JPS5812030B2 - マスイカイロ - Google Patents

マスイカイロ

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Publication number
JPS5812030B2
JPS5812030B2 JP13435575A JP13435575A JPS5812030B2 JP S5812030 B2 JPS5812030 B2 JP S5812030B2 JP 13435575 A JP13435575 A JP 13435575A JP 13435575 A JP13435575 A JP 13435575A JP S5812030 B2 JPS5812030 B2 JP S5812030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adsorption
activated carbon
carbon fiber
adsorption element
fibers
Prior art date
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Expired
Application number
JP13435575A
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English (en)
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JPS5258286A (en
Inventor
松尾達樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 現在麻酔剤として2−ブロム−2−クロロ−1゜1.1
−トリフルオロエタンが主用されているがこれがますい
系から手術室内に排出されるため、ますい医の慢性中毒
が発生し問題になっている。
排出防止のため活性炭をつめたコレクターを用いる方法
も採られているが、これらのコレクターは第1図に示す
ように排気本流2からそれた補助的手段として使用され
ているため、該ますい剤はほとんどコレクター1に捕集
(吸着)されることなく系外に放出されていた。
コレクターを排気本流に直列に挿入した場合、コレクタ
ーの粒状活性炭はますい剤を有効に吸着するが、こうし
た条件下でコレクターの寿命(破過時間)を大きく取ろ
うとすればコレクター中の活性炭使用量を大きくする必
要があり、そのために圧損が大きくなり過ぎて、ますい
回路系に入れるには不適当になる。
本発明は麻酔回路の排気側に活性炭素繊維吸着エレメン
トを第2図に示すごとく排気路に直列に設けたことを特
徴とするものであり、上記のような従来め欠点を回避し
つつ、麻酔剤の系外排出を防止することを目的とするも
のである。
また本発明を基盤として付加的な手段を講ずれば、高価
な麻酔剤を回収利用できるという利点をも期待できる。
以下本発明の内容を具体的に説明する。
本発明の本発明において用いられる活性炭素繊維は、綿
、麻、セルロース再生繊維、ポリビニルアルコール繊維
、アクリル系繊維、芳香族ポリアミド繊維、架橋ホルム
アルデヒド繊維、リグニン繊維、フェノール系繊維、石
油ピッチ繊維等の原料繊維を適当な耐炎剤を含有させた
後、適当な雰囲気中で400℃以下の温度で耐炎化処理
を施し、さらに500℃以上の温度で賦活炭化すること
により製造される。
本発明においては特にベンゼン平衡吸着量300mg/
g以上、ベンゼン吸着速度定数0.2mm−1以上の特
性を有するものが望ましい。
ここでベンゼン平衡吸着量はJIS=に1412に従つ
て平衡吸着量を測定し、その値隆mg/gで表示したも
のであり、またベンゼン吸着速度定数は500ppmの
ベンゼンを含む窒素流を厚み20mmの吸着層に0.1
5m/secの流速で通した時の漏洩濃度O(ppm)
の時間t(分)の変化から次式により求めたものである
原料繊維としては得られる活性炭素繊維の物性(強度等
)の高いことや、比較的低い賦活温度で前記の吸着能が
付与されるという点から、セルロース系繊維、特にポリ
ノジック繊維が好ましい。
なお、強度が高いということは活性炭素繊維の粉塵化が
起りにくいということで重要である。
吸着エレメントの形状としては特に制限はないが、シー
ルの信頼性が高く、濾材面積を大きくとれる等の理由か
ら第3図のように円筒状にするのが好ましい。
第3図で3は活性炭素繊維シート、4は下メクラ板、5
は上取付は枠で気流は6の方向に流れる。
このような活性炭素繊維吸着エレメントを用いた本発明
の麻酔回路には下記の効果が生れる。
イ 吸着層の厚みを小さくとうても吸着除去は十分に行
えること、また活性炭素繊維をシート状に成形して用い
た場合、その可撓性によって比較的コンパクトでしかも
製材面積の大きい吸着エレメントを作りうろこと、こう
した2重の効果により通気圧損の小さい比較的コンパク
トな吸着エレメントが容易に実現できる。
したがってこうした吸着エレメントをますい回路の末端
開放口の通気路には直列に挿入しても、呼吸困難という
障害を惹き起さない。
ロ 通常の粒状活性炭のよう咳炭素の微粉塵が発生する
ということがないので、麻酔回路中にこれが混入してト
ラブルを起すようなことはない。
ハ 吸着材の量を小さくとれるので吸着エレメントが軽
量にでき、取扱いが容易である。
ニ さらに副次的な効果としては、該吸着エレメントか
ら吸着した麻酔剤脱着回収する場合、脱着をより低温で
より速やかに遂行できるので回収液や変質が非常に小さ
く再使用ができる。
本発明の活性炭素繊維の吸着エレメントが麻酔剤によっ
て吸着飽和に達する以前に脱着再生すれば、吸着エレメ
ントはその吸着除去能を失うことなく何回も再使用でき
、経済的である。
脱着は吸着エレメントを加熱パージガスでパージする方
法、減圧または減圧下で加熱する方法等が挙げられる。
定期的な消毒を兼ねるという意味ではスチームパージす
る等の加熱脱着法が好ましい。
麻酔剤を含む脱着されたガスは冷却し凝縮回収すること
ができる。
この場合特に注目すべきことは、脱着回収過程で有機フ
ッ化物が脱着、凝縮・回収系から外にもれる量を極力小
