JPS58157871A - 通電転写用インク媒体 - Google Patents
通電転写用インク媒体Info
- Publication number
- JPS58157871A JPS58157871A JP57039402A JP3940282A JPS58157871A JP S58157871 A JPS58157871 A JP S58157871A JP 57039402 A JP57039402 A JP 57039402A JP 3940282 A JP3940282 A JP 3940282A JP S58157871 A JPS58157871 A JP S58157871A
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- Japan
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- ink
- powder
- layer
- embedded
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、通電転写用インク媒体に関するものである。
従来、画惨形成プロセスとしては、導電性を有する熱溶
融性インク層をインク支持層により支持してなるインク
媒体を信号印加電極・転写シート間に設け、信号印加電
極から信号電流をインク媒体中に通電するととKより、
インク中でジュール熱を発生させ、この熱によシインク
を溶融させて転写シートに転写させる通電転写方式があ
る。この場合、インク媒体のインク支持層としては低抵
抗インク支持層を用いたものが特開昭54−87234
号公報に示されているが、リーク電流が大きくて効率が
悪くドツトの広が)も大きい。また、ニッケル粉を分散
させて磁界中で硬化させて厚さ方向にニッケル粉を並べ
て異方導電性をもたせてなるインク支持層を用いたもの
も提案されている。とζろが、この方式ではインク媒体
の機械的強度が不足し、広幅面積を得にくい。さらに、
樹枝状銅粉を分散させることにより異方導電性をもたせ
てなるインク支持層を用いたものが、特開ws53−7
248号公報、特開昭85−86790号公報等に示さ
れているが、解儂性、コスト面1機械的強度に難がある
。
融性インク層をインク支持層により支持してなるインク
媒体を信号印加電極・転写シート間に設け、信号印加電
極から信号電流をインク媒体中に通電するととKより、
インク中でジュール熱を発生させ、この熱によシインク
を溶融させて転写シートに転写させる通電転写方式があ
る。この場合、インク媒体のインク支持層としては低抵
抗インク支持層を用いたものが特開昭54−87234
号公報に示されているが、リーク電流が大きくて効率が
悪くドツトの広が)も大きい。また、ニッケル粉を分散
させて磁界中で硬化させて厚さ方向にニッケル粉を並べ
て異方導電性をもたせてなるインク支持層を用いたもの
も提案されている。とζろが、この方式ではインク媒体
の機械的強度が不足し、広幅面積を得にくい。さらに、
樹枝状銅粉を分散させることにより異方導電性をもたせ
てなるインク支持層を用いたものが、特開ws53−7
248号公報、特開昭85−86790号公報等に示さ
れているが、解儂性、コスト面1機械的強度に難がある
。
結局、従来のインク媒体のインク支持層では異方導電性
がない、または不十分なため、ドツトの広がり、エネル
ギー効率が悪い等、十分な特性のものがない。
がない、または不十分なため、ドツトの広がり、エネル
ギー効率が悪い等、十分な特性のものがない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、エネル
ギー効率のよい異方導電性を確保しつつドツト広がりの
少ない印字に寄与しうる通電転写用インク媒体を得るこ
とを目的とするものである。
ギー効率のよい異方導電性を確保しつつドツト広がりの
少ない印字に寄与しうる通電転写用インク媒体を得るこ
とを目的とするものである。
本発明祉、厚み方向に高密度に埋込まれて選択−的に信
号電流が流される導電線を有しつつ負の温度係数粉体を
含有した絶縁性のインク支持層を設けることにより、印
加初期には導電線で電流をインクへ導き、その後電流量
