JPS5816038A - 防振性に富むアルミニウムダイキヤスト製品の製造法 - Google Patents
防振性に富むアルミニウムダイキヤスト製品の製造法Info
- Publication number
- JPS5816038A JPS5816038A JP11486981A JP11486981A JPS5816038A JP S5816038 A JPS5816038 A JP S5816038A JP 11486981 A JP11486981 A JP 11486981A JP 11486981 A JP11486981 A JP 11486981A JP S5816038 A JPS5816038 A JP S5816038A
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- Japan
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- silicon
- die
- die cast
- molten metal
- high damping
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は防振性に富むアル瑠ニウムダイキャスト製品の
爬造法Kf1mするものである。詳しくは本発明は過共
晶アル1=ウム一珪素合金を用いて、防振性に富むグイ
キャスト製品を製造する方法に関するものでToゐ。
爬造法Kf1mするものである。詳しくは本発明は過共
晶アル1=ウム一珪素合金を用いて、防振性に富むグイ
キャスト製品を製造する方法に関するものでToゐ。
多くの優械設備で、それ自体の可動部で発生した振動が
他の部分に伝達されたシ、又は外部の振動が当該機械設
備に伝達されたプして、当該機械設備の性能を低下させ
、騒音の発生t−招くことがある。この対策としては、
楼械設備の適切な設計に加えて、振動を発生しない、又
は振動を吸収して他の部分に振動を伝達させない防振性
のすぐれた材料の使用が重要である。かかる観点から防
振性合金が種々提案されている。
他の部分に伝達されたシ、又は外部の振動が当該機械設
備に伝達されたプして、当該機械設備の性能を低下させ
、騒音の発生t−招くことがある。この対策としては、
楼械設備の適切な設計に加えて、振動を発生しない、又
は振動を吸収して他の部分に振動を伝達させない防振性
のすぐれた材料の使用が重要である。かかる観点から防
振性合金が種々提案されている。
例、tt?特開[74−31gl14NICは、l〜コ
Osの珪素を含むアルミニウム合金に114以上の冷間
加工t−施すとと°”kより減衰能を4X10−1以上
とした合金が提案されている。また、本発明者の一員は
、先K、珪素JO〜J!t%f含み、かつ初晶珪素の平
均直径が/ 0011m以上である防振性にすぐれたア
ルミニウムー珪素鋳造合金を提案した(4!i−願昭1
!−10!2り4号参照)。
Osの珪素を含むアルミニウム合金に114以上の冷間
加工t−施すとと°”kより減衰能を4X10−1以上
とした合金が提案されている。また、本発明者の一員は
、先K、珪素JO〜J!t%f含み、かつ初晶珪素の平
均直径が/ 0011m以上である防振性にすぐれたア
ルミニウムー珪素鋳造合金を提案した(4!i−願昭1
!−10!2り4号参照)。
この合金はすぐれり肪振性管有しているが、鋳造に際し
徐冷させるため生産能率が低い難点がある。また、得ら
れる製品の機械的性質もさらに改良することが望まれる
。本発明者らはこの合金の溶湯を初晶珪素が晶出した状
態でダイキャストすることKよシ、防振性に富みかつ機
械的性質にすぐれた製品を高能率で生産し得ることを見
出し、本発明を完成した。
徐冷させるため生産能率が低い難点がある。また、得ら
れる製品の機械的性質もさらに改良することが望まれる
。本発明者らはこの合金の溶湯を初晶珪素が晶出した状
態でダイキャストすることKよシ、防振性に富みかつ機
械的性質にすぐれた製品を高能率で生産し得ることを見
出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、珪素20〜33チを含むアルミニウ
ムー素合金の溶湯を、液相線よりも低い温度に保持して
晶出した初晶珪素を含む溶湯とし、この溶湯を用いてダ
イキャストを行なうことを特徴とする防振性に富むアル
1=ウムダイキャスト製品の製造法である。
ムー素合金の溶湯を、液相線よりも低い温度に保持して
晶出した初晶珪素を含む溶湯とし、この溶湯を用いてダ
イキャストを行なうことを特徴とする防振性に富むアル
1=ウムダイキャスト製品の製造法である。
本発明についてさらに詳細に説明すると、本発明方法で
はコO〜3jチ(重量%1本発明の合金組成の俤は重量
係である)の珪素を含むアルミニウム合金溶湯を使用す
る。一般に珪素の含有量が多いほど防振性にすぐれたダ
イキャスト製品が得られるので、珪素の含有量はコO饅
