JPS58134137A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPS58134137A
JPS58134137A JP1439382A JP1439382A JPS58134137A JP S58134137 A JPS58134137 A JP S58134137A JP 1439382 A JP1439382 A JP 1439382A JP 1439382 A JP1439382 A JP 1439382A JP S58134137 A JPS58134137 A JP S58134137A
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JP
Japan
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weight
thermoplastic resin
parts
resin
calcium oxide
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JP1439382A
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Inventor
Tsuyoshi Takahashi
強 高橋
Takeshi Nagaoka
長岡 武
Kenji Takemura
竹村 憲二
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 口〕 発明の目的 本発明は熱可塑性樹脂組成物に関する。さらにくわしく
は、(A)オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂および塩
化ビニル系樹脂からなる群からえらばれた少なくとも一
種の熱可塑性樹脂、(B) 250℃以下の温度におい
て水分を発生する有機物質ならびに(C)酸化カルシウ
ムからな、る熱可塑性樹脂組成物に関するものであり、
美麗な表面を有する成形物を得る組成物を提供すること
を目的とすることである。
叩 発明の背景 オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂および塩化ビニル系
樹脂に木粉、天然有機繊維、パルプの如き有機物質を配
合して得られる熱可塑性樹脂組成物は広く知られている
。これらの組成物はこれらの°熱可塑性樹脂に該有機物
質を混合して増量することにより、組成物のコストを下
げることができるばかりでなく、該熱可塑性樹脂の物理
的特性(たとえば剛性)を改良することを目的としてい
るのである。しかしながら、一般に市販されているこれ
らの有機物質は可成り1の量の水分を含有するために加
熱混練りを行なうさいに水の気化飛散が発生し、その結
果溶融物に気泡が発生することによって安定して造粒が
できないばかりか、成形物の外観がそこなわれ、かつ物
理的特性の低下をきたすために良好な成形物を得ること
ができない。
このことは、熱可塑性樹脂とこれらの有機物質をトライ
ブレンドし、得られる混合物を加熱O成形する場合にお
いて特に顕著であり、成形物の表面には、シルバースト
リーク現象が現われ、また内部には水分の気化飛散によ
る気泡を発生するのみならず、物理的特性の低下が著し
い。さらに、これらの有機物質をあらかじめ一般に行な
われている乾燥、粉砕などの工程を行なったものでも、
可成りの量の水分を含有している。 たとえ、これらの
工程を経た有機物質奪使用したとしても、前記と同様に
気泡が発生するために溶融混練りのときに水の気化発散
を生じるのみならず、成形物の外観がそこなわれ、かつ
物理的特性が低下する。
以上のことから、この気泡(発泡)現象を防止するため
←、たとえば該有機物質を予備乾燥することが行なわれ
ている。しかし、これらの有機物質は、嵩比重が小さズ
、かつ熱伝導性も悪い。したがって、この予備乾燥には
多大な装置を必要とするばかりでなく、可成りのエネル
ギーが必要である。かりに、こあ予備乾燥を行なったと
しても、完全に水分を除去する状態にま、でに乾燥する
ことは不可能に近い。さらに、この残存水分の除去のた
めに混練り造粒を行なうさいに特殊な溶融混練り押出機
によるベント成用や、ストランドカッティングが困難な