の立上9とともに導電線を発熱させて層内の負の温度係
数粉体の抵抗を低下させ、厚み方向の導電路を確保し、
エネルギー効率がよくてドツト広がりの少ない印字を行
なうことができるように構成したものである。
号電流が流される導電線を有しつつ負の温度係数粉体を
含有した絶縁性のインク支持層を設けることにより、印
加初期には導電線で電流をインクへ導き、その後電流量
の立上9とともに導電線を発熱させて層内の負の温度係
数粉体の抵抗を低下させ、厚み方向の導電路を確保し、
エネルギー効率がよくてドツト広がりの少ない印字を行
なうことができるように構成したものである。
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第1図はインク媒体(1)の構成を示すもので、
導電性を有する熱溶融性インク層(2)とインク支持層
(3)との二層構造とされている。このインク支持層(
3)は結着絶縁性材料(4)を基材とするものであシ、
厚み方向に高密度に埋込まれた導電線(5)を有すると
ともに結着絶縁性材料(4)中には導電粉体とともに負
の温度係数粉体(6)が含有されている。この負の温度
係数粉体(6)はCTR(急変サーミスタ)の如く温度
上昇に伴ないその抵抗値が低下するものである。具体的
には、シリコン樹脂:100重量部。
導電性を有する熱溶融性インク層(2)とインク支持層
(3)との二層構造とされている。このインク支持層(
3)は結着絶縁性材料(4)を基材とするものであシ、
厚み方向に高密度に埋込まれた導電線(5)を有すると
ともに結着絶縁性材料(4)中には導電粉体とともに負
の温度係数粉体(6)が含有されている。この負の温度
係数粉体(6)はCTR(急変サーミスタ)の如く温度
上昇に伴ないその抵抗値が低下するものである。具体的
には、シリコン樹脂:100重量部。
vsos粉体:42重景部、has粉体:6重量部、C
aO粉体:3重量部、導電性カーボン粉体:25重量部
なる組成物をボールミルで20時間分散させた後、Ca
talyst RM(信越化学工業株式会社製)を0.
5重量部加えて攪拌し、25μm径の金線(導電線(5
))の束の中に十分に塗り込み、84時間25℃に放置
して硬化させる。この場合、金線密度は100μmX1
0Qμm当たり1本とする。そして、スライス切断して
300μm厚さのインク支持層(3)を得る。このイン
ク支持層(3)において導電線(5)を除く部分の温度
−抵抗特性は第2図に示すようになる0次に、融点90
℃のカーボン分散インクを片面に塗布して10μm厚さ
の熱溶融性インク層(2)を形成し、インク媒体(1)
を完成させる。
aO粉体:3重量部、導電性カーボン粉体:25重量部
なる組成物をボールミルで20時間分散させた後、Ca
talyst RM(信越化学工業株式会社製)を0.
5重量部加えて攪拌し、25μm径の金線(導電線(5
))の束の中に十分に塗り込み、84時間25℃に放置
して硬化させる。この場合、金線密度は100μmX1
0Qμm当たり1本とする。そして、スライス切断して
300μm厚さのインク支持層(3)を得る。このイン
ク支持層(3)において導電線(5)を除く部分の温度
−抵抗特性は第2図に示すようになる0次に、融点90
℃のカーボン分散インクを片面に塗布して10μm厚さ
の熱溶融性インク層(2)を形成し、インク媒体(1)
を完成させる。
このような構成において、上記インク媒体(1)を用い
る通電転写動作を第3図に示す。このインク媒体(1)
は転写シート(7)・信号印加電極(8)間に熱溶融性
インク層(2)側を転写シート(7)側として配置され
るものであゃ、まず、印加初期には同図(cL)に示す
ように信号印加電極(8)が擾している導電線(5)に
よシ信号電流が熱溶融性インク層(2)に導かれ、漸次
電流量の立上りとともにこの導電線(5)が発熱する0
次いで、印加中期になると、導電線(5)の発熱によシ
同図(善)に示すようにその導電線(5)付近の結着絶
縁性材料(4)中の温度係数粉体(6)の抵抗が低下し
て導電性を示し、厚み方向に導電路(9)が確保され、
大電力を熱溶融性インク層(2)に通電することになる
。そして、信号印加末期になると、同図(G)に示すよ
うに通電による熱溶融性インク層(2)の発熱を生じそ
のインクが溶融し、同図(=Z)に示すように転写シー
