JPS5814082Y2 - パンクシ−ル剤のカプセル - Google Patents
パンクシ−ル剤のカプセルInfo
- Publication number
- JPS5814082Y2 JPS5814082Y2 JP1978054116U JP5411678U JPS5814082Y2 JP S5814082 Y2 JPS5814082 Y2 JP S5814082Y2 JP 1978054116 U JP1978054116 U JP 1978054116U JP 5411678 U JP5411678 U JP 5411678U JP S5814082 Y2 JPS5814082 Y2 JP S5814082Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- puncture sealant
- capsule
- puncture
- tube
- tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、パンクシール剤のカプセルに関する。
従来、空気入りタイヤのパンク時における安全性に関し
て種々の提案がなされても・る。
て種々の提案がなされても・る。
その−例としては、パンクシール剤としてゴム粉末、短
繊維又は無機充填剤粒子を単独で又は混合物として一定
量タイヤ内部に封入する方法である。
繊維又は無機充填剤粒子を単独で又は混合物として一定
量タイヤ内部に封入する方法である。
かかるパンクシール材は、タイヤ走行時に遠心力により
ほぼ一方のタイヤ肩部から他方の肩部に亘る領域内にお
ち・て、全円周方向の内面上に5遍なく分布し、釘等が
タイヤに刺った場合その釘穴の方に集中、侵入すること
により釘抜は後のパンク穴を塞ぐ効果を有する。
ほぼ一方のタイヤ肩部から他方の肩部に亘る領域内にお
ち・て、全円周方向の内面上に5遍なく分布し、釘等が
タイヤに刺った場合その釘穴の方に集中、侵入すること
により釘抜は後のパンク穴を塞ぐ効果を有する。
ところで、パンクシール剤をタイヤ内部に封入する方法
として■加硫チューブのパルプロより封入する方法、■
加硫チューブに穴をあけ、この穴より封入してパンク修
理用パンチで穴を修理する方法等がある。
として■加硫チューブのパルプロより封入する方法、■
加硫チューブに穴をあけ、この穴より封入してパンク修
理用パンチで穴を修理する方法等がある。
上MiOの方法では、パンクシール剤のうち粒子径の犬
きL・ものは使用できず、またしばしばパルプロをパン
クシール剤が塞いでしまL・、スムーズに封入ができる
。
きL・ものは使用できず、またしばしばパルプロをパン
クシール剤が塞いでしまL・、スムーズに封入ができる
。
他方■の方法ではパルプロより大きL・穴を任意に設け
ることは可能であるが、穴が大きすぎるとパンチ修理が
不可能となり、かつ封入修理に時間がかかる等の問題が
ある。
ることは可能であるが、穴が大きすぎるとパンチ修理が
不可能となり、かつ封入修理に時間がかかる等の問題が
ある。
さらに、上記の、■の(・ずれの方法も、粉末状又は液
状のパンクシール剤を直接加硫チューブ内に封入するの
で、パンクシール剤の計量や封入作業が煩わしL・。
状のパンクシール剤を直接加硫チューブ内に封入するの
で、パンクシール剤の計量や封入作業が煩わしL・。
本考案は、基本的にはかかる問題点を解消することを目
的とするもので、パンクシール剤を特殊なカプセルに予
じめ充填してパンクシール剤の取扱〜・を容易にしえ該
カプセルは、定寸切断したチューブの開口から挿入して
チューブの両開口をスプライニングし、そのままタイヤ
チューブを加硫成型した後、タイヤ内に装着する前に人
為的に外圧を加えてカプセルを破壊して、カプセル内の
パンクシール剤をタイヤチューブ内部に均一に分散させ
ることが可能となるようにしたものである。
的とするもので、パンクシール剤を特殊なカプセルに予
じめ充填してパンクシール剤の取扱〜・を容易にしえ該
カプセルは、定寸切断したチューブの開口から挿入して
チューブの両開口をスプライニングし、そのままタイヤ
チューブを加硫成型した後、タイヤ内に装着する前に人
為的に外圧を加えてカプセルを破壊して、カプセル内の
パンクシール剤をタイヤチューブ内部に均一に分散させ
ることが可能となるようにしたものである。
第2図に示すように、本考案に係るカプセル3は140
℃〜180℃の加硫温度に耐えられる耐熱性のもので、
タイヤチューブ1の加硫後、タイヤ内に装着する前に人
為的に外圧を加えると容易に破壊されうるものである。
℃〜180℃の加硫温度に耐えられる耐熱性のもので、
タイヤチューブ1の加硫後、タイヤ内に装着する前に人
為的に外圧を加えると容易に破壊されうるものである。
かかる条件を満足するものとして、ポリエステル、ポリ
ブタヂエンゴムのフィルム等の合成高分子材料、紙等の
天然高分子材料を用(・ることができる。
ブタヂエンゴムのフィルム等の合成高分子材料、紙等の
天然高分子材料を用(・ることができる。
この高分子材料の厚さは0.5 rrvn以下、好まし
くは0.1耽以下である。
くは0.1耽以下である。
パンクシール剤4を充填するカプセル3の形状は特に制
限はな(・が、好ましくは中空円柱状でかつ端部が丸味
を有して℃・る。
限はな(・が、好ましくは中空円柱状でかつ端部が丸味
