JPS5811704B2 - 記録再生装置におけるモ−ド選択装置 - Google Patents

記録再生装置におけるモ−ド選択装置

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JPS5811704B2
JPS5811704B2 JP51026513A JP2651376A JPS5811704B2 JP S5811704 B2 JPS5811704 B2 JP S5811704B2 JP 51026513 A JP51026513 A JP 51026513A JP 2651376 A JP2651376 A JP 2651376A JP S5811704 B2 JPS5811704 B2 JP S5811704B2
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cassette
tape
slider
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lever
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岸義雄
天野謙一
鈴木豊
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Priority to IT48402/77A priority patent/IT1083712B/it
Priority to AT164377A priority patent/AT355330B/de
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B15/10Manually-operated control; Solenoid-operated control
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/1883Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof for record carriers inside containers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20207Multiple controlling elements for single controlled element

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  • Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカセット内のテープをカセットの前方に引出し
た状態で定速走行させて記録又は再生を行い、またテー
プをカセット内で高速走行させるように構成して成るテ
ープレコーダ等の記録再生装置におけるモード選択装置
に関するものである。
この種記録再生装置は、カセット内のテープをカセット
の前方に引出す為のテープシフターを具備しており、記
録又は再生時にはその都度テープシフターを駆動しなけ
ればならない。
またテープ編集時におけるテープ頭出し等の問題で、テ
ープを引出す際には例えば供給リール側にブレーキを掛
けた状態で、常に巻取りリール側のみからテープを繰出
す(なお両リールのブレーキを共に解除したま5でテー
プを引出すようなことがあると、テープが何れのリール
側から繰出されるのかはつきりせず、テープ頭出しを行
えない。
)等と言ったブレーキの制御を行わなければならない。
従ってこの種記録再生装置は、通常のカセットテープレ
コーダ等と異なり、モード選択装置の構造が非常に複雑
になり易く、部品数も増大する傾向にある。
本発明は上記の如き実状に鑑み発明されたものであって
、構造が簡単で、部品点数も少ないモード選択装置を提
供することを目的とするものである。
以下本発明を適用したテープレコーダの実施例を図面に
付き述べる。
第1図はテープレコーダ全体を示したものであって、こ
のテープレコーダはいわゆるコンポーネントタイプのテ
ープデツキを構成しており、キャビネット1の前面に、
カセットを装置する為のカセットホルダー(以下単にホ
ルダーと記載する)2、右から横一列に並べられたポー
ズ釦10、配船3、早送り釦4、再生釦5、停止釦6、
巻戻し釦7等の押釦群、エジェクト釦8、その他複数の
つまみ類、メータ類、パイロットランプ等が設けられて
いる。
なお上記押釦10,3,4,5,6゜7はいわゆるフェ
ザ−タッチの押釦に構成されている。
そしてこのテープレコーダにはラージカセット9が使用
され〜このカセット9は前記ホルダー2内に上方から挿
入された後、このホルダー2の回動により所定の装着位
置に装着されるように構成されている。
第2図及び第3図はラージカセット(以下単にカセット
と記載する)9を示したものであって、このカセット9
のカセット筐体11は通常のコンパクトカセットより外
径並びに厚さとも大型に構成されている。
そしてこのカセット筐体11内には片フランジリールか
らなる供給及び巻取り用の一対のリール12.13が回
転自在に設けられている。
一方通常のコンパクトカセット用のテープより大幅に構
成された磁気テープ(以下単にテープと記載する)14
は両リール12.13に夫々両端を止着されてこれらに
巻装され、かつカセット筐体11内に設けられた左右各
一対のテープガイド15a、15b及びガイドローラ1
6a、16bにて案内されてこのカセット筐体11の前
面に沿ってパスされている。
そしてカセット筐体11の前面側にはそのほぼ全幅に亘
って開放され横長状の開口17が形成されており、上記
テープ14はこの開口17からカセット筐体11外に引
出し可能にパスされている。
またカセット筐体11の前面側における上下壁には左右
両端部分に一対のピンチローラ挿入用の切欠き18a、
18bと、これらよりやや内側に配された左右一対のテ
ープシフトピン捜入用の切欠き19a、19bとが形成
されている。
なおこれらの切欠き18a、18b。19a、19bは
夫々はぼU字状に形成されており、これらの前面側は前
記開口11部分で夫々開放されている。
またカセット筐体11の前面側に偏倚した位置にはその
上下壁に左右一対のローディングガイド挿入用のローデ
ィング孔20a、20bが形成されている。
更にまたこのカセット筐体11の前面には前記両切欠き
18a、18b部分の前面をテープ14の外側位置で開
閉する為の左右一対の前蓋21a、21bが設けられて
いる。
これらの両前蓋21a、21bは夫々はぼL字状をなし
ていて互に対称状に配され、夫々上下一対の支点ピン2
2a、22bによってカセット筐体11の上下壁に回動
自在に枢支されている。
そしてこれら両前蓋21a、21bは支点ピン22a。
22b部分に巻装された巻バネからなる戻しバネ23a
、23bにより第3図実線の如き閉状態に回動附勢され
ており、これらの戻しバネ23a。
23bに抗して第3図鎖線の如き開状態に観音開き状に
開放自在に構成されている。
なお図中24a。24bはカセット筐体11の上下壁に
形成された左右一対のリール軸捜入子L25はカセット
筐体11の底面中央部に形成されたブレーキ解除レバー
捜入用切欠きである。
またカセット筐体11内には一対のブレーキレバー26
a、26bが設けられており、これらのブレーキレバー
26a。
26bは通常両リール12,13に係合しで、これらリ
ール12.13の振動等による回転を防止するように構
成されている。
またカセット筐体11の左右雨下端の角部には一対の誤
消去防止片30a、30bが取付けられている。
次に第4図〜第11F図によってカセット9の装着装置
を説明する。
先ず前記ホルダー2は断面はゾコ字状をなし、かつ上向
き開放のカセット受29と、その左右両端に一体的に形
成された左右一対の側板28a。
28bと、これら両側板28a、28bの前面側に後述
する如く着脱自在に取付けられた前蓋27とによって構
成されている。
そして前記カセット9は両側板28a、28b間で前蓋
27とはゾ平行状態で上から捜入されてカセット受29
内に保持されるようになっている。
一方前記キャビネット1内にはシャーシ31が垂直状に
組込まれており、このシャーン31の前面には上記ホル
ダー2を枢支する為の左右一対の支持板32a、32b
が固着されている。
そしてホルダー2は両支持板32a、32bの一部に植
設された左右一対の支点ピン33a、33bに両側板2
8a、28b部分で枢支されて回動自在に構成されてい
る。
なお一方の側板28aの下端に一体的に成形されたアー
ム34とシャーシ31の一部に固着されたバネ受35と
の間に張設された引張バネからなる戻しバネ36により
、上記ホルダー2は両支点ピン33a、33bを中心に
第6図反時計方向に回動附勢されている。
また上記側板28aの一部には係止爪37が一体的に成
形されている。
またシャーシ31の一方の支持板32aの外側にははV
L字形をなすロックレバ−38が支点ピン39によって
回動自在に枢支されており、このロックレバ−38の上
端38aに突設されたロックピン40が支持板32aに
形成された挿通孔41を挿通して内側に突出され、この
ロックピン40に前記係止爪37が係止される。
なおこのロックレバ−38はその下端38hと、支持板
32aの下端に一体的に形成された折曲部42との間に
張設された引張バネから軸戻しバネ43により上記ロッ
クレバ−38は第6図反計方向に回動附勢されている。
また支持板32aの下端部には前記折曲部42と支持板
32aの一部に一体的に形成されたレバー支持部47と
の間で水平に支持されたエジェクトレバー44が設けら
れている。
このエジェクトレバー44はその長手方向に摺動自在に
構成されており、その前端部に前記エジェクト釦8が取
付けられている。
そして前記ロックレバ−3Bの下端38bがこのエジェ
クトレバー44の一部に成形された切欠き45に保合さ
れへこのロックレバ−38によってエジェクトレバー4
4が前方側に摺動附勢されている。
なおホルダー2の前面板27の内面で左右両端部には板
バネからなる一対のカセット押えバネ46が取付けられ
ている。
そして上記ホルダー2は第6図及び第7図に明示される
ように、キャビネット1に形成された開口48を挿通し
て、第6図の如くキャビネット1外に突出して傾斜する
復動位置と、第7図の如くキャビネット1内に挿入され
て垂直状をなす往動位置との間で両支点ピン33a、3
3bを中心に回動自在に構成されている。
なおこの際ホルダー2を戻しバネ36に抗して上記往動
位置に回動させた時、係止爪37がロックピン40に係
止されて、ホルダー2はその往動位置でロックされる。
また上記状態でエジェクト釦8を押してエジェクトレバ
ー44を後方に押し込むと、ロックレバ−38が引張バ
ネ43に抗して第12図鎖線の如く反時計方向に回動さ
れて、ロックピン40が係止爪37の上方に外れる為ホ
ルダー2はロック解除されて戻しバネ36により上記復
動位置へ復動される。
一方ホルダー2の背面側でその左右両端部位置には左右
一対の蓋起こし板49a、49bが配されている。
そしてこれら両蓋起こし板49a。49bはその一部を
ホルダー2の両側板28a。
128bとシャーシ31の両支持板32a、32bとの
間に捜入されている。
またこれら両蓋起こし板49a、49bの上端50a、
50bは内側に延出されでおり、これら両上端50a、
50bの前面には左右一対の蓋起こし爪51a、51b
が一体的に形成されている。
しかしてこれら両蓋起こし板49a、49bには夫々3
つのガイドピン52a、52b、52cが突設されてい
る。
なおこれらのガイドピンのうち2つ52a、52bは両
蓋起こし板49a、49bの内側に突設されており、残
りの1つは外側に突設されている。
そしてガイドピン52aはホルダー2の両側板28a。
28bに夫々形成された上下方向に直線的に延びる直線
状ガイド孔り3a内に夫々遊嵌され、ガイドピン52b
は上記両側板28aに夫々形成されたはゾし字状に屈曲
されたL字状ガイド孔53b内に夫々遊嵌され、ガイド
ピン52cはシャーシ31の両支持板32a、32bに
夫々形成された円弧状に延びる円弧状ガイド孔53c内
に夫々遊嵌されている。
そして後述するホルダー2の往復回動動作時において、
両蓋起こし板49a、49bは、上記3つのガイドピン
52a、52b、52c及び3つのガイド孔53a、5
3b、53cによる案内作用によってこのホルダー2の
動きに関連して移動操作されることになる。
なおホルダー2の下部中央相当位置にはほぼ5字状をな
すブレーキ解除レバー54が水平な支点ピン55を介し
て回動自在に枢支されでいる。
なおこのブレーキ解除レバー54の下辺部54aはホル
ダー2の下部中央部に形成された切欠き56を挿通して
このホルダー2内に出入り自在に構成されており、また
その上辺部54aは前記カセット受29の背面に当接可
能に構成されている。
そしてこのブレーキ解除レバー54は通常は自重により
第9図の如く反時計方向に回動されており、後述するカ
セット装置時に第10図の如くホルダー2によって回動