ト(7)へ転写されることになる。
る通電転写動作を第3図に示す。このインク媒体(1)
は転写シート(7)・信号印加電極(8)間に熱溶融性
インク層(2)側を転写シート(7)側として配置され
るものであゃ、まず、印加初期には同図(cL)に示す
ように信号印加電極(8)が擾している導電線(5)に
よシ信号電流が熱溶融性インク層(2)に導かれ、漸次
電流量の立上りとともにこの導電線(5)が発熱する0
次いで、印加中期になると、導電線(5)の発熱によシ
同図(善)に示すようにその導電線(5)付近の結着絶
縁性材料(4)中の温度係数粉体(6)の抵抗が低下し
て導電性を示し、厚み方向に導電路(9)が確保され、
大電力を熱溶融性インク層(2)に通電することになる
。そして、信号印加末期になると、同図(G)に示すよ
うに通電による熱溶融性インク層(2)の発熱を生じそ
のインクが溶融し、同図(=Z)に示すように転写シー
ト(7)へ転写されることになる。
したがって、本実施例によれば、インク支持層(3)に
導電線(5)、負の温度係数粉体(6)を含むものであ
り、その厚み方向に導電路(9)を確保し、エネルギー
効率のよくてドツトの広がりの少ない印字を行なうこと
ができる。また、信号印加電極(8)とインク媒体(1
)との接触抵抗が低減化され、エネルギーロスが減9、
さらに、厚み方向に用いた導電線(5)Kよりインク媒
体(1)表面の耐摩耗性も向上する。
導電線(5)、負の温度係数粉体(6)を含むものであ
り、その厚み方向に導電路(9)を確保し、エネルギー
効率のよくてドツトの広がりの少ない印字を行なうこと
ができる。また、信号印加電極(8)とインク媒体(1
)との接触抵抗が低減化され、エネルギーロスが減9、
さらに、厚み方向に用いた導電線(5)Kよりインク媒
体(1)表面の耐摩耗性も向上する。
そして、負の温度係数粉体(6)のインク支持層(3)
への分散により電極形状によってドツト形状を決定でき
るので、高密度化、ドツト形状の特定化等が可能となる
。ちなみに、90μm径のスタイラス電極(8本/Ij
I)を用い、1OOV、 30 mA、 60IJaの
パルス矩形信号を印加したところ、普通紙上ヘペタ画偉
1.4の反射濃度を得たものでおる。
への分散により電極形状によってドツト形状を決定でき
るので、高密度化、ドツト形状の特定化等が可能となる
。ちなみに、90μm径のスタイラス電極(8本/Ij
I)を用い、1OOV、 30 mA、 60IJaの
パルス矩形信号を印加したところ、普通紙上ヘペタ画偉
1.4の反射濃度を得たものでおる。
第4図はシート状のインク媒体(1a)を用いたライン
プリンタ例を示すものであり、インク媒体(1a)はモ
ータ(ト)を駆動源として回転する送りローラ(1鳶に
よって送られる記録紙(6)上にプラテン(至)と対向
するように配置され、その手前側にはラインヘッドα→
が設けられている。このラインヘッド◇◆の先端は第5
図に示すように一列に配列されて信舟電流を与える針電
極(ト)とその両側に位置して面積の大きい帰路電極α
時とを有する。
プリンタ例を示すものであり、インク媒体(1a)はモ
ータ(ト)を駆動源として回転する送りローラ(1鳶に
よって送られる記録紙(6)上にプラテン(至)と対向
するように配置され、その手前側にはラインヘッドα→
が設けられている。このラインヘッド◇◆の先端は第5
図に示すように一列に配列されて信舟電流を与える針電
極(ト)とその両側に位置して面積の大きい帰路電極α
時とを有する。
一方、第6図はテープ状のインク媒体(1句を用いたシ
リアルプリンタ例を示すものであり、このインク媒体(
14)は印字ヘッド(ロ)とともにキャリッジaeに塔
載され、モータ(至)、ワイヤ(1)によりライン送り
がなされる。この印字ヘッドα乃の先端は第7図に示す
ように縦一列に一行分配列されて信号電流を与える針電
極Qカとその両側に位置して面積の大きい帰路電極(財
)とを有する。
リアルプリンタ例を示すものであり、このインク媒体(
14)は印字ヘッド(ロ)とともにキャリッジaeに塔
載され、モータ(至)、ワイヤ(1)によりライン送り
がなされる。この印字ヘッドα乃の先端は第7図に示す
ように縦一列に一行分配列されて信号電流を与える針電
