JPS5813900A

JPS5813900A - 防網用アンカ−装置

Info

Publication number: JPS5813900A
Application number: JP11048781A
Authority: JP
Inventors: 橋本　文二男
Original assignee: Sanki Engineering Co Ltd; Sanki Industrial Co Ltd
Current assignee: Sanki Engineering Co Ltd; Sanki Industrial Co Ltd
Priority date: 1981-07-15
Filing date: 1981-07-15
Publication date: 1983-01-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、隣組用アンカー装置に係り、特に、該アン
カー装置の打ち込み後の抜は出しを確実に防止すること
ができる隣組用アンカー装置に関する。

一般に、隣組（又は防災ネットともいう。）は、崖崩れ
や落石等が発生し易い崖や斜面等の表面に展張固定さ糺
て、岩石や土砂等が道路上゛や家屋等に落下して破損し
たりするのを防止する防災用用具として広く用いられて
いる。

このよう゛な隣組は、一般に、上記崖−や斜面等に打ち
込まれた多数のアンカーに係止されて展張固定される。

このアンカーは、従来、第１図に示すよう、に棒状に形
成された胴部１と、この胴部１の一端部に撲状に形成さ
ｉ・た先端部２と、上記胴部１の他端部周面に突設され
たフック部３と、から構成され、とのフック部３に隣組
（図示せず）を係止固定するように構成されていた。

しかしながら、かかる従来の隣組用アンカーの構成にあ
っては、その胴部ｌが平滑に、かつ棒状に形成されてい
るため、打ち込み作業が容易であるという利点を有する
反面、打ち込み後における抜は出しがし易く、特に、地
震や経時の車両走行による震動により、当該アンカーの
抜は出しが助長され易く、防災用用具を固定する部材と
しては安全性に欠けるという問題を有していた。

かかる問題を解決する手段としては、防縮用アンカーの
胴部に多数の係止用突起を形成して、打ち込み後におけ
る上記抜は出しを防止するということも考えられるが、
しかし、当該抜は出しを確実とするためには上記係止用
突起を大型化せざるを得す、これでは打ち込み作業に大
変な労力を必要とすると共に高価となるため、採用する
ことができないという問題を有していた。

この発明は、かかる従来の諸問題を解決すべ〈発明され
たものであって、打ち込み作業の労力を多く必要とせず
、しかも打ち込み後には、容易にはアンカーが抜は出す
虞れがない防縮用アンカー装置を提供することを目的と
するものである。

以下、図面に基づき、この発明の一実施例を詳細に説明
する。

第２図乃至第６図に示すように、この実施例に係る防縮
用アンカー装置は、アンカーシャフト災１０と、このア
ンカーシャフト１０の胴部１１に嵌挿される中空状の長
尺コーン２０及び短尺コーン３０とから構成されている
。

アンカーシャフト１０は、上述したように棒状に形成さ
れた胴部１１と、この胴部１１の一端に該胴部１１径よ
り大径となるよう先端部方向へ徐々に膨出形成された円
錐台状の拡開部１２と、この拡開部１２より連設された
楔状の先端部１３と、上記胴部１１の他端部周面に溶接
等の手段で固定され、隣組（図示せず）を係止固定する
フック部１４とから構成されている。

他方、上記長尺コーン２０と短尺コーン３０の夫々は、
半硬質若しくは折曲可能な硬質合成樹脂材又は硬質ゴム
材で形成され、その一端部には数条（図示の実施例では
４条）のすり割り溝２１゜３１が穿設されて複数本（図
示の実施例では４本）Ｑ係止片２２　、３２が形成され
ている。そして、この係止片２２　、３２の先端部内周
には、夫々、アンカーシャフト１０の拡開部１２等への
導入が容易となるよう傾斜面ｎ、３３が形成されている
。また短尺コーン（９）の他端部外周には傾斜面あが形
成されている。

次に、上記実施例に係る防縮用アンカー装置の組み立て
を第７図にもとづき説明すると、先ず、アンカーシャフ
ト１０のフック部１４が胴部１１に溶接固定しない状態
で、長尺及び短尺コーン２０　、３０を、アンカーシャ
ツ）　１０．の打ち込み端部ａ側より短尺コーン加、長
尺コーン２０の順に嵌挿し、長尺及び短尺コーン２０　
、３０の傾斜面２２゜３２が拡開部１２方向へと向くよ
うにセントする。