されるように構成されている。
次に前記カセット9が装置されるカセット装着位置の機
構を説明する。
このカセット装着位置は前記シャーシ31の前面に設け
られており、ここには一対のリール軸57a、57bが
回転自在に設けられている。
そしてこれら両リール軸57a、57bより上側でかつ
左右方向に偏倚した位置には前記カセット9の両口−デ
ィング孔20a、20bへの挿入用の左右一対のローデ
ィングガイド58a、58bが直角状に植設されている
なおこれら両口−ディグガイド58a、58bの先端は
2段階のテーパー面に構成された円錐状に加工されてお
り、付根部側にはカセット受台59a、59bが一体的
に成形されている。
更にまた両リール軸57a。57bより下側位置の中央
部にはカセット押えピン60が植設されており、このカ
セット押えピン60は第10図の如く前記ブレーキ解除
レバー54の上辺部54bに形成された長孔61及び切
欠き56を挿通してホルダー2の下端でその内部に挿入
可能に構成されている。
一方シャーシ31の前面カセット装置位置より上側位置
には、消去ヘッド63、録再ヘッド64、テープガイド
65、キャプスタン66等が設けらら札 またこれらの
下側位置にはテンション検出ピン67、テープシフター
68、ピンチローラ69等が設けられている。
なお両ヘッド63.64及びテープガイド65等はシャ
ーシ31の前面側に所定高さに取付けられたヘッド基板
70の前面に取付けられている。
また消去ヘッド63の一側面には板状のテープガイド7
1が取付けられている。
なお上記テンション検出ピン67はテンションアーム7
2によって支点ピン73を介して回動自在に枢支されへ
また上記テープシフター68はシフターアーム74に
よって支点ピン75を介して回動自在に枢支されている
更に上記ピンチローラ69はピンチローラアーム76に
よって支点ピン77を介して回動自在に枢支されている
なおこれらテンション検出ピン67、テープシフタ[6
8、ピンチローラ69はテープデツキが再生又は記録或
いはポーズモード以外の時は第5図実線の位置にあり、
上記モードの時にはこれらは第5図鎖線の位置へ移動さ
れるように構成されている。
なお78はシャーシ31の前面側に所定高さに取付けら
れたシャーシ前面カバー用の化粧板であり、前述した両
リール軸57a、57b、両口−ディングガイド58a
、58b、カセット押えピン60、両ヘッド63,64
、テープガイド65、キャプスタン66、テンション検
出ピン67、テープシフター68、ピンチローラ69等
はこの化粧板78を挿通して前方側に突出或いは露出さ
れている。
次に上記述べたカセット装着装置によるカセット9の装
着要領を説明する。
先ずカセット9が装着される以前においてテープデツキ
は当然停止モードとなっており、この停;止モードにお
いては、テンション検出ピン67、ピンチローラ68、
テープシフター69は第5図実線の位置に夫々復動され
ている。
一方ホルダー2は第6図の如くキャビネット1の外方に
起用して傾斜した復動位置にある。
そして最初カセット9は上記位置にあるホルダー2内に
第6図の如く斜め上方から挿入される。
但しこの際カセット9の両前蓋21a、21bは第4図
の如き閉状態を保持しており、そしてホルダー2内に挿
入されたこのカセット9はカセット9はカセット受29
によって受は止められて第6図実線の状態となる。
次に上記状態でホルダー2の前面板27を押すと、この
ホルダー2が戻しバネ36に抗して両支点ピン33a、
33bを中心に第6図時計方向に回動されへこのホルダ
ー2によってカセット9も同方向に回動されながらキャ
ビネット1内に移動される。
そしてホルダー2が第7図の往動装置に達した時に、カ
セット9がカセット装着位置に正しく装着される。
一方上記カセット9の装着動作途中で、しかも早い時期
に両蓋起こし爪51a、51bによってカセット9の両
前蓋21a、21bが第5図の如く自動的に開かれるこ
とになる。
こ\で先ずカセット装着動作について述べれば、ホルダ
ー2によるカセット9の上記回動途中で、両口−ディン
グガイド58a、58bがカセット9の両口−ディング
孔20a、20b内に相対的に挿入される。
また両リール軸57a、57bもカセット9の両リール
軸挿入孔24a、24b内に相対的に挿入されて、両リ
ール12,13のリールハブに夫々係合される。
またカセット9の下端中央部カセット押えピン60に当
接される。
一方ホルダー2の上記回動に伴って両カセット押えバネ
46がカセット9の前面の左右両端を押す為、カセット
9は両口−ディングピン58a、58bのカセット受台
59a、59b及びカセット押えピン60に押圧される
そしてホルダー2が第7図の往動位動に達した時、カセ
ット9は第5図及び第8図に示される状態で、上下方向
、左右方向及び前後方向に位置決めされた状態で固定さ
れる。
またこの瞬間に係止爪37がロックピン40に係合され
て、ホルダー2が上記往動位置でロックされ、一連のカ
セット装着動作が完了する。
なお上記カセット9の装着動作途中で、ホルダー2のカ
セット受29がブレーキ解除レバー54の上辺部54b
に当接してこれを押す為、このブレーキ解除レバー54
が第9図時計方向に回動される。
この結果第10図の如くこのブレーキ解除レバー54の
下辺部54aがカセット9の底面中央部の切欠き25か
らカセット9内に挿入されて、カセット9内の両ブレー
キレバー26a、26bを押し、これら両ブレーキレバ
ー26a、26bによる両リール12.13のブレーキ
を解除する3次に上記カセット装着動作に関連する両前
蓋21a、21bの開放動作を第11A図〜第11F図
によって説明する。
なおこの場合の両蓋起こし板49a、49b及び両蓋起
こし爪51a。
51bによる両前蓋21a、21bの開放動作は左右対
称の同じ動作であるので、こ〜では一方の蓋起こし板4
9a及び蓋起こし爪51aの動きについてのみ説明する
先ず復動位置にあるホルダー2内に前述の如くカセット
9が斜め上方から挿入された時の状態が第11A図に示
す状態であり、この時ホルダー2はA、の位置、憲起こ
し板49aはB1の位置、カセット9はC1の位置に夫
々ある。
またこの時蓋起こし爪51aとカセット9との間には充
分な隙間lが開いている。
そしてこの時ガイドピン52aの直線状ガイド孔53a
の下端位置a1に、ガイドピン52bは屈曲状ガイド孔
53bの下部一端位置b1に、ガイドピン52cは円弧
状ガイド孔53cの下端位置c1に夫々位置し、これら
の位置で互に位置決めされた状態になっている。
そして上記状態でホルダ2を往動位置に向けて両支点ピ
ン33a、33bを中心に時計方向に回動させて、カセ
ット9の装着動を行なう。
今第11B図はホルダー2がA1位置からA2位置に角
度θ1分回動された瞬間を示しており、この時カセット
9も同角度01分回動されてC1位置からC2位置に達
する。
しかしてこのカセット装着装置では、上記の間に、蓋起
こし板49aがB1位置からB2位置へ向けて、上記カ
セット9の回動方向とは逆方向に角度θ22分回動れる
即ちカセット9が時計方向に回動されるのに対して、蓋
起こし板49aはその逆方向である反時計方向に回動さ
れ、この蓋起こし板49aは回動されて来るカセット9
を自らの回動によって積極的に迎えに行くことになる。
従ってこの間に蓋起こし爪51aとカセット9との間の
隙間lは素早く縮められることになる。
つまり、ホルダー2がA1位置からA2位置に回動され
る間に、ガイドピン52bが屈曲状ガイド孔53bの前
記下部一端位置b1から屈曲部位置b2に持ち来たされ
る一方、支点ピン33aを中心としたガイドピン52a
の時計方向側への角度62分の回動力が蓋起こし板49
aに伝えられる為、この蓋起こし板49aが円弧状ガイ
ド孔53cの下端位置c1にあるガイドピン52cを中
心に反時計方向に回動されることになって、蓋起こし板
49aがカセット9に近づくことになる。
そしてホルダー2が第11C図のA3位置に達した時、
同様にC3位置に達したカセット9の切欠き18a間に
蓋起こし爪51aが挿入されて、この蓋起こし爪51a
が前蓋21aの下に係合される。
なおこの時点で蓋起こし板49aはカセット9の背面に
これとはゾ平行に接触される。
そしてこれ以後蓋却こし板49aはその平行状態を保持
してカセット9と共に時計方向側に回動されることにな
る。
しかしてホルダー2が上記状態から引き続いて時計方向
側に回動され、これが第11D図、第11E図に示され
た各位置A4.A5を経て、第11F図に示されたA6
の往動位置に回動されることによって、カセット9も第
11D図、第11E図に示された各位置C4,C5を経
て第11F図に示された位置C6のカセット装置完了位
置へ回動される。
するとこの間にガイドピン52cが円弧状ガイド孔53
cの円弧面に沿って押上げられて、このシガイドピン5
3cがこの円弧状ガイド孔53cの各位置C2,C3,
C4を経て、その一端位置C5へ持ち来たされる。
そしてこの時このガイドピン53cの移動に関連して両
ガイドピン52a。
52bも両ガイド孔53a、53bに沿って押シ上げら
れ、これら両ガイドピン52a、52bも夫々これら両
ガイド孔53a、53bの各位置a2.a3.a4及び
b2.b3.b4を経て、これらの上端位置a5.b5
へ持ち来たされる。
この結果蓋起こし板49aがカセット9に対して前記平
行状態を保ったま5相対的に上方に移動される。
即ち蓋起こし板49aはカセット9と共に時計方向側に
回動されながら、カセット9に対して上昇されることに
なる。
そして上記の間に蓋起こし爪51aが前蓋21a。
を下から押上げる為、この前蓋21aが自動的に開放さ
れる。
つまり蓋起こし爪51aの押上げにより前蓋21aは支
点ピン22aを中心に戻しバネ23aに抗して第5図の
如く反時計方向に回動されて、開かれることになる。
なお以上述べたカセット装着装置によれば、復動位置か
ら往動位置側へのホルダー2の回動初期に、蓋起こし爪
51aがカセット9の前蓋21aに素早く係合して、こ
の前蓋21aを素早く、確実に開くことが出来で、非常
に都合が良い。
以上により一連のカセット装着動作が完了するが、この
カセット9の装着により復動位置にあるテンション検出
ピン67、テープシフター68、ピンチローラ69が第
5図の如くカセット9の切欠き19b、19a、18a
を夫々挿通してカセット9内に挿入され、これらがテー
プ14の内側(図中主側)に挿入される。
一方テープ14は両ヘッド63,64、テープガイド6
5、キャプスタン66の前面側(図中下側)に挿入され
ることになる。
そして本テープデツキでは、上記カセット装着後に例え
ば記録釦3や再生釦5が押されて記録モード又は再生モ
ードに切換えられると、テンションアーム72、シフタ
ーアーム74、ピンチローラアーム76が夫々第5図鎖
線の如く上方側に回動されて、テンション検出ピン67
、テープシフター68、ピンチローラ69がカセット9
の各切欠き19a、19b、18aからカセット9の上
方に抜き出されて、これらが第5図鎖線の往動位置へ往
動される。
この結果テープ14がカセット9の開口17から第5照
鎖線の如く引出されて、このテープ14が両ヘッド63
,64、両テープガイド65.71に夫々接触された状
態の走行路にローディングされる。
またこれと同時にピンチローラ69によってテープ14
がキャプスタン66に圧着される。
従ってテープ14は上記の如く引出された状態で走行さ
れて、従来公知の記録又は再生が行なわれるようになっ
ている。
なおテープ14の早送りや巻戻しは、このテープ14が
第5図実線の如くカセット9内に引き戻された状態で行
なわれるようになっている。
なおりセット9をエジェクトする際にはエジェクト釦8
を押し、ロックピン40を係止爪37から外して、ホル
ダー2のロックを解除する。
この結果ホルダー2は戻しバネ36によって往動位置か
ら復動位置に回動され、カセット9が両リール軸57a
、57bや両口−ディングピン58a。
58bから抜き取られると同時に、前述したカセット装
着動作の逆動作によって両前蓋21a、21bが戻しバ
ネ23a、23bによって自動的に閉じられることにな
る。
次に第12図〜第19図によってテープ走行駆動機構及
びこれに関連する機構を説明する。
先ず前記両リール軸57a、57bの基部側には従来公
知の如く夫々リール台80a、80bが取付けられてい
る。
そして巻取側リール台80aの一側部にはFWDアイド
ラ81が配されており、また両す一ル台80a、80b
間にはREWアイドラ82とFFアイドラ83とが上下
に互に位置をずらせて配されている。
またシャーシ31の所定位置には駆動用モータ84が取
付けられている。
なお上記FWDアイドラ81は支点ピン85を介してシ
ャーシ31に回動自在に枢支されたアイドラレバー86
の一端に回転自在に枢支されている。
また上記REWアイドラ82は支点ピン88を介してシ
ャーシ31に回動自在に枢支されたアイドラレバー89
の一端に振り子90を介して回転自在並びに揺動自在な
状態に枢支されている。
更にまた上記FFアイドラ83は支点ピン91を介して
シャーシ31に回動自在に枢支されたアイドラレバー9
