JPS58117535A

JPS58117535A - 立体画像装置

Info

Publication number: JPS58117535A
Application number: JP57000480A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Ueno; 康男上野
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1982-01-05
Filing date: 1982-01-05
Publication date: 1983-07-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、立体画像装置に関するものであり、特に簡単
な状構で自然色の動画を見ることの出来る立体画像装置
に関するものである。

従来、立体画像装置については、多くの方式が案出され
ているが、自然色の動画を立体的に見ることの出来る装
置は未だ実用化されていない。

即ち、静止画像では、自然色の立体画像を見る為には柱
状レンズを使用する方式のものが最も簡単な方式である
が、像の鮮明さに問題があり、しかも動画に対しては実
用上極めて困難である。

又、ホログラムによる方式では、ある程度動画に対する
可能性もあるが、自然色の像を現出することはむずかし
く、しかも装置もかなり高価なものであり、用途も限定
される。更に、左右の目に異なる色又は偏光方向の眼鏡
を用いる方式もあるが、自然色の像を見ることが困難で
ある。

本発明は、これらの欠点を排し、鮮明な自然色の動画を
極めて安価に見ることの出来る方法に関するものである
。以下図によってその詳細を説明する。

第１図は、本発明の一実施例の構造を示す斜視図である
、第１図において、スクリーン１には、２台の映写機２
及び２´より一定の視差のある像を映写している。３は
眼鏡であり、左右の窓４及び４´には図示しないモータ
ーによって駆動されたシャッター５が設けられ、交互に
開閉する様に構成されている。又、スクリーン１に映写
される画像は、映写機２及び２´の像の明減が各々半位
相すれており、映写機２の像が映写されている時には映
写機２´の像は映写機内のシャッターで遮ぎられており
、映写機２の像が内部のシャッターで遮られている時は
、２´の映写機から像が映写される様正しく同期運転さ
れている。一方、眼鏡３のシャッタ５の回転による窓４
，４´の開閉も前記映写機のスピードに同期しており、
映写機２の像が映写されている時は、窓４が開いており
、右眼でその像を見ることが出来る。又、映写機での像
が映写されている時は、窓４´が開いており左眼でその
像を見ることが出来る。観察者が眼鏡３をかけてスクリ
ーン１を見た場合、観察者の右眼には映写機２の像のみ
が見え、左眼には映写機での像のみが見えることになる
。ここで前述のごとく、２台の映写機２及び２´の像に
は一定の視差が設けられている為、観察者にはスクリー
ン１の像を完全な立体像として見ることが出来る。又、
眼鏡３を掛けた状態であれば、観察者の位置はスクリー
ンの前で多少移動しても立体効果が損なわれることはな
い。従って、眼鏡３が複数個あれば、同時に複数の観察
者が立体像を見ることが出来る。

又、２台の映写機で映写する像は、１台の場合の２倍の
明るさがあり、左右の窓４及び４´が交互に開閉する眼
鏡３を掛けてみても、ほぼ通常の映写機の像と同じ明る
さである。又、この様に映写して用いるフィルムは、横
に一定距離はなしておいた映画カメラの撮影速度を同期
させて撮影すればよい。従って、この方式は基本的には
現在の映画カメラ及び映写機を使用して、その撮影及び
映写速度を完全に同期させることが出来れば、これに前
述の眼鏡３を同期開閉させるだけで容易に立体像を見る
ことが出来る。しかし、機器の操作は、映画カメラ、映
写機及びフィルムがそれぞれ２個づつ必要であり、やや
面倒である。

第２図は、本発明の他の実施例の構成を示す斜視図であ
る、第２図において、スクリーン１には１台の映写機２
´より像が映写されている。眼鏡３及び窓４，４´の開
閉を行なうシャッタ５の構成は第１図の場合と同様であ
る。但しフィルム６のコマ７及び７´は交互に一定の視
差をもった像が写し込まれている。又、映写機の映写コ
マ速度は通常のものの約２倍となっており、コマ７及び
７´を順次交互にスクリーン１上に映写する。眼鏡３の
シャッター５の開閉は第１図の場合と同様の回数であり
、スクリーン１上にコマ７の映写機がある時窓４が開い
ており、観察者は右眼でのそ像を見ることが出来る。又
、コマ７´の映写像がある時は窓４´が開いており、観
察者は左眼でその像を見ることが出来る。この様にすれ
ば、一台の映写機で立体画像装置を構成することが出来
る。

この場合、交互にコマ７及び７´を写込んだフィルムを
作る場合には、特殊な構造のカメラを用いる必要がある
。第３図は、本発明に用いるカメラの一実施例の様造を
示す斜視図である。

第３図において、フィルム６には２個のレンズ８，８´
及びミラー９，９´を通った像が１コマごとに上又は下
に動く２枚のミラー１０，１０´を介して結像される。

そして１コマづつ間欠的に輸動せれるフィルム６に、フ
ィルム６の輸動中に光線を遮るシャッター１１の回転と
共にレンズ８を通った像と８´を通った像すなわち７及
び７´が交互に写１込まれていく。又この時、レンズ８
を通った像７が写る時に同時にフィルム６のパーフォレ
ーシヨンの近くにマーク１２が露光される様に点滅する
発光ダイオード１３が設けられている。映写する時には
、このマークにより左右の画面を目視又は電気的に判定
することが出来る。

こうして出来たフィルム６を用いると、前記のごとく一
台の映写機で極めて容易に立体画像を得ることが出来る
。

第４図は、本発明に用いる眼鏡の他の実施例の構造を示
す斜視図である。第４図において窓４及び４´には液晶
膜１４及び１４´がはめ込まれて通電状態により光線を
透過又は遮断する様になされている。この様な眼鏡は運
動部分がない為、使用時に振動等がなく、又、小型軽量
にまとめることが出来る為本発明の用途を広げることが
出来る。

第５図は本発明の他の実施例の構成を示す斜視図である
。第５図において、第２図におけるスクリーン１及び映
写機２´は１台のテレビ受像器１５に置換られている。

テレビの場合、現在毎秒３０コマの画像を各々２回づつ
走査して、毎秒６０フレームとしているが、その１回の
走査ごとに左右に視差のある画像を入力することにより
、従来の放送体系を大巾に変更することなく２つのチャ
ンネルを使用する方法等により立体放送を実現すること
が出来る。

以上の説明で明らかなごとく、本発明の立体画像装置は
、映画、テレビ、ビデオ、スライド等にも広く応用出来
、装置も他の方式に比べて極めて簡単であり専用の眼鏡
を用いることにより、現在ヘッドフォンでステレオを聞
くのとほとんど同様に立体画像を見ることが出来、その
映像分野における効果は極めて著しい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示す斜視図第２図は
本発明の他の実施例の構成を示す斜視図第３図は本発明
に用いるカメラの一実施例の構造を示す斜視図、第４図
は本発明に用いる眼鏡の他の実施例の構造を示す斜視図
、第５図は本発明の他の実施例の構成を示す斜視図であ
る。１・・スクリーン、２・・映写機。３・・眼鏡、４・・
窓、５・・シャッター６・・フィルム、７・・コマ、８・・レンズ９・・ミラ
ー、１０・・ミラー、１１・・シャッター、１２・・マ
ーク、１３・・発光ダイオード、１４・・液晶膜、１５
・・テレビ受像器特許出願人　上野康■

Claims

【特許請求の範囲】

一定の視差を有する一対の画像を交互に現出する装置を
有すると共に、左右の目に実質的に交互に光線が入射し
得る眼鏡を有するこのによってなることを特徴とする立
体画像装置。