JPS5818932Y2 - 剣道の面に適用する汗取り - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は剣道の面に適用する汗取・りに関する。

周知の通り剣道の面を顔面に装着すると頭の大半、顔面
が完全に面によって被われる。

従って剣道競技中等に於て生じた杆、特にもみ上げの部
分から発汗し、はぼを伝わって、あごに流れ落ちる汗は
面にしみ込んで面を汚す。

特に面のあごの部分を汚す。

面自体はあごの部分等の部分だけを洗浄したり、場合に
よっては取り替えたりすることが困難なので、使用年数
が経過すると、面が悪臭を放つようになる。

本考案は運上の点に鑑みなされたもので、比較的吸湿性
に富む繊維地を裁断又は折曲して平面形状略帯状の汗取
り本体を形成すると共に上記本体の一側端の略中央に掛
止片を取着し、上記本体地を帯状の長手方向にバイヤス
がかかるようにバイヤス状に裁断又は折曲したことを特
徴とする剣道の面に適用する汗取りであって、その目的
とする所は■剣道の面を装着した時に生ずる汗を効果的
に吸収し、面を常に衛生的に保つ汗取りを提供するにあ
り、又■面の緩みを調整することもできる汗取りを提供
するにあり、特に■面への装着性が勝れたる汗取りを提
供するにある。

即ち面への装着が容易・簡便であり、更に競技中、練習
中に於て決つして汗取りが面の取り付は付置から外れた
りすることがなく、装着がしっかりとした汗取りを提供
するにある。

次に上記目的を遠戚する為の本考案の実施例を詳述する
。

実施例 １・・・・・・第１図〜第５図参照１は比較的
吸湿性に富む綿等の繊維地を略帯状に形成した汗取り本
体であり、この本体１の一側端２の略中央に掛止片が取
着している。

図例の場合マジックテープ３を示しである。

このマジックテープ３は、面Ａの中ひごＢの地Ｃの所に
掛止する他方のマジックテープ４に対して着脱する。

即ちこの中ひごＢの地Ｃに掛止するマジックテープ４は
第２図に示す如くゴム又は綿テープ５を輪状にして、そ
の先端にマジック面６を取り付けたもので、上記の輪状
テープ５を利用して中ひごＢの地Ｃに巻回して掛止する
。

さて本考案に於ては、上記本体生地１をバイヤス状に裁
断したものである。

即ち帯状の長平方向にバイヤスＳがかかるようにしたも
のである。

次に使用例を説明する。

先ず第２図に示す輪状のマジックテープ４を面Ａの中ひ
ごＢの地Ｃに掛止する。

即ち輪状テープ５を中ひごＢの周囲に回してマジック面
６を輪の中に通して中ひごＢに掛は止める。

次いで、本体１を、面Ａの内輪りに沿わせる。

その際マジックテープ３が中ひごＢの方に向くようにす
ると共に左右対称的に位置するよう内輪りに沿わせる。

そして内輪りに沿わせながら、面Ａの内輪りと面ぶとん
Ｅの間の隙間に本体１の他側端７を繰り入れるようにし
てはさみ込む。

この際本体地１は長手方向にバイヤスＳ状になっている
ので、本体地１は、湾曲した内輪りの形に無理なく沿い
フィツトし、且つ内輪りと面ぶとんＥの間の隙間に都合
よく納まるので、決つして脱落しない。

次いでマジックテープ３と４を互いに係合する。

このようにして、面Ａに装置した所を示したのが第３図
、第４図、第５図である。

剣道練習中、競技中等に於て汗が発汗した場合、汗は本
体地１に吸収される。

従ってあごの部分等が汚れない。又内輪りに沿わせて敷
いた場合、顔と面の緩みが調節され、面Ａを過不足なく
装着できる。

実施例 ２・・・・・・第６図参照 本例は上記実施例１で示した掛止片としてのマジックテ
ープ３の代りに単なるひも８を、掛止片としたものであ
る。

この例の場合も実施例１と同様の用い方をすることがで
きる他、掛止片が単にひも８であって、中ひごＢの地Ｃ
の所に繰りつければよいので、マジックテープ４の如き
対手テープは不要であり、より簡便となる。

実施例 ３・・・・・・第７図、第８図参照本例は本体
地１の左右に、左右耳部９，１０を残すようにして割溝
１１，１２を形成したものである。

掛止片としてはひも８を示しであるが、マジックテープ
でもよい。

この例の場合は、本体地１を内輪りに沿わせて取り付け
る際、左右の耳部９，１０のみを−回りひねって、ひね
った耳部９と１０を内輪りと面ぶとんＥの間のすき間に
挿入して止めるようにしたもので、割溝１１，１２が形
成されている為に耳部９，１０を容易にひねることがで
きるので、面Ａの形状によっては取り付けが、よりしっ
かりとする。

他の使用法は実施例１と同様である。

而して、以上の各実施例とも帯状の本体地１をバイヤス
状に裁断する例を示したが、第９図の如くハンカチのよ
うな方形の布１３を点線イ、口、ハの所で順次折り曲げ
、第１０図のようになし、且つひも８等の掛止片を付着
し、長手方向にバイヤスか゛かかった汗とつとしてもよ
いものである。

又バイヤスを他側端７の部分にだけかかるようにしても
本考案の目的、効果は同様に達成される。

このような汗取りは、使用の度各に洗濯して再使用する
ようにしてもよいが、使い捨て用品としてもよい。

又必要ならば汗取り本体地１に香水等を含ませておいて
もよい。

以上詳述した如く本考案は、比較的吸湿性に富む繊維地
を裁断又は折曲して平面形状略帯状の汗取り本体１を形
成すると共に上記本体１の一側端２の略中央に掛止片を
取着し、上記本体地１を帯状の長手方向にバイヤスＳが
かかるようにバイヤス状に裁断又は新曲したので、■剣
道競技中、練習中に生ずる汗を効果的に吸収でき、面の
あごの部分を中心として面を常に清潔に保つことができ
、又■面の緩みを調整でき、更に■本体地１はバイヤス
状なので内輪りの湾曲した形に都合よく沿い、且つ内輪
りと面ぶとんＥの間の隙間に都合よく納めることができ
るので面Ａに対する装着性が極めて良好である等実用上
各種の利点を呈するものである。

【図面の簡単な説明】

添附図面第１図〜第５図は本考案の第一の実施例示し、
第１図は平面図、第２図は中ひごＢの地Ｃに巻付けるマ
ジックテープを示す図、第３図は第５図のＸ−Ｘ線断面
図、第４図は部分カット断面図、第５図は面に汗取りを
装着した所を示す面の背面図、次いで第６図は第二の実
施例を示す図、第７図、第８図は第三の実施例を示し、
第７図は平面図、第８図は汗取りを装着した面の断面図
、第９図は折曲して作る例を示す為の方形布の折曲順序
を示す図、第１０図は折曲後の斜視図であり、図中１は
本体、２は一側端、３，４はマジックテープ、７は他側
端、８はひも、９．１０は左右耳部、１１．１２は割溝
、Ａは面、Ｂは中ひご、Ｃは地、Ｄは内輪、Ｅは面ふ゛
とんである。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 比較的吸湿性に富む繊維地を裁断又は折曲して平面形状
   略帯状の汗取り本体１を形成すると共に上記本体１の一
   側端２の略中央に掛止片を取着し、上記本体地１を長手
   方向にバイヤスＳがかかる。 ようにバイヤス状に裁断又は折曲した事を特徴とする剣
   道の面に適用する汗取り。