JPS58163373A - 医療用バツグおよびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ！発明の背景 〔技術分野〕 この発明は医療用バッグに係り、特に１高温下において
イロッキング性を示すシートからなる医療用バッグの改
良に関する。

〔先行技術および問題点〕

現在、血液パウダ等の医療用バッグは軟質４り塩化ビニ
ルや４リオレフイン系樹脂で形成されている。この医療
用バッグは安全性を確保する九めにこれを滅曹処ｍ（通
常、高圧蒸気滅菌部１１）Ｋ供する必要がある。しかし
ながら、上記樹脂類は滅曹処履時の高温下においてブロ
ッキング性を示し、内面同志が接着してしまい実用に供
し得ないことがあった。これを避けるために、従来、バ
ッグに空気を吹き込んで滅菌処理に供していたが、それ
だけ作業性が悪くなる。

また、血液パウダをぼり塩化ビニルで作製する場合、血
小板に対して抗凝固性を示す物質を／　リ塩化ビニル中
に配合し、これを表面に移行させることが考えられるが
、この方法では、充分な効果は得られない、まえ、その
場合、血小板の保存性を低下させる原因の一つである可
塑剤の溶出を抑えることはできず、そのためＫは別の手
段を講じる必要があった。

■発明の目的 したがって、この発明の目的はオートクレーブ滅菌時に
おいて、内面同志のプロ、キングが少ない医療用バッグ
およびその製造方法を提供するととＫある。

また、この発明の目的は血小板保存性の良好な医療用バ
ッグおよびその製造方法を提供することＫある。

上記諸目的はこの発ＩＪＩＩＫよれば、高温下において
プロ、キング性を示す一対のシートよシな）、該一対の
シートの対向する二面の少なく１とも一方の面上には少
なくとも部分的に架橋したシリコーン樹脂よりなる非流
動性の層がス４ット状ないし島状に形成され、かつ該一
対のシートはそれらの周縁部において咳樹脂層が形成さ
れていない部分同志の熱融着によってシールされている
ことを特徴とする医療用バッグによって達成される。

シートは軟質Ｉり塩化ビニルその他の軟質プラスチック
で形成されているのが一般である。

前記シリコーン樹脂層は一対のシートの対向する二面に
形成することが好ましい。

硬化し九シリコーン樹脂としてはアルキルシロキｔ７単
位を主体とするもので、ア建ノアルキルシロキナンージ
メチルシロキサン共重合体例えばア建ノアルキルシロキ
サン単位を５ないし２０重量−およびジメチルシロキサ
ン単位を９５ないし８０重量参の割合で含有するものが
ある。

このような医療用バッグは、高温下においてプロｙ’？
ンダ性を示す一対のシートを準備し、皺一対のシートの
一方の表面上に反応型シリコーン樹脂溶液をス４．ト状
ないし島状に塗布し、腋樹脂溶液を乾燥させるととＫよ
りて蚊樹脂を少なくとも部分的に架橋させ非流動状態と
し、しかる後肢一対のシードを重ね合せた状態で、バッ
グを提供するように所定部分において該架橋樹脂の形成
されていない部分同志を熱融着してシールすることＫよ
って製造できる。

前記樹脂溶液はスプレー塗布または印刷手段によって塗
布することができる。

また、一対のシートを４り塩化ビニル樹脂等のように高
周波融着性を持つプラスチックで形成した場合、シール
は高周波を用いておこなうことが望ましい。

ｍ発明の詳細な説明 本発明者は高温下において！ロッキング性を示すグラス
チックで形成され九医療用バッグの高圧蒸気（オートク
レーブ）滅１時における内面同志の接着の問題を解決す
ぺ（種々検討した結果、ある種のシリコーン樹脂がプ０
．キングを防止する効果を有すゐとと−に１血小板の保
存性を向上させ、を九軟質４り塩化ビニルにおいてはそ
の可履剤の溶比を４減少させることを見い出し、本発明
を完成するに至りた。

この発明で用いられるシリコーン樹脂は、反応蓋のもの
で、また生体に対して安全なものでなければならない、
そしてバッグを血液バッグとして使用する場合、血小板
の付着を抑制するものである。このような条件を満足す
る反応源シリコーン樹脂は既知のものの中から容易に選
択することができる。その代表例を挙げると、ア建ノア
ルキルシ■キサンージメチルシロキサン系等アルキルシ
ｐキナン単位を主体とするもので、例えば、４１金＠４
６−３６２７号明細書に記載されている。その−例を挙
げるとアミノアルキルシ四キサン単位５〜２０重量嘩お
よびジメチルシロキサン単位９５〜８０重量−よ）なる
共重合体である。このような反応性シリコーン樹脂は溶
液の形態で市販もされている。

