JPS5814923Y2 - 電気掃除機の排気装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電気掃除機の排気装置に関するものである
。

一般に、電気掃除機の本体ケースには排気風を分散させ
るために分散排気孔が形成されている。

一方、掃除以外の作業に排気風を利用するため、集中排
気孔を有する集中排気蓋を分散排気孔を覆いつつ本体ケ
ースに着脱自在に取付けた型式のものが存する。

その集中排気蓋の取付手段としては、本体ケースに係止
部を設け、集中排気蓋に係止部に弾性的に係合する係止
爪を設けているが、集中排気蓋が分散排気孔を覆うよう
本体ケースに隙間なく取付けられているため係止爪を解
放方向へ撓ませることか面倒で外しにくいものである。

これにより、掃除を行う場合においても集中排気蓋を取
付けたまま行われることがあり、この場合には集中排気
風が塵埃が舞い上げたり他の人に吹き当る等の支障があ
る。

この考案は上述のような欠点を解消しうる電気掃除機の
排気装置をうろことを目的とするものである。

この考案は、本体ケースの外面に分散排気孔と係止部と
を形成し、前記分散排気孔を囲撓するとともにそれらの
分散排気孔と連通して接続ホースを嵌合保持する集中排
気孔が形成された集中排気蓋を設け、この集中排気蓋に
自由状態では前記係止部と係脱自在であり前記接続ホー
スに押圧されて前記係止部に係合する係止爪を設けたも
のである。

すなわち、集中排気風を利用する場合には本体ケースの
係止部に集中排気蓋の係止爪を係合させるが、掃除のた
め集中排気蓋から接続ホースを抜いたときには係止爪が
接続ホースから解放されて係止部から外れ、したがって
、集中排気蓋が自動的に外れるように構成したものであ
る。

この考案の一実施例を図面に基いて説明する。

１は電動送風機（図示せず）を内蔵した本体ケースであ
る。

この本体ケース１の一端には吸込孔２が形成されている
とともにフィルタ（図示せず）が収納された集塵ケース
３が着脱自在に取付けられている。

そして、前記本体ケース１の外面の一部、つまり後端に
は複数の分散排気孔４が形成されている。

これらの分散排気孔４のうちの少なくとも二つば係止部
である係止孔５としての機能をも有しているものである
。

そして、これらの分散排気孔４を囲撓する集中排気蓋６
が弾性を有するプラスチックス等の材料により形成され
ている。

この集中排気蓋６は、接続ホース７を嵌合保持する集中
排気孔８とその接続ホース７に形成した段部９に係合し
て廻り止めする凹部１０とを有している。

また、この凹部１０には抜は止め孔１１が形成されてい
る。

この抜は止め孔１１に突出するラッチ１２とこのラッチ
１２を内方へ退避させるつまみ１３とは前記接続ホース
７に設けられている。

さらに、前記集中排気蓋６には、最上段及び最下段の前
記分散排気孔４に挿入される突片１４と、前記集中排気
孔８の先端部周縁から延出して前記係止孔５に挿入され
る二枚の係止爪１５とが一体的に形成されている。

これらの係止爪１５はその先端に爪部１６を有しており
、かつ自らの弾性により内方へ付勢されている。

このような構成において、集中排気蓋６の突片１４を分
散排気孔４に差し込み、係止爪１５を係止−ＪＬ５に差
し込み、集中排気孔８に接続ホース７を差し込むと、係
止爪１５は接続ホース７に押されて外側へ撓みその爪部
１６が係止孔５に係合する。

あるいは、さきに集中排気孔８に接続ホース７を差し込
んでおき、この状態で係止爪１５を係止孔５に係合して
もよい。

これにより、排気風を集中させて他の作業を行うことが
できる。

そして、掃除を行うためにつまみ１３を操作してラッチ
１２を抜は止め（Ｌｌｌから退避させ、接続ホース７を
集中排気蓋６から抜いて吸込孔２に挿入するが、このと
き、係止爪１５は接続ホース７から解放されて自らの弾
性により内方へ撓み、係止孔５から外れる。

すなわち、集中排気蓋６は自動的に外れる。

これにより、意識の有無に拘わらず掃除を行うときには
排気風を必らず分散させることができる。

なお、係止部は分散排気孔４を利用しているので他に形
成する必要がないが、係止孔５のように孔によるものの
他爪部１６と係合する肋状の係止部を本体ケース１に設
けてもよい。

また、係止部を別部材により形成して本体ケース１に固
定したり、係止爪１５を別部材により形成して集中排気
蓋６に回動自在に取付けたり弾性的に撓みうるもので゛
あＩ’Ｌは゛固定したりしてもよいもので゛ある。

この考案は上述のように構成したので、係止部に係止爪
を係合することにより本体ケースに集中排気蓋を簡単に
取付けることができ、また、掃除のため接続ホースを集
中排気蓋から抜いて吸込孔に嵌合するときに係止爪が係
止部から外れることにより、自動的に本体ケースから集
中排気蓋を外して排気風を分散排気孔で分散させた状態
で掃除を行うことができる等の効果を有するものである
。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は側面
図、第２図は集中排気を行う状態の一部を拡大した縦断
側面図、第３図は集中排気蓋の拡大斜視図である。 １・・・・・・本体ケース、４・・・・・・分散排気孔
、５・・・・・・係止孔（係止部）、６・・・・・・集
中排気蓋、７・・・・・・接続ホース、８・・・・・・
集中排気孔、１５・・・・・・係止爪。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体ケースの外面に分散排気孔と係止部とを形成し、前
   記分散排気孔を囲撓するとともにそれらの分散排気孔と
   連通して接続ホースを嵌合保持する集中排気孔が形成さ
   れた集中排気蓋を設け、この集中排気蓋に自由状態では
   前記係止部と係脱自在であり前記接続ホースに押圧され
   て前記係止部に係合する係止爪を設けたことを特徴とす
   る電気掃除機の排気装置。