を有して℃・る。
端部が角ばってL・る場合、タイヤチューブ1内に挿入
したとき、該端部でタイヤチューブ1内面が傷つけられ
るからである。
したとき、該端部でタイヤチューブ1内面が傷つけられ
るからである。
また、カプセル3の径は小さく・程よL・。
径が大きい場合、未加硫のチューブゴムはカプセル3を
チューブ内部に挿入することにより、その部分のみが変
形し加硫後のゴムの厚さに不均一が生ずる。
チューブ内部に挿入することにより、その部分のみが変
形し加硫後のゴムの厚さに不均一が生ずる。
したがってカプセル3は径を小さく且長くすることが望
ましt・。
ましt・。
なお、カプセル3は、有底筒状の本体にパンクシール剤
4を充填した後に蓋をするとか、一対の有底筒状の本体
にパンクシール剤4を充填した後に両本体を嵌め合す等
、従来周知の方法で製作することができる。
4を充填した後に蓋をするとか、一対の有底筒状の本体
にパンクシール剤4を充填した後に両本体を嵌め合す等
、従来周知の方法で製作することができる。
本考案に用(・られるパンクシール剤4は、高分子材料
の後記の実施例の表1に示すように大小異なる大きさの
微粒子(例えば1μ〜2wnの粒子径)を単独で又はこ
の高分子材料の微粒子と微小短繊維(例えば50μ〜3
rIrInの長さ)又は/及び無機質充填剤(例えば5
00μの粒子径)等の混合物でなる粉状体である。
の後記の実施例の表1に示すように大小異なる大きさの
微粒子(例えば1μ〜2wnの粒子径)を単独で又はこ
の高分子材料の微粒子と微小短繊維(例えば50μ〜3
rIrInの長さ)又は/及び無機質充填剤(例えば5
00μの粒子径)等の混合物でなる粉状体である。
ここで高分子材料の微粒子は、適当な弾性を有するゴム
又は合成樹脂を公知の粉体製造方法で微粉砕して製造さ
れるが、古タイヤやウレタンフオームのようなゴム製品
やプラスチンクス製品の廃棄物の微粉砕物が活用されう
る。
又は合成樹脂を公知の粉体製造方法で微粉砕して製造さ
れるが、古タイヤやウレタンフオームのようなゴム製品
やプラスチンクス製品の廃棄物の微粉砕物が活用されう
る。
微小短繊維は、綿、ナイロン、レーヨンのような天然も
しくは合成繊維、ガラス繊維、金属繊維等で1なL・し
10デニールのものを裁断したものである。
しくは合成繊維、ガラス繊維、金属繊維等で1なL・し
10デニールのものを裁断したものである。
無機充填剤とは、アスベスト粉、グラファイト、マイカ
、カーボンブランク、炭酸カルシウム、シリカ、亜鉛華
等をL・う。
、カーボンブランク、炭酸カルシウム、シリカ、亜鉛華
等をL・う。
次に、本考案に係るパンクシール剤4を充填したカプセ
ル3をチューブ内部に挿入するには、従来のチューブ製
造工程中に、カプセル挿入工程を付加する必要があるが
、そのフローチャートを第1図に示す。
ル3をチューブ内部に挿入するには、従来のチューブ製
造工程中に、カプセル挿入工程を付加する必要があるが
、そのフローチャートを第1図に示す。
本図から明らかな如く、生ゴムの素練りと配合からタイ
ヤチューブ1の加硫工程は従来のチューブ製造工程と同
様であるが、本考案ではパンクシール剤4を充填したカ
プセル3ば、成型工程にお℃゛てパルプ2の貼付後にチ
ューブのL・ずれかの開口から、チューブ内に、独立遊
離状態で直接挿入し、つL・でチューブの両開口をスプ
ライシングしてカプセル入りのタイヤチューブ1を成形
する。
ヤチューブ1の加硫工程は従来のチューブ製造工程と同
様であるが、本考案ではパンクシール剤4を充填したカ
プセル3ば、成型工程にお℃゛てパルプ2の貼付後にチ
ューブのL・ずれかの開口から、チューブ内に、独立遊
離状態で直接挿入し、つL・でチューブの両開口をスプ
ライシングしてカプセル入りのタイヤチューブ1を成形
する。
そして、カプセル入りのタイヤチューブ1をそのまま加
硫成型する。
硫成型する。
以後同様の工程で実施されるが、該タイヤチューブ1は
、タイヤ内に装着する前に人為的に外圧を加えてカプセ
ル3を破壊して、該カプセル3内のパンクシール剤4を
チューブ内部に均一に分散させる。
、タイヤ内に装着する前に人為的に外圧を加えてカプセ
ル3を破壊して、該カプセル3内のパンクシール剤4を
チューブ内部に均一に分散させる。
このようにして製造されたタイヤチューブ1ば、従来の
製造方法によるものと同様に品質上の問題点もなく、か
つ十分なパンクシール効果が認められた。
製造方法によるものと同様に品質上の問題点もなく、か
つ十分なパンクシール効果が認められた。
また、後記衣1に示すように、異なる大きさの微粒子の
粉体をパンクシール剤4として用(・るので、パンク穴
の大小に拘らず、パンク初期に迅速確実にパンク穴をシ
ールして、パンクラ実質的に防止し安全走行の継続を可
能にすると(・う極めて優れた実用的効果を奏する。
粉体をパンクシール剤4として用(・るので、パンク穴
の大小に拘らず、パンク初期に迅速確実にパンク穴をシ
ールして、パンクラ実質的に防止し安全走行の継続を可
能にすると(・う極めて優れた実用的効果を奏する。
以下、実施例につL・て説明する。
実施例 1
本考案の効果確認の為、表1に示す条件によりパンクシ
ール剤4を充填したカプセル3を挿入したタイヤチュー
ブ1を製造した。
ール剤4を充填したカプセル3を挿入したタイヤチュー
ブ1を製造した。
