
5%owf)+赤(ForonJted  5−FL 
 5 % owf )+   青(Kayalon  
polyester  B 1ueT−85%owf)
の分散染料を用いて130℃、60分の条件で染色した
染色後180℃で仕上はセットして得られた編地のH1
発色性(T−値)を調べ9色目の付与を肉眼、    
 < 1−I祝)で判定した。その結果を表1に示す。
漸(、?・、(,3・、(4)は本発明例である。これ
らの例では製糸性や繊維特性にも問題ない。この糸から
の編地はポリエステル単独糸からのように硬くなく。
ナイロン単独糸からのように形体保持性の低いものでな
く、腰・張りとドレープ性のバランスした良好な風合で
あった。黒色染料による染色品は漆黒を示し、赤、青色
それぞれの染料による染色品は、赤味、青味の黒色を表
現でき、その品位は良好で2発色性も高い。
、%(1・、 +’!+)、 (6)は比較例である。
■では芯成分の割合が少ないので繊維のヤング率が低い
ためか編地の腰・張りや反発性も乏しい。また青や赤の
染色品Q寸構成分の朱色部が多いので青みや赤みが強く
発色性の低下をまねいている。■は鞘成分の計1Δ″性
について製糸面での困難性があった。また鞘成分の扱櫟
敏が小さいので染料によって編地の色11を変えること
は全くできなかった。■は原着T’ II: 71li
):+l糸であるが、複合糸からの編地よりも発色+1
が低く9色目の付与もできないことが明らかである1、
(7・に高11:、染色したにもかかわらず9本発明例
の染色品よりも黒発色性が明らかに劣っていた。
実施例2 実施例1と同様にして、芯/軸断面比55/45で、芯
鞘とも円形および三葉状形の断面を有する75テニール
、24フイラメントの被合#′jI!維を製糸した。
円形断面糸を用いて28oの丸編機でジャージイーを編
成し、三葉状断面糸を用いてタテ88゜ヨコ92本/イ
ンチのタックを製織した。
この時、比較のため75デニール、24フイラメントの
非原着PP2T単独の三葉状断面糸を用いて上記実施例
と同じ条件でジャージイーとタフタを編織した。
ジャージイーとタフタを別々に95℃でリラックス精練
し、50℃で熱風乾燥後、i7o℃で30秒間セットし
て、酸性染料(” Mitsui Nylon Bla
ckGI・6%owf )で黒染めした。比較試料につ
いては。
分散染料(” Dia、nix 1nack HG−F
S”15%owf )で黒染めした。染色後175℃で
仕上げセットした3、各にの染色結果を表2に示す。
表  2 芯鞘複合糸からの本発明例のジャージイーの黒発色性の
11値は12.8 PffiT 単独糸からのもののL
値は159で発色性の差が顕著な上に1表2に示したよ
うに、風合にも明らかな差が見られた。
同様に本発明例のタフタのL値は16.2. 比ePK
T糸からのタフタのL値は187と大差があシ、風合的
にも曲名は後場よりも柔軟性にすぐれていた。
実施例ろ カーボンブラック27%を含有するPIICTを芯成分
にげ目1を仝〈含イJしないナイロン6を鞘成分’  
 、!: 1.−C、、’ii:lfV[r+1iti
#:mカニ 65/35 、!= & 、LようKi融
和・糸し熱延伸して100テニール、66フイラメント
の同心型の芯鞘複合繊維を得た。
この繊維をスピンドル回転数25x1 o4 rpm、
糸速85.4 m/min 、従って撚糸数3.00[
IWm (Z ヨリ)、加工温度175℃で仮ヨリ捲縮
加工した。
この加工糸を顕微鏡で観察したところ、懸念された芯鞘
の剥離は全く認められなかった。原糸および加工糸を用
いて24Gの筒編機でそれぞれの絹地を作り、これらを
実施例1と同様の方法で黒色染料を用いて染色加工した
原糸からの編地のL値は13.1とすぐれていたが。
さらに加工糸からのそれは驚くべきことに11.7とさ
らに高い発色性を示した。なお、これらの編地は染色し
ない中間セット品でも原糸使いでL値166、加工糸使
いで124と極めて濃い黒色を呈していることを認めた
。このことは、染色した黒色がたとえ退色しても布帛の
色調はほとんど変化しないことを示している。
特許出願人   東  し  株 式  会  71手
  続  補  正  書(方式) %式% 1、事件の表示 昭和57年特許願第 89700 号 2、発明の名称 深色性織編物およびその改造方法 ) 4、補正命令の日付  i和57年8月61日(発送日
)5 補正により増加する発明の数  な し6、補正
の対象 明利1&の「発明の詳細な説明′」の欄7、補正の内容 (1)  本願明細書第20頁ならびに第26頁を別紙
の通り補正する。
2− 各々の染色結果を表2に示す。
表  2 芯鞘複合糸からの本発明例のシャーシイーの黒発色性の
L値は12.8PKT率独糸からのものの■。
値は159で発色性の差が顕著な上に9表2にヵくした
ように、風合にも明らかな差が見られた。
同体に本発明例の夕7りのL ltiは16.2.比較
PET糸からのタフタのL値は18.7と大差があり、
風合的にも前者は後者よシも柔軟性にすぐれていた。
実施例6

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芯成分は原着ポリエステル系重合体でフイラメン
    トの一丁面積の少なくとも4096を占め、鞘成分は染
    料で朱色された透明性の高いポリアミド系重合体である
    fy合繊維からなることを特徴とする深色性織編物。
  2. (2)複合kt、紺が仮撚捲縮加工されていることを特
    徴とする特お請求の範囲第1項記載の深色性織どして溶
    融紡糸した芯鞘型複合極維を熱延伸した。 佼、製織あるいは編成して該複合繊維の少なくとも和成
    分を巣色することを特徴とする深色性織編物の製造す法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62268855A (ja) * 1986-05-12 1987-11-21 カネボウ株式会社 自動車内装材
JPH01168591U (ja) * 1988-05-17 1989-11-28
WO2009146575A1 (zh) * 2008-06-02 2009-12-10 Chen Yi Yung 原著染色的鞘蕊型复合纤维及其织物

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