JPS5814029Y2 - 鋳型 - Google Patents

鋳型

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Publication number
JPS5814029Y2
JPS5814029Y2 JP8052980U JP8052980U JPS5814029Y2 JP S5814029 Y2 JPS5814029 Y2 JP S5814029Y2 JP 8052980 U JP8052980 U JP 8052980U JP 8052980 U JP8052980 U JP 8052980U JP S5814029 Y2 JPS5814029 Y2 JP S5814029Y2
Authority
JP
Japan
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mold
shape
amplitude ratio
diameter
flute
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Expired
Application number
JP8052980U
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JPS573450U (ja
Inventor
吉夫 松本
忠志 平賀
Original Assignee
住友金属工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鋳型に係わり、特に造塊時の凝固過程で生ずる
鋼塊の内部熱応力を緩和してその外表面への亀裂発生が
防止できうるべき内周面形状を備えた鍛圧エルハルト管
素材用の鋳型に関するものである。
通常鋳型による鋼塊の造塊時には、その凝固過程におい
て凝固収縮や引は巣が生じ更に凝固後も冷却によってそ
の体積はさらに収縮する。
このことから形状、肉厚の変化で各部の冷却速度が異な
るため体積にも差が生じ、これが原因で内部熱応力が発
生して場合によっては亀裂となるものであり、特に外形
が丸形の場合は、中心部の冷却に対して外周面の冷却速
度が早過ぎることにより亀裂が発生しやすい。
特に鋼塊を鍛圧して直接円筒形素管を作り出すというエ
ルハルト法にあっては成品歩留りの観点から使用する鋼
塊はその横断面外形形状が丸形あるいは丸に近い形状の
方が最適であるにもががわらず上記問題点から丸形鋼塊
を造塊した際、その凝固過程で外周に亀裂を発生せし゛
める結果となっている。
しかもこの方法は主としてMn、 Cr、 Mo等の割
れ感受性の高い成分を多く含有する合金鋼を用いて大径
管製作を施すことからその造塊に際してのしかるべき対
策を講じなければならない。
本考案は上述に鑑み、これを解決せんと種々研究を行な
った結果得られたもので、特にエルハルト法に供される
たとえばMn、 Cr、 Mo等を多く含有する合金鋼
の鋼塊を造塊するに際し、その使用に供する丸形または
丸形状に対して鋳型の横断面形状の充填率が75%以上
で形成された該鋳型横断面の全内周に、20〜32のピ
ッチ数でしかもその最大内径(鋳型内周面における谷部
径)と最小内径(鋳型内周面における山部径)との関係
より導き出される振幅比をもってフリュート形状を成形
することで、その凝固過程における溶鋼外表面の接触面
積を許すかぎり大きくして早い時間での厚い凝固シェル
層を生成せしめ、内部熱応力の引張り、ねじり等を緩和
させて亀裂発生を防止することを特徴とするものである
以下、添付図面に基づき詳細に説明すれば、まず第1図
において、1は鋳型、2は該鋳型1の内部にその横断面
形状が丸形または丸形状に対して横断面形状の充填率が
75%以上で形成された内周面である。
なお便宜上、実施例にあっては内周面2は丸形状を開示
するもので、以後丸形状についてのみの説明とし、丸形
状に対して鋳型の横断面形状の充填率が75%以上で形
成された内周面を有する鋳型においてはその説明を省略
する。
そして本考案にあってはこの内周面2に20〜32のピ
ッチ数でしかも下記関係式を満足すべき振幅比を有する
フリュート形状3を成形してなるものである。
ただし P:振幅比 L:鋳型内周面における谷部径 ! ”、 I I 山部径ここにおいて
上記フリュートのピッチ数を24〜32に限定したのは
鋳型内周面における谷部径りおよび山部径lとの関係か
らピッチ数が20以下になるとフリュート形状3が粗く
なって造塊時の凝固過程における溶鋼の接触面積が少な
くなり、その結果、鋼塊外表面への早い時間での凝固シ
ェル層の生成に効果が無く、内部熱応力が起因する亀裂
発生の防止に期待がもてない。
さらにピッチ数が32以上になるとフリュート形状3が
密となって接触面積が多くなる反面、鋳型自体の溶損を
招き、その寿命の低下をきたすためである。
またフリュートの振幅比においても上述と同様のことが
言え、したがって上記関係式を満足すべくその振幅比を
2.2〜3.2%の範囲内に限定したものであり、次に
その実験結果に基づきそれを実証する。
ます鋼種としては、低炭素Cr−Mo鋼および高炭素鋼
の割れ感受性の強いもので、鋳込温度1570〜161
0℃、鋳込速度50〜200 mm/minとなし、か
つ下記表に示す条件のもとて上記関係式より得られた異
なる振幅比の7リユート形状を有する鋳型を用いて鋼塊
を造塊した。
その結果は第2図に示す。
この第2図のグラフ図より、鋳型の内周面に成形される
フリュートの振幅比を上げることで鋼塊外表面に対する
亀裂発生の減少が計られ、しかも振幅比が約2.2%以
上になると完全に鋼塊外表面への内部熱応力に対する亀
裂発生が皆無であることを確認し、さらに振幅比が約3
.1%以上になると反対に鋳型自体の溶損を招いてその
寿命の低下をきたす結果になることを見出し、このこと
がらフリュートの振幅比を2.2〜3.2%範囲内に収
まるよう上記関係式をもって成形するのが望ましい このように本考案は特にエルハルト法に供される特殊鋼
の鋼塊を造塊するに際し、その使用に供する丸形または
丸形状に対して鋳型の横断面形状の充填率が75%以上
で形成された該鋳型横断面の全内周に、20〜32のピ
ッチ数でしかも鋳型内周面における谷部径と山部径との
関係より導びき出される2、2〜3.2%範囲内の振幅
比が満足すべきフリュート形状を成形してなるものであ
り、したがって鋼塊の外表面に、内部熱応力の引張り、
ねじり等を緩和しうる凝固シェル層が早い時間で生成し
えて亀裂発生を防止することができ、また鋳型自体の溶
損防止も兼ね備えているという優れた効果を有する鋳型
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の鋳型の一実施例を示すものであり、第1
図はその内周面にフリュート形状の成形状態を示す横断
面図、第2図は同様にフリュートの振幅比に対する造塊
される鋼塊および鋳型自体への影響状態を示すグラフ図
である。 1は鋳型、2は内周面、3はフリュート形状、Pは振幅
比、Lは鋳型内周面における谷部径、lは鋳型内周面に
おける山部径。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1型または丸形状に対して鋳型の横断面形状の充填率が
    75%以上で形成された該鋳型横断面の全内周に、20
    〜32のピッチ数でしがも下記関係式により導き出され
    る振幅比2.2〜3.2%をもってフリュート形状を形
    成してなる鋳型。 ただし P:振幅比 L:鋳型内周面ICJi?ける谷S径 t: l II 山部径
JP8052980U 1980-06-09 1980-06-09 鋳型 Expired JPS5814029Y2 (ja)

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JP8052980U JPS5814029Y2 (ja) 1980-06-09 1980-06-09 鋳型

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JPS573450U JPS573450U (ja) 1982-01-08
JPS5814029Y2 true JPS5814029Y2 (ja) 1983-03-18

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