本考案に係るパンクシール剤入りのカプセル3を挿入す
る工程を加えても、その後のタイヤチューブ1の成型、
加硫工程に何ら支障はなく、しかもパンクシール剤入り
のカプセル3は、タイヤチューブ1の加硫工程後でも破
壊されておらず又パンクシール剤4の変質も認められな
かった。
る工程を加えても、その後のタイヤチューブ1の成型、
加硫工程に何ら支障はなく、しかもパンクシール剤入り
のカプセル3は、タイヤチューブ1の加硫工程後でも破
壊されておらず又パンクシール剤4の変質も認められな
かった。
タイヤチューブ1の加硫後、タイヤチューブ1外部から
手でカプセル3をもみほぐす等して外圧を加えると、容
易にカプセル3は破壊され、パンクシール剤4は均一に
タイヤチューブ1内に分散した。
手でカプセル3をもみほぐす等して外圧を加えると、容
易にカプセル3は破壊され、パンクシール剤4は均一に
タイヤチューブ1内に分散した。
以上のように、本考案は、パンクシール剤を予じめ充填
した特殊なカプセルであるから、パンクシール剤の取扱
いが容易で、直接チューブ内に封入する従来方法に比べ
て、計量作業や封入作業に煩られされることがなくなる
。
した特殊なカプセルであるから、パンクシール剤の取扱
いが容易で、直接チューブ内に封入する従来方法に比べ
て、計量作業や封入作業に煩られされることがなくなる
。
また、カプセルを封入したタイヤチューブをそのまま加
硫成型した後、人為的に外圧を加えたときにカプセルが
破壊され、カプセル内のパンクシール剤がタイヤチュー
ブ内部に均一に分散されるノテ、加硫時にタイヤチュー
ブにパンクシール剤が固着するおそれもなん・。
硫成型した後、人為的に外圧を加えたときにカプセルが
破壊され、カプセル内のパンクシール剤がタイヤチュー
ブ内部に均一に分散されるノテ、加硫時にタイヤチュー
ブにパンクシール剤が固着するおそれもなん・。
第1図は本考案に係るタイヤチューブを製造するフロー
チャート、第2図は本考案に係るパンクシール剤入りカ
プセルが挿入されたタイヤチューブの一部断面斜視図で
ある。 1・・・・・・タイヤチューブ、2・・・・・・バルブ
、3・・・・・・パンクシール剤入りカプセル、4・・
・・・・パンクシール剤。
チャート、第2図は本考案に係るパンクシール剤入りカ
プセルが挿入されたタイヤチューブの一部断面斜視図で
ある。 1・・・・・・タイヤチューブ、2・・・・・・バルブ
、3・・・・・・パンクシール剤入りカプセル、4・・
・・・・パンクシール剤。
Claims (1)
- 人為的な外圧により破壊可能で、加硫温度に耐えられる
耐熱性を有する高分子材料で中空状に成形され、内部に
、異なる大きさの微粒子のゴム粉末を主体とするパンク
シール剤を充填して成ることを特徴とするパンクシール
剤のカプセル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978054116U JPS5814082Y2 (ja) | 1978-04-21 | 1978-04-21 | パンクシ−ル剤のカプセル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978054116U JPS5814082Y2 (ja) | 1978-04-21 | 1978-04-21 | パンクシ−ル剤のカプセル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54156303U JPS54156303U (ja) | 1979-10-31 |
JPS5814082Y2 true JPS5814082Y2 (ja) | 1983-03-19 |
Family
ID=28948200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978054116U Expired JPS5814082Y2 (ja) | 1978-04-21 | 1978-04-21 | パンクシ−ル剤のカプセル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814082Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51120503A (en) * | 1975-03-31 | 1976-10-21 | Goodyear Tire & Rubber | Fluid distributor for tire wheet structure |
-
1978
- 1978-04-21 JP JP1978054116U patent/JPS5814082Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51120503A (en) * | 1975-03-31 | 1976-10-21 | Goodyear Tire & Rubber | Fluid distributor for tire wheet structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54156303U (ja) | 1979-10-31 |
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