ためにホットカッティングの装置を必要としたり、ある
いはシート状に取り出した後にシートカッティングによ
る角ペレット造粒を行なったりしている。このように造
粒された場合へ でも、成形加工竺には再乾燥あるいはベント付成形機を
使用するなどの組成物中に残存する水分を除去する操作
お′:よ、び工程が必要である。したがって、技術的に
煩雑□であるのみならず、経済性および生産性の点から
も工業的に実施するさいに問題がある。
l 発明の構成 以上の点から、本発明者らは、気泡(発泡)現象が防止
された組成物を得ることについて種々探索した結果 (A)  オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂および塩
化ビニル系樹脂からなる群からえらばれた少なくとも一
種の熱可塑性樹脂、 (B)、250℃以下の温度において水分を発生する有
機物質 ならびに (C)  酸化カルシウム からなる組成物であり、該熱可塑性樹脂と有機物質との
合計量に占める有機物質−の組成割合は10〜70重量
%であり、熱可塑性樹脂と有機物質との合計量100重
量部に対する酸化カルシウムの組成割合はo、i〜20
重量部である熱可塑性樹脂組成物が、 気泡(発泡)現象が防止された組成物であることを見出
し、本発明に到達した。
既 発明の効果 本発明によって得られる組成物は気泡(発泡)現象が防
止された組成物であるため、に下記のごとき効果(特徴
)を発揮する。
(1)  これらの“有機物質の予備乾燥されたものに
限らず、未処理のものについても混練り造粒を行なうさ
いに、発泡が生じ不ことがないために通常のストランド
カッ−ティングが可能になるなど安定して生産すること
ができる。
(2)加熱成形を行な・うさいにも気泡が発生せず、美
麗な表面を有する成形物が得られる。
(3)  これらめ有機物質の予備乾燥をすることが不
必要であるため、前記のごとき装置を必要とせず、省エ
ネルギー、コストダウンして組成物および成形物を製造
することが可能である。
本発明によって得られる組成物は物理的特性を低下させ
ることなく、上記のごときすぐれた効果を発揮すること
ができるために多方面にわたって使用することができる
。その代表例として、家庭電気部品関係、自動車部品関
係などの工業用部材関係があげられる。
M 発明の詳細な説明 (A)  オレフィン系樹脂 本発明において熱可塑性樹脂として使われるオレフィン
系樹脂としては、エチレンの単独重合体またはプロピレ
ンの単独重合体、エチレンとプロピレンとの共重合体、
エチレンおよび/またはプロピレンと炭素数が多くとも
12個の他のα−オレフィンとの共重合体(α−オレフ
ィンの共重合割合は多くとも20重量%)ならびにエチ
レンと酢酸ビ÷ル、アクリル酸エステルおよびメタアク
リル酸エステルのごときビニル化合物との共重合体(ビ
ニル化合物の共重合割合は多くとも50モル係、好まし
くは多くとも40モル係)があげられる。これらのポリ
オレフィンの分子量は、一般には、2〜100万であり
1.2〜50万のものが□好ましく、特に5〜30万の
オレフィン系樹脂が好適である。また、低密度1お電よ
び高密度のエチレン単独重合体、プロピレン単独重合体
、エチレンとプロピレンとの共重合体ならびにエチレン
またはプロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体が
望ましい。
これらのオレフィン系樹脂は遷移金属化合物と有機アル
ミニウム化合物とから得られる触媒系(いわゆるチーグ
ラー触媒)、担体(たとえば、シリカ)にクローム含有
化合物(たとえば、酸化クローム)などを担持させるこ
と−によって得られる触媒系(いわゆるフィリップス触
媒)またはラジカル開始剤(たとえば、有機過酸化物)
を用いてオレフィンを単独重合または共重合することに
よって得られる。
さらに、本発明においては、これらのオレフィン系樹脂
に少なくとも一個の二重結合を有する化合物(たとえば
、不飽和カルボン酸、−塩基力ルボン酸、ビニルシラン
化合物)をグラフト重合することによって得られる変性
ポリオレフィンも含まれる。     ・、 これらのオレフィン系樹脂および変性ポリオレフィンに
ついては、それらの製造方法はよく知られているもので
ある。
(B)  スチレン系樹脂 また、本発明において使われるスチレン系樹脂はスチレ
