JPS58125114A - 減圧弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流体の入出力圧を設定比率にする城用井に関す
る。

従来の減圧弁（では電比型、定差型、定圧型があり、こ
れら各型の減圧弁にあっても減圧比率、差圧、圧力の大
きさに応じてその構成がことごとく異っている。しかる
に、この型式や減圧比率などに応じて、種々の減圧弁を
多数用意し、各用途に適応させることは部品管理上困難
である。

本発明はかかる従来の問題点に着目して成されたもので
あり、減圧弁を構成する本体ブロック並びにスプール弁
をビルドアップ型に構成することにより、これら構成部
材の基体となる部分を共通化し、他の交換部品を入れ換
えるだけで、電比型、定圧型、定差型の任意型式の減圧
弁を構成するとともに、減圧比率、差圧、圧力の大きさ
などを任意に設定できるようにしたものである。

このため本発明はエアー導入口、このエアー導入口から
のエアーを減圧して送出するエアー導出口、このエアー
導出口からのエアーを排出する排出口およびこれら各日
が臨む弁室を持ち、かつ複数のブロックを組み付けて構
成されてなる本体ブロックと、この本体ブロックの前記
弁室内に摺動自在に設けたスプール弁体とを備えてなり
、前記複数のブロックのうち共通化できろブロック以外
のものおよびスプール弁体を交換自在に構成したのであ
る。

以下に、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。

第１図は本発明の減圧弁の構成を示す一部切断正面図、
第２図は同じく側面図である。同図において、（１）は
エアーソース側に接続される供給側ブロック、（２）は
減圧弁の本体ブロック、（３）は排出側ブロックでこれ
ら３者は一体結合されている。前記供給側ブロック（１
）にはエアー導入口（４）に連続する弁孔（５）、弁孔
（５）を開閉する弁体（６）を収容する弁室（７）およ
びエアー導入用ポート（８）が設けられ、弁室（力内の
弁体（６）は制御信号によって付勢されるソレノイド（
９）によって作動する。

・前記輩下弁の本体ブロック（２）、には前記ポート（
８）に涌じるソース導入ポートα〔と、排出ポート００
と、これら両ポート０００力に連通するスプール弁室０
２と、このスプール弁室（６）内に収容したス通じるエ
アー導出口０４とが設けられていて、この本体ブロック
（２）はブロック（２Ａ）　（２Ｂ）　（２Ｃ！ｌ　（
２Ｄ１（２］Ｉｎ）の５つを組み付けたものからなり、
それぞれ同種の異った形状のものが着は換えできるよう
になっている。

前記弁室（２）はスプール弁体α３先端の最大径部に摺
接する大径部ｒ１２ａ）と、前記ソース導入ポート（ｌ
Ｉに連通ずる大径部（１２ｈ）と、これに連続する中径
部（１２Ｃ）と、この中径部に連続する３つの小径部（
１′２ｄ＋　（１２ｅ）　（１２ｆ１とからなり、大径
部Ｃｌ２（１）（１２ｂ）間には一部がスプール弁（至
）の大径部に摺接するシール材α９が、中径部（１２Ｃ
）右端には同じくスプール弁０［有］に接するシール材
０Ｑが、小径部ｒｔ２ｔｌ）右端には同じくシール材α
乃がそれぞれ嵌着されている。

一方、スプール弁（至）は前記大径部（１２α）および
シール材へ均に摺接する大径部（１３α）、前記ポート
ａα開口端にのぞむ傾斜面部（１３，１５１、前記中径
部ｒｌ　２Ｃ）およびシール材ａＱに摺接する小径部（
１３ｃ）、前記シール材ＯＱおよび小径部Ｃｌ２ｄ、）
に対向するリング溝部ｒ１３ｄｌ　、シール材αカに摺
接する小径部（１３ｅ）　、前記排出ポート０ｆＪに対
向するリング溝（１３ｆ）および前記小径部（１２ｆ）
に摺接する小径部（１３，ｑ）を有する。

なお、このスプール弁０ｊは前記ブロック（２Ａ）（２
Ｂ）　（２Ｃ）（２Ｄ）　（２Ｅｌいずれかの交換時に
同時に他の形状のものと交換することができるようにな
っている。

