JPS5814278Y2 - 端面シ−ル装置 - Google Patents
端面シ−ル装置Info
- Publication number
- JPS5814278Y2 JPS5814278Y2 JP14968077U JP14968077U JPS5814278Y2 JP S5814278 Y2 JPS5814278 Y2 JP S5814278Y2 JP 14968077 U JP14968077 U JP 14968077U JP 14968077 U JP14968077 U JP 14968077U JP S5814278 Y2 JPS5814278 Y2 JP S5814278Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- sealed
- driven ring
- pressure
- back surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は端面シール装置、特に密封摺動面を境にして両
方向に被密封液が存在する部位に用いるに適した端面シ
ール装置に関するものである。
方向に被密封液が存在する部位に用いるに適した端面シ
ール装置に関するものである。
上記の如き部位としては、例えば清水を循環させて、船
舶の船尾管軸受部を潤滑・冷却させる方式における船舶
の船尾後部側の軸受部がある。
舶の船尾管軸受部を潤滑・冷却させる方式における船舶
の船尾後部側の軸受部がある。
該部位の密封装置は潤滑水（清水）が船外へ漏洩するの
を防止すると共に、逆に船外の海水が軸受部へ侵入する
のを防止する必要がある。
を防止すると共に、逆に船外の海水が軸受部へ侵入する
のを防止する必要がある。
該部位は寸法上の制限を受けるため第３図（従来例を示
す）に示すようにゴム様弾性体からなる従動リング支持
部２の外周部を圧縮して、従動リング６と単体よりなる
シートリングＩとの間に面圧を与えて密封摺動面Ｓを構
成する端面シール１が用いられている。
す）に示すようにゴム様弾性体からなる従動リング支持
部２の外周部を圧縮して、従動リング６と単体よりなる
シートリングＩとの間に面圧を与えて密封摺動面Ｓを構
成する端面シール１が用いられている。
しかしながら、上記従来例の端面シール装置では第３図
において右側を軸受部側すなわち船内とすると、被密封
液Ａすなわち清水の循環液圧Ｐ が従動リング支持部２
の背面３に作用し、その結果従動リング６と、回転軸に
固定した支持リング１４に取付けられたシートリング７
との間の密封摺動面Ｓにおける面圧が上昇し、前記リン
グ６．７に摩耗、焼付き等の不具合が生じ、端面シール
装置の寿命を低下させる欠点を有している。
において右側を軸受部側すなわち船内とすると、被密封
液Ａすなわち清水の循環液圧Ｐ が従動リング支持部２
の背面３に作用し、その結果従動リング６と、回転軸に
固定した支持リング１４に取付けられたシートリング７
との間の密封摺動面Ｓにおける面圧が上昇し、前記リン
グ６．７に摩耗、焼付き等の不具合が生じ、端面シール
装置の寿命を低下させる欠点を有している。
さらには逆に被密封液Ｂ側すなわち海水側の液圧が高い
場合は従動リング支持部２の前面４に海水液圧Ｐ が作
用し、密封摺動面Ｓを押し開こうとするので、該摺動面
に作用している重圧が低下し、海水Ｂが軸受部側に侵入
する欠点を有している。
場合は従動リング支持部２の前面４に海水液圧Ｐ が作
用し、密封摺動面Ｓを押し開こうとするので、該摺動面
に作用している重圧が低下し、海水Ｂが軸受部側に侵入
する欠点を有している。
本考案の目的は上記従来例の欠点を排除した端面シール
装置を提供することである。
装置を提供することである。
第１図及び第２図は本考案を船尾管軸受部のシール装置
として装着した実施例を示す。
として装着した実施例を示す。
船尾後部側軸受部に取付けられたハウジング８に端面シ
ール１を固定し、該端面シール１の内周面に補助シール
装置５を装着し、該補助シール５を前記ハウジング８の
内周面に密封状態に接触させて被密封液Ａが従動リング
支持部２の背面３に侵入するのを防止している。
ール１を固定し、該端面シール１の内周面に補助シール
装置５を装着し、該補助シール５を前記ハウジング８の
内周面に密封状態に接触させて被密封液Ａが従動リング
支持部２の背面３に侵入するのを防止している。
また被密封液Ｂすなわち海水を前記従動リング２の背面
３に導く（矢印りで示す）ための溝９を図に示すように
前記ハウジング８に設けである。
３に導く（矢印りで示す）ための溝９を図に示すように
前記ハウジング８に設けである。
該溝９により導かれた海水Ｂは、前記補助シール装置５
により清水側Ａへは侵入しない。
により清水側Ａへは侵入しない。
なお、前記補助シール装置５は、第１図の実施例におい
ては本体基部１２にリップ１０を設け、該リップ１０は
その弾力性によってハウジング８の内周面に密封状態で
接触している。
ては本体基部１２にリップ１０を設け、該リップ１０は
その弾力性によってハウジング８の内周面に密封状態で
接触している。
第２図の実施例の補助シール装置５は、スリーブ状本体
１３に設げたＯリング溝に０１．）ング１１をはめ込み
、該Ｏリング１１により・・ウジング８の内周面に密封
状態で接触している。