ン単独重合体(一般には、分子量は50000ないし3
00000)、スチレンを少なくとも10重量%含有す
る他の二重結合を有する有機化合物との共重合体および
ブタジェンを主成分とするゴム状物0.5〜20重量部
に99.5〜80重量部のスチレン単独またはスチレン
と二重結合を有する有機化合物とをグラフト重合するこ
とによって得“ら゛れるグラフト重合体があげられる。
一般に、これらの単独重合体、共重合体およびグラフト
重合体はラジカル開始剤を用いて塊状重合、溶液重合、
乳イe重合もしくは懸濁重合またはこれらを共重合する
ことによって製造されている。
前記二重結合を有する有機化合物の代表例としては、エ
チレン、酢酸ビニル、無水マレイン酸、アクリロニトリ
ルおよびメチルメタクリ゛レートがあげられる。これら
のスチレン系重合体の製造方法は広く知られそおり、多
方面にわたって利用されているものである。
(C)  塩化ビニル系樹脂 さらに、本発明において用いられる塩化ビニル系樹′脂
は塩化ビニル単独重合体および塩化ビニルと多くとも5
0重量%(好ましくは45重量係以下)の塩化ビニルと
共重合し得る二重結合を少くとも一個を有する化合物と
の共重合体であるこの塩化ビニル系樹脂の重合度は連室
4oo〜4500であり、特に400〜1590が好ま
しい。この二重結合を少なくとも1個を有する。化合物
の代表例としては、塩化ビニリデン、エチレン、プロピ
レン、酢酸ビニル、アクリル酸およびメタクリル酸なら
びにそれらのエステル、マレイン酸およびそれらのエス
テルならびにアクリロニトリルがあげられる。これらの
塩化ビニル系樹脂は塩化ビニル単独または塩化ビニルと
前記ビニル化合物とをフリーラジカル触媒の存在下で単
独重合または共重合することによって得られるものであ
り、その製造方法は広く知られており多方面にわたって
利用されているものである。
(DJ有機物質 本発明において用いられる有機物質は250℃以下の温
度において水分を発生する物質である。
この有機物質の代表例としては、木粉、ジュート、モミ
ガラ、古紙、パルプなどがあげられる。これらの有機物
質のうち、混合性および成形性の点かう、粉末状のもの
は、通常12メツシユパスのものが好ましく、とりわけ
45メツシュバス品以下の平均粒径を有するものが好適
である。また、繊維状のものは、一般にはその平均径の
範囲が3〜500ミクロンであり、平均の長ざが0.1
〜6111I+であるものが適当である。なお、前記木
粉の木の種類は特に限定するものではない。
□□□)酸化カルシウム また、本発明において使われる酸化カルシウムは石灰石
を焼いて得られるもの、炭酸塩、硝酸塩、シュウ酸、水
酸化物を焼いて得られるものがあげられる。その形状は
微粉末であり、その粒径が65ミクロン以下の゛ものが
望ましく、特に20ミクロン以下のものが好適である。
粒径、が65ミクロン以上の酸化カルシウムを使用した
場合、成形物の表面に不良現象を生じ、美麗な表面を有
する成形物を得ることが困難である。
(F)  組成割合(混合割合) 本発明の組成物のうち、前記熱可塑性樹脂と有機物質と
の合計量に占める有機物質の組成割合は10〜70重量
%であり、10〜60重量%が好ましく、とりわけ20
〜60重量%が好適である。
これらの合計量に占める有機物質の組成割合が10重量
%以下では、基体樹脂である熱可塑性樹脂の増量、物性
改良効果が乏しい。一方、70重量%を越えると、成形
加、■性が悪く、かりに成形できたとしても、成形物の
表面に不良現象をきたすので好ましくない。
また、熱可塑性樹脂と有機物質との合計11100重量
部に対する酸化カルシウムの組成割合(混合割合)は0
,1〜20重量部であり、02〜20重量部が望ましく
、特に0.5〜15重量部が好適l:1・ である。熱可塑性樹脂と有機物質との合計量1゜0重量
部に対する酸化カルシウムの組成割合が0゜1重量部以
下では、本発明の効果を充分に発揮することができない
。一方、20重量部以上では、発泡防止の効果は充分認
められるが、発泡防止効果がさらに向上することがなく
、むしろ組成物が強アルカリ性になるおそれがあるため
に好ましくない。これらのことから、有機物質を加熱す
ることによって発生する水1モルに対する酸化カルシウ
ムの混合割合は、1〜5モルが望ましく、とりわけ1.
