JPS58122946A - ゴム用老化防止剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐熱性、耐オゾン性さらには耐屈曲亀裂性にす
ぐれたゴム用老化防止剤に関する。

一般に天然ゴムあるいは合成ゴム製品は熱およびオゾン
さらにはくりかえし屈曲などによる老化がすすみ、使用
に耐えなくなることはよく知られている。

従来かかる老化を防止するために種々の方法が提案され
ているがその多くは種々の老化老止剤を使用するもので
ある。

しかしながら、特に近年ではタイヤのラジアル化、ベル
トコンベアーの高速化等のようにゴム製品がより老化し
やすい条件丁で長期寿命を保持することが強く望まれて
おり従来の老化防止剤では満足しうる性能が得られなか
つｊコ。

たとえば２−メルカプトベンゾイミダゾール、２−メル
カプトメチルペンシイ主ダゾール、Ｎ−フェニル−Ｎ′
−アルキル−ｐ−フェニレンジアミンなどはそれぞれゴ
ム用老化防＋ｈ剤として知られているが、これらは性能
的に満足できないばかりでなく、有機溶剤などによって
ゴム製品から抽出され易く、更には熱によりゴム表面か
ら揮発することもあるなど長期に寿命を維持することが
できなかった。

このようなことから、本発明者らは耐熱性、耐オゾン性
および耐屈曲性においてすぐれた性能を有し、更には長
期間使用してもその性能が維持できる老′化防止剤を開
発すべく鋭意検討の結果、特定のイミダゾール化合物と
Ｎ−フェニル−Ｎ′−フルキル−ｐ−フェニレンジアミ
ンとは高温の有機溶剤中にて塩を形成し、該塩がゴム用
老化防止剤として非常にすぐれた効果を有し、」二記目
的を達成し得ることを見出し、本発明に至つｔ、：。

すなわち本発明は、２−メルカプトベンゾイミダゾール
もしくは２−メルカプトメチルベンゾイミダゾールとＮ
　　フェニル−Ｎ′−アルキル−ｐ−フェニレンジアミ
ノ（但し、アルキルとは炭素数８〜８のアルキル基をい
う）との塩を有効成分とすることを特徴とするゴム用老
化防止剤を提供するものである。

本発明に用いられる原料としてのＮ−フェニル−Ｎ′−
アルキル−ｐ−フェニレンジアミンとは、たとえＬｆ　
Ｎ−フェニル−Ｎ′−イソプロピル−ｐ−フェニレンシ
アｊ７、Ｎ−フェニル−Ｎ′−〇θＣ−ブチル−ｐ−フ
ェニレンジアミン、Ｎ−フェニル−Ｎ’−１，８−ジメ
チルブチル−ｐ−フェニレンジアミン、Ｎ−フェニル−
ＮＺ　　、４−クチルーｐ−フェニレンジアミンなどで
あり、カカろＮ−フェニル−Ｎ′−アルキル−ｐ−フェ
ニレンジアミノと２−ヌルカフ１〜ペンゾイミダゾール
モｌ、　＜は２−メルカプＩ−メチルベンゾイミダール
とＯ）Ｊ奮は、該アミンとバ亥イεダゾールを反応モル
比で適当な有機溶剤に溶解し、通常常圧もしくは加圧下
に還流下に加熱、攪拌することにより、沈殿物として得
られ、これをろ過等により分離し、乾燥することによっ
て容易に製造することができろ。この場合の有機溶剤と
してはアルコール類、ケトン類、ベンゼン、トルエノ、
キシレン等の炭化水素系化合物が使用されろ１ 本発明の上記塩を有効成分とする老化防止剤は、これを
ゴムに配合した場合に、ゴム製品にすぐれｔこ耐熱性、
耐屈曲性、耐オゾン性を付与し、しかもその効果が長期
間にわたって保持されるというすぐれた性能を有する。

本発明のゴム用老化防止剤は天然ゴムは勿論のことスチ
レンブタジェン共重合ゴムアクリロニトリルブタジェン
共重合ゴム、エチレン−プロピレン共重合ゴム、ポリブ
タジェンゴム、ポリイソプレンゴム、ポリクロロプレン
ゴム等の合成ゴムに対して有用であり、使用に際して嘔
・ゴムへの添加量はゴム１００重１部に対して通常０，
１〜７重１部、好ましくは０．５〜４重量部である。

また、本発明のゴム用老化防止剤の使用に際しては必要
により他の老化防止剤や他の添加剤等を併用してもよい
。

以下、実施例により本発明を説明する。

参考例１ ２−メルカプトベンゾイミダゾール１，５ｆ（０，０１
モル）およびＮ−フェニル−Ｎ′−イソプロピル−ｐ−
フェニレンジアミン（純度９８．２４）２．２６ｒをメ
タノール１００ｔｄとアセトン１００　ｍｌとからなる
混合溶媒中に溶解せしめ、９０〜１００℃で６時間加熱
、攪拌すると黄色沈殿物が得られる。この沈殿をろ別、
乾燥することにより２−メルカプトベンゾイミダゾール
とＮ−フェニル−Ｎ′−イソプロピル−ｐ−７エニレン
ジアミンとの塩２．４１を得た。