2に回動自在に枢支されている。
そして上記FWDアイドラ81のアイドラ軸94と、F
Fアイドラ83のアイドラ軸95とに夫々固着されたプ
ーリ96,97と、前記モータ84のモータ軸98に固
着の2段ブーJ99,100のうちの一方99との間に
はベルト101が巻掛けられている。
また前記キャプスタン66に固着のフライホイニル10
2に一体的に成形されたブー1103と、上記2段ブー
J99,100のうちの他方100との間にはベルト1
04が巻掛けられている。
従ってモータ84の作動により上記ベルト及びプーリ群
を介してキャプスタン66及び両アイドラ81.83が
常時回転駆動されるように構成されている。
一方シャーシ31にはモード切換え用の5つのスライダ
ー107,108,109,110゜111が上下に所
定の間隔を隔て、かつ夫々はゾ水平な状態に取付けられ
ている。
なおこれらの各スライダー107,108,109,1
10゜111は例えばシャーシ31に植設された一対の
ガイドピン112に夫々長孔113を介して係合されて
、夫々第12図左右方向に摺動自在に構成されている。
そしてこれらの各レバー107゜108.109,11
0,111は夫々引張バネからなる戻しバネ114,1
15,116,117゜118によって第12図右方向
側に摺動附勢されている。
また前記供給側リール台80bの一側部にはテンレギレ
バー120が配されており、このテンレギレバー120
は支点ピン121を介してシャーシ31に回動自在に枢
支されている。
このテンレギレバー120にはその一端にブレーキシュ
122が固着されていて、このブレーキシュ122が上
記リール角80bの局面に圧着及び離間自在に構成され
ている。
なおこのテンレギレバー120の他端は長孔123とピ
ン124とによる結合構造を介して前記テンションアー
ム72の他端に結合されている。
そしてこのテンレギアーム120は引張バネからなるテ
ンレギバネ125によって第12図時計方向に回動附勢
されており、これに連動してテンションアーム72が第
12図反時計方向に回動附勢されている。
なおこのテンションアーム72はこれの一部に植設され
たピン126によって前記スライダー107の一部に一
体的に形成されたカム片127に常時当接されている。
また上記スライダー107と前記アイドラレバー86と
の中間部には変換レバー129が配されており、この変
換レバー129は支点ピン130を介してシャーシ31
に回動自在に枢支されている。
そしてアイドラレバー86の他端とこの変換レバー12
9の一端とはピン131と長孔132とによる結合構造
を介して結合されている。
なおアイドラレバー86は引張バネからなるリミッタ−
バネ133によって第12図時計方向に回動附勢されて
おり、これに連動して変換レバー129が第12図反時
計方向に回動附勢されている。
そしてこの変換レバー129の他端は前記スライダー1
07の一部に植設されたピン134に当接されている。
またこのピン134と前記シフターアーム74の他端に
植設されたピン135との間に引張バネからなるシフタ
ーバネ136が張設されており、上記ピン135が上記
スライダー107の端面137に常時圧接されている。
また前記アイドラレバー89の他端と前記スライダー1
11との間に張設された引張バネからなるリミッタ−バ
ネ138により、このアイドラレバー89が第12図時
計方向に回動附勢されており、かつこのアイドラレバー
89の他端はスライダー111の端面139に常時当接
されている。
なお前記振り子90はシャーシ31に設けられたガイド
孔140によって位置規正されている。
更に前記アイドラレバー92と前記スライダー109と
の間には変換レバー142が配されており、この変換レ
バー142は支点ピン143を介してシャーシ31に回
動自在に枢支されている。
そしてアイドラLn−92m一端とこの変換レバー14
2の一端とがピン144と長孔145とによる結合構造
を介して互に結合されている。
なおアイドラレバー92は引張バネからなるリミッタ−
バネ146によって第12図時計方向に回動附勢されて
おり、これに連動して変換レバー142が第12図反時
計方向に回動附勢されている。
そしてこの変換レバー142の他端が上記スライダ10
9の端面147に常時当接されている。
更にまた前記ピンチローラアーム76の前記支点ピン7
7は前記キャプスタン66の軸受149に植設されてお
り、このピンチローラアーム76はこれと前記スライダ
ー108との間に張設された引張バネからなるリミッタ
−バネ150によって第12図時計方向に回動附勢され
ている。
なおこのピンチローラアーム76はその他端に植設され
たピン151によってスライダー108の端面151に
常時当接されている。
また両リール台80a、80bの上部には左右一対のリ
ミッタ−ブレーキ155a、155bが配されている。
これらの両リミッターブレーキ155a、155bは夫
々ブレーキシュー156a。
156bが固着されたブレーキシューレバー157a、
157bと、ブレーキレバー158a。
158bとから構成されていて、両ブレーキレバー15
8a、158bが夫々支点ピン159a。
159bを介してシャーシ31に回動自在に枢支されて
いる。
そしてこれら両ブレーキレノ−158a。158bはは
ゾ逆T字形をなしていて、これらの一方のアーム部16
0a、160bに上記両ブレーキシューレバー157a
、157bが夫々支点、ピン162a、162bを介し
て回動自在に枢支されている。
なお第18B図に明示されるように両ブレーキレバー1
58a、158bの他方のアム部161a、161bは
斜め切断部163a。
163bによって水平面内で互に対向し、かつこれらの
長手方向に互に重なっている。
また両ブレーキシューレバー157a、157b間には
引張バネからなるリミッタ−バネ164が張設されてお
り、かつ各ブレーキレバー158a、158bと各ブレ
ーキシューレバー157a、157bとの間には、これ
らのバネ受165a、165bと166a、166bと
の間に引張バネからなる一対のリミッタ−バネ167a
、167bが張設されでいる。
そして上記両リミッタブレーキ155a。155bと前
記両スライダー109,110との間にははゾ逆り字状
をなす変換レバー168が配されている。
この変換レバー168は支点ピン169を介してシャー
シ31に回動自在に枢支されていて、その水平に延びた
一端168aが上記両アーム部161a、161bの重
なり部上に延出され、他端168bは両スライダー10
9,111側に垂下されている。
なおこの他端168bの一部に一体的に成形された折曲
部170がスライダー109に成形された切欠き171
内に挿入され〜このスライダー109に一体的に成形さ
れた突片172が上記折曲部170に当接可能に構成さ
れている。
またスライダー111に一体的に成形された突片173
が上記他端168bの最下端に一体的に成形された折曲
部174に当接可能に構成されている。
なお前記スライダー107の一部に一体的に成形された
折曲部175が一方のリミッタ−ブレーキ155aのブ
レーキレバー158aのバネ受165aに当接可能に構
成されている。
またスライダー108の一部に一体的に成形された折曲
部180が他方のリミッタ−ブレーキ155bのブレー
キシューレバー157bに当接可能に構成されている。
また第18A図に明示されるように、前記スライダー1
10の一端側にむいてシャーシ31にスイッチ作動レバ
ー176が支点ピン177を介して回動自在に設けられ
ている。
そしてこのスイッチ作動レバー176の一端176aと
スライダー110との間に張設された引張バネからなる
リミッタ−バネ178によってこのスイッチ作動レバー
176が第18A図時計方向に回動附勢されてスライダ
ー110の端面179に当接されている。
なおこのスイッチ作動レバー176の他端176bはス
ライドスイッチにて構成された記録、再生回路の切換え
スイッチS8のスライダー181に係合されている。
次に以上述べたテープ走行駆動機構によるテープの走行
駆動状況を説明する。
先ず前記5つのスライダー107,108゜109.1
10,111の第12図左側端部には夫々折曲部183
,184,185,186゜187が一体的に成形され
ており、これらの折曲部を後述するモード選択機構の3
つのモード選択レバー189,190,191によって
選択的に。
駆動されることによって上記スライダー107゜108
.109,110,111が選択的に駆動されるように
構成されている。
但しこの際後述する如く1つのモード選択レバー189
は1つのスライダー107のみを専用に駆動するが、他
の2つのモード選択レバー190,191は各一対のス
ライダー108と109,110と111とを選択的に
駆動するように構成されている。
〔停止モード〕
この停止モードとは第12図に示された状態であり、こ
れは前述したカセット9が所定位置に装着された時の状
態である。
なおこの時テンション検出ピン67、テープシフター6
8、ピンチローラ69はテープ14の内側に挿入され、
かつ復動位置に復動された状態になっている。
またこの時FWDアイドラ81は巻取り側リール台80
aから離間されている。
更にこの時雨リミッタ−ブレーキ155a、155bの
再ブレーキシュー156a、156bは両リール台80
a、80bに圧着されていて、両リール台80a、80
bの回転は停止されている。
またこの時テンレギレバー120のブレーキシュー12
2は供給側リール台80bから離間されている。
なおこの停止モードで既に電源スィッチがオンされてお
ればモータ84は作動しており、このモータ84によっ
てキャプスタン66、FWDアイドラ81、FFアイド
ラ83が夫々矢印方向に回転駆動されている。
〔再生モード〕
この再生モードは第13図に示された状態であり、これ
は例えば前述した停止モードで前記再生釦5が押されて
後述する再生スイッチがオンされることによって行なわ
れる。
今再生スイッチがオンされると。
先ずモード選択レバー189がスライダー107の折曲
部183に当接してこのスライダー107を戻しバネ1
14に抗して第13図左方向にスライドさせる。
そしてこれに少し遅れて、モード選択レバー190がス
ライダー108の折曲部184に当接してこのスライダ
ー108を戻しバネ115に抗して第13図左方向にス
ライドさせる。
先ずスライダー107が第13図左方向にスライドされ
ると、カム片127がピン126から離れる為、テンレ
ギバネ125の働きによってテンレギレバー120が時
計方向に回転さね、テンションアーム72が反時計方向
に回転される。
これによりテンション検出ピン67がカセット9の上方
側に移動して往動位置に達し、またブレーキシュー12
2が供給側リール台80bに軽く圧着される。
またこれと同時にリミッタ−バネ136を介してシフタ
ーアーム74が時計方向に回転さ瓢テープシフター68
がカセット9の上方側に移動して往動位置に達する。
なおこの時テープシフター68は前記ヘッド基板70の
一部に形成された切欠き193に入り込んで位置規制さ
れる。
そして以上の動作によりテンション検出ピン67とテー
プシフター68とによってテープ14がカセット9の上
方に引出されて、両ヘッド63゜64、両テープガイド
65,71に夫々接触された状態の走行路にローディン
グされる。
また上記テープ引出し動作と同時に、リミッタ−バネ1
33の働きによってアイドラレバー86及び変換レバー
129が時計方向及び反時計方向に回転されて、FWD
アイドラ81が巻取側リール台80aに圧着される。
そしてこれと同時に折曲部175が一方のブレーキレバ
ー158aのバネ受165aに当接されてこれを押す為
、このブレーキレバー158aがリミッタ−バネ164
に抗して反時計方向に回動され、ブレーキシュー156
aが巻取り側リール台80aから離間される。
なおこの際上記リミッタ−バネ164は一対のりミツタ
ーバネ167a、167bより弱いバネに構成されてい
る関係で、他方のブレーキレバー158bは前述した停
止モードの状態に保持されている、即ちブレーキシュー
156bが供給側リール台80bに圧着されて、このリ
ール台80bの回転を止めている。
次に上記スライダー107のスライドに少し遅れて、ス
ライダー108が第13図左方向にスライドされると、
リミッタ−バネ150を介してピンチローラアーム76
が時計方向に回転されて、ピンチローラ69がカセット
9の上方に移動しキャプスタン66にテープ14を圧着
させる。
またこれと同時に折曲部180がブレーキシューレバー
157bに当接してこれを押す為、このブレーキシュー
レバー157bがリミッタ−バネ164に抗して時計方
向に回転され、ブレーキシュー156bが供給側リール
台80bから離間される。
従ってこの再生モードでは、テープ14がカセット9の
上方に引出されて所定の走行路にローディングされた状
態で、ピンチローラ69によってキャプスタン66に圧
着されると共に、両リール台80a、80bのブレーキ
が共に解除され、かつFWDアイドラ81によって巻取
り側リール台80aが矢印方向(テープ巻取り方向)に