1〜3.0モルが好適である。
す)組成物の製造、加工方法など 以上の物質を均一に配合することによって本発明の熱可
塑性樹脂組成物を得ることができるけれども、該組成物
の使用目的により、それぞれの熱可塑性樹脂に使われて
いる光(紫外線)、熱およびオゾンに対する安定剤、難
燃化剤、滑剤、加工性改良剤、可塑剤、帯電防止剤、着
色剤および電気的特性改良剤のごとき添加剤を配合する
こともでき、これらを配合した組成物も本発明の熱可塑
性樹脂組成物に包含される。
また、本発明の組成物は、熱可塑性樹脂の業界において
一般に使われているヘンシェルミキサーのごとき混合機
を用いてトライブレンドしてもよ<、パンバリーミャサ
ー、ニーダ−、ロー、ルミルおよびスクリュ一式押出機
のごとき混合機を使用して溶融混練することによって得
ることができる。
このさい、あらかじめトライブレンドし、得られる組成
物(混合物)を溶融混練することによって均一状の組成
物を得ることがアきる。この場合、一般には溶融混練し
た後、ペレット状物に成形し、後記の成形に供する。
成形方法としては、押出成形法、射出成形法およびプレ
ス成形法があげられる。さらに、スタンピング法、押出
シートを用いてのプレス成形法、真鰺成形法などの成形
法のごとき熱可塑性樹脂の分野において一般に使われて
いる成形法も適用してよい。
以上の溶融混線の場合でも、成形の場合でも、いずれも
使用するそれぞれの熱可塑性樹脂の軟化点以上の温度で
実施しなければならないが、使用される熱可塑性樹脂お
よび有機物質が熱劣化を生じる温度以下で実施しなけれ
ばならないことは当然のことである。
本発明の組成物、は、前記したごとく、省エネルギーお
よびコストダウンになるばかりでなく、さらには良品の
生産安定性などにすぐれてい2るため前記の成形法によ
って種々の形状物に成形されて多方面にわたって使用さ
れることができる。
m 実施例および比較例 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、プロピレン系樹脂
についてはメルト・フロー〇インデックス(以下[MF
IJと云う)はASTM  D−1238にしたがい、
温度が230℃および荷重が2、16 klの条件で測
定した。また、密度はASTMD−1505にしたがっ
て測定した。さらに、曲げ弾性率および曲げ強度はAS
TM  D−790にしたがって測定した。また、引張
り強度および破断伸びはASTM  D−・638にし
たがって測定した。
実施例 1 密度が0.90097an’であるプロピレン単独重合
体(MFI  1.0!i/10分)soiizと木粉
(45メツシユパス、含有水分量 6,5重量%)29
重量%とからなる混合物100重量部、5重量部の酸化
カルシウム(平均粒径 1oミクロン)および0.5重
量部のステアリン酸カルシウムをあらかじめヘンシェル
ミキサーを用いて5分間混合(トライブレンド)を行な
った。得られた混合物を二軸ベント付き押出機(径 3
0 tan )を使って樹脂温度が200 ℃になるよ
うに調節して混練しなから造粒(ペレット化)を行ない
、ストラッドカッティングを試みた。また、得られたペ
レットを使用して押出機(径 40mm)を用いてTダ
イによるシート押出しを行ない(樹脂温度200℃)、
その状態および表面の観察を行なった。その結果、べ、
七ト吸引(約600ttm−Hg)(7)有無にかかわ
らず、なんら問題なくストランドカットをすることかで
:Iきた。また、ストランドの表面状態もスムーズであ
った。さらに、シート押出しも正常であり、美麗なもの
が得られた。
比較例 1 実施例1において使用した酸化カルシウムを添加しなか
ったほかは、実施例1と全く同じ条件でトライブレンド
、造粒、ストランドカッティングおよびシート押出しを
行なった。その結果、ベント吸引にもかかわらず、スト
ランド中に多数の気泡が発生した。また、ストランドの
表面からも激しく蒸気の飛散がおこり、ストランドの強
度が不足するためにストランド切れが発生し、正常なカ
ッティングを行なうことができなかった。このペレット
を用いてシート押出しを行なったとζろ、表面にシルバ
ーストリークが起こり、美麗なものが得られなかった。
実施例 2 密度が0.90097cm3であるプロピレン単独重合
体(MFI  &5g/10分)50重量%ト、ヘンシ
ェルミキサーを用いてスチーム加熱を行ない、160℃
で30分間攪拌乾燥した木粉(100メツシユバス、残
存水分量 0,3重量%)SO重量%とからなる混合物
100重量部、0.5重量よび0.5重量部のステアリ
ン酸カルシウムを実施例1と同様にトライブレンドおよ
び造粒および造粒を行なった。その結果、実施例1と同
様に正常に造粒することができた。また、このペレット
を用いて実“施例1と同様にシート押出しを行ない、そ
の表面状態を観察したところ、シート面も均一で美麗で
あった。
比較例 2 実施例2において使った酸7ヒカルシウムを添加しなか
ったほかは、実施例2と全く同じ条件でトライブレンド
、造粒、ストランドカッティングおよびシート押出しを
行なった。その結黒、ベント吸引によってストランドを
引きとることが可能であったが、残存水分の影響と思わ
れるサージングがおこり、連続して正常なカッティング
をすることが困難であった。また、得られたペレットを
用いてシート押出しを行なったとζろ、表面にシルバー
ストリークを発生し、美麗な製品(シート)が得られな
かった。
実施例 3 エチレン含有量が9.1重量%であるプロピレン−エチ
レンブロック共重合体(密度 0.900.9/crn
3、MFI 30g/10分)65重量%とジュート繊
維(径が50〜300ミクロンの混合物、含有水分量 
7.2重量%)35重量%とからなる混合物ioo重量
部、10重量部の酸化カルシウム(平均粒径 10ミク
ロン)および0.5重量部のステアリン酸カルシウムを
実施例1と同様にトライブレンドおよび混練りを行なっ
た。その結果、実施例1と同様に正常にペレットを製造
することができた。このペレットを用いて5オンスの射
出成形機を使ってテストピースを成形した(樹脂温度 
200℃)。その結果、良好な成形物を得ることができ
た。これ′ものテストピースの引張強度は55 Q k
g/crn2で鼠り、破断伸ヒバ10チであった(いず
れもJr泊 K−6723にしイま たがって測定)。また、曲げ強度(ASTM  D−7
90にしたがって測定)は765kf/crn であり
、曲げ弾性率(ASTM  D−79,0にしたかって
測定)は48,500ky/crn  でアッタ。
果、比較例と同様にサージングが起こり、正常なカッテ
ィングを行なうことが困難であった。さらに、得られた
ペレットを用いて実施例3と同様に射出成形を行なった
ところ、シルバーストリークが起こり、美麗なものが得
られなかった。得られたテストピースの引張強度は31
5 kg 7cm  であり、破断伸びは9%であった
。また、曲げ強度は495kg/an2であり、曲げ弾
性率は39,400kf/ cm”であツカ。
実施例 4   ・ 実施例3におりて用いた酸化カルシウムの添加量を20
重量部にかえたほかは、実施例3と同じ条件でトライブ
レンドおよび造粒を行なった。
その結果、′混練りトルクがやや上昇するものが認めら
れたが、実施例3と同様に良好にペレットを製造するこ
とができた。また、得られたペレットを実施例3と同様
に射出成形を行なったところ、流動性は若干劣るものの
良好な表面を有する成形物を得ることができた。
実施例 5 実M例3において使ったプロピレン−エチレンブロック
共重合体30重量部と、同じく予備乾燥したジュート繊
維(含有水分量 0.5重量部)とからなる混合物10
0重量部、同じゃ酸化カルシウム5重量部および0.5
重量部のステアリン酸カルシウムを実施例3と同様にト
ライブレンドおよび造粒を行なった。その結果、混練り
トルクが上昇し、ストランドも粘性が少なく、や又引取
りが困難であったが、気泡′(発泡)現象は起こらなか
った。得られたペレットを実施例3と同様に押出機を用
いて溶融させたものをスタンピング成形し、成形物(縦
が15crn、横が15cm、深さが5crnおよび肉
厚が3mの箱状牧)を製造したが、成形物は良好な表面
を有するものであった。
比較例 4 実施例5において用いたプロピレン−エチレンブロック
共重合体の混合割合が20重量%とジュート繊維の混合
割合が80重量%である混合物を使用したほかは、実施
例5と同じ条件でドライブ  ゛レンドおよび造粒を行
なった。その結果、溶融物は粘性がなく、ストランドは
も、とより、シート状にも取り出せる状態にはならなか
った。これらのことから、この組成物の工業的利用は非
常に困難であると考えられる。
実施例 6 メルト・インデックス(JIS  K6758にしたが
い、温度が190℃および荷重が2.16klの条件で
測定)が1111/10分の高密度ポリエチレン(密度
 0.94897Cm)50重量%と100メツシユパ
スの木粉(含有水分量 5.3重量%)50重量%とか
らなる混合物100重量部、10重量部め酸化カルシウ
ム(平均粒径 5ミクロン)および05重量部のステア
リン酸カルシウムを実施例1と同様にトライブレンドお
よび造粒を行なった。得られたペレットを径が4011