融点　３００℃以」二 参考例２ ２−メルカプ］・メチルベンシイミダゾール１．６４　
？　（０，０１モル）およびＮ　−７にＩＬ／−Ｎ’　
−５ｅｃ−ブチル−ｐ　−Ｖエニレンジアミン（純度９
４．４％）２．４ｆ（０，０１モル）を用い、参考例１
と同様にして２−メルカプトメチルベンゾイミダゾール
、！：Ｎ−フェニルーＮ’−５ａｃ−ブチル−ｐ−フェ
ニレンジアミンとの塩２．Ｂ１ｆを得た。

融点　８００℃以上 参考例８ ２−メルカプトメチルベンゾイミダゾール１．６４　？
　（０，０１モル）およびＮ−７ｘ　＝ルーＮ’−１，
８−ジメチルブチル−ｐ−フェニレンジアミン（純度９
４，７幅）２．６８ｆ（０，０１モル）を用い、参考例
１と同様に処理して２−メルカプトメチルベンゾイミダ
ゾールとＮ−フェニル−Ｎ’　−１、８−ジメチルブチ
ル−ｐ−フェニレンジアミンとの［２，２８タを得た。

融点　８００’Ｃ以上 参考例４ ２−メルカプトベンゾイミダゾール１．５７（Ｑ、０１
モル）およびＮ−フェニル−Ｎ′−オ））”ｆ−ルｐ　
　’フェニレンジアミン（純度９６．８幅）２．９６ｒ
（０，０１モル）を用い、参考例１と同様に処理して２
−メルカプトメチルベンゾイミダゾールとＮ−フェニル
−Ｎ′−オクチル−ｐ−フェニレンジアミンとの塩２．
０６１を得た。

融点　３００℃以−１− 尚、２−メルカプトベンゾイミダゾールとＮ−フェニル
−Ｎ’−１ソブロビルーｐ−フェニレンジアミン（純度
９８．２４）とのモル比１：１の混合物の融点は６８℃
であり、また２−メルカプトベンゾイミダゾールとＮ−
−フェニル−Ｎ／−１，３−ジメチルブチル−ｐ−フェ
ニレンジアミン（純＆９８．６４）とのモル比ｌ：１の
混合物の融点は４３℃であった３実施例１ 天然ゴム１００部、ＨＡ　Ｆカーボン４５部亜鉛華５部
、・イオウ２．５部、ステアリン酸１部フロセス油５Ｎ
、Ｎ−シクロへキシルベンゾチアジルスルフェンアミド
（加（ｉ促Ｍ剤）０．５部および第１表に示した老化防
止剤２部からなる配合物を常法により６インチ−オープ
ンロールにて配合し１４０℃にて８０分間加硫して試料
を作成しｔこ。この試料を用いて熱老化、オゾン老化、
屈曲亀裂試験を行なった。

なお、それぞれの試験はＪｉＳＫ−６８０１に準拠して
行ない、熱老化試験は試験管加熱老化機を用いて１００
℃にて４８時間熱老化させた後、破断強度の保持率（壬
）を測定しｔこ。

オゾン老化試験はオゾンウェザメーター中にてオゾン濃
度５０　ｐｐｈｍ、温度４０℃、動的伸張率２０優にて
肉眼にて測定ｂ■能なりラックが発生するまでの時間を
測定した。

屈曲亀裂試験は試料に原長２Ｉのキズを入れ１万回屈曲
後のキズの長さを測定しｔこ。またギヤーオーブンを用
いて１００℃にて２４時間熱処理させた後、同様の試験
を行なった。

＼ （９） 第１表 （１０） 実施例２ スチレンブタジェンゴム１００部、ＨＡＦカーボン５０
部、プロセス油５部、亜鉛華５部、ステアリン酸８部、
イオウ２．５部、Ｎ−シクロへキシルベンゾチアジルス
ル７エンアミド（加硫促進剤）１部および実施例１と同
様の老化防止剤２部からなる配合物を常法により６イン
チ−オープンロールにて配合し１４５℃にて３０分間加
硫したものについて実施例１と同様にして試験しｔコ。

なお熱老化試験は１１０℃にて４８時間老化し、オゾン
老化及び屈曲亀裂試験は１１０Ｃにて２４時間熱処理し
た試験片を用いた、結果を第２表にまとめた。

（１１） （１２）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２−メルカプトベンゾイミダゾールもしくは２−メルカ
   プトメチルベンゾイミダゾールとＮ−７エニルーＮ′−
   アルキル−ｐ−フェニレンジｙＨン（但し、アルキルと
   は炭素数３〜８のアルキル基をいう）との塩を有効成分
   とすることを特徴とするゴム用老化防止剤。