スプール弁体ａ［有］の右端にはコイルばね０→を収容
する凹所（１燵が設けられ、とのばね（Ｉ→の一端が本
体ブロック（２）の右端からねじ込んだ調整部材（１）
のシート面に当接している。この調整部材（イ）ばばね
（１枠のばね力を任意に選定するようになっている。

また、スプール弁体０′３の中心部には前記エアー導出
口０尋に一端を開口した通気室Ｑ９が設けられており、
さらにこの通気室ｆ２ηおよびリング溝（ｔ３ｄ）に連
通ずる通孔（イ）が設けられ、ている。

排出側ブロック（３）には前記排出ポートαＤに連通す
る排出ポート＠と、これに連通するエアー排出用弁口（
ハ）を開閉する弁体＠を収容する弁室（イ）が設けられ
、前記弁体（至）はソレノイド（イ）によって作動され
る。

次に、作用について述べる。

作動前においては減圧弁は第２図に示す状態にあり、シ
ール材αＱはスプール弁体０３の小径部（１３Ｃ１に接
触している。

いま、ソレノイド（９）が付勢されると、弁体（６）は
弁孔（５）を開き、エアー導入口（４）を通じてエアー
ソースからポート（８）にエアーが導入され、これがシ
ール材０→にて封止された傾斜面部（１３ｈ）および小
径部（１３Ｃ）と弁室（２）の大径部（１２Ａ）および
中径部ｒ１２Ｃ）との間隙に導入される。

このためこの導入されたエアーは、スプール弁体０１０
大径部（１３α）の外径寸法を八〇、小径部（１３Ｃ）
のそれをＡＩとした場合に、導入エアー圧の変化分を△
ＰＲとすると、その傾斜面部（１３ｂ）に受圧面積差（
Ａｏ−ＡＩ）に応じた△ＰＲ，（Ａｏ　−ＡＩ　）の力
が作用し、スプール０１を図中左方に付勢することとな
る。

この付勢によりスプール０３は左行し通孔（財）が弁室
０２の中径部（１２Ｃ）に臨む位置にくるや、前記間隙
に導入されたエアーは通孔（２）、通気室（ハ）および
エアー導出口０尋を経て、減圧したエアーを袖制御装置
に供給する。ここで導出エアー圧の変化分を△ＰＦとす
ると、△Ｐｔ＝−ｒＡθ−Ａ／）・△ＰＲ／Ａθとｔ【
す、所定の△ＰＦでバランスする。

すなわち、この式から分かるように、△Ｐｙは△ＰＲυ
こλ・１して定圧の（ｋｏ　−Ａ／　）　／Ａｏで変化
する。

このため△ＰＰと△ＰＲの関係はばね力を調整すれば、
２３図（ａ）の直＠　ｈ　、　ｃ　、　ｄのように定比
例特性を得ろことができる。この場合において直線す、
ｃ、ｄが直線ａと重複する区間があるが、この区間は減
干設宇値よりソース圧力が低い場合である。

このようむてこの減圧弁は定圧減圧弁として作用するの
である。したがってＰＲが低下した場合’ｂｃ　４、Ｐ
Ｆも相対的ＩＣ低下する。

一方、エアー導出側の圧力ＰＰが設定レベル以上に上昇
し、更にエアー導入側の圧力ＰＲが設定レベルμ下にな
ると、スプール弁体０１はばねへ峰に抗して右行するこ
ととなり、通孔（イ）が弁室（２）の小径部Ｃ１２１１
）およびシール材α乃に所定間隙残して対向する位置に
至り、この間隙を通じて通孔（ハ）と排出ポートαＤと
が連通ずる。そしてこのときソレノイド勿が付勢されれ
ば、弁体（ハ）は弁孔（ハ）を開き、前記エアー導出側
のエアーな通孔（２）、排出ポートα■Ｌ弁室（イ）お
よび弁孔（ハ）を経て外気に放出する。

この場合において、前記いずれの場合も、ソレノイド（
９）勾が動作してチェック弁が開いているときのみ作用
し、弁孔（５）（ハ）が閉じられている場合には、ＰＲ
が変動してもポート（８）（ハ）の圧力はＰＦにほぼ等
しく、スプール弁体α］はＰＦが変動しても変位せず、
シール材の摩耗などに有利であり耐久性が向上する。