以上であることが必要である。しかし、珪素の含有量が
多くなると製品の硬さが増す一方で、引張9強さおよび
ヤング率が低下する。また。
はコO〜3jチ(重量%1本発明の合金組成の俤は重量
係である)の珪素を含むアルミニウム合金溶湯を使用す
る。一般に珪素の含有量が多いほど防振性にすぐれたダ
イキャスト製品が得られるので、珪素の含有量はコO饅
以上であることが必要である。しかし、珪素の含有量が
多くなると製品の硬さが増す一方で、引張9強さおよび
ヤング率が低下する。また。
珪素の含有量が多くなるほど、製品の機械加工性(切削
性)が低下する。さらに珪素の含有量が多くなると、合
金の溶解温度が上昇して、溶解処理が困難になるという
問題もある。従ってこれらの点を総合すると珪素含有量
の上限は3!チとすべきであシ、好ましくは30−であ
る。また、珪素以外の合金元素の存在は、一般に製品の
機械的性質を向上させるが防振性を低下させる。従って
ダイキャスト性を向上させるための/%程度までの鉄以
外の合金元素はできるだけ存在させないのが好ましい。
性)が低下する。さらに珪素の含有量が多くなると、合
金の溶解温度が上昇して、溶解処理が困難になるという
問題もある。従ってこれらの点を総合すると珪素含有量
の上限は3!チとすべきであシ、好ましくは30−であ
る。また、珪素以外の合金元素の存在は、一般に製品の
機械的性質を向上させるが防振性を低下させる。従って
ダイキャスト性を向上させるための/%程度までの鉄以
外の合金元素はできるだけ存在させないのが好ましい。
本発明方法では先ず上述のアルミニウムー珪素合金の溶
湯を調製し、次いでこれを合金の液相線以下の温度に保
持して初晶珪素を晶出させる。溶湯を低温に保持するは
ど初晶珪素の晶出量が増加し、得られる製品の防振性が
向上する。
湯を調製し、次いでこれを合金の液相線以下の温度に保
持して初晶珪素を晶出させる。溶湯を低温に保持するは
ど初晶珪素の晶出量が増加し、得られる製品の防振性が
向上する。
従って通常は液相線よりもλO℃以上、好ましくは30
℃以上低いi1度に保持する。しかし、保持温度が低く
なシすぎると溶湯の粘性が上昇して、溶湯を攪拌してそ
の組成を均一にすること及びダイキャスト機への溶湯の
注入が困難となる。従って溶湯は(液相m−70℃)以
上の温度に保持するのが好ましい。溶湯を所定Ii度に
保持しているうちに晶出する初晶珪素の大きさは、一般
に一00〜1000μであシ、これが製品の防振性能に
寄与しているものと考えられる。中には一000μをこ
えるよう表粗大なものも散見されるが、このような大き
な初晶の生成は結果的には、防振性能に最も寄与すると
考えられるコθO〜1000μの大きさの初晶の数を減
少させるので、溶湯を保持中によく攪拌するなどして、
このような粗大な初晶珪素が晶出しないようKするのが
好ましい。
℃以上低いi1度に保持する。しかし、保持温度が低く
なシすぎると溶湯の粘性が上昇して、溶湯を攪拌してそ
の組成を均一にすること及びダイキャスト機への溶湯の
注入が困難となる。従って溶湯は(液相m−70℃)以
上の温度に保持するのが好ましい。溶湯を所定Ii度に
保持しているうちに晶出する初晶珪素の大きさは、一般
に一00〜1000μであシ、これが製品の防振性能に
寄与しているものと考えられる。中には一000μをこ
えるよう表粗大なものも散見されるが、このような大き
な初晶の生成は結果的には、防振性能に最も寄与すると
考えられるコθO〜1000μの大きさの初晶の数を減
少させるので、溶湯を保持中によく攪拌するなどして、
このような粗大な初晶珪素が晶出しないようKするのが
好ましい。
本発明方法(おけるダイキャストは、上述の初晶珪素の
晶出している溶湯を用いて、常法に従って行なわれる。
晶出している溶湯を用いて、常法に従って行なわれる。
初晶珪素はアルミニウムー珪素合金の溶湯よりも僅かに
比重が小さいので。
比重が小さいので。
溶湯をよく攪拌してその組成を均一にしてからダイキャ
スト機に注入するのが好ましい。
スト機に注入するのが好ましい。
本発明方法によれば防振性に富みかつ機械的強度にすぐ
れたアルミニウムー珪素合金の成形品を高能率で生産す
ることができる。
れたアルミニウムー珪素合金の成形品を高能率で生産す
ることができる。
以下に実施例によシ本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はその要旨をとえ々い@砂。
、本発明はその要旨をとえ々い@砂。
以下f実施例′限定されるも0ではな“・し、rto℃
で1時間保持したのち、これを700 CK1時間保持
し、次いで約1時間半かけて所定の温度に昇温し、との
濁度で約10分間保持した。この合金の液相線は約76
0℃であった。この溶湯を用い、横型コールドチャンバ
式ダイキャスト機(東芝機械■製、D A 210B式
、型締圧力2sot)を用いて、鋳造能力r t o
Vd、湯口速Jf / j WL/aθCで板(コ、!