１３に設げたＯリング溝に０１．）ング１１をはめ込み
、該Ｏリング１１により・・ウジング８の内周面に密封
状態で接触している。
上述の構成になる本考案の端面シール装置は次のような
作用効果を有する。
作用効果を有する。
補助シール装置５により被密封液Ａすなわち潤滑水が従
動リング支持部２の背面３に侵入するのを防止している
ので、該背面３に潤滑水Ａの液圧Ｐ が作用しない。
動リング支持部２の背面３に侵入するのを防止している
ので、該背面３に潤滑水Ａの液圧Ｐ が作用しない。
したがって密封摺動面Ｓにおける面圧には影響せず安定
した面圧が得られる。
した面圧が得られる。
また逆に従動リング支持部２の前面４に被密封液Ｂの海
水液圧Ｐ が作用し、密封摺動面Ｓを押し拡げようとし
ても、・・ウジング８に設げた溝９により従動リング支
持部２の背面３側に被密封液Ｂすなわち海水を４尺し液
圧をバランスさせるので、前記従動リング支持部２の弾
注力との相乗効果により、外圧による密封摺動面Ｓの開
拡作用を完全に防止でき、且つ密封摺動ｕＳの両正を前
記被密封液Ａ、Ｂの液圧より高圧に保持できるので、海
水が船内側に侵入したり、又清水が船外側に漏洩しない
効果を有するものである。
水液圧Ｐ が作用し、密封摺動面Ｓを押し拡げようとし
ても、・・ウジング８に設げた溝９により従動リング支
持部２の背面３側に被密封液Ｂすなわち海水を４尺し液
圧をバランスさせるので、前記従動リング支持部２の弾
注力との相乗効果により、外圧による密封摺動面Ｓの開
拡作用を完全に防止でき、且つ密封摺動ｕＳの両正を前
記被密封液Ａ、Ｂの液圧より高圧に保持できるので、海
水が船内側に侵入したり、又清水が船外側に漏洩しない
効果を有するものである。
なお、実施例においては船尾管軸受部に装着した例を示
したが、これに限定されるものでないことは容易に理解
できよう。
したが、これに限定されるものでないことは容易に理解
できよう。
第１図は船尾管軸受部に装着した本考案の端面シール装
置の軸方向断面図、第２図は同様に船尾管軸受部に装着
した本考案の別の実施例の軸方向断面図、第３図は従来
の端面シール装置の軸方向断面図である。 １・・・・・・端面シール、２・・・・・・従動リング
支持部、５・・・・・・補助シール、８・・・・・・ハ
ウジング、９・・・・・・溝。
置の軸方向断面図、第２図は同様に船尾管軸受部に装着
した本考案の別の実施例の軸方向断面図、第３図は従来
の端面シール装置の軸方向断面図である。 １・・・・・・端面シール、２・・・・・・従動リング
支持部、５・・・・・・補助シール、８・・・・・・ハ
ウジング、９・・・・・・溝。
Claims (1)
- ゴム様弾性体からなる従動リング支持部２を有する端面
シール１の内周面に補助シール装置５を装着し、該補助
シール５をハウジング８の内周面に密封状態で接触させ
て被密封液Ａが前記従動リング支持部２の背面３に侵入
し該背面３に前記被密封液Ａの液圧が作用するのを防止
すると共に、前記被密封液Ａとは逆側の被密封液Ｂを前
記従動リング２の背面３に導く溝９を前記・・ウジング
８に設け、前記従動リング支持部２０弾性力と該従動リ
ング支持部２の背面３に作用する前記被密封液Ｂの液圧
とにより密封摺動面Ｓの面圧を前記被密封液Ａ、Ｂの液
圧より高圧に保持したことを特徴とする端面シール装置
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14968077U JPS5814278Y2 (ja) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | 端面シ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14968077U JPS5814278Y2 (ja) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | 端面シ−ル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5474850U JPS5474850U (ja) | 1979-05-28 |
| JPS5814278Y2 true JPS5814278Y2 (ja) | 1983-03-22 |
Family
ID=29133238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14968077U Expired JPS5814278Y2 (ja) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | 端面シ−ル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5814278Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-11-08 JP JP14968077U patent/JPS5814278Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5474850U (ja) | 1979-05-28 |
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