極Qカとその両側に位置して面積の大きい帰路電極(財
)とを有する。
本発明は、上述したように厚み方向に高密度に埋込まれ
て選択的に信号電流が流される導電線を有しつつ負の温
度係数粉体を含有した絶縁性のインク支持層により熱溶
融性インク層を支持させたので、印加初期には導電線で
電流をインク層へ導き、その後電流の立上りとともにこ
の導電線を発熱させその周りの負の温度係数粉体の抵抗
を低下させて、厚み方向の導電路、すなわち異方導電性
を確保して、エネルギー効率がよくてドツト広がりの少
ない良好な通電転写に寄与することができるものである
。
て選択的に信号電流が流される導電線を有しつつ負の温
度係数粉体を含有した絶縁性のインク支持層により熱溶
融性インク層を支持させたので、印加初期には導電線で
電流をインク層へ導き、その後電流の立上りとともにこ
の導電線を発熱させその周りの負の温度係数粉体の抵抗
を低下させて、厚み方向の導電路、すなわち異方導電性
を確保して、エネルギー効率がよくてドツト広がりの少
ない良好な通電転写に寄与することができるものである
。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は縦断側
面図、第2図は温度−抵抗特性図、第3図(/I)〜(
d)は転写動作を示す側面図、第4図はラインプリンタ
への適用例を示す斜視図、第6図はそのヘッド正面図、
第6図はシリアルプリンタへの適用例を示す斜視図、第
7図はそのヘッド正面図2・・・熱溶融性インク層、3
・・・インク支持層、5・・・導電線、6・・・温度係
数粉体 比 願 人 株式会社リコ一 方」 図 曇も0口 (α) (イ) (C)
(CL)厚し戸 へ」? −”I 」9 、 ’l
j ?ZもU拙 ごも、5昆 JC) 、Ill
面図、第2図は温度−抵抗特性図、第3図(/I)〜(
d)は転写動作を示す側面図、第4図はラインプリンタ
への適用例を示す斜視図、第6図はそのヘッド正面図、
第6図はシリアルプリンタへの適用例を示す斜視図、第
7図はそのヘッド正面図2・・・熱溶融性インク層、3
・・・インク支持層、5・・・導電線、6・・・温度係
数粉体 比 願 人 株式会社リコ一 方」 図 曇も0口 (α) (イ) (C)
(CL)厚し戸 へ」? −”I 」9 、 ’l
j ?ZもU拙 ごも、5昆 JC) 、Ill
Claims (1)
- 厚み方向に高密度に埋込まれて選択的に信号電流が流さ
れる導電線を有しつつ負の温度係数粉体を含有した絶縁
性のインク支持層により、導電性を有する熱溶融性イン
ク層を支持させ九ことを特徴とする通電転写用インク媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57039402A JPS58157871A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 通電転写用インク媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57039402A JPS58157871A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 通電転写用インク媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58157871A true JPS58157871A (ja) | 1983-09-20 |
Family
ID=12551992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57039402A Pending JPS58157871A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 通電転写用インク媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58157871A (ja) |
-
1982
- 1982-03-15 JP JP57039402A patent/JPS58157871A/ja active Pending
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