回転駆動されることになって、テープ14が第13図右
方向に所定の速度で走行され、録再ヘッド64によって
所望の再生が行なわれることになる。
なおこの再生モード中テンション検出ピン67はテープ
14のテンションを常時検出し、テープテンションの変
化に応じてリミッタ−バネ125の働きと相俟ってテン
ションアーム72が時計方向及び反時計方向に揺動され
ることで、テンレギレバー120が反時計方向及び時計
方向に揺動される。
これによりブレーキシュー122が供給側リール台80
bに対して圧着、離間動作を繰返し、テープ14のバッ
クテンションが自動調整されて、テープ14が定テンシ
ョン状態で安定走行されることになる。
〔記録モード〕
この記録モードは第14図に示された状態であり、これ
は例えば前述した停止モードで前記再生釦5と記録釦3
とが同時に押されて後述する再生スイッチと記録スイッ
チとが同時にオンされることによって行なわれる。
今再生スイッチと記録スイッチとが同時にオンされると
、前述した再生モード切換え時と同様に、先ずスライダ
ー107が第14図左方向にスライドされ、そしてこれ
に少し遅れで両スライダー108.110とが同時に第
14図左方向にスライドされる。
なおスライダー110はモード選択レバー191がこれ
の折曲部186に当接して押すことによって戻しバネ1
17に抗してスライドされる。
そしてこのスライダー110のスライドによりリミッタ
−バネ178を介してスイッチ作動レバー176が第1
8A図時計方向に回動され、その他端176bが切換え
スイッチS1のスライダー181をスライドして、この
スイッチS1を再生モードから記録モードに切換える。
なおこの他の動作は前述した再生モード時と全く同様で
あり、テープ14は第14図右方向に所定の速度で走行
され、録再ヘッド64によって所望の記録(録音)が行
なわれることになる。
〔ポーズモード〕
前述した記録又は再生モード中にテープ14の走行を一
時停止させる為のポーズモードは、この記録又は再生モ
ード中に前記ポーズ釦10が押されて後述するポーズス
イッチがオンされることによって行なわれる。
第15図はこのポーズモードを示したものであり、例え
ば再生モード中にポーズスイッチがオンされると、モー
ド選択レバー190によるスライダー108のスライド
が解除され、このスライダー108が戻しバネ115に
よって第13図右方向に復動される。
するとピンチローラアーム76が復動されて、ピンチロ
ーラ69がキャプスタン66から離間されると同時に、
スライダー108の折曲部180がブレーキシューレバ
ー157bから離れる為、このブレーキシューレバー1
57bがリミッタ−バネ164によって第13図右方向
に復動されて、そのブレーキシュー156bが供給側リ
ール台80bに圧着される。
従ってこのポーズモードではキャプスタン66によるテ
ープ14の駆動が断たれると同時に、供給側リール台8
0bにブレーキが掛けられて、テープ14の走行が一時
停止することになる。
但しこのポーズモードで、FWDアイドラ81は依然と
して巻取り側リール台80aに圧着されているから、こ
のリール台80aは依然として回転駆動されている。
しかしながら従来公知の如<、FWDアイドラ81はト
ルクリミッタ−機構を介してリール台80aをフリクシ
ョン駆動しており、一方供給リール台80bにはブレー
キがかけられているから、テープ14は緊張され、かつ
テープ14によって巻取り側のリール台80a及びリー
ル軸57aの回転が止められた状態になる。
なお記録モード中にポーズスイッチがオンされた時には
モード選択レバー191によるスライダー110のスラ
イドも解除さね、このスライダー110が戻しバネ11
7によって第14図右方向に復動されるのであり、その
他の動作は上記再生モード中のポーズと全く同様である
また本テープデツキでは停止モードから上記ポーズモー
ドへの切換えが可能となっており、この際には逆にモー
ド選択レバー189によって1つのスライダー107の
みが第15図の如く左方向にスライドされた状態となる
なおこの際にはテープ14はカセット9内から引出され
て所定の走行路にローディングされた状態で緊張され、
かつその走行が一時停止されこ状態になる。
〔早送りモード〕
この早送りモードは第16図に示された状態であり、こ
れは前述した停止モードで前記早送り釦4が押されて後
述する早送りスイッチがオンされることによって行なわ
れる。
今早送りスイッチがオンされると、モード選択レバー1
90がスライダー109の折曲部185に当接してこの
スライダー109を戻しバネ116に抗して第16図左
方向にスライドさせる。
これによりリミッタ−バネ146によってアイドラレバ
ー92が時計方向に回転され、FFアイドラ83が巻取
り側リール台80aに圧着される。
またこれと同時にスライダー109の突片172が変換
レバー168の折曲部170に当接してこれを押す為、
この変換レバー168が時計方向に回転され、その一端
168aが両ブレーキレバー158a、158bの両ア
ーム部161a、161b上に押圧される。
これによりこれら両ブレーキレバー158a、158b
がリミッタ−バネ164に抗して反時計方向と時計方向
とに夫々回動されて、これらの両ブレーキシュー156
a、156bが両リール台80a、80bから同時に離
間される。
従ってこの早送りモードでは両リール台80a。
80bのブレーキが共に解除されると同時に、FFアイ
ドラ83によって巻取り側リール台80aが矢印方向(
テープ巻取り方向)に高速で回転駆動され、テープ14
は第16図右方向に高速で走行される。
なおこの際テンション検出ピン67及びテープシフター
68は復動位置にあるから、テープ14はカセット9内
で走行されることになる。
〔巻戻しモード〕
この巻戻しモードは第17図に示された状態であり、こ
れは前述した停止モードで前記巻戻し釦7が押されて後
述する巻戻しスイッチがオンされることによって行なわ
れる。
今春戻しスイッチがオンされると、モード選択レバー1
91がスライダー111の折曲部187に当接してこの
スライダー111を戻し、バネ118に抗して第17図
左方向にスライドさせる。
これによりリミッタ−バネ138を介してアイドラレバ
ー89が時計方向に回転され、振り子90を介してRE
Wアイドラ82が第16図右方向に斜めに引かれて、こ
のREWアイドラ82が供給側リール台80bとFFア
イドラ83との間に圧着される。
またこれと同時にスライダー111の突片173が変換
レバー168の折曲部174に当接してこれを押す為、
この変換レバー168が時計方向に回転され、その一端
168aが両ブレーキレバー158a、158bの両ア
ーム部161a、16Ib上に押圧される。
これにより前述した早送りモード時と同様に両ブレーキ
シュー156a、156bが両リール台80a、80b
から同時に離間される。
従ってこの巻戻しモードでは両リール台80a。
80bのブレーキか共に解除されると同時に、FFアイ
ドラ83を介して駆動されるREWアイドラ82によっ
て供給側リール台80bが矢印方向(テープ巻取り方向
)に高速で回転駆動され、テープ14は第17図左方向
に高速で走行される。
なおこの際も前述した早送りモード時と同様にテープ1
4はカセット9内で走行されることになる。
なお上述した各モードから停止モードへの切換えは前記
停止釦6が押されて後述する停止スイッチがオンされる
ことによって行なわれる。
そして停止スイッチがオンされ\ば、モード選択レバー
189.190,191によるスライダー107゜10
8.109,110,111のスライドが総て解除され
る為、前述したように左方向にスライドされていたこれ
らのスライダー107,108゜109.110,11
1が夫々第12図の如く右方向に復動されて、総ての機
構が第12図の状態に復動されることになる。
しかして例えば再生モードから停止モードに切換えられ
る時には、次のような動作が行なわれる。
再生モード中に停止スイッチがオンされると、先ずモー
ド選択レバー190によるスライダー108のスライド
が解除されて、このスライダー108が復動され、これ
に少し遅れてモード選択レバー189が解除されて、ス
ライダー107が復動される。
そしてスライダー108が復動されると、前述したポー
ズモード時と同様にピンチローラ69がキャプスタン6
6から離間されると同時に、ブレーキシュー156bが
供給側リール台80bに圧着される。
なおこの時リミッタ−ブレーキ155bの従来公知の働
きにより、ブレーキシュー156bは供給側リール台8
0bに対して喰い込み作用で強く圧着されるから、この
リール台80bには強いブレーキがかけられてその回転
は瞬時に止められる。
そしてこの後スライダー108が復動されると、そのカ
ム片127によってピン126が押され、テンションア
ーム72がテンレギバネ125に抗して時計方向に回転
されて、テンション検出ピン67がカセット9内の復動
位置へ復動される。
またこれと同時にスライダー107の端面137によっ
てピン135が押される為、シフターアーム74が反時
計方向に回転され、テープシフター68がカセット9内
の復動位置に復動される。
そしてこの後スライダー107の折曲部175がブレー
キレバー158aのバネ受165aから離れることによ
ってブレーキレバー158aがリミッタ−バネ164に
よって時計方向に回転されて、ブレーキシュー156a
が巻取り側リール台80Hに圧着される。
なおこの時リミッタ−ブレ2−キ155aの従来公知の
働きにより、ブレーキシュー156aは巻取りリール台
80aに対して逃げ作用を伴いながら軽く圧着されなが
ら、このリール台80aには弱いブレーキがかけられる
そしてこの直後にスライダー107のピン1343が変
換レバー129を押してこれを時計方向に回転する為、
アイドラレバー86がりミツターバネ133に抗して反
時計方向に回転されて、淘アイドラ81が巻取り側リー
ル台80aから離間されることになる。
即ち第19図に表わされるように、先ずピンチローラ6
9がキャプスタン66から離間されると同時に、供給側
リール台80bにブレーキがかけられて、テープ14の
供給が停止される。
引き続いてテンション検出ピン67及びテープ・シフタ
ー68が復動されて、テープ14がカセット9内へ引き
戻し可能な状態になる。
そしてこの瞬間にテープ14には弛みが生じる。
しかしながらこの間のFWDアイドラ81は依然として
巻取り側リール台80aに圧着されていて、このリール
台80aのテープ巻取り方向側への回転が継続されてい
るから、上記テープ14に弛みが生じた瞬間に、そのテ
ープ14の弛み分は前記巻取りリール13に巻取られる
従ってテープ14は上記巻取りによりカセット9内に引
き戻されると共に、カセット9内で緊張されることにな
る。
そして最後に巻取り側リール台80aにブレーキがかけ
られ、かつそのリール台80aの駆動が断たれることに
なり、テープ14の緊張状態はそのま5保持される。
なお記録モードから停止モードに切換えられた時も上記
と同様の動作により、テープ14はカセット9内に引き
戻されて緊張されることになる。
そして以上のようにテープ14内で緊張させておけば、
カセット9を一旦エジェクトした後、再び装着する際に
、テープ14に弛みがないことで、このテープ14をキ
ャプスタン66とピンチローラ69との間等の比較的狭
まい隙間に確実にして円滑に挿入させることが出来る。
なお本テープデツキでは、停止モードからポーズモード
への切換えが可能であり、この動作を繰返し行なった場
合にはテープ14に弛みが生じる恐れがある。
即ち前述したようにポーズモードでは供給側リール台8
0a側にブレーキがかけられていて、巻取り側リール台
80a側のブレーキは解除されているから、テープ14
が巻取りリール13側から引出されて弛み、テープ14
に位置ずれが生じて、次に再生又は記録を行なう際に不
都合を生じることになる。
しかるに本テープデツキでは前述したようにポーズモー
ド中FWDアイドラ81で巻取り側リール台80aをフ
リクション駆動していて、テープ14を常に緊張させて
いるから、上記停止モードとポーズモードとの切換えを
繰返して行なったとしても、テープ14に弛み、位置ず
れ等が生じるようなことは全くない。
次に第20図〜第27図によってモード選択機構及びこ
れに関連する機構を説明する。
先ず前記シャーシ31の背面側でかつ第12図で左側に
偏倚した位置にはサブシャーシ196が固着されている
そしてこのサブシャーシ196にはモード選択用の3つ
のプランジャーソレノイド(以下単にプランジャーと記
載)197,198゜199が上下に所定の間隔を隔て
、かつ夫々はゾ水平な状態に取付けられている。
なお図面の関係で第20図〜第22図及び第25図では
上記プランジャー197,198,199を左右方向に
並べたが、これらの図面中布側のプランジャー197が
最上部に位置し、左側のプランジャー199が最下部に
位置するものである。
上記各プランジャー197,198,199の各プラン
ジャーピン200,201,202の先端には夫々連結
板205,206,207が夫々ピン208,209.
