JPS5820522Y2 - 建設用資材パレツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建設現場および資材置場における鋼管および
型枠等の資材管理を合理的にすると共にとかく建設現場
においては散乱し易い資材を安全でしかも能率的に取扱
うために提供する建設用資材パレットに関するものであ
る。

従来、建設現場で使用される鋼管等の資材管理および使
用状況については、資材置場で所望単位毎に番線あるい
は帯鋼によって結束した状態で建設現場に持ち込まれ、
その場で結束を解放する訳であるが、この状態において
主に単管等については散乱が著しい。

そのため、作業性の低下は言うまでもなく、高所作業現
場に於ては非常に危険である。

また、建設現場で簡易的に、単管あるいはアングル等で
資材柵を製作、使用されているが、強度的、機能上、お
よび外観的に十分満足できるものではなかった。

本考案資材パレットは、上記欠点の解消を目的としたも
のであり、以下その構成を第１実施例の図面と共に説明
する。

第１図は、本考案資材パレットの斜視図であり、１は水
平基台、２，２は該水平基台１の両端にあって下端片２
ａ、２ｂを介して基台１に対して直角ないし水平状態に
起伏可能に枢着した支持枠であり、支軸３により支持さ
れている。

４，４．は、支持枠２．２に突設された筋違い係止部で
あり、建枠の組み立ての際に使用される筋違いに適用さ
れる形態である。

尚、この筋違い係止部４，４を支持枠２，２の正面に突
設し、外方に折曲げた形状については第２図に示す折畳
んだ状態で、上方に折畳んだ支持枠２と下方に折畳んだ
支持枠２に突設された筋違い係止部４，４との接触を回
避するためであって、第３図に示すように支持枠２の側
部に突設することも可能である。

しかしながら、この場合にあっては支持枠２を伏せた状
態で筋違い係止部４を他方の支持枠２に設けられた孔２
ａに嵌入する形態が望ましい。

第４図、第５図および第６図は本考案資材パレットの第
２実施例を示したものであり、第４図に示した筋違い係
止部４ａは、現場に使用される桟木等の木材Ｗを筋違に
適用する形態であり、釘Ｎによって筋違Ｗと支持枠２を
固定させるものである。

第５図及び第６図では締付ボルトＢによって筋違いを固
定する形態であり、適用される筋違いには鋼管あるいは
、木材等が考えられる。

尚、第６図については、筋違い係止部がカシメられたリ
リベツ）Ｒ等によって支持枠２に設けられているため、
回動自在となり、支持枠２を折畳んだ状態において第５
図と同様に収納高さが小さくて済む。

上記構造による本考案資材パレットの使用方法について
は、第７図に示すように、左右の支持枠２．２を直立さ
せた資材パレットを２体１組として所定間隔に設置して
おき、筋違いＡを取付ける。

（但し第７図に示す筋違いＡは建枠の組み立ての際に使
用される形態である。

）そして水平基台１上の枠内にバイプルａ類を載架し、
所望の位置にはパレット側面から筋違い下のパイプ類を
フォークリフトですくう等して移動する。

上記構造および使用方法による本考案資材パレットによ
ると、資材置場を限定された建築現場であっても十分対
処する事が出来、資材管理および資材運搬等の作業性の
向上に判い、作業者の安全も確保される。

当然、支持枠２が起伏可能であるため、本考案資材パレ
ット本体の運搬も容易になる。

又、特に支持枠２に筋違い係止部を設けた事により、現
場で容易に入手出来るばかりでなく、簡単な操作によっ
て２対処組の資材パレット間の間隔を適確に保持し、補
強材としての機能も十分利用出来るため、より一層安定
した資材パレットが組み立てられる等作業上有益である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案資材パレットの第１実施例による斜視図
、第２図はその折畳み状態の斜視図、第３図は本考案資
材パレット別の形態による斜視図、第４図、第５図およ
び第６図は本考案資材パレットの第２実施例による要部
斜視図、第７図は本考案資材パレットの第１実施例の使
用状態図。 １・・・・・・水平基台、２，２・・・・・・支持枠、
Ｗ、Ｐ、Ａ・・・・・・筋違、ｐａ・・・・・・パイプ
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 水平基台と、その左右両側にあって下端片を該水平基台
   に対し直角ないし水平状態に起伏可能に枢着した支持枠
   とからなる建築用資材パレットにおいて、前記支持枠に
   筋違い係止部を設けたことを特徴とする建築用資材パレ
   ット。