そして次に、フック部品をアンカーシャフト１０の胴部
１１に溶接固定してフック部１４を形成する。

しかして、長尺及び短尺コーン２０　、３０はアンカー
シャフト１０のフック部１４と拡開部１２との間に摺動
可能に保持される。

このように構成された防縮用アンカー装置を実施する場
合には、図示外の隣組を展張固定しようとする崖や斜面
の地盤に所定間隔毎に打設する。

次にアンカーシャフト１０の打ち込み端部ａ　側より打
込治具旬を嵌挿する。

この打込治具面は、第８図と第９図に示すように、長尺
及び短尺コーン２０　、３０と同様中空状かつ同一径に
形成され、この中空状本体４１の一端は閉塞されて打刻
部４２が形成されている。また、中空部周面４３には一
条のすり割り溝材が穿設されており、このすり割り溝４
４は、打込治具栃をアンカーシャフト１０に嵌挿された
際、フック部１４と打込治具４０とが衝合せず、該打込
治具４０のアンカーシャフト１０軸方向への移動を規制
しないよう作用する。

このように構成された打込治具４０をアンカーシャフト
１０に嵌挿し、この後打込治具４０を軸方向−・打設す
ると、この打込治具４０の軸方向への移動により、長尺
コーン２０と短尺コーン３０は押圧されて長尺コーン２
０と短尺コーン３０の係止片２２　、３３は、拡開部１
２と短尺コーン３０の傾斜面３４とにより徐々に外方へ
拡開して地盤に強固に係合する。この後、上記フック部
１４に図示外の隣組を係止して展張固定する。

この発明は上述のような構成を有するので２、打ち込み
作業時にはコーンが拡開していないので打ち込み作業労
力が多く必要とせずに容易に行え、かつ、打ち込み後は
地盤内に係止片が拡開して係合し、しかも、このコーン
はフック部と係合するのでアンカーシャフトのみが抜は
出る虞れもないので、その抜は出しを確実に防止できる
という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の隣組用アンカーの“平面図、第２図はこ
の発明の一実施例に係る隣組用アンカー装置のアンカー
シャフトの平面図、第３図は長尺コーンの断面図、第４
図は同側面図、第５図は短尺コーンの断面図、第６図は
同側面図、第７図は隣組用アンカー装置の全体構成を示
す半裁断面図、第８図は打込治具の一部切欠断面図、第
９図は同側面図、第１０図は隣組用アンカー装置の使用
状態を示す説明図である。１０・・・アンカーシャフト、１１・・・胴部、１２・
・・拡開部、１３・・・先端部、１４・・・フック部、
２０　、３０・・・コーン、２１．３１・・・すり割り
溝、２２，３２山係止片。特許出願人　産機興業株式会社手続補正書（自発）昭和５６年　８月３１′日特許庁長官　島１）春樹　殿１、事件の表示昭和５６年　特許願　　　、第　　１１０４８’７号。２　発明の名称隣組用アンカー装置３　補正にする者事件との関係　　　　特　　許　出願人任　　所氏　名　　産機興業株式会社４、代理人住　　所　　　東京都港区虎ノ門１丁目７番９号　藤森
ビル電話０３　（５０８）　０２３８番７、補正の対象　　明細書８、補正の内容　　別紙の通り別　　　紙１明細書第４頁第１３行目「々Ｃま、」の次Ｇこ「鋼材
あるいは」−を挿入する。２、明細書第５頁第１５行目「・・・４こ保持させる。」の次に下記事項を挿入する。下　　　　　　　　記なお、本実施例においては長尺コーンと短尺コニンの２
個のコーンを用し・た場合を示した力（、さらにコー、
ンの数を増加してもよＩ、ｚ。

Claims

【特許請求の範囲】

一端部周面に隣組を係止するフック部を有し、他端部に
は、その胴部より大径の拡開部を膨出形成し、かつ該拡
開部より連設された横状の先端部とからなるアンカーシ
ャフトと、このアンカーシャフトの上記胴部に嵌挿され
た中空状のコーンとからなり、上記コヘンの一端部には
数条のすり割り溝が穿設されて複数本の係止片が分割形
成されていることを特徴とする隣組用アンカー装置。