210によって結合されている。
なおこれらの各連結板206,207゜208の先端部
はサブシャーシ196に一体的に成形された垂直板部1
96aに成形されたスリット211,212,213に
夫々挿通されている。
またこれらの各連結板205,206,207に一体的
に成形されたバネ受205a、206a。
207aと上記垂直板部196aとの間には夫々引張バ
ネからなる戻しバネ214,215,216が張設され
ていて、これら各連結板205,206゜207及び各
プランジャーピン200,201゜202が夫々第23
図、第24図、第26図左方向(第12図における左方
向でもある)に摺動附勢されている。
なおこれら連結板205,206゜207はこれらの一
部に打出し成形されたダボ等のストッパー217によっ
て垂直板部196aに当接してその復動位置を規制され
ている。
一方サブシャーシ196に一体的に成形された、上下一
対の水平板部196b間には支点軸兼用のガイド軸21
8が垂直状に架設されている。
そしてこのガイド軸218に前記モード選択レバー18
9.190,191が夫々係合されている。
なおこれらモード選択レバー189,190゜191は
夫々一端側にコ字状部219が一体的に成形されへまた
はゾ中間部に軸挿通用ボス部220が一体的に成形され
ている。
なお2つのモード選択しn−190と191との一部に
はストッパ一部221が夫々一体的に成形されている。
そして1つのモード選択レバー189は上記ガイド軸、
218に上記ボス部220によって挿通されて、このガ
イド軸218を中心に回転自在に構成されており、残り
の2つのモード選択レバー190゜191はこれらのボ
ス部220によって上記ガイド軸218に挿通されて、
このガイド軸218に沿って上下方向に摺動自在に構成
されると共に、このガイド軸218を中心に回転自在に
構成されている。
しかしてこれら3つのモード選択レバーのうち最上部に
位置するモード撰択レバー189の先端189aが前記
スライダー107の折曲部183に係合されるように構
成されている。
また中間部及び最下部に位置する2つのモード選択レバ
ー190と191との先端190aと191aとは、こ
れらがガイド軸218に沿って上下に位置変更されるこ
とで、前記各一対のスライダー108と109及び11
0と111との折曲部184と185及び186と18
7とに選択的に係合されるように構成されている。
なお上記各モード選択レバー189,190゜191は
そのコ字状部219によって前記各連結板205,20
6,207の両側に挿入されていて、これらの各コ字状
部219において各連結板205.206,207に摺
動自在に挿通されたピン222,223,224を介し
て結合されている。
また各モード選択レバー189,190゜191はこれ
とサブシャーシ196に設けられた3つのバネ受225
,226,227との間に夫夫張設された引張バネから
なる戻しバネ228゜229.230によって第23図
、第24図、第26図反時計方向に回動附勢されている
また前記垂直板部196aの内側にはスライダー232
が垂直状に配されている。
このスライダー232はその上下端部232a、232
bを垂直板部196aに成形された長孔233と下部側
水平板部196bに成形された挿通孔234に挿通され
て、これにて案内された上下方向に摺動自在に構成され
ている。
なおこのスライダー232はその一部に一体的に成形さ
れたバネ受235と下部側水平板196bとの間に張設
された引張バネからなる戻しバネ236によって下方側
に摺動附勢されている。
またこのスライダー232の上下3箇所には夫々溝部2
37,238,239が成形されている。
そしてこのスライダー232の上端232aと前記モー
ド選択レバー189との間にははxL字形をなす変換レ
バー241が配されている。
この変換レバー241はサブシャーシ196に支点ピン
242を介して回動自在に枢支されており、その一端2
41aが上記モード選択レバー189のコ字状部219
のボス部243に当接され、他端241bがスライダー
232の最上部の溝部237内に係合されている。
また残りの2つのモード選択レバー190,191はこ
れらの一部で上記スライダー232の他の2つの溝部2
38゜239内に夫々係合されている。
更にまた上記3つのモード選択レバー189,190,
191が挿通すべくサブシャーン196に成形された3
つの挿通孔244,245,246のうち、244は小
幅に構成されているが、残りの2つの245゜246は
前述の如く両モード選択レバー190゜191が上下に
摺動される関係で大幅に構成されている。
そしてこれら両押通孔245,246の一側部で、かつ
上下方向の中央位置には両モード選択レバー190,1
91の各ストッパ一部221に対応するストッパー片2
47が夫々一体的に成形されている。
次に以上述べたモード選択機構によるモード選択状況を
説明する。
なおこのモード選択機構では少数である3つのプランジ
ャー197,198,199のオン、オフ動作によって
前述した多数である5つのスライダー107,108,
109,110,111を選択的にスライド駆動して、
前述した各モード切換えを行なうものである。
〔停止モード相当時〕
この時には総てのプランジャー197,198゜199
がオフ状態にある。
そして第20図の如くスライダー232が戻しバネ23
6によって下方に復動されていることで、両溝部238
,239で両モード選択レバー190,191が引っ掛
けられて、これら両レバー190,191がガイド軸2
18に沿って下降された位置(第22図、及第25図で
左側に偏倚した位置)にある。
そしてこの状態において、上記両モード選択レバー19
0.191の各先端190a、191aは2つのモード
選択レバー109,111の折曲部185.187に夫
々係合されている。
〔再生モード切換え時〕
この時には先ずプランジャー197に電流が供給されて
このプランジャー197がオン状態となり、これに少し
遅れてプランジャー198に電流が供給されてこのプラ
ンジャー197がオン状態となる。
先ずプランジャー197がオン状態になると、第23図
の如くそのプランジャーピン200によって連結板20
5が戻しバネ214に抗して右方向に引かれて、モード
選択レバー189が戻しバネ228に抗して時計方向に
回転される。
この結果そのモード選択レバー189の先端189aで
スライダー107の折曲部183が押されて、このスラ
イダー107が前述した如く第12図左方向にスライド
される。
またこれと同時にモード選択レバー189のボス部24
3で変換レバー241の一端241aが押される為、こ
の変換レバー241が第21図の如く時計方向に回転さ
れる。
するとその変換レバー241の他端241bで第21図
の如くスライダー232が戻しバネ236に抗して上方
に引上げられる。
これによりこのスライダー232の両溝部238,23
9で両モード選択レバー190,191が引っ掛けられ
て、これら両レバー190,191がガイド軸218に
沿って上昇された位置(第22図及び第25図で右側に
偏倚した位置)へ往動される。
そしてこの結果筒モード選択レバー190,191の各
先端190a、190bは2つのモード選択レバー10
8.110の折曲部184,186に夫々係合される状
態に切換えられる。
しかして上記動作に少し遅れてプランジャー198がオ
ン状態になると、第24図の如くそのプランジャー20
1によって連結板206が戻しバネ215に抗して右方
向に引かれて、モード選択レバー190が戻しバネ22
9に抗して時計方向に回転される。
この結果そのモード選択レバー190の先端190aで
スライダー108の折曲部184が押されて、このスラ
イダー108が前述した如く第12図左方向にスライド
される。
〔記録モード切換え時〕
この時には再生モード切換え時と同様に先ずプランジャ
ー197に電流が供給されてこのプランジャー197が
オン状態となった後これに少し遅れて残りの両プランジ
ャ198,199に電流が供給されてこれら両プランジ
ャー198,199が同時にオン状態となる。
なおこの時にはプランジャー199がオン状態になった
ことで、そのプランジャーピン202によって連結板2
07が戻しバネ216に抗して第26図右方向に引かれ
て、モード選択レバー191が第26図時計方向に回転
され、その先端191aでスライダー111の折曲部1
87が押されて、このスライダー111が前述した如く
第12図左方向にスライドされることになる。
なおこの他の動作は前述した再生モード切換え時と全く
同様である。
〔ポーズモード切換え時〕
記録又は再生モード中にテープ14の走行を一時停止さ
せる為のポーズモードの切換えは、前述した再生又は記
録モード切換え状態で、プランジャー197のみをオン
状態に保持しておき、他のプランジャー198,199
への電流の供給茶断ってこれらのプランジャー198,
199をオフ状態に切換えるものである。
なお上記プランジャー198,199がオフ状態になれ
ば、モード選択レバー190,191及び連結板206
,207等が戻しバネ229゜230及び215,21
6によって夫々復動されることになって、スライダー1
08,110が前述した如く第12図右方向に復動され
る。
また停止モードからポーズモードへの切換えは、1つの
プランジャー197のみをオン状態にするのであり、こ
の時の関連動作は前述した再生モード切換え時のそれと
全く同様である。
〔早送りモード切換え時〕
この時にはプランジャー197がオフ状態のまま、プラ
ンジャー198のみがオン状態になる。
そしてこの時にはモード選択レバー190が下降された
位置(第22図及び25図で左側に偏倚した位置)にあ
る為、プランジャー19Bがオン状態になって前述した
動作でモード選択レバー190が第12図右方向に回転
されると、その先端190aでスライダー109の折曲
部185が押されて、このスライダー109が前述した
如く第12図左方向にスライドされる。
〔巻戻しモード切換え時〕
この時には早送りモード切換え時と同様にプランジャー
197がオフ状態のま\、プランジャー199のみがオ
ン状態になる。
そしてこの時には早送りモード切換え時と同様に、やは
りモード選択レバー191が下降された位置(第22図
及び第25図で左側に偏倚した位置)にある為、プラン
ジャー199がオン状態になって前述した動作でモード
選択レバー191が第26図時計方向に回転されると、
その先端191aでスライダー111の折曲部187が
押されて、このスライダー111が前述した如く第12
図左方向にスライドされる。
なお上述の如きモード選択機構では両モード選択レバー
190,191の上下位置変更により、各一対のスライ
ダー108と109及び110と111とを選択してス
ライドさせる構造であるから、これら両モード選択レバ
ー190,191は上下例れかの位置に正確に移動され
ている必要がある。
これに対してこれら両モード選択レバー190.191
の位置が何らかの原因で狂ってこれが上下中間位置(第
25図で1点鎖線で示す位置)で不測に停止するような
ことがあった場合には、両プランジャー198,199
がオン状態になってもモード選択レバー190.191
がスライダー108,109,110,111を正しく
;スライドさせ難くなる。
例えば何れのスライダーもスライドされなかったり、各
一対のスライダー108と109及び110と111と
が同様にスライドされる等の誤動作を招く。
そこで本テープデツキでは両モード選択レバー190.