この発明では、上記反応製シリコーン樹脂をパ、ダを構
成する一対のシートの対向する二面の少なくと４一方の
面に塗布することによってプｐツキングの抑制、血小板
保存性の向上等を計るものであるが、これをシートの全
面に連続層として塗布するとバッグを作るためのシール
がシリコーン樹脂によって阻害されることとなリハ、グ
が作製できない、そこで、シリコーン樹脂をスポット状
ないし島状に形成する。すなわち、シリコーン樹脂を微
小表スポットもしくは島としてシート状に形成すること
Ｋよりて非塗布部を残し、この非塗布部における熱融着
によって所望のシールを達成する４のである。なお、シ
リコーン樹脂は２つのシーＦの対向する両面に塗布した
方がその効果が増大するので好ましい。

このような医療用バッグを製造する九めＫは、壕ず、第
１図（ａ）　１　（ｂ）　Ｋ示すように、高圧蒸気滅菌
における高温下（１１０℃ないし１３０℃）においてプ
ｐ、キング性を示す熱可塑性プラスチック（例えば、ぼ
り塩化ビニル、４リオレフインＣｄｅリエテレン等）、
エチレン−酢酸ビニル共重合体等）製の一対の長尺シー
ト１１ａ・Ｉｌｂを準備し、図示のように、好ましくは
各シート１１．１：Ｉの各−面１１＊、１２ｍＫ既述の
反応蓋シリコーン樹＊ｍ液層１３を微小スポット状もし
くは島状に形成する。この反応型シリコーン樹＊Ｓ＊は
反応蓋シリコーン樹脂をフレオン（フルオロ炭化水素の
デー・Ｉン社製商品名）Ｋ希薄一度（例えば、２．　ｓ
　−）で溶解し、スプレーによ）噴霧する方法、または
比較的議厚なＳ＊として印刷により相互に離間したスｙ
ｊｅｙト状ないし島状に形成することができる。

次に１各一対のシート１１．１２上に形成された反応蓋
シリコーン樹脂層ＩＳを室温で指触乾燥させる（約１６
分間）、その後、館１図（、）Ｋ示すように、一対のシ
ートＪ１，１１を各塗布面１１＊、１１ｍを対向させる
ように重ね合せ、例えば血液パ、ダを作製する場合には
、所定の排液ポート１４．１１および輸液チ凰−プ１−
を所定の間隔をもってシート１１．１１間にその長手方
向に直交する方向から挿入し、ノ４ッダの周縁部となる
部分を順次熱融着する。この熱融着は４り塩化ビニルや
エチレン−酢酸ビニル共重合体のように高周波融着性を
有するデラスチ、りでシートが形成されている場合高周
波によっておこなうのが好オしい。

ついで、シートを長手方向に直行する融着部において切
断することＫよりて第番図に示すような周縁部１１がシ
ールされたバッグが得られる。

以下、この発明の実施例を記す。

実施例 可塑剤として７タル酸ジオクチル（ＤＯＰ　）を含む軟
質／　ＩＪ塩化ビニル製の一対のシートを準備した・一
方、ア建ノアルキルシロキサンおよびジメチルシロキサ
ンよ）なる樹脂分を５〇−含有する市販の反応瀧シリコ
ーン樹脂溶液を樹脂分が２．５ｓとなるようにフレオン
で希釈し、この希釈溶液を上記シートのそれぞれの片面
にスプレーで散布し、自然乾燥することＫよって樹脂を
架橋・硬化させ友。こうして、架橋し九シリコーン樹脂
層が相互に分離された微小なスポットないし島として各
シート上に形成された（顕微優写真によプ確ＩＩ）。

こうして得た各シートをシリコーン樹脂層が対向す為よ
うに重ね会せ、採血バッグな形成するようＫＩＮ縁部を
高ｊｅｌ１ｍにより融着させシールし九。

以上のようにして作調したバッグについて、その特性を
シリコーン樹脂を塗布しないで同様に傅九バッグと比較
して測定し丸、結果を表１Ｋ示す。

表　　　ｌ 注）申皇、＠壕九は損厚赤血球を採取してから２４時間
放置ｉ＋ｕｗ定。

軸直小板伸展試験、臨床検査技術全書、３血液検査、４
７８　（１９７２）の手法に準じて測定。■型、Ｉ型、
Ｉ型は「人工臓器−９（１）、２２８〜２３１　（１９
８１）の「医用高分子材料表面における血小板の反応」
に記載の分類による。