さくするようにすることが必要である。
そのためにはコンデンサーの冷却温度を十分低くとるか
第4図のAの位置に新たな吸着筒を設けて吸着除去する
のが効果的である。
第4図は脱着回収の具体例を示したものであるが、7か
らスチームが導かれ吸着エレメント9の内部空間8に吹
き込まれる。
スチームと脱着された麻酔剤は10のコンデンサーで凝
縮され11のデカンタ−で分離され、12からは水、1
3からは麻酔剤が得られる。
またスチームによって追い出された脱着回収系内の空気
は14から排出される。
ますい回路系と脱着回収系とを連結し、吸着と脱着とを
同じ場所で時間を互いにずらせて行ってもよいが、吸着
エレメントをますい回路系から取りはずして別の場に設
置されている脱着回収専用器に取りつけて脱着回収を行
ってもよい。
手術室内での占有空間や脱着回収器の必要台数とからみ
て、後者の方式が一般には好ましい。
本発明によれば呼吸困難その他の回避しつつ有機フッ化
物からなるますい剤の系外排出を防ぐことによって手術
室内の環境改善に有効に働く。
また副次的効果としては本発明をベースとして吸着エレ
メントからますい剤を脱着回収することによって高価な
ますい剤を再利用できるという2重の効果も期待できる
第5図は本発明の麻酔回路の1態様である。
15から笑気ガスと酸素が定量供給され、16から2−
ブロム−2−クロロ−1,1,1−トリフルオロエタン
のペーパーが定量供給される。
17は患者用のマスク、18は呼吸に伴ってふくれ、し
ぼむバッグである。
19.20は逆流防止弁であり、21にソーダーライム
管が挿入され、笑気ガスが吸収除去される。
22に吸着筒が挿入され、吸着エレメントが第6図のよ
うに装置されている。
路24から排出される。
2−ブロム−2−クロロ−1,1,1−トリフルオロエ
タンはこの吸着エレメントによって吸着除去され、清浄
化された気体が23より排出される。
ここで使用される吸着エレメントはベンゼン平衡吸着量
550mg/g、吸着速度定数1.5mm−1の活性炭
素繊維シートからなり、第3図で示される円筒形のもの
である。
0.7g/minの2ブロム、2クロロ1,1,1トリ
フルオロエタンが25の吸着エレメント処理されたが該
物質の出口23の濃度は16ppmまで低下していた。
吸着エレメントを吸着筒22から取り出して第4図に示
す脱着回収器に取りつけ、スチームパージ法で脱着した
コンディサ−では3℃まで冷却凝縮した後デカンタ−で
水を該物質とを静置分離した。
また第4図Aの位置には上記吸着エレメントと同形のエ
レメントを設置し、14から排出される該物質濃度を1
8ppmに押えた。
かくして99%以上の2ブロム2クロロ1,1,1トリ
フルオロエタンが回収された。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来の活性炭コレクターを麻酔回路の排気末端
に付加した状態を示すものである。 1・・・活性炭コレクター、2・・・排気路。 第2図は活性炭素繊維吸着装置を排気路に直列に挿入し
た状態図である。 22・・・活性炭素繊維吸着装置。 第3図は本発明で使用する活性炭素繊維吸着エレメント
の1例である。 3・・・活性炭素繊維、6・・・排気流 第4図は活性炭素繊維吸着エレメントに吸着された麻酔
剤を脱着再生する回路図である。 第5図は本発明の麻酔回路の1態様を示すものである。 16・・・2−ブロム−2−クロロ−1,1,1−トリ
フルオロエタン、17・・・患者用マスク、22・・・
活性炭素繊維吸着装置。 第6図は第5図における活性炭素繊維吸着装置を示すも
のである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 麻酔回路の排気側に活性炭素繊維吸着エレメントを
    通気路に直列に挿入することを特徴とする麻酔回路。
JP13435575A 1975-11-08 1975-11-08 マスイカイロ Expired JPS5812030B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13435575A JPS5812030B2 (ja) 1975-11-08 1975-11-08 マスイカイロ

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JP13435575A JPS5812030B2 (ja) 1975-11-08 1975-11-08 マスイカイロ

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JPS5258286A JPS5258286A (en) 1977-05-13
JPS5812030B2 true JPS5812030B2 (ja) 1983-03-05

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ID=15126419

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JP13435575A Expired JPS5812030B2 (ja) 1975-11-08 1975-11-08 マスイカイロ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60244632A (ja) * 1984-05-18 1985-12-04 Nippon Soken Inc 車両用シ−ト
JPS62182654U (ja) * 1986-05-12 1987-11-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5457798U (ja) * 1977-09-30 1979-04-21
SE459155B (sv) * 1987-04-14 1989-06-12 Siemens Elema Ab Foerfarande och anording foer aateranvaendning av anestesimedel

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