191に上記の如き位置ずれが生じた場合には、両プラ
ンジャー198,199がオン状態になってもこれら両
モード選択レバー190゜191の作動を中止させて、
上記の如き誤動作発生を防止するようにしている。
即ち第25図で1点鎖線に示されるようにモード選択レ
バー190,191に位置ずれが生じている状態で、両
プランジャー19B、199がオン状態になると、第2
6図に明示されるようにこれら両モード選択レバー19
0,191のストッパ一部221がストッパー片247
に衝突し、これらのレバー190,191の回転を防止
するようになっている。
次に第28図〜第31図によってエジェクト防止機構を
説明する。
先ず前記ロックレバ−38の下端38bには折曲部25
0が一体的に成形されていて、この折曲部250にによ
って前記エジェクトレバー44の切欠き45に係合され
ている。
また上記下端38bには突片251が一体的に成形され
ていて、この突片251が前記支持板32aの折曲部4
2に当接することで、このロックレバ−38の第28図
時計方向の回転が規制されている。
また前記エジェクトレバー44は前記折曲部42とレバ
ー支持部47とに成形された一対のガイド溝253,2
54に挿通されて前後方向である長手方向に摺動自在に
構成されている。
そしてこのエジェクトレバー44にはその長手方向の中
間部と後端部とに一対のストッパー片255,256が
一体的に成形されている。
また前記支持板32aの横外側部にはエジェクト防止用
のスライダー258が垂直状に配され、前記レバー支持
部47の上下に一対的に成形された水平板部47a、4
7b間に架設されている。
なおこのスライダー258は上記雨水平板部47a。
47bに成形された一対のガイド溝259,260に挿
通された上下方向に摺動自在に構成されている。
そしてこのスライダー258はこれの一部に一体的に成
形されたバネ受261と上部の水平板部47aとの間に
張設された引張バネからなる戻しバネ262によって上
方側に摺動附勢されている。
なおこのスライダー258の下端には突片263が一体
的に成形されていて、この突片263が下部の水平板部
47bに当接することで上方側への摺動が規制されてい
る。
またこのスライダー258には前記エジェクトレバー4
4のストッパー片255に対向する位置に切欠き264
が成形されている。
一方上記スライダー258の上端258aと、前記巻取
り側リール台80a側のリミッタ−ブレーキ155aの
ブレーキレバー158aとの間には変換レバー266が
配されている。
この変換レバー266は支点ピン267を介してシャー
シ31に回動自在に枢支されており、その両端266a
、266bに植設された一対のピン268゜269が前
記ブレーキレバー158aのアーム部160a上と、ス
ライダー258の上端258aとに当接されてい4゜ 次に以上述べたエジェクト防止機構によるエジェクト防
止状況を説明する。
なおこのエジェクト防止機構は前述した停止モード時以
外の総てのモードでのカセット9のエジェクトを防止す
る為のものである。
即ち前述したようにカセット9が装着された状態では、
ロックピン40がホルダー2の係止爪37に係止されて
いることで、このホルダー2がロックされている。
一方エジェクトに際してはこのカセット装着状態で第2
9図の如くエジェクト釦8を押し、エジェクトレバー4
4が後方側にスライドする。
するとその切欠き45部分でロックレバ−38の折曲部
250が押され、このロックレバ−38が戻しバネ43
に抗して反時計方向に回転されて、ロックピン40が係
止孔37から外され、ホルダー2のロックが解除される
これによりホルダー2は前記戻しバネ36によって往動
位置から復動位置へ回動されて、前述したカセット9の
エジェクトが行なわれるのである。
しかしてこのカセットエジェクト動作が、停止モード時
以外のモード時、即ち再生モード、記録モード、ポーズ
モード、早送りモード、巻戻しモード中等において不測
に行なわれた時には、テープ14及びテープ走行駆動系
等が一瞬にして損傷されることになり、このような不祥
事態は絶対に避けなければならない。
ところで停止モード以外の総てのモードでは前述したよ
うに巻取り側リール台80aのブレーキが解除されてお
り、ブレーキレバー158aが第30図鎖線の如く反時
計方向に回転されている。
これによりそのブレーキレバー158aのアーム部16
0aによって一方のピン268が押上げられ、変換レバ
ー266が第30図鎖線の如く時計方向に回転され〜か
つ他方のピン269でスライダー258の上端258a
が押され、このスライダー258が第28図鎖線の如く
戻しバネ262に抗して下降された位置に保持されでい
る。
しかしてこのスライダー258の下降により、切欠き2
64がエジェクトレバー44のストッパー片255の下
方に偏倚され、このスライダー258のその切欠き26
4の上辺部前面258bがそのストッパー片255の後
部に下降された状態になっている。
従ってこの状態でエジェクト釦8を押そうとしても、ス
トッパー片255が上記上辺部前面258bに衝突して
、エジェクトレバー44を後方にスライドさせることが
出来ず、前述したカセット9のエジェクトを行なうこと
が出来ない。
故に本テープデツキでは停止モード以外の総てのモード
(再生モード、記録モード、ポーズモード、早送りモー
ド、巻戻しモード等)においでは、カセット9のエジェ
クトを未然に防止しでいる。
なお、他方のストッパー片256がスライダー258の
背面258cに当接することで、エジェクトレバー44
の前方側への抜は止めがなされでいる。
次に第32図〜第39図によって前記ホルダー2の前記
前蓋27の取付は装置を説明する。
第32図〜第34図は上記前蓋27を示したものであり
、横長状の長方形状をなす蓋枠272の内側にはガラス
板等の透明板273が固着されている。
また蓋枠272の左右両端部272a。272bの背面
側には左右一対の側板274a。
274bが一体的に成形されている。
そして蓋枠272の左右両端部272a、272bの背
面で、上方側に偏倚した位置には逆り字状の係止爪27
5a、275bが一体的に成形されている。
また上記両側板274a、274bの内側下端位置には
下端が開放された左右一対のガイド溝296a、296
bが成形されており、かつこれらガイド溝276a、2
76bの上端部には、これらの溝底面より更に窒んだ左
右一対の係止部277a、277bが成形されている。
なお両ガイド溝276a、276bの溝底面はテーパー
面278a、278bに構成されている。
一方策35図に示されるようにホルダー2側には前記左
右一対の側板28a、28bの前面側にこれから内側に
向けて折曲げられた左右一対の折曲部282a、282
bが一体的に成形されている。
そしてこれら両折曲部282a、282bの1背面側に
は合成樹脂成形品からなる前記前蓋21の左右一対の挿
入ガイド283a、283bが固着されている。
またこれら両挿入ガイド283a、283bの下端側の
左右両側部には左右一対の係止爪284a。
284bが一体的に成形されている。
なおこれら両。係止爪284a、284bにはこれらの
付根部285a、285bを支点として左右方向の弾性
が附与されており、かつこれら両係止爪284a。
284bは両側板28a、28bと折曲部282a。
282bとの折面げ角部に成形された左右一対の切欠き
286a、286bを挿通して左右両側方に突出されて
いる。
また両折曲部282a、282bの上端には係止片2B
7a、287bが一体的に成形されている。
更に上記両挿入ガイド283a。283bの前面側には
前記前蓋27の両係止爪275a、275bの挿入用凹
所288a、288bが成形されている。
更にまた上記両係止片287a。287bより若干下方
に偏倚した位置の内側には上記両挿入ガイド283a、
283bに左右一対の半円形状部289a、289bが
一体的に成形されている。
なお前記両カセット押えバネ46は実際には上記両挿入
ガイド283a、283bの背面に固着されている。
しかして前蓋27は第36図〜第38図に示されるよう
にしてホルダー2に着脱自在に取付けられている。
即ち前蓋27の背面を両挿入ガイド283a。
283bの前面に密着して、両係止爪275a。
275bを両凹所288a、288b内に挿入した状態
で、この前蓋27を両挿入ガイド283a。
283bの前面に沿って下方側にスライドさせる。
これにより両係止爪275a、275b内に両係止片2
87a、287bが相対的に挿入されると同時に、両係
止爪284a、284bが両方イド溝276a、276
b内に挿入される。
なおこの時雨係止爪284a、284bは両ガイド溝2
76a、276bのテーパー面278a。
278bによって案内されて、これらの弾性に抗して第
28図鎖線の如く若干内側に撓ませられながら挿入され
、そして両係止片287a。
287bが両係止爪275a、275bの上端に当接し
て、前蓋27がホルダー2に対して位置規制された瞬間
に、これら両係止爪284a、284bがこれらの弾性
によって外側に広がって両係止部277a、277b内
に係合される。
以上により前蓋27がホルダー2に固定される。
なお前蓋27をホルダー2から取外す際には、上述した
動作の逆に前蓋27を上方に少し強く引き上げれば、両
係止爪275a、275bが両係止部277a、277
b内から外れ、この前蓋27を斜め上方に簡単に抜き取
ることが出来る。
以上のように本テープデツキにおいてはホルダー2の前
蓋27を極めて簡単に取り外しすることが出来る。
しかして前蓋27を取外した状態では、ホルダー2は前
記カセット受29と、左右両側板28a。
28bによって構成された上向き開放状のコ字状枠体だ
けとなり、中央部には大きな空間が形成される。
この結果この空間を通してキャビネット1の前記開口1
7からカセット装着前を極めて楽に覗き込むことが可能
となり、例えば前記両ヘッド63゜64やキャプスタン
66の掃除や、その他力セット装着部の修理、点検等を
極めて容易に行なうことが出来るのである。
次に第12図及び第40図によって誤消去防止検出機構
を説明する。
前記シャーシ31の前面側で第12図右側下端部分には
誤消去防止検出レバー(以下単に検出レバーと記載)2
93が配されている。
この検出レバー293は支点ピン294を介して回動自
在に枢支されている。
この検出レバー293には前述したカセット9の両誤消
去防止片30a、30bのうち何れか一方を検出する為
の検出アーム部295と、スイッチ作動アーム部296
とが上下に互いに一体的に成形されている。
そして検出アーム部295の先端295aは前述したホ
ルダー2によるカセット9の装着空間部の下部位置に延
出され〜、またスイッチ作動アーム296の先端296
aは上方に延出されている。
なおこの検出レバー293はこれとシャーシ31に設け
られたバネ受297との間に張設された引張バネからな
る戻しバネ298によって第40図時計方向に回動附勢
されている。
またこの検出レバー293はシャーシ31に設けられた
ストッパー299によって上記時計方向の回動を規制さ
れている。
一方上記スイッチ作動アーム部296の上方位置でシャ
ーシ31の前面にはマイクロスイッチからなる誤消去防
止検出スイッチS2が取付けられている。
そして上記アーム部296の先端296aが上記検出ス
イッチS2アクチユエーター301を抑圧動作するよう
に構成されている。
なお上記アーム部296の先端296aのスイッチ抑圧
面303は前記支点ピン294を中心とした円弧面に構
成され〜かつその円弧方向に所定の長さく11o)を有
している。
但しこのスイッチ押圧面303の前端はテーパー面30
4に!続されている。
そして上記アクチュエーター301の先端301aは上
記スイッチ抑圧面303の円弧状軌跡(/1A)の内側
に突出されている。
以上の如き誤消去防止機構によれば、カセット装着前に
おいては第40図実線の如く検出レバー293が復動さ
れていて、この時検出スイッチs1はオフ状態となって
いる。
そして前述したようにホルダー2によってカセット9が
所定位置に装着された時、第40図の如く検出レバー2
93の検出アーム部295の先端295aが、カセット
9の一方の誤消去防止片、例えば30aの端面30a′
によって押され、この検出レバー293が戻しバネ29
8に抗して鎖線の如く反時計方向に回動される。
この時アクチュエーター301の先端301aがスイッ
チ作動アーム部296のテーパー面304にで案内され
てスイッチ押圧面303上に相対的に押上げられて、こ
のアクチュエーター303が鎖線の如くストローク81
0外押されて、検出スイッチS2がオン状態に切換えら
れる。
以上により誤消去防止片30aの検出動作がなされるの
であり、検出スイッチS2がオン状態になったことで、
前述した記録(録音)が可能になる。
一方カセット9内のテープ14を誤消去してはいけない
時は、誤消去防止片30aがカセット9内に押し込めら
れることになり、このようになされたカセット9が装着
された時にはその誤消去防止片30aが検出レバー29
3に当接しない。
従ってこの時には、カセット9が装着されても検出レバ
ー293は同等動作せず、検出スイッチS2がオフ状態
を保持する為、前述した記録を行なうことが出来ないよ
うになっている。
しかして上記検出レバー293のスイッチ押圧面303
が支点ピン294を中心とした円弧面に構成され、かつ
その円弧方向に所定の長さ4oを有しているから、上記
誤消去防止力30aの検出時に、検出レバー293が第
40図鎖線の位置に対して前後方向に少々位置ずれを起
こしたとしても、この検出レバー293によるアクチュ
エーター301の押圧動作には何等の変化も生じない。
従って上記位置ずれが生じたとしてもアクチュエーター
301は常に正しいストロークStO分正確に押される
ことになり、検出スイッチS2のオン。
オフ切換え動作を常に正確に行なうことが出来る。
即ち例えばカセット9の装着時に、カセット9が正規の
位置から多少浮上ったり、或いはカセット9の下面に対
する誤消去防止片30aの位置が多少ずれていたり、更