本本本オートクレーブ中１２１　℃で３０分間放置後測
定。

なお、血漿または濃厚赤血球中へのシリコーン樹脂の溶
出は検出されなかった。

■発明の具体的効果 以上述べ友ように、この発明の医療用バッグは高圧蒸気
滅菌時の高温下においてプロ、キング性を示す一対のプ
ラスチックシートから形成されているが、その対向する
内面には、少なくとも部分的に架橋し九反応麿シリコー
ン樹脂層が形成されているので、これを高圧蒸気滅菌に
供しても内面同志が接着することがない。

また、上記シリコーン情脂鳩は血小板の付着および拡張
を抑制するので、この発明の医療用バッグを血液バッグ
として使用する際には血小板の保存性が向上する。特に
、シートを軟質？１　　り塩化ビニルで形成したときは
、該シリコーン樹脂は可塑剤の溶出をも抑制する効果を
も有するので、さらに優れた血液バッグとして作用する
。

さらに、骸シリコーン＊＊は、薬液中車液中に溶出すみ
ことがなく、安全性に優れ九医療用バッグが提供される
。

これらに加えて、該シリコーン樹脂層はスポ、ト状ない
し島状に形成されているので、熱融着性はこれら樹脂層
を形成していない場合と同等で、製造も害鳥である。ま
た、誼シリコーンａｍ層は非流動性であるのでバッグ製
造時の取）扱いが害鳥である。

【図面の簡単な説明】

第１図（畠）、伽）および（・）はこの発明の医療用バ
ッグの製造方法を工＠１ＩｉＫ説明するための斜視図、
第２図はこの発明の医療用バッグの平面図。 １１．１１・・・シート、１１・・・スポットないし島
状シリコーン樹脂層、１４．１１・・・排液Ｉ−、１６
・・・輸液チェーブ、１１・・・周縁シール部。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）高温下においてプロ、キング性を示す一対のシー
   トよりなり、該一対のシートの対向する二面の少なくと
   も一方の面上には少なくとも部分的に架橋したシリコー
   ン樹脂よりなる非流動性の層がス／、ト状ないし島状に
   形成され、かつ骸一対のシートはそれらの周縁部におい
   て該樹脂層が形成されていない部分同志の熱融着によっ
   てシールされていることを％黴とする医療用バッグ。
2. （２）　　シートが軟質Ｉり塩化ビニルよりなる特許請
   求の範囲第１項記載の医療用バッグ。
3. （３）樹脂層が一対のシートの対向する両１１に形成さ
   れている特許請求の範囲第１項又は第２項記載の医療用
   バッグ。
4. （４）樹脂が、アルキルシロキサン単位を主体とする非
   流動性のシリコーン樹脂である特許請求の範囲第１項な
   いし第３項のいずれかに記載の医療用パ、ダ。
5. （５）　　樹脂が７建ノアルキルシロキサン一ジメチル
   シロキサン共重合体よ如なる特許請求の範囲第１項ない
   し第４項のいずれかに記載の医療用バッグ。
6. （６）樹脂がアンノアルキルシ關キサン単位を５ないし
   ２０重量−およびジメチルシロキサン単位を９５ないし
   ８０重量−の割合で含有する特許請求の範囲第５項記載
   の医療用バッグ。
7. （７）高温下においてゾロッキング性を示す一対のシー
   トを準備し、該一対のシートの一方の表面上に反応蓋シ
   リコーン樹脂溶液をスポット状ないし島状に塗布し、該
   樹脂溶液を乾燥させるととＫよって該樹脂を少なくとも
   部分的に架橋させ非流動状態とし、しかる後肢一対のシ
   ートを重ね合せ丸状層で、バッグを提供するように所定
   部分において鋏架橋樹脂の形成されていない部分同志を
   熱融着してシールすることを特徴とする医療用バッグの
   製造方法。
8. （８）　　樹脂溶液をスグレーまたは印刷によって塗布
   することを特徴とする特許請求の範囲第７項記載の製造
   方法。
9. （９）樹脂溶液を一対のシートの各−面に塗布し、この
   溶液を乾燥させた後、腋一対のシートを皺塗布面同志を
   対向させるように重ね合せることを特徴とする特許請求
   の範囲第７項または第８項記載の製造方法。 （至）　シートがポリ塩化ビニルよ妙なり、シールを島
   周波融着によっておこなうことを特徴とする特許請求の
   範囲第７項ないし縞９項のいずれかに記載の製造方法。 ｅｌｌ）　　樹脂がア建ノアルキルシ四キサンージメチ
   ルシロキサン共重合体よシなる特許請求の範囲第７項な
   いし第１０項のいずれかに記載の製造方法。 Ｉ０埠　　樹脂がア建ノアルキルシロキサン単位を５な
   いし２０重量−およびジメチルシロキサン単位を９５な
   いし８０重量−０割合で含有する特許請求の範囲第１１
   項記載の製造方法。