厚幅 xro xizo長さ)を鋳造した。
で1時間保持したのち、これを700 CK1時間保持
し、次いで約1時間半かけて所定の温度に昇温し、との
濁度で約10分間保持した。この合金の液相線は約76
0℃であった。この溶湯を用い、横型コールドチャンバ
式ダイキャスト機(東芝機械■製、D A 210B式
、型締圧力2sot)を用いて、鋳造能力r t o
Vd、湯口速Jf / j WL/aθCで板(コ、!
厚幅 xro xizo長さ)を鋳造した。
儀r
これから長さlλOWt、幅71111、厚さI■の試
験片を切削加工により製作し、横振動形内部摩擦測定装
置を用いてその内部摩*t−測定した。
験片を切削加工により製作し、横振動形内部摩擦測定装
置を用いてその内部摩*t−測定した。
即ち、この試験片を両端からそれぞれJ4.f■の位置
で吊り、加振器を用いて試験片の共振周波数で振@/X
10−’および/ X / 0−”で振動させたのち、
自由減衰させ、この自由減衰時の対数減衰率(a’)か
ら1次式によ〕内部摩擦(q−9を求めた。
で吊り、加振器を用いて試験片の共振周波数で振@/X
10−’および/ X / 0−”で振動させたのち、
自由減衰させ、この自由減衰時の対数減衰率(a’)か
ら1次式によ〕内部摩擦(q−9を求めた。
ム
δ=−江(ム0/ムn)=WQ−重
ここに
AO=共振々幅
A11=自由減衰時におけるn回目の振動の振幅n=自
由減衰時における振動の回数 結果を第1表に示す。
由減衰時における振動の回数 結果を第1表に示す。
なお、第1表にはグイキャスト品のヤング率および引張
り強さの測定値も併記した・第1表から溶湯を液相線よ
りも低い温度に保持して初晶珪素の晶出した状態でグイ
キャストすることにより、大きな内部摩擦を有するダイ
キャスト品が得られることが明らかである。
り強さの測定値も併記した・第1表から溶湯を液相線よ
りも低い温度に保持して初晶珪素の晶出した状態でグイ
キャストすることにより、大きな内部摩擦を有するダイ
キャスト品が得られることが明らかである。
IIE/表
Claims (1)
- (1)珪素20〜31%を含むアル1=ウム一珪素合金
の溶湯を、液相線よシも低い温度に保り 持して晶出した1晶珪素を含む溶湯とし、この溶湯を用
いてダイキャストを行なうことを特徴とする防振性に富
むアルミニウムダイキャスト製品の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11486981A JPS5816038A (ja) | 1981-07-22 | 1981-07-22 | 防振性に富むアルミニウムダイキヤスト製品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11486981A JPS5816038A (ja) | 1981-07-22 | 1981-07-22 | 防振性に富むアルミニウムダイキヤスト製品の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5816038A true JPS5816038A (ja) | 1983-01-29 |
JPS648057B2 JPS648057B2 (ja) | 1989-02-13 |
Family
ID=14648719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11486981A Granted JPS5816038A (ja) | 1981-07-22 | 1981-07-22 | 防振性に富むアルミニウムダイキヤスト製品の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5816038A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02141544A (ja) * | 1988-11-24 | 1990-05-30 | Suzuki Motor Co Ltd | Al−Si合金の製造方法 |
GB2241741A (en) * | 1990-02-07 | 1991-09-11 | Mitsubishi Electric Corp | In-tank type electric pump |
WO2014050815A1 (ja) | 2012-09-25 | 2014-04-03 | 学校法人常翔学園 | 過共晶アルミニウム-シリコン合金ダイカスト部材およびその製造方法 |
-
1981
- 1981-07-22 JP JP11486981A patent/JPS5816038A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02141544A (ja) * | 1988-11-24 | 1990-05-30 | Suzuki Motor Co Ltd | Al−Si合金の製造方法 |
GB2241741A (en) * | 1990-02-07 | 1991-09-11 | Mitsubishi Electric Corp | In-tank type electric pump |
WO2014050815A1 (ja) | 2012-09-25 | 2014-04-03 | 学校法人常翔学園 | 過共晶アルミニウム-シリコン合金ダイカスト部材およびその製造方法 |
US9903007B2 (en) | 2012-09-25 | 2018-02-27 | Josho Gakuen Educational Foundation | Hypereutectic aluminum-silicon alloy die-cast member and process for producing same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS648057B2 (ja) | 1989-02-13 |
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