には検出レバー293の製作誤差や検出レバー293及
び検出スイッチS2の取付は位置の誤差等によって、誤
消去防止片検出状態で、アクチュエーター301に対す
る検出レバー243の相対的位置が設計値に比べて往々
にして位置ずれを起こし易いのであるが、この位置ずれ
によっても本チーブチツキでは誤消去防止検出を常に正
しく行なえるのである。
次に上述した本チーブチツキにおけるシステムコントロ
ール回路を第41図にもとづき説明する。
なおスイッチSIOは前述した記録釦3が押された瞬間
にオン状態になり、押されていない場合にはオフ状態と
なるように構成されている。
以下同様にスイッチS11はポーズ釦10が、スイッチ
S12は早送り釦4が、スイッチStaは再生釦5が、
スイッチS14は停止釦6が、スイッチS15は巻戻し
釦7が夫々押された瞬間にオン状態となり、押されてい
ない場合には夫々オフ状態となるように構成されている
次いで回路構成について述べれば、各スイッチS0°〜
815が押されたことを記憶して信号レベル“1”の信
号が得られるように構成された集積回路ICと、前記各
スイッチsto”stsの何れかが押されたことを表示
する表示回路PLと、前記各スイッチS10”S15の
何れかが押されたことにもとづき各モードを選択するた
めのプランジャー駆4動回路Pvと、テープ駆動用モー
タ84を制御するための制御回路MCとによって構成さ
れている。
次いで各スイッチ811〜815の回路構成について述
べると、各スイッチ8□1〜815の夫々の一端はアー
スラインEに接続され、これらの他端は夫々集積回路I
Cの各入力端子11yI2.13yI4tI5に接続さ
れている。
そしてスイッチSllがオン状態に切換えられた瞬間に
は、入力端子■1が接地され、以下入力端子12〜■、
と、これらに対応して接続された各スイッチ81□〜S
1jとは同様に構成されている。
なおスイッチSIOの一端はダイオードD7.D2のア
ノードに接続され、このダイオードD1のカソードはス
イッチ813の一端に接続されている。
またダイオードD2のカソード°は微分回路T、及びダ
イオードD3を介してフリップフロップ回路FFの入力
端子に接続されている。
なおスイッチS0°の他端もフリップフロップ回路FF
の入力端子に接続され、このスイッチ810がオン状態
に切換えられたとき、フリップフロップ回路FFをセッ
ト又はリセット状態にする。
またダイオードD4はスイッチ814がオン状態に切換
えられたとき、フリップフロップ回路FFをリセット状
態に切換えるためのものであり、このフリップフロップ
回路FFの回路構成については説明を省略する。
一方、集積回路ICの出力端子01はアースラインEに
接地され、他の出力端子02t03to4.o、、o6
.o7からは、各スイッチ811〜81Hの何れかがオ
ン状態のとき信号レベル″1”の信号が得られるように
なっている。
そしてこのレベル”l”の信号は、集積回路ICがリセ
ットされない限り継続して得られるようになっている。
次に表示回路PLの回路構成を説明する。
トランジスタTR1は、再致モードを表示する表示ラン
プPL1を点灯させるためのものであり、そのエミッタ
は接地されコレクタは表示ランプPL1を介して十B電
源ラインに接続されている。
そしてベースはバイアス抵抗R2を介して接地されると
共に、抵抗R1を介して、集積回路ICの出力端子O6
に接続され、この出力端子O6の信号レベノイぜ1”に
なったとき表示ランプPL、が点灯されるようになって
いる。
トランジスタTR2は1巻戻しモードを表示する表示ラ
ンプPL2を点灯させるためのものであり、ベースは抵
抗R3を介して集積回路ICの出力端子04に接続され
、この出力端子O6の信号レベル力じ1”になったとき
表示ランプPL2が点灯されるようになっている。
トランジスタTR3は、早送りモードを表示するための
表示ランプPL3を点灯させるためのものであり、ベー
スは抵抗R6を介して集積回路ICの出力端子03に接
続され、この出力端子0、の信号レベル力じ1”になっ
たとき表示ランプPL3が点灯されるようになっている
トランジスタTR4は、出力端子04,07及びフリッ
プフロップ回路FFの出力信号にもとづきモータ84を
オン・オフ制御するものである。
トランジスタTR,のエミッタは接地されコレクタは負
荷抵抗R0を介して十B電源ラインに接地されると共に
、スイッチングトランジスタTR30のベースに接続さ
れているため、このトランジスタTR4がオン・オフ状
態となることによリトランジスタTR30を介してモー
タ84が制御されるようになっている。
なおトランジスタTR4のベースはバイアス抵抗R8を
介して接地されると共に、抵抗R7を介して並列接続さ
れた抵抗R20pR21tR22の夫々の一端に接続さ
れている。
そして抵抗R20の一端は出力端子07に接続され、抵
抗R21の一端は出力端子06と抵抗R23の一端。
及び抵抗R28を介してフリップフロップ回路FFの一
端とトランジスタTR23のベース回路とに接続されて
いる。
また抵抗R22の一端は夫々抵抗R13jR18の一端
とフリップフロップ回路FFの出力端子及びトランジス
タTR23のベース回路j接続されているため、前記出
力端子06,07の出力信号はいづれもこの抵抗R22
を介してトランジスタTR6,TR1o、TR23に供
給されるようになっている。
トランジスタTR5は、ポーズモードを表示する表示ラ
ンプPL4を点灯させると共に、プランジャー198を
制御するためのものである。
そしてエミッタは接地され、コレクタにはダイオード。
DIOのカソードが接続されると共に表示ランプPL4
を介して十B電源ラインに接続されている。
そしてベースはバイアス抵抗R12を介して接地される
と共に、直列接続された抵抗R11tRIOを介して出
力端子02に接続され、その出力信号にもシとづきオン
・オフ状態にされるようになっている。
また前記抵抗R11,Rloの中間はダイオードDll
を介してトランジスタTR7のコレクタに接続され、と
のTR7がオン状態のとき出力端子02の信号をキャン
セルするようになっている。
なお前記ダイオードD、。
めアノードは、並列接続された抵抗R23yR24pR
25の夫々の一端に接続され、トランジスタTR,がオ
ン状態のとき出力端子03.06の信号をキャンセルす
るようになっている。
なお抵抗R25の一端はトランジスタTR20゜のベー
スに接続されトランジスタTR5のオン・オフによって
プランジャー198を駆動するようになっている。
またトランジスタTR6は、記録モードを表示する表示
ランプRL、を点灯するためのものであり、そのエミッ
タは接地され、ベースはバイアス抵抗R14を介して接
地されやと共に抵抗R13を介してベース電流を供給さ
れるようになっている。
トランジスタTR7は、早送りモード又は巻戻しモード
の場合にオン状態となり、このときポーズモードに切換
えられないようにするためのものである。
トランジスタTR7のエミッタは接地さコレクタはダイ
オードDllのカソードに接続されると共に、負荷抵抗
R17を介して十B電源ラインに接続されている。
またベースは抵抗R16を介して接地されると共に、抵
抗R15を介して並列に接続された抵抗R27,R27
の夫々の一端に接続され、出力端子03,04のいづれ
か一方からレベル″1”の信号が得られたときトランジ
スタTR7をオン状態にするよう構成されでいる。
次にプランジャー駆動回路Pvについて説明する。
トランジスタTR1o及びトランジスタTR11は、プ
ランジャー197を駆動させるためのものであり、トラ
ンジスタTR1oのベースはバイアス抵抗R19を介し
て接地されると共に、抵抗R18の一端に接続されてい
る。
そしてこれらトランジスタTR1otTR11は、夫々
再生モードの場合とフリップフロップ回路FFから出力
信号が得られた場合にオンとなり、プランジャー197
が駆動されるようになっている。
トランジスタTR1oのエミッタはトランジスタTR1
,のベースに接続され、そのコレクタは、負荷抵抗R3
0及び遅延用のコンデンサC1と、結合コンデンサC2
の夫々の一端に接続されている。
なおコンデンサC1と抵抗R32とはプランジャー19
7が動作した後、所定時間を遅延させてからプランジャ
ー198,199を駆動させるためのものである。
また抵抗Flt及びR32はトランジスタTR12に所
定のベース電流を供給するためのものであり、コンデン
サC2は負荷抵抗R30の電圧降下分によりトランジス
タTR1°のオン・オフ状態を検出してトランジスタT
R12に供給し、定電圧回路STを動作させるためのも
のである。
なおこの定電圧回路STはプランジャー197及び19
8を高い電圧でオン状態にした後、これよりは低い所定
の電圧を保持するようになっている。
トランジスタTR13のエミッタは並列接続された抵抗
R34pRae。
の一端に接続され、抵抗R34の他端はトランジスりT
Sl、のベースに、抵抗R36の他端はトランジスタT
R22のベースに接続され、トランジスタTR13がオ
ン状態のときこれらトランジスタTR1,及びTR22
をオン状態にするようになっている。
トランジスタTR19はシャント用に設けられたもので
あり、プランジャー197が動作してから所定時間後に
プランジャー198を駆動させるためのものである。
そしてトランジスタTR2゜はトランジスタTR1,に
よってオン・オフ状態に切換えられ、このトランジスタ
TR2oがオン状態になったときトランジスタTR21
を介してプランジャー198を駆動させるようになって
いる。
またトランジスタTR2oのコレクタはコンデンサC3
を介してダイオードD13のアノード及びダイオードD
14のカソードに接続され、このダイオードD13を介
して定電圧回路STを動作させプランジャー198が動
作した後、所定の電圧をかけるようになっている。
なおトランジスタTR22゜TR23及びTR24によ
って構成された回路は、プランジャー197が動作して
から所定時間後にプランジャー199を駆動させるため
のものであり、ダイオードD16は前述したダイオード
Itsと同様に作用するものである。
次にモータ84の駆動回路MCについて説明する。
FGは周波数発電機を示し、その出力信号はサーボ回路
Sを介して1ランジスタTR31のベースに供給され、
このトランジスタTR3,とTR32とによってモータ
84の回転を制御するようになっている。
なおモータ84はスイッチングトランジスタTR3oに
よってオン・オフ制御されるようになっている。
なおPは電源回路を示すものであり、その出力電圧は各
回路に供給されている。
次に回路動作を説明する。
なお本回路において。は第42図に示すような各モード
に切換えることが出来るが、こ\では※印を付したモー
ドについてのみ説明する。
〔再生モード〕
スイッチ813が押されると、出力端子O6からレベル
″1”の出力信号が得られ、トランジスタTR1がオン
状態になって表示ランプPL、が点灯する。
これと同時に微分回路Tを介してフリップフロップ回路
FFに微分信号が供給され、このフリップフロップ回路
FFの出力端子の信号レベ。
ルは1”から”0”になりトランジスタTR4はオフ状
態になる。
これと同時にフリップフロップ回路FFの出力信号はト
ランジスタTR6゜TR10,TR23に供給されるが
、これらのトランジスタはいづれもオフ状態となってい
るため表示ランプPL4は点灯せず、プランジャー19
T。
199はともに動作しない。
しかるに出力端子O6から出力信号が得られてから所定
時間後に、出力端子o6からレベル61”の出力信号が
得られ、トランジスタTR,jTRl。
に供給される。
一方トランジスタTR1oもオン状態となり、これにも
とづきトランジスタTR11もオン状態となってプラン
ジャー197がオン状態になる。
またトランジスタTR1oがオン状態になることにより
、コンデンサc1及び抵抗R32の時定数によって規定
された時間後にトランジスタTR1,がオフ状態となり
、抵抗R23及びR25を介して供給される出力端子0
6からの信号によってトランジスタTR2oがオン状態
になり、プランジャー198がオン状態になる。
即ちスイッチ813をオン状態にすると同時に表示ラン
プPL1が点灯し、所定時間後にプランジャー197が
オン状態となり、更にこれに遅延してプランジャー19
8がオン状態となる。
またこのモードにおいては出力端子04の出力信号のレ
ベルは6o”であるためプランジャー199はオン状態
とはならない。
〔記録モード〕
記録モードにおいてはスイッチS13及びStOがオン
となり、出力端子O6及びこれに遅延して06から出力
信号が得られる。
なお出力端子o5゜06にもとづく回路動作は再生モー
ドと同様であるためその説明を省略する。
但しスイッチ810がオン状態になると、スイッチSI
O、ダイオードD1及びスイッチS13を介してフリッ
プフロップ回路FFがリセットされ、このFFの出力信
号のレベルは1”となり、表示ランプPL、が点灯され
る。
またプランジャー197が動作してから所定時間後にト
ランジスタTR1,のシャフトが解除されて、出力端子
06の出力信号によりプランジャー198が動作する。
更にトランジスタTR22のシャントが解除されること
によってフリップフロップ回路FFの出力信号が抵抗R
49を介してトランジスタTR2,に供給され、この結
果トランジスタTR24がオン状態になってプランジャ
ー199が動作する。
即ち記録モードにおいではプランジャー197が動作し
た後、所定時間後にプランジャー198,199が同時
に動作する。
またトランジスタTR20pTR23がオン状態になる
と、ダイオードDi3tD16を介してトランジスタT
R14をオン状態になり、定電圧回路STが動作して各
プランジャー197,198,199に供給される電源
電圧を所定の電圧値に規定する。
〔ポーズモード〕
先ず再生モード中にスイッチSllが押された場合につ
いて述べると、出力端子02の出力信号が0”から1”
になり、この信号は抵抗R1o。
R11を介してトランジスタTR,に供給され、これに
よりトランジスタTR3がオン状態になる。
このため表示ランプPL4が点灯してポーズ状態に切換