1111の押出接を使ってTダイによるシート押出しを
行ない(樹脂温度 180℃)、その押出し状態および
得られたシートの表面の観察を行なった。その結果、造
粒はベント吸引(約600 ttan −H,g )の
有無にかかわらず美麗な表面を有するストランドが得ら
れ、なんら支障なくカッティングすることができた。ま
た、シート押出しも正常であり、美麗な表面を有するも
のが得られた。
比較例 5 実施例6において使った酸化カルシウムを添加しなかっ
たほかは、実施例6と全く同じ条件でトライブレンド、
造粒およびシート成形を行なった。
その結果、ベント吸引にもかかわらずストランド中に多
数の気泡が発生し、その強度が不足するために正常なカ
ッティングを行なうことができなかった。また、このペ
レットのシート押出しを行なった。ところ、シルバース
トリークが起こり、美麗なものが得られなかった。
実施例 7 実施例6において用いた高密度ポリエチレンのかわりに
、メルトOフロー・インデックス(JIS  、に−6
870にしたがい、温度が190℃および荷重が10k
gの条件で測定)が10 、li’ 710分のスチレ
ン単独重合体を用いたほかは、実施例6と同様にトライ
ブレンド、造粒およびシート押出しを行なった。その結
果、実−施例6と同様になんら支障なく造粒することが
できるのみならず、シート挿出しについても美麗な表面
を有するものが得られた、。
比較例 6 実施例7において使用した酸化カルシウムを添加しなか
ったほかは、実施例7と同じ条件でトライブレンド、造
粒およびシート成形を行なった。
しかし、比較例6と同様にスヤランドが発泡し、正常な
カッティングを行なうことができなかった。
また、シート挿苗しもシルバーストリークが起こ、” す、美麗な表面釘有するものが得られなかった。
実施例 8 重合度が1,100の塩化ビニル単独重合体(該重合体
100重量部に対して可塑剤としてジ・オクチル・フタ
レート30重量部および安定剤としてスズ系化合物5重
量部含有)70重量部と実施例6において使った木粉3
0重量%とからなる混合物100重量部および10重量
部の酸化カルシウム(平均粒径 5ミクロン)を実施例
1と同様にトライブレンドを行なった。得られた混合物
をノンベント式押出機(径 40閣、フルフライトタイ
プのスクリュー使用)を用いて190 ”Cにおいて混
練りしなから造粒(ペレット化)を行なった。このペレ
ットを押出機(径 40 ttm )を使ってTダイに
よるシート押出しを行ない、その押出し状態および得ら
れたシートの表面の観察を行なった。その結果、発泡に
よるふくれなどもなくスムーズに造粒を実施することが
できた。また、シート押出しもなんら支障なく非常に良
好な表面を有するものを得ることができた。
比較例 7 実施例8において用いた酸化カルシウムを添加しなかっ
たほかは、実施例8と同様にトライブレンド、造粒およ
びシート押出しを行なった。その結果、組成物中の水分
による発泡が激しいばかりでなく、ストランドの表面が
荒れて非常に脆弱になり、正常なカッティングを行なう
ことができなかった。また、このような状態で得られた
ペレットは表面に水分が付着し、そのままシート押出し
を実施することができるものではなかった。
特許出願人 昭和電工株式会社 代理人 弁理士菊地精−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)  オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂および塩
    化ビニル系樹脂からなる群からえらばれた少なくとも一
    種の熱可塑性樹脂、 (B)250℃以下の温度において水分を発生する有機
    物質 ならびに (Q 酸化カルシウム からなる組成物であり、該熱可塑性樹脂と有機物質との
    合計量に占める有機物質の組成割合は10〜70重量%
    であり、熱可塑性樹脂と有機物質との合計量100重量
    部に対する酸化カルシウムの組成割合は0.1〜20重
    量部である熱可塑性樹脂組成物。
JP1439382A 1982-02-02 1982-02-02 熱可塑性樹脂組成物 Pending JPS58134137A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1439382A JPS58134137A (ja) 1982-02-02 1982-02-02 熱可塑性樹脂組成物

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