また、前記減圧弁の本体ブロック（２）を複数部分に分
割したものを結合したものから構成することで、これら
の一部とシール材Ｑｅ　Ｑｆｌｅおよびスプール弁体（
１３を池と交換することで、減圧比率の変更を他の部品
を共通使用した寸ま容易に行えるのである。

り・４図は他の実施例を示すものである。これは滅ｒ「
弁の本体ブロック（２Ａ）に設ける弁室（１２Ａ）を全
長に亘り略同−径となし、この弁室ｒ１２Ａ］内すて外
径が全長に亘って一定のスプール弁体（１３Ａｌを設け
たイ、ので、エアー導入ポート（１０Ａ）に導入した圧
力ＰＲの導入エアーは、スプール弁体（１３Ａ）の一部
の切欠（ハ）から通孔ｒ２２Ａ］、通気室ｒ２１Ａ］を
介してエアー導出口（１４ＡＩに供給されるようになっ
ている。

これによればエアー導入ポート（ＩＯＡ＋からの圧力Ｐ
）ｌのエアーは、径に変化のないスプール弁体［１３Ａ
）外周に作用するたぬ、したがってスプール弁体１１３
Ａｌを左行させる力が作用しないが、第３図（／Ｉ）の
直線ｅに示す関係が低圧時に生じるが、Ｐｎがある圧力
以上ではスプリングα→の作用を受けてＰＦが一定とな
る。また、このスプリング０→のばね力を任意に設定す
ること−で、第３図（ｂ）の直線ｆ、！１．ｈのように
、　ＰＲの大きさに関係なくＰＦを所定レベルの定圧に
制御することができる。

才だ、前記本体ブロック（２）およびスプール弁体ＯＪ
の形状およびばね０ののばね力を任意に設定することに
よって、この減圧弁を定差減圧弁として動作せしめるこ
とも容易である。この定差減圧特性を第５図に示す。こ
こでｉ　、　）’　、　ｋ　、　／ばばねαｅのばね力
に応じた特性を示す。

そしてかかる構５２にかかる減圧弁を例えば２輪車の前
輪側エアーサスペンションおよび後輪側エアーサスペン
ションを結ぶ空気通路間に介在することにより、後輪側
のエアーサスペンションの圧力を上昇した場合、その圧
力を減圧して前輪側のエアーサスペンションにも加えて
これを僅か上昇させることで、車両の走安性、乗心地を
改善できるのである。

以上詳述したように、本発明によれば、本体ブロックの
構成ブロックをビルドアップ式に積層することにより、
構成ブロックの一部の共通化を図り、他の部分をスプー
ル弁体とともに交換するだけで、定圧型、定差型および
定圧型の減圧弁を容易に構成できるとともに、これらに
おける減圧比率、差圧、王力の大きさなども容易かつ任
童に選定でき、減圧弁の部品管理が容易にｊ【るなどの
効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

之・１図は本発明の減圧弁の一部切断正面図、牙２図は
口しく側面図、ツ・３図（ｃｔ）　（ｈ）は定圧減圧特
性図および定圧減圧特性図、第４図は定圧減ｆ’Ｆ弁要
部の断面図、第５図は定差減圧特性図で、ある。 （２）・・・本体ブロック、（４）・・・エアー導入口
、０１・・・スプール弁体、０４・Φ・エアー導出口、
（ハ）◆・・エアー排出口、ｒ２Ａ）　（２Ｂ）　（２
Ｃ）　（２Ｄ＋　（２Ｅ）・愉・ブロック。 代理人弁理士 天　　野　　　　　泉

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エアー導入口、該エアー導出口からエアーを減圧して送
   出するエアー導出口、該エアー導出口からのエアーを逃
   がすエアー排出口およびこれら各日が臨む弁室をそれぞ
   れ有し、かつ複数のブロックを組み付けてなる本体ブロ
   ックと、該本体ブロックの前記弁室内に摺動自在に設け
   たスプール弁とを備えてなり、前記複数のブロックのう
   ち共通化できるブロック以外のブロックおよびスプール
   弁体を交換自在としたことを特徴とする減圧弁。