えられたことを表示し、これと同時にダイオードDIO
と抵抗R23tR25を介してトランジスタTR2oに
供給されでいた出力端子06からの出力信号をキャンセ
ルするため、プランジャー198はオン状態からオフ状
態となる。
即ち再生モード中にスイッチ811がオン状態に切換え
られると、表示ランプPL4が点灯し、プランジャー1
98がオフ状態に切換えられる。
次に記録モード中にポーズモードに切換えるには、スイ
ッチS11をオン状態にする。
この結果トランジスタTR5がオン状態になり表示ラン
プRL4が点灯し、ダイオードDIOを介して抵抗R2
3tR24tR25の一端が接地されたようになる。
そしてトランジスタTR2oはオフ状態となりプランジ
ャー198がオン状態からオフ状態に切換えられ、これ
と同時に抵抗R24を介してフリップフロップ回路FF
がリセットされ、トランジスタTR2,がオフ状態とな
りプランジャー199もオン状態からオフ状態に切換え
られる。
即ち記録モード中にスイッチS11がオン状態に切換え
られると、表示ランプPL4が点灯し1両プランジャー
198.199が共にオフ状態に切換えられる。
〔早送りモード〕
スイッチS12をオン状態にすることにより、出力端子
Osの出力レベル力ぜ0”から1”になり、この結果ト
ランジスタTR3がオン状態になって表示ランプPL3
が点灯する。
これと同時に抵抗、R2,、R2,を介してトランジス
タTR2,に信号が供給され、プランジャー198がオ
ン状態となる。
また出力端子03の出力信号によってフリップフロップ
回路FFがセット状態となるためトランジスタTR23
には信号が供給されず、この結果プランジャー199は
オン状態とはならない。
即ち早送りモードにおいては、プランジャー197゜1
99に出力端子0.の信号が供給されないためにこれら
が動作せずプランジャー19Bのみがオン状態となる。
〔巻戻しモード〕
スイッチS15をオン状態にすることにより、出力端子
04の信号レベルが“1”から“1”になり、トランジ
スタTR2がオン状態になって表示ランプPL2が点灯
する。
これとフリップフロップ回路FFがセット状態になるた
め、トランジスタTR2oには信号が供給されずプラン
ジャー198はオン状態とはならない。
またトランジスタTR1oにも信号が供給されないため
プランジャー197もオン状態とはならず、トランジス
タTR23のみがオン状態となってプランジャー199
のみがオン状態に切換えられる。
なおトランジスタTR7がオン状態となるため、ダイオ
ードDllのカソード側が接地され、このとき出力端子
02からレベル”1”の信号が得られてもキャンセルさ
れてポーズ状態とならない。
即ち巻戻しモードにおいてはプランジャー199のみが
オン状態に切換えられることになる。
〔停止モード〕
上述した各モードでスイッチ814をオン状態にすると
、出力端子02〜07までの信号はすべて0”になり、
このためにプランジャー197゜198.199はオフ
状態となり、また各表示ランプも消灯される。
なお出力端子07からは、再生モードでかつポーズモー
ドでないとき、及び早送りモード、巻戻しモードのとき
レベル″1”の信号が得られ、トランジスタTR4をオ
ン状態にする。
この結果、トランジスタTR3oはオフ状態になりモー
タ84は常に回転していることになる。
なお停止モードから直接ポーズモードに切換えられた場
合には、トランジスタTR4に供給される信号がないた
め。
このトランジスタTR,はオフ状態となる。
従ってトランジスタTR8oはオン状態となり、サーボ
回路S■からトランジスタTR31に供給される制御信
号がキャンセルされてモータ84は回転しなくなる。
なおこ\で第42図についての説明を附す。
この第42図中において、PLAYとは再生モードを示
し、以下同様にRECとは記録モード、FFとは早送り
モード、REWとは巻戻しモード、PAUSEとはポー
ズ(一時停止)モード、5TOPとは停止モードを夫々
示している。
以下第42図において、 (1)、既にある釦が押されている時に、再度その釦を
押して変化があるのはポーズ釦のみである。
(2)、早送り釦を押すと前のモードとは無関係に、プ
ランジャー198のみがオン状態になる。
(3入巻戻し釦を押すと前のモードとは無関係に。
プランジャー199のみがオン状態になる。
(4人、再生釦を押すと、ポーズ信号のオン・オフによ
り、 (4−1)、オンのとき再生のポーズモードとなる。
(説明番号、7−18)。(4−2)、オフのとき再生
モードとなる。
(説明番号、1,15)。
(5)、記録釦を押すと前の状態が、 (5−1)、停止モードのとき記録のモニターモードと
なる。
(説明番号、2)。(5−2)、再生、早送り、巻戻し
、再生のポーズの各モードのときは動作せず。
(説明番号、12.23)。
(5−3)、ポーズ信号オン状態のとき、ポーズ信号オ
ン状態のま\記録のモニターモードになる。
(説明番号、8)。(6)、ポーズ釦を押すと前の状態
が、 (6−1)、早送り、巻戻しの各モードのときは動作せ
ず、その他のときはポーズ信号が釦を押す度に反転し、
かつ前の状態により、 (6−1a)、停止モード←→ポーズ信号オン状態。
(6−1b)、記録のモニターモード←→記録のモニタ
ーモードでかつポーズ信号オン状札(6−1c)、再生
モード←→再生のポーズモード。
(6−1a)、記録モード←→記録のポーズモードへの
反転を繰返す。
(説明番号、6,10゜11.14,17,20,22
,25)。
(7)、記録モード及び記録のポーズモードにするには
、再生釦と記録釦とを同時に押す。
(説明番号、3,9,13,16,19,24)。
本発明は、カセット内のテープをカセットの前方に引出
した状態で定速走行させて記録又は再生を行い、またテ
ープをカセット内で高速走行させるように構成して成る
記録再生装置において、(a)、停止位置から作動位置
へ移動することにより、巻取り側リール台のブレーキ機
構を解除すると共に、カセット内のテープをカセットの
前方に引出すテープシフターを駆動せしめる第1のスラ
イダーと、 (b)、停止位置から作動位置へ移動することにより、
供給側リール台のブレーキ機構を解除すると共に、テー
プ定速駆動機構を作動せしめる第2のスライダーと。
(C入、停止位置から作動位置へ移動することにより、
巻取り側J−ル台ど供給側リール台とのブレーキ機構を
同時に解除すると共に、テープ高速駆動機構を作動せし
める第3のスライダーと、(d)、動作状態に切換えら
れると上記第1のスライダーを上記作動位置に移動させ
る第1のプランジャーソレノイドと、 (e入、上記第1のプランジャーソレノイドの動作状態
及び非動作状態に夫々対応して変位されてモード選択レ
バーを上記第2のスライダーと係合する位置又は上記第
3のスライダーと係合する位置に選択的に変換させる変
換機構と、 (f)、動作状態に切換えられると上記変換された上記
モード選択レバーを介して上記第2のスライダー又は上
記第3のスライダーを上記作動位置へ選択的に移動させ
る第2のプランジャーソレノイドと、 を夫々具備し、上記第2のプランジャーソレノイドを動
作状態及び非動作状態に繰返し駆動する際に、予め上記
第1のプランジャーソレノイドが動作状態にある時には
定速走行状態及びポーズ状態が繰返し設定され、また予
め上記第1のプランジャーソレノイドが非動作状態にあ
る時には高速走行状態及び停止状態が繰返し設定される
ように構成して成ることを特徴とする記録再生装置にお
けるモード選択装置である。
従って本発明によれば、第1のプランジャーソレノイド
をカセットからのテープ引出し専用に機能(テープ引出
しの仕事をすると言うこと)させ、この第1のプランジ
ャーソレノイドのオン−オフ状態に応じて第2のプラン
ジャーソレノイドがテープ定速駆動機構と結合されるか
、又はテープ高速駆動機構と結合されるかを選択させる
ようにしたものであり、テープをカセットの前方に引出
す機構と複数のモードを選択する機構とを構造が簡単で
、かつ部品点数も少ない状態で構成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明をテープレコーダに適用した一実施例を示
すものであって、第1図は全体の斜[L。 第2図はカセットの斜視図、第3図はカセットの縦断面
図、第4図は復動位置にあるカセットホルダーにカセッ
トを挿入した時の状態を示した一部切欠正面図、第5図
はカセットが所定位置に装着された時の状態を示した一
部切欠正面図、第6図は第4図V−V線断面図、第7図
は第5図■−■線断面図、第8図は第5図■−■線断面
図、第9図は第4図1(4線拡大断面図、第10図は第
5図X−X線拡大断面図、第11A図〜第11F図はカ
セットの装着動作を説明する説明図、第12図はテープ
走行駆動機構を説明する停止モードでのシャーシを取除
いた状態の正面図、第13図は同上の再生モードでの正
面図、第14図は同上の記録モードでの正面図、第15
図は同上のポーズモードでの正面図、第16図は同上の
早送りモードでの正面図、第17図は同上の巻戻しモー
ドでの正面図、第18A図は録再切換えスイッチ駆動系
の斜視図、第18B図はブレーキ機構部分の斜視図、第
19図はタイムチャート、第20図はモード切換え機構
を説明する停止モード相当時での一部切欠拡大正面図、
第21図は同上のポーズモード時での一部切欠拡大正面
図、第22図は第20図XXI−XXI断面図、第23
図は第20図xxm−xxm線断面図、第24図は第2
0図XX1−Xff線断面図、第25図は同上の誤動作
防止を説明する正面図、第26図は第25図XXV−X
XV線断面図、第27図は同上の一部外窓斜視図、第2
8図はエジェクト防止機構を説明する第5図xxv−X
x■線断面図、第29図は同上の第4図XXf−XXW
線断面図、第30図は第28図XXl−Xff線断面図
、第31図は同上の斜視図、第32図はカセットホルダ
ーの前蓋の正面図、第33図は第32図xxxm−xx
xm線断面図、第34図は第20図XXl−Xff線断
面図、第35図は前蓋を取外したカセットホルダーの正
面図、第36図はカセットホルダーに前蓋を取付けた状
態の正面図、第37図は第36図xxxv−xXXV線
断面図、第38図は第37図xxmv−xxxv線断面
図、第39図はカセットホルダーと前蓋との分解斜視図
、第40図は誤消去防止機構を説明する要部の拡大正面
図、第41図はシステムコントロール回路の回路図であ
り、第42図は各モードにおけるプランジャーの駆動状
況を説明するための図面である。 また図面に用いられている符号において、101゜10
8.109,110,111はスライダー、189.1
90,191はモード選択レバー、197.198,1
99はプランジャーソレノイド、232はスライダー、
241は変換レバーである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カセット内のテープをカセットの前方に引出した状
    態で定速走行させて記録又は再生を行い、二またテープ
    をカセット内で高速走行させるように構成して成る記録
    再生装置において、 (a)停止位置から作動位置へ移動することにより、巻
    取り側リール台のブレーキ機構を解除すると共に、カセ
    ット内のテープをカセットの前方に引出すテープシフタ
    ーを駆動せしめる第1のスライダーと、 (b)停止位置から作動位置へ移動することにより、供
    給側リール台のブレーキ機構を解除すると共に、テープ
    定速駆動機構を作動せしめる第2のスライダーと、 (c)停止位置から作動位置へ移動することにより、巻
    取り側リール台と供給側リール台とのブレーキ機構を同
    時に解除すると共に、テープ高速駆動機構を作動せしめ
    る第3のスライダーと、(d)動作状態に切換えられる
    と上記第1のスライダーを上記作動位置に移動させる第
    1のプランジャーソレノイドと、 (e)上記第1のプランジャーソレノイドの動作状態及
    び非動作状態に夫々対応して変位されてモード選択レバ
    ーを上記第2のスライダーと係合する位置又は上記第3
    のスライダーと係合する位置に選択的に変換させる変換
    機構と、 (f)動作状態に切換えられると上記変換された上記モ
    ード撰択レバーを介して上記第2のスライダー又は上記
    第3のスライダーを上記作動位置へ選択的に移動させる
    第2のプランジャーソレノイドと、 を夫々具備し、上記第2のプランジャーソレノイドを動
    作状態及び非動作状態に繰返し駆動する際に、予め上記
    第1のプランジャーソレノイドが動作状態にある時には
    定速走行状態及びポーズ状態が繰返し設定され、また予
    め上記第1のプランジャーソレノイドが非動作状態にあ
    る時には高速走行状態及び停止状態が繰返し設定される
    ように構成して成ることを特徴とする再録再生装置にお
    けるモード選択装置。
JP51026513A 1976-03-10 1976-03-10 記録再生装置におけるモ−ド選択装置 Expired JPS5811704B2 (ja)

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AT (1) AT355330B (ja)
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CA (1) CA1071758A (ja)
CH (1) CH621014A5 (ja)
DE (1) DE2710538A1 (ja)
ES (1) ES456717A1 (ja)
GB (1) GB1570634A (ja)
IT (1) IT1083712B (ja)
NL (1) NL7702632A (ja)
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AU506383B2